有価証券報告書-第14期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 13:59
【資料】
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【項目】
119項目
文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日(平成30年6月28日)現在において当社が判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、社員と企業の「革新と成長」を通じ、人と社会と地球環境に貢献することを企業理念とし、電池で培った先進のエネルギー技術で世界のお客様へ快適さと安心をお届けしてまいります。以下の経営の基本方針に従って、経営目標を達成し、企業価値の最大化を目指してまいります。
・GS YUASAは、お客様を第一に考え、お客様から選ばれる会社になります。
・GS YUASAは、品質を重視し、環境と安全に配慮した製品とサービスを提供します。
・GS YUASAは、法令を遵守し、透明性の高い公正な経営を実現します。
(2)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、長年培ってきた電池・電源技術によって、低環境負荷社会、低炭素化社会、防災・減災社会の実現に貢献するため、企業理念に掲げる「革新と成長」の具現化を志し、総力を挙げて次の経営方針を重点的に取り組んでまいります。
①新規事業(リチウムイオン電池)の黒字を確実なものとし、安定的成長軌道へ乗せる
②成長事業(海外事業)のさらなる事業領域の拡大と収益性の向上を図る
③既存事業(自動車電池・産業用電池電源事業)のキャッシュ・フローを拡大・安定化させ、成長投資を行う
エネルギー・デバイス・カンパニー「新生GSユアサ」を目指し、長期的・持続的成長を確固たるものとします。
(3)目標とする経営指標
経営指標としては利益の確保に加え、現金の動きを把握するキャッシュ・フロー経営を重視するとともに、資本効率の観点からROE(自己資本利益率)向上による企業価値の増大に努めてまいります。また、総還元性向について、将来の事業展開や経営環境の変化などを勘案の上、長期安定的な株主の利益を確保することを基本方針として、30%以上を目標とし、安定配当の継続に努めてまいります。
(4)経営環境及び対処すべき課題
当社を取り巻く環境としては、英国のEU離脱による欧州経済の今後、米国のトランプ政権の動向や為替の変動など、世界情勢の先行きが不透明であり、当社の事業運営に対する経済的あるいは安全上のリスクに対し、引き続き注意を払うべき状況にあります。一方、世間の技術動向に目を向けると、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の発展が目覚ましく、自動車、各種産業分野あるいは社会の様相の変化が現実的となり、当社の事業においても製品の用途やニーズ面について影響が現われつつあります。
このような中、平成30年度は当社グループにとって第四次中期経営計画の最終年度となります。また当社の前身である日本電池㈱が昨年、㈱ユアサコーポレーションが本年それぞれ設立100周年に当たる節目の年でもあります。当社は、これまで培った事業基盤を活かし、お客様が期待する価値と品質の提供を続けてまいります。
事業別では、自動車電池事業においては、昨年より海外事業を担う部門との一体化を行ない、製品を軸としてグローバルな対応を推進しており、世界各地のニーズに沿った商品やサービスを迅速に提供出来る仕組みの強化を進めてまいります。また、国内外の最適生産体制の整備とコスト低減を推進しており、一層激化する自動車電池市場へ立ち向かう力を強化してまいります。製品分野でみると、アイドリングストップ車やハイブリッド車など環境対応車向け電池への世界的ニーズが高まってきていることから、当社の強みである技術力を背景に、様々な高付加価値の製品を市場へ展開してまいります。引き続き成長が見込まれる海外市場においては、アジアや新興国におけるニーズの増加および多様化に対し、生産体制の強化あるいは新製品の投入による対応を続けてまいります。
産業電池電源事業においては、国内既存分野であるバックアップ用電源システムなどについては市場規模の拡大見込が難しい環境にあることから、コスト構造の見直しや組織の最適化、IoTやAIを活用した革新的な「モノ・コトづくり」等により、収益性の改善を進めてまいります。一方で、世界的な通信市場を含む各種インフラ向け産業用リチウムイオン電池や、再生可能エネルギー関連設備および機器については、ニーズが高まりがあることから、最適な生産と販売の体制整備を進めてまいります。
リチウムイオン電池事業においては、車載向けニーズの高まりへの対応に加え、各種産業用途のニーズ獲得に向け積極的に提案活動を行なってまいります。また、有人潜水調査船や宇宙分野を含む次世代の製品については市場で採用実績を積み重ねてきておりますが、当社の成長分野として更に育成するべく、基礎技術の研究開発に対しても力を注いでまいります。
当社といたしましては、企業理念に掲げる「革新と成長」のもと、品質重視を事業活動の原点とし、お客様に安心と信頼を提供することを軸に、品質に裏打ちされた競争力のある製品をグローバルに展開することで、これらの重要課題を達成し、今後の更なる成長に向けて全力を傾注してまいります。

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