有価証券報告書-第113期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/12 15:37
【資料】
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【項目】
153項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、自動車部品事業及び自動車製造用設備事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資については主に短期的な預金等で資金運用し、また、短期的な運転資金については銀行借入により調達しております。デリバティブは、借入金の金利および為替の変動リスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権、未収入金は、顧客の信用リスクに晒されています。当該リスクに関しては、当社グループの販売管理規程に従い、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社についても、当社の販売管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されていますが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に取引先の市場環境や財務状況などをモニタリングしております。
営業債務である支払手形及び買掛金、電子記録債務は、そのすべてが1年以内の支払期日です。
借入金のうち、短期借入金は主に運転資金に係る資金調達であり、長期借入金(原則として5年以内)は主に設備投資に係る資金調達です。変動金利の借入金は、金利の変動リスクに晒されていますが、支払金利の変動リスクを回避し支払利息の固定化を図るために、個別契約ごとにデリバティブ取引(金利スワップ取引)をヘッジ手段として利用しています。ヘッジの有効性の評価方法については、金利スワップの特例処理の要件を満たしているため、その判定をもって有効性の評価を省略しています。
デリバティブ取引は借入金に係る将来の金利変動リスク及び外貨建金銭債権債務等に係る為替相場の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした金利スワップ取引及び為替予約取引であります。デリバティブの利用にあたっては、信用力の高い金融機関を取引相手としており、信用リスクはほとんど無いと判断しております。
また、営業債務や借入金は、流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)に晒されていますが、当社グループでは、各社が月次に資金繰計画を作成するなどの方法により管理しております。
(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
また、「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
(4)信用リスクの集中
当期の連結決算日現在における営業債権のうち23.0%が特定の大口顧客に対するものでありますが、格付の高い信用できる企業でありますので、信用リスクがあるとは考えておりません。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)参照)。
前連結会計年度(2018年3月31日)
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価(百万円)差額(百万円)
(1)現金及び預金15,49815,498-
(2)受取手形及び売掛金
電子記録債権
未収入金
20,499
4,556
1,597
貸倒引当金(*1)△16
26,63726,637-
(3)投資有価証券2,7832,783-
資産計44,91844,918-
(4)支払手形及び買掛金
電子記録債務
8,405
6,121
14,52614,526-
(5)短期借入金---
(6)1年以内返済予定の長期借入金2,5652,563△1
(7)長期借入金20,41820,329△89
負債計37,51037,419△90
デリバティブ取引---

(*1)受取手形及び売掛金、電子記録債権、未収入金に対する一般貸倒引当金を控除しております。
当連結会計年度(2019年3月31日)
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価(百万円)差額(百万円)
(1)現金及び預金13,02613,026-
(2)受取手形及び売掛金
電子記録債権
未収入金
19,167
4,273
1,551
貸倒引当金(*1)△10
24,98024,980-
(3)投資有価証券2,4922,492-
資産計40,49940,499-
(4)支払手形及び買掛金
電子記録債務
7,577
5,708
13,28613,286-
(5)短期借入金00-
(6)1年以内返済予定の長期借入金5,6255,624△0
(7)長期借入金15,17115,134△36
負債計34,08234,045△37
デリバティブ取引---

(*1)受取手形及び売掛金、電子記録債権、未収入金に対する一般貸倒引当金を控除しております。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、並びに(2)受取手形及び売掛金、電子記録債権、未収入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(3)投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「有価証券関係」注記をご参照ください。
負 債
(4)支払手形及び買掛金、電子記録債務、並びに(5)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(6)1年以内返済予定の長期借入金、並びに(7)長期借入金
これらの時価については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
時価は取引先金融機関等から提示された価格等に基づいて算定しております。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)

区分2018年3月31日2019年3月31日
非上場株式341350

(注3) 金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2018年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
5年以内
(百万円)
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金15,498---
受取手形及び売掛金、電子記録債権、未収入金26,653---
合計42,152---

当連結会計年度(2019年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
5年以内
(百万円)
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金13,026---
受取手形及び売掛金、電子記録債権、未収入金24,991---
合計38,018---

(注4) 長期借入金、その他有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2018年3月31日)
区分1年以内
(百万円)
1年超
2年以内
(百万円)
2年超
3年以内
(百万円)
3年超
4年以内
(百万円)
4年超
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
短期借入金------
1年以内返済予定の長期借入金2,565-----
長期借入金-6,0772,3583,3703,4885,125
合計2,5656,0772,3583,3703,4885,125

当連結会計年度(2019年3月31日)
区分1年以内
(百万円)
1年超
2年以内
(百万円)
2年超
3年以内
(百万円)
3年超
4年以内
(百万円)
4年超
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
短期借入金0-----
1年以内返済予定の長期借入金5,625-----
長期借入金-2,7953,3403,9111,6253,500
合計5,6252,7953,3403,9111,6253,500