有価証券報告書-第119期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
有報資料
(1)経営の基本方針
当社グループは、経営理念として、以下の2つを掲げております。
①すぐれた熱交換器を提供し、培った技術とサービスで社会の進歩と環境に貢献する。
②会社の永続的発展と顧客、株主、従業員、取引先、地域社会の幸福を追求する。
この経営理念を、具体化させるものとして、当社グループは、2018年度よりスタートした第11次中期経営計画『T.RAD-11(2021年度までの4年)』に基づき、「熱エネルギー変換技術とサービスで地球環境と持続可能な社会に貢献する会社」を目指し、以下5つの企業ビジョンをベースに基本戦略を策定し推進しております。

(2)経営環境及び対処すべき課題
昨今の経済状況は、新型コロナウイルス感染症の拡大、それに伴う世界的な経済活動の停滞により、不安定な状況となっております。また、この状況の急速で世界的な広がりは、人類は一つの地球の中で互いに繋がりあって生活している事を実感させ、「持続可能な開発目標(SDGs)」、パリ協定の環境目標の重要さを改めて実感させる出来事ととらえております。
このような状況下、当社グループは、以下の通り、事業展開の方向性を定め、電動化対応、米国子会社の収益改善、生産拠点再編成、ものづくり改革、働き方改革、新型コロナ感染への対応、株主価値の向上を重要課題と位置づけています。
①事業展開の方向性
以下、4つの事業展開の方向性に基づき、資源を重点的に配分し、メリハリのある戦略投資及び研究開発を行ってまいります。
●熱交換器専門メーカーとしての進化と深化
世界全体としてカーボンニュートラルへの取組みが加速しております。
カーボンニュートラルを実現する為には、多様なパワープラントが共存する社会が予測されます。
二酸化炭素を排出しない自動車としても、電気自動車、燃料電池車、水素エンジン車、e-fuel(カーボンニュートラル合成燃料)エンジン車など、様々なパワープラントが開発されており熱交換器の需要は増加します。
エネルギーを使用する限り熱は必ず発生しますので、当社は熱交換器専門メーカーとして、カーボンニュートラル時代のパワープラントに必要とされる熱交換器を開発・製造し、世界一多様な熱交換器を提供することで持続可能な社会に貢献する会社を目指してまいります。

●新分野・異業種開拓
当社の強みを生かし、世界一多様な熱交換器を開発・生産できるメーカーを目指してまいります。
●新たな熱エネルギー変換技術・ビジネスへの挑戦
捨てている熱を電気に変換する熱電変換技術など「技術のT.RAD」として成長・発展を目指してまいります。
●新規ビジネス創出~「製造業×IT」への挑戦
ティラドがものづくりの会社として永年培った技術・ノウハウをITソリューションとして将来、他社に提供できるように全社のデジタル化を推進してまいります。
IT部門の人材採用・育成、パートナー企業との連携も進み合弁会社を設立した目的を一定程度達成でき、積極的な投資を行うため、2020年10月に「株式会社ティラドコネクト」を完全子会社化いたしました。
【戦略投資と研究開発】
事業展開の方向性に基づき、資源を重点的に配分し、メリハリのある戦略投資及び研究開発を実施してまいります。

②電動化対応
電動車ビジネス開拓のためEV推進室新設
自動車部品を取り巻く環境の急激な変化に対応し競争に勝ち抜き生き残るため、当社は電動車ビジネスを将来に向けた重要な成長戦略として位置付け、当ビジネスにおいて最大スケールかつ活発な動きがある中国に新組織を設立いたしました。EVに精通し、その場で判断できる専門人材を配置することでお客様からのニーズへの対応力強化とさらなるビジネス機会の獲得に努めます。

③米国子会社の収益改善
2020年度、米国子会社(T.RAD North America,Inc.)は、アルミ製品製造・販売部門の固定資産について、将来のキャッシュ・フローにより、回収不能な金額について減損損失を計上いたしました。
2021年度は、売上がコロナ感染拡大前の水準に回復することに加え、製品構成の変動及び国内マザー工場の生産活動支援強化による生産性改善が見込まれることから、黒字化する予想となっております。
当該事業については、今後も継続的な受注増加が見込まれるため、当社グループの最重要課題として、生産性・投資効率の向上による収益改善に取り組んでまいります。また、在庫管理を適正に行うためティラド・リソースマネジメント・システム(TERRA:T.RADEnterprise Radical Resource and Asset management system)の導入に現在、取り組み中です。
④生産拠点再編成
全社一体となって原価低減活動による原価の作込み、材料・部品を含めた現地調達化と内製化によるグローバル生産再構築及び地産地消のさらなる推進を図ります。
生産ラインのコンパクト化、工場間の物流をなくす工場内完結化を推進するとともに工場全体の再構築を進めながら、 最適生産配分、外部倉庫の取込みにより、さらなる経費削減を図ります。
ITノウハウを積極活用し、生産可視化(IoT)及び自動化により、生産性向上、ゼロ災害・品質向上、及び原価低減を推進してまいります。
⑤ものづくり改革
製品開発部門と生産技術センターを一体化
製品設計とものづくりをスピーディーに推進できる開発体制を構築し、顧客ニーズを迅速に把握、商品化サイクルの短縮、及びより革新的なダントツ製品・ダントツラインの開発を図ります。

⑥働き方改革
2020年に人事制度改革を行い、頑張った人・成果を出した人が報われる、公平性と納得性を高めた新しい人事評価制度をスタートするとともに、「ティラドコネクトのITノウハウ」活用により、業務のさらなる効率化、働き方改革を推進してまいります。

⑦新型コロナ感染への対応
リモートでの海外支援体制の確立及び全社でのデジタル化(IT活用)推進により、間接部門の残業時間ゼロを実現するとともに旅費、交通費等の固定費を大幅に削減し、限界利益率の向上を図ります。

⑧株主価値の向上
財務の健全性に配慮し、成長投資と株主還元のバランスを重視した資本政策を実施してまいります。

当社グループは、経営理念として、以下の2つを掲げております。
①すぐれた熱交換器を提供し、培った技術とサービスで社会の進歩と環境に貢献する。
②会社の永続的発展と顧客、株主、従業員、取引先、地域社会の幸福を追求する。
この経営理念を、具体化させるものとして、当社グループは、2018年度よりスタートした第11次中期経営計画『T.RAD-11(2021年度までの4年)』に基づき、「熱エネルギー変換技術とサービスで地球環境と持続可能な社会に貢献する会社」を目指し、以下5つの企業ビジョンをベースに基本戦略を策定し推進しております。

(2)経営環境及び対処すべき課題
昨今の経済状況は、新型コロナウイルス感染症の拡大、それに伴う世界的な経済活動の停滞により、不安定な状況となっております。また、この状況の急速で世界的な広がりは、人類は一つの地球の中で互いに繋がりあって生活している事を実感させ、「持続可能な開発目標(SDGs)」、パリ協定の環境目標の重要さを改めて実感させる出来事ととらえております。
このような状況下、当社グループは、以下の通り、事業展開の方向性を定め、電動化対応、米国子会社の収益改善、生産拠点再編成、ものづくり改革、働き方改革、新型コロナ感染への対応、株主価値の向上を重要課題と位置づけています。
①事業展開の方向性
以下、4つの事業展開の方向性に基づき、資源を重点的に配分し、メリハリのある戦略投資及び研究開発を行ってまいります。
●熱交換器専門メーカーとしての進化と深化
世界全体としてカーボンニュートラルへの取組みが加速しております。
カーボンニュートラルを実現する為には、多様なパワープラントが共存する社会が予測されます。
二酸化炭素を排出しない自動車としても、電気自動車、燃料電池車、水素エンジン車、e-fuel(カーボンニュートラル合成燃料)エンジン車など、様々なパワープラントが開発されており熱交換器の需要は増加します。
エネルギーを使用する限り熱は必ず発生しますので、当社は熱交換器専門メーカーとして、カーボンニュートラル時代のパワープラントに必要とされる熱交換器を開発・製造し、世界一多様な熱交換器を提供することで持続可能な社会に貢献する会社を目指してまいります。

●新分野・異業種開拓
当社の強みを生かし、世界一多様な熱交換器を開発・生産できるメーカーを目指してまいります。
●新たな熱エネルギー変換技術・ビジネスへの挑戦捨てている熱を電気に変換する熱電変換技術など「技術のT.RAD」として成長・発展を目指してまいります。
●新規ビジネス創出~「製造業×IT」への挑戦
ティラドがものづくりの会社として永年培った技術・ノウハウをITソリューションとして将来、他社に提供できるように全社のデジタル化を推進してまいります。
IT部門の人材採用・育成、パートナー企業との連携も進み合弁会社を設立した目的を一定程度達成でき、積極的な投資を行うため、2020年10月に「株式会社ティラドコネクト」を完全子会社化いたしました。
【戦略投資と研究開発】
事業展開の方向性に基づき、資源を重点的に配分し、メリハリのある戦略投資及び研究開発を実施してまいります。

②電動化対応
電動車ビジネス開拓のためEV推進室新設
自動車部品を取り巻く環境の急激な変化に対応し競争に勝ち抜き生き残るため、当社は電動車ビジネスを将来に向けた重要な成長戦略として位置付け、当ビジネスにおいて最大スケールかつ活発な動きがある中国に新組織を設立いたしました。EVに精通し、その場で判断できる専門人材を配置することでお客様からのニーズへの対応力強化とさらなるビジネス機会の獲得に努めます。

③米国子会社の収益改善
2020年度、米国子会社(T.RAD North America,Inc.)は、アルミ製品製造・販売部門の固定資産について、将来のキャッシュ・フローにより、回収不能な金額について減損損失を計上いたしました。
2021年度は、売上がコロナ感染拡大前の水準に回復することに加え、製品構成の変動及び国内マザー工場の生産活動支援強化による生産性改善が見込まれることから、黒字化する予想となっております。
当該事業については、今後も継続的な受注増加が見込まれるため、当社グループの最重要課題として、生産性・投資効率の向上による収益改善に取り組んでまいります。また、在庫管理を適正に行うためティラド・リソースマネジメント・システム(TERRA:T.RADEnterprise Radical Resource and Asset management system)の導入に現在、取り組み中です。
④生産拠点再編成
全社一体となって原価低減活動による原価の作込み、材料・部品を含めた現地調達化と内製化によるグローバル生産再構築及び地産地消のさらなる推進を図ります。
生産ラインのコンパクト化、工場間の物流をなくす工場内完結化を推進するとともに工場全体の再構築を進めながら、 最適生産配分、外部倉庫の取込みにより、さらなる経費削減を図ります。
ITノウハウを積極活用し、生産可視化(IoT)及び自動化により、生産性向上、ゼロ災害・品質向上、及び原価低減を推進してまいります。
⑤ものづくり改革
製品開発部門と生産技術センターを一体化
製品設計とものづくりをスピーディーに推進できる開発体制を構築し、顧客ニーズを迅速に把握、商品化サイクルの短縮、及びより革新的なダントツ製品・ダントツラインの開発を図ります。

⑥働き方改革
2020年に人事制度改革を行い、頑張った人・成果を出した人が報われる、公平性と納得性を高めた新しい人事評価制度をスタートするとともに、「ティラドコネクトのITノウハウ」活用により、業務のさらなる効率化、働き方改革を推進してまいります。

⑦新型コロナ感染への対応
リモートでの海外支援体制の確立及び全社でのデジタル化(IT活用)推進により、間接部門の残業時間ゼロを実現するとともに旅費、交通費等の固定費を大幅に削減し、限界利益率の向上を図ります。

⑧株主価値の向上
財務の健全性に配慮し、成長投資と株主還元のバランスを重視した資本政策を実施してまいります。
