有価証券報告書-第104期(2025/04/01-2026/03/31)
有報資料
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、「環境との共生」、「品質優先」、「人間性尊重」を経営の基本理念とし、企業の発展を通じて社会に貢献するとともに、顧客の信頼に応え、職場の活性化を通じて株主の皆様の投資期待に応えるべく常に企業経営の強化をめざしております。
当社の経営理念は下記の3項目であります。
① 環境との共生のもと企業の発展を通じて社会に貢献する
② 品質優先に徹し、顧客の信頼に応える
③ 人間性を尊重し、夢と活力のある職場を創造する
(2) 会社のパーパス
当社の中長期経営ビジョンであるNITTAN Challenge 10(以下、「NC10」といいます。)では、2030年の目標達成(売上高1,000億円以上/営業利益額100億円以上/売上高営業利益率10%以上)を掲げております。NC10達成のための「VISIONⅠ」(ICE領域)では、既存技術を活かし更なる燃費等の付加価値向上製品の開発を進めております。また、「VISIONⅡ」(xEV・異業種領域)では、主に先進国を中心に脱炭素を背景とした電動化に関わる新たな開発と商品化への挑戦をしております。
すなわち、ESGにも関わる中長期経営ビジョンであるとも言えます。そのため、「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」ことを当社グループの「パーパス(意義)」として打ち出しました。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社は、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を経営戦略の柱とし、その実現のため、2025年度を初年度とする5ヵ年のグローバル中期経営方針を策定いたしました。経営方針の具体的内容は次のとおりであります。
<2025-2029年度 グローバル中期経営方針>1.基盤強化・・・事業の収益性と将来性を伸ばす
(1)事業環境の変化を正しく理解し、事業の再編・成長戦略を具現化する
(2)弱点分析とNPM改善活動を通じて、収益力を強化する
(3)安全と品質に重点を置き、お客様から常に選ばれる企業を目指す
2. 永続的発展・・・NC10達成の道筋を作る
(1)NC10 VISIONⅠアイテムの商品価値を高め、成長事業化する
(2)NC10 VISIONⅡアイテムの発掘と基礎開発により、新規事業化する
(3)CSR活動及びNCN活動を展開し、企業の社会的価値を高める
3. 企業風土改革・・・従業員の成長こそ企業の成長
(1)教育に力を入れ、全社員がプロフェッショナルを目指す
(2)手作業や煩雑業務を見直し、業務効率改善とDX化を加速させる
(3)コンプライアンス意識を高め、心も体も健やかに働ける企業体質にする
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループを取り巻く事業環境においては、バッテリーEV(BEV)の販売が地域によっては低迷している中、電動化の進展は必ずしも一様ではなく、各自動車メーカーにおいてパワートレインの多様性を前提とした事業戦略が再評価されています。電動化関連事業の収益性や投資回収のタイミングを含めた見直しが進む中、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を含む内燃機関(ICE)を引き続き重要な収益基盤と位置付け、既存アセットの有効活用や投資効率を重視する動きが広がっています。
当社グループは、このような経営環境を踏まえ、パーパス「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」を掲げ、その実現に向け、ICE領域での既存製品の付加価値向上にとどまらず、新規事業領域への挑戦を加速しております。また、先行きが不透明な状況ではありますが、全社一丸となって中長期経営ビジョン「NITTAN Challenge 10(NC10)」の実現に邁進してまいります。「VISIONⅠ」では、既存の内燃機関部品における付加価値を高め、事業の拡大を図ります。自動車に加え、二輪車、船舶、発電機など幅広い用途の内燃機関向けに、燃費改善に貢献する製品開発を進め、受注獲得を目指してまいります。特にインド拠点における生産体制の強化を進めており、電動化に時間を要すると想定される地域において、当社のグローバル供給体制を活かした高付加価値エンジンバルブの安定的な供給を通じ、事業基盤の強化と収益機会の拡大を図ってまいります。一方「VISIONⅡ」では、電動化領域及び異業種領域への挑戦を本格化させており、一部製品においてはすでに受注を獲得しております。引き続き、新規事業につながる開発活動を継続してまいります。さらに、企業価値向上に向けた経営基盤の強化を目的として締結した、横浜キャピタル株式会社との事業提携も活用し、こうした海外成長投資について、投資規律と収益性を意識した形で着実に推進してまいります。本提携を通じ、事業ポートフォリオ経営の高度化や、既存事業の競争力強化、成長市場に向けた戦略的な資源配分を進めることで、変化の大きい事業環境においても持続的な成長と企業価値の向上を実現する経営体制の構築を目指してまいります。これらの取り組みにより、中長期経営ビジョンの達成と、持続的な収益拡大を目指してまいります。
次年度につきましては、品質面では、品質マネジメントシステムや製品初期管理、工程管理の再構築により品質リスクの未然防止を徹底するとともに、基幹システム刷新等のDXを通じた製造プロセスの見える化・トレーサビリティ強化により、安定した品質保証体制の確立を図ってまいります。売上面では、国内外における価格適正化に向けた取り組みを継続し、売上向上に努めてまいります。また、国内では、小型エンジンバルブ事業の受注増や機械部品の販売増による売上増を見込んでおります。海外では、新和精密株式会社グループの連結化による売上増や、高付加価値製品の販売強化による売上向上を計画しています。加えて、需要が伸びているインド拠点への更なる設備投資を予定しており、次期以降の売上向上を見込んでおります。利益面では、2026年3月期における収益改善の積み重ねを継続し、品質向上による不良率の低下、自動化・省人化投資による生産性の向上、受注動向に応じた柔軟な生産体制の構築、さらにIT化・DX推進による業務効率化を通じて労務費を削減し、収益力の強化に取り組んでまいります。
また、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とする2026年度グローバル経営方針の実現に向けた施策や取り組みを展開してまいります。
<2026年度 グローバル経営方針>1.基盤強化・・・筋肉体質に鍛え上げる
(1)事業別再編と収益改善活動を繰り返し、全事業黒字化を実現する
(2)業務の断捨離を行い、リソース配分(人・もの・金)の最適化を図る
(3)DX化とNPM活動を深化させ、安全・品質・生産性を進化させる
2.永続的発展・・・世間が認める会社を目指す
(1)NC10アイテムの見極めを行い、新規事業化の効率を高める
(2)戦略的M&Aや新規事業を具現化し、収益源多元化の目途をつける
(3)NCN、CSR、SDGs活動を愚直に展開し、企業の社会的責任を果たす
3.企業風土改革・・・ 皆がプロ意識をもって挑戦する
(1)慎重に進めるのも良いが、スピード感と競争力を意識した行動に変える
(2)挑戦する姿勢を称え合い、挑戦が当たり前の企業風土を醸成する
(3)健康経営方針をしっかり理解し、個々の健康維持・管理に努める
(注)1 NPMは、「NITTAN Total Productive Management」の略称で、当社グループで展開している生産システ
ム効率化を極限まで追求する企業体質づくりを目標とするNITTAN流の改善活動です。
2 NC10 VISIONⅠは、ICE領域において既存事業の付加価値追求を目指す取り組みです。
3 NC10 VISIONⅡは、電動化領域及び異業種への積極的なアプローチにより、新たな事業の開拓を目指す
取り組みです。
4 NCNは、NITTANカーボンニュートラルの略称で、当社グループの事業活動で発生する温室効果ガス排出
量の削減を目指す取り組みです。
当社は、「環境との共生」、「品質優先」、「人間性尊重」を経営の基本理念とし、企業の発展を通じて社会に貢献するとともに、顧客の信頼に応え、職場の活性化を通じて株主の皆様の投資期待に応えるべく常に企業経営の強化をめざしております。
当社の経営理念は下記の3項目であります。
① 環境との共生のもと企業の発展を通じて社会に貢献する
② 品質優先に徹し、顧客の信頼に応える
③ 人間性を尊重し、夢と活力のある職場を創造する
(2) 会社のパーパス
当社の中長期経営ビジョンであるNITTAN Challenge 10(以下、「NC10」といいます。)では、2030年の目標達成(売上高1,000億円以上/営業利益額100億円以上/売上高営業利益率10%以上)を掲げております。NC10達成のための「VISIONⅠ」(ICE領域)では、既存技術を活かし更なる燃費等の付加価値向上製品の開発を進めております。また、「VISIONⅡ」(xEV・異業種領域)では、主に先進国を中心に脱炭素を背景とした電動化に関わる新たな開発と商品化への挑戦をしております。
すなわち、ESGにも関わる中長期経営ビジョンであるとも言えます。そのため、「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」ことを当社グループの「パーパス(意義)」として打ち出しました。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社は、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を経営戦略の柱とし、その実現のため、2025年度を初年度とする5ヵ年のグローバル中期経営方針を策定いたしました。経営方針の具体的内容は次のとおりであります。
<2025-2029年度 グローバル中期経営方針>1.基盤強化・・・事業の収益性と将来性を伸ばす
(1)事業環境の変化を正しく理解し、事業の再編・成長戦略を具現化する
(2)弱点分析とNPM改善活動を通じて、収益力を強化する
(3)安全と品質に重点を置き、お客様から常に選ばれる企業を目指す
2. 永続的発展・・・NC10達成の道筋を作る
(1)NC10 VISIONⅠアイテムの商品価値を高め、成長事業化する
(2)NC10 VISIONⅡアイテムの発掘と基礎開発により、新規事業化する
(3)CSR活動及びNCN活動を展開し、企業の社会的価値を高める
3. 企業風土改革・・・従業員の成長こそ企業の成長
(1)教育に力を入れ、全社員がプロフェッショナルを目指す
(2)手作業や煩雑業務を見直し、業務効率改善とDX化を加速させる
(3)コンプライアンス意識を高め、心も体も健やかに働ける企業体質にする
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループを取り巻く事業環境においては、バッテリーEV(BEV)の販売が地域によっては低迷している中、電動化の進展は必ずしも一様ではなく、各自動車メーカーにおいてパワートレインの多様性を前提とした事業戦略が再評価されています。電動化関連事業の収益性や投資回収のタイミングを含めた見直しが進む中、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を含む内燃機関(ICE)を引き続き重要な収益基盤と位置付け、既存アセットの有効活用や投資効率を重視する動きが広がっています。
当社グループは、このような経営環境を踏まえ、パーパス「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」を掲げ、その実現に向け、ICE領域での既存製品の付加価値向上にとどまらず、新規事業領域への挑戦を加速しております。また、先行きが不透明な状況ではありますが、全社一丸となって中長期経営ビジョン「NITTAN Challenge 10(NC10)」の実現に邁進してまいります。「VISIONⅠ」では、既存の内燃機関部品における付加価値を高め、事業の拡大を図ります。自動車に加え、二輪車、船舶、発電機など幅広い用途の内燃機関向けに、燃費改善に貢献する製品開発を進め、受注獲得を目指してまいります。特にインド拠点における生産体制の強化を進めており、電動化に時間を要すると想定される地域において、当社のグローバル供給体制を活かした高付加価値エンジンバルブの安定的な供給を通じ、事業基盤の強化と収益機会の拡大を図ってまいります。一方「VISIONⅡ」では、電動化領域及び異業種領域への挑戦を本格化させており、一部製品においてはすでに受注を獲得しております。引き続き、新規事業につながる開発活動を継続してまいります。さらに、企業価値向上に向けた経営基盤の強化を目的として締結した、横浜キャピタル株式会社との事業提携も活用し、こうした海外成長投資について、投資規律と収益性を意識した形で着実に推進してまいります。本提携を通じ、事業ポートフォリオ経営の高度化や、既存事業の競争力強化、成長市場に向けた戦略的な資源配分を進めることで、変化の大きい事業環境においても持続的な成長と企業価値の向上を実現する経営体制の構築を目指してまいります。これらの取り組みにより、中長期経営ビジョンの達成と、持続的な収益拡大を目指してまいります。
次年度につきましては、品質面では、品質マネジメントシステムや製品初期管理、工程管理の再構築により品質リスクの未然防止を徹底するとともに、基幹システム刷新等のDXを通じた製造プロセスの見える化・トレーサビリティ強化により、安定した品質保証体制の確立を図ってまいります。売上面では、国内外における価格適正化に向けた取り組みを継続し、売上向上に努めてまいります。また、国内では、小型エンジンバルブ事業の受注増や機械部品の販売増による売上増を見込んでおります。海外では、新和精密株式会社グループの連結化による売上増や、高付加価値製品の販売強化による売上向上を計画しています。加えて、需要が伸びているインド拠点への更なる設備投資を予定しており、次期以降の売上向上を見込んでおります。利益面では、2026年3月期における収益改善の積み重ねを継続し、品質向上による不良率の低下、自動化・省人化投資による生産性の向上、受注動向に応じた柔軟な生産体制の構築、さらにIT化・DX推進による業務効率化を通じて労務費を削減し、収益力の強化に取り組んでまいります。
また、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とする2026年度グローバル経営方針の実現に向けた施策や取り組みを展開してまいります。
<2026年度 グローバル経営方針>1.基盤強化・・・筋肉体質に鍛え上げる
(1)事業別再編と収益改善活動を繰り返し、全事業黒字化を実現する
(2)業務の断捨離を行い、リソース配分(人・もの・金)の最適化を図る
(3)DX化とNPM活動を深化させ、安全・品質・生産性を進化させる
2.永続的発展・・・世間が認める会社を目指す
(1)NC10アイテムの見極めを行い、新規事業化の効率を高める
(2)戦略的M&Aや新規事業を具現化し、収益源多元化の目途をつける
(3)NCN、CSR、SDGs活動を愚直に展開し、企業の社会的責任を果たす
3.企業風土改革・・・ 皆がプロ意識をもって挑戦する
(1)慎重に進めるのも良いが、スピード感と競争力を意識した行動に変える
(2)挑戦する姿勢を称え合い、挑戦が当たり前の企業風土を醸成する
(3)健康経営方針をしっかり理解し、個々の健康維持・管理に努める
(注)1 NPMは、「NITTAN Total Productive Management」の略称で、当社グループで展開している生産システ
ム効率化を極限まで追求する企業体質づくりを目標とするNITTAN流の改善活動です。
2 NC10 VISIONⅠは、ICE領域において既存事業の付加価値追求を目指す取り組みです。
3 NC10 VISIONⅡは、電動化領域及び異業種への積極的なアプローチにより、新たな事業の開拓を目指す
取り組みです。
4 NCNは、NITTANカーボンニュートラルの略称で、当社グループの事業活動で発生する温室効果ガス排出
量の削減を目指す取り組みです。