有価証券報告書-第206期(2022/04/01-2023/03/31)
40.偶発債務
(1)債務保証及び保証類似行為
当社グループは,営業上の取引先及び持分法適用会社等が行なう金融機関等からの借入に対して,債務保証及び保証類似行為を行なっています。
各年度における残高は以下のとおりです。
債務保証(注)
保証類似行為(注)
(注)以下のいずれかに該当する場合には,当社グループの負担額を表示しています。
① 債権者への対抗要件を備えた共同保証等の保証契約で,当社グループの負担額が明示され,かつ,他の保証人の負担能力に関係なく当社グループの負担額が特定されている場合。
② 複数の保証人がいる連帯保証契約で,保証人間の取決め等により,当社グループの負担割合又は負担額が明示され,かつ,他の連帯保証人の負担能力が十分であると判断される場合。
(2)その他
米国における当社の連結子会社であるIHI E&C International Corporation(以下,「IHI E&C」という。)が2016年に受注した北米でのプロセスプラント案件において,工事の遅延が発生しました。本件プロセスプラントは,お客さまへの引き渡しを完了しており,2020年8月26日にお客さまによるLNG出荷設備の商業運転を開始しました。
当社グループとしては,本件遅延はお客さまの事由により生じたものであるとの認識であり,本件遅延に伴い生じた追加費用については,契約に基づいてお客さまに請求し得るものであるとの立場にて交渉を続けてきました。2019年には,お客さまとの契約規定に基づく当事者間協議を行ない,2020年3月と10月には,その次段階としての契約規定に従い,第三者を含めた調停にて誠実に協議を重ねてきました。しかしながら,合意に至ることはなかったため,当社としては,契約規定に基づく当地裁判所における裁判手続きに本件紛争解決を付託せざるを得ない段階に至ったものと判断しました。その結果,2020年12月4日付にて,お客さまに対して,主として契約違反の事由に基づく請負金増額請求として約227百万米ドル(1米ドル=133.41円換算で約303億円)の支払いを請求する訴えを当地裁判所に提起しています。一方で,上述の当事者間協議の段階においては,IHI E&Cは,2019年12月4日に,納期遅延に関して契約が定める予定損害賠償額として,117百万米ドル(1米ドル=133.41円換算で約156億円)の請求書をお客さまから受領しています(以下,「当該請求額」という。)。ただし,現在継続している裁判において,現段階では,お客さまからIHI E&Cに対する具体的な請求金額は,明らかにされていません。現時点において,当社グループの財政状態及び経営成績に対する影響を合理的に見積もることは困難であることから,当該請求額に関わる事象による影響は,連結財務諸表には反映されていません。
なお,本訴訟の結果を現時点で予測することは不可能であり,これらに係る詳細な開示は,本訴訟の展開に重要な影響を及ぼす可能性があるため,行なっていません。
(1)債務保証及び保証類似行為
当社グループは,営業上の取引先及び持分法適用会社等が行なう金融機関等からの借入に対して,債務保証及び保証類似行為を行なっています。
各年度における残高は以下のとおりです。
債務保証(注)
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2022年3月31日) | 当連結会計年度 (2023年3月31日) | |
| IHI Investment for Aero Engine Leasing LLC | 8,269 | 8,902 |
| (一財)日本航空機エンジン協会 | 4,180 | 3,910 |
| 日本エアロフォージ㈱ | 236 | 177 |
| 従業員の住宅賃金等借入保証 | 186 | 185 |
| 八千代5ロジスティック特定目的会社 | 33 | ― |
| 合計 | 12,904 | 13,174 |
保証類似行為(注)
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2022年3月31日) | 当連結会計年度 (2023年3月31日) | |
| 従業員の住宅資金等借入保証 | 3,062 | 2,629 |
| 合計 | 3,062 | 2,629 |
(注)以下のいずれかに該当する場合には,当社グループの負担額を表示しています。
① 債権者への対抗要件を備えた共同保証等の保証契約で,当社グループの負担額が明示され,かつ,他の保証人の負担能力に関係なく当社グループの負担額が特定されている場合。
② 複数の保証人がいる連帯保証契約で,保証人間の取決め等により,当社グループの負担割合又は負担額が明示され,かつ,他の連帯保証人の負担能力が十分であると判断される場合。
(2)その他
米国における当社の連結子会社であるIHI E&C International Corporation(以下,「IHI E&C」という。)が2016年に受注した北米でのプロセスプラント案件において,工事の遅延が発生しました。本件プロセスプラントは,お客さまへの引き渡しを完了しており,2020年8月26日にお客さまによるLNG出荷設備の商業運転を開始しました。
当社グループとしては,本件遅延はお客さまの事由により生じたものであるとの認識であり,本件遅延に伴い生じた追加費用については,契約に基づいてお客さまに請求し得るものであるとの立場にて交渉を続けてきました。2019年には,お客さまとの契約規定に基づく当事者間協議を行ない,2020年3月と10月には,その次段階としての契約規定に従い,第三者を含めた調停にて誠実に協議を重ねてきました。しかしながら,合意に至ることはなかったため,当社としては,契約規定に基づく当地裁判所における裁判手続きに本件紛争解決を付託せざるを得ない段階に至ったものと判断しました。その結果,2020年12月4日付にて,お客さまに対して,主として契約違反の事由に基づく請負金増額請求として約227百万米ドル(1米ドル=133.41円換算で約303億円)の支払いを請求する訴えを当地裁判所に提起しています。一方で,上述の当事者間協議の段階においては,IHI E&Cは,2019年12月4日に,納期遅延に関して契約が定める予定損害賠償額として,117百万米ドル(1米ドル=133.41円換算で約156億円)の請求書をお客さまから受領しています(以下,「当該請求額」という。)。ただし,現在継続している裁判において,現段階では,お客さまからIHI E&Cに対する具体的な請求金額は,明らかにされていません。現時点において,当社グループの財政状態及び経営成績に対する影響を合理的に見積もることは困難であることから,当該請求額に関わる事象による影響は,連結財務諸表には反映されていません。
なお,本訴訟の結果を現時点で予測することは不可能であり,これらに係る詳細な開示は,本訴訟の展開に重要な影響を及ぼす可能性があるため,行なっていません。