四半期報告書-第101期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/11 12:31
【資料】
PDFをみる
【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では緩やかな回復を続けるなか、欧州は緩やかな持ち直しの動きから足踏み状態が続いております。またアジア地域においては、中国では景気の減速感が強まっていることや、タイ、インドネシアなどの新興国では停滞感も見られます。
国内経済は、消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動が見られたものの、政府の経済対策などにより緩やかな回復基調で推移してまいりました。しかしながら景気の先行きは不透明な状況にあります。
当社グループの主要取引先であります自動車業界においては、北米において買い替え需要が継続し、欧州では回復の兆しが見えてきておりますが、中国においては先行き不安が高まってまいりました。国内市場においては、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響などあり、依然として先行き懸念が残る状況にあります。
こうした状況のなか、当社グループにおいては、生産体制の見直し、生産効率の向上、原価改善の推進、サプライチェーンの見直し及び物流費の低減などの収益改善活動に積極的に取り組んでまいりました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は2,060億円(前年同四半期比6.3%増)となり、営業利益は18億円(前年同四半期比289.2%増)、経常利益は12億円(前年同四半期比1,751.2%増)、四半期純利益は6億円(前年同四半期は6億円の四半期純損失)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①日本
売上高は消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響により、1,183億円(前年同四半期比2.0%減)となりました。セグメント利益は2億円(前年同四半期比81.1%減)となりました。
②北米
売上高は440億円(前年同四半期比20.9%増)となりました。セグメント利益は4億円(前年同四半期は6億円のセグメント損失)となりました。
③欧州
売上高は149億円(前年同四半期比28.8%増)となりました。セグメント利益は0億円(前年同四半期は4億円のセグメント損失)となりました。
④アジア
売上高は350億円(前年同四半期比5.5%増)となりました。セグメント利益は9億円(前年同四半期比180.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産については、たな卸資産の増加、有形固定資産の増加、投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べて10億円増加し、2,393億円となりました。負債については、仕入債務の増加、短期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べて36億円増加し、1,830億円となりました。純資産については、為替換算調整勘定の減少等により、前連結会計年度末に比べて26億円減少し、563億円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ46億円減少し、155億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果、得られた資金は133億円であり、前年同四半期の85億円の収入に比べ48億円(56.9%増)の収入の増加となりました。これは主に売上債権の増減の変動によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果、使用した資金は135億円であり、前年同四半期の82億円の支出に比べ53億円(64.9%増)の支出の増加となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果、使用した資金は19億円であり、前年同四半期の38億円の支出に比べ18億円(48.7%減)の支出の減少となりました。これは主に借入金の借入及び返済によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,438百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。