有価証券報告書-第103期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/23 13:03
【資料】
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【項目】
164項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
(ⅰ) 監査役会の組織・人員
(1)当社は監査役会設置会社であり、有価証券報告書提出日(2025年6月23日)現在、常勤監査役4名(うち社外監査役2名)と非常勤社外監査役1名の計5名で構成されています。
また、監査役会の直下に監査役室を設置し、監査役の職務の遂行を補助するため、専任スタッフを1名配置しています。
(2)監査役会は監査役会規程に則って運営され、期初に策定する監査方針・監査年間計画及び役割分担に基づき取締役会その他重要な会議に出席すると共に、各事業への往査により取締役の職務執行状況を監査しております。また常勤監査役は、主要な子会社の非常勤監査役を兼務し、各社の業務執行状況の監査を行っております。
(ⅱ) 監査役会の活動状況
(1)当事業年度において当社は定例監査役会を原則毎月1回開催し、適宜必要に応じて臨時監査役会を開催しています。
(2)当事業年度に開催した監査役会は合計22回であり、個々の監査役の出席状況については、次のとおりです。
氏名開催回数出席回数出席率
國原 修2222100%
田中 順一2222100%
相楽 昌彦2222100%
根本 一雄1414100%
渡辺 淳子2222100%

(注)根本一雄氏についての監査役会開催・出席回数については、2024年6月25日就任以降に
開催された監査役会を対象としております。
(3)当事業年度の監査役会の具体的な検討内容は以下のとおりです。
決議事項12件 :会計監査人再任、会計監査人の監査報酬に対する同意、監査役会監査報告書、監査方針及び重点監査項目・職務分担の決定、監査役関連規程の改定等
報告事項33件:業務執行確認書の確認、監査役月次活動状況等
審議・協議事項28件:取締役会決議事項の意見交換、監査方針案、代表取締役との意見交換会について等
これらに加え、監査役会では内部統制システムの有効性確認、会計監査人の監査の相当性確認、会計監査人の評価について議論しています。
(4)監査役の主な活動状況は以下のとおりです。
A) カヤバ重要会議への出席(株主総会、取締役会、執行役員会、経営報告会)
B) コンプライアンス委員会、リスク管理委員会への出席
C) 代表取締役、社外取締役との意見交換
D) 内部統制部、監査部(内部監査部門)との連携
E) カヤバグループ監査役連絡会の開催・運営
F) 担当子会社の重要会議への出席・監査報告の提出
G) 重要な決裁書類等の閲覧
H) 往査(各事業部、工場、機能本部、国内外子会社、国内外関連会社)
Ⅰ) 会計監査人からの報告聴取(四半期レビュー、監査結果報告)
J) 取締役、執行役員、従業員からの情報収集
K) 事業報告、有価証券報告書の確認
L) 自己啓蒙(日本監査役協会研修会・講習会等への参加)
なお、当社は、2025年6月24日に定時株主総会の開催を予定しております。定時株主総会以後の監査役会は常勤監査役3名(うち社外監査役1名)と非常勤監査役1名で構成されることになります。
② 内部監査の状況
当社の監査部門は、本社監査部(部員10名)および海外統轄会社(ドイツ、中国)に設置されており、財務報告に係る内部統制(J-SOX)を含めた内部統制システムの整備・運用状況に関する監査を実施しております。内部監査は社内規程に基づき実施しており、本社監査部と海外統轄会社で担当地域を分けて実施することでグローバルな監査体制としております。(海外統轄会社の監査部門は各地域の傘下会社の監査を実施し、それ以外の地域を本社監査部が監査を行う体制)また、J-SOX評価に関しましても、社内規程に基づき、カヤバグループの財務報告に関する内部統制の適切性評価を行っております。会計監査人である太陽有限責任監査法人とは連絡会等を通じた情報交換を行うなど、実効的なJ-SOX評価の実施を図っております。
内部監査の結果は、取締役会へ報告すると共に、適宜、監査役及び監査役会とも情報共有しつつ連携を図っております。監査で発見された指摘事項は被監査部署に対し改善対応を求め、対応完了までフォローアップを行うことで内部統制システムの向上に努めております。
③ 会計監査の状況
(ⅰ) 監査法人の名称
太陽有限責任監査法人
(ⅱ) 継続監査期間
3年間
(ⅲ) 業務を執行した公認会計士の氏名
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 新井 達哉
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 中野 秀俊
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 今川 義弘
(ⅳ) 監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士10名、その他28名であります。
(ⅴ) 監査法人の選定方針と理由
当社は、会計監査人の選定については、当社監査役会が公益社団法人日本監査役協会「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づき基準を作成し、会計監査人の職務遂行状況、監査体制、独立性及び専門性などを総合的に評価し、会計監査人の選定(選任・再任)の議案内容を決定しています。
なお、太陽有限責任監査法人は、2023年12月26日付で、金融庁から契約の新規の締結に関する業務の停止3か月(2024年1月1日から同年3月31日まで)の処分を受けました。
(ⅵ) 監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社は、会計監査人の評価については、当社監査役会が公益社団法人日本監査役協会「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づき会計監査人にヒアリング、評価するとともに当社関係部署から会計監査人の活動実態等に関して聴取し評価を行い、当事業年度において会計監査人の職務遂行状況、監査体制、独立性及び専門性などについて適切であると判断しています。
④ 監査報酬の内容等
(ⅰ) 監査公認会計士等に対する報酬の内容
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社123-130-
連結子会社11-11-
135-141-

監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
(ⅱ) 監査公認会計士等と同一のネットワーク(Grant Thornton)に対する報酬((ⅰ)を除く)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社----
連結子会社123113
123113

非監査業務の内容は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
連結子会社における非監査業務の内容は税務に関する支援業務等であります。
(当連結会計年度)
連結子会社における非監査業務の内容は税務に関する支援業務等であります。
(ⅲ) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
(ⅳ) 監査報酬の決定方針
該当事項はありませんが、規模・特性・監査日数等を勘案し、監査役会の同意を受けた上で定めております。
(ⅴ) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社監査役会は、役員、社内関係部署および会計監査人から必要な資料を入手し報告を受けた他、前連結会計年度の監査計画・監査の遂行状況、当該期の報酬見積りの相当性を確認した結果、会計監査人の報酬等について、監査品質を維持向上していくために合理的な水準であると判断し、会社法第399条第1項及び第2項の同意を行っております。