訂正有価証券報告書-第62期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
有報資料
(1)会社の経営の基本方針
当社は、自立した個人を重んじ、和を尊び、協力を旨とする“人間尊重”、失敗を恐れず困難な道を選択する“チャレンジ精神”、環境・地域社会、株主・従業員との共生を目指すことを基本理念として、地球規模で優れた技術力による優良な品質の製品を適正な価格で提供することに努めてまいります。
この企業活動の推進により世界中の得意先からの顧客満足度No.1の実現と、一般社会からのその存在を期待される企業作りに邁進します。
(2)中長期的な会社の経営戦略
第12次中期事業計画で「圧倒的競争力を持つシャーシシステムメーカーとなる」という方針のもと、「シンプル」、「選択」、「集中」、「スピード」を行動指標として、基本の事業戦略を「シャーシシステム体質への変革」「グローバルオペレーションへの進化」、「環境対応技術強化」と定め、推進してまいりました。
平成29年4月からはじまる第13次中期事業計画では、「Back to Basics, Challenge for New」という方針のもと、Back to Basicsすなわち、基本に立ち返り、利益を徹底追求するという行動指針に立って「お客様への最高の価値の提供」、「生産拠点の利益最大化」、「機能組織のコスト最小化と生産拠点への価値提供」、「健全な財務体質の構築」を進めると共に、Challenge for Newすなわち、新たな成長へ向けて飽くなき挑戦を続けるという行動指針に立って「新規重要顧客の獲得・拡大」、「画期的新製品の提案」、「新技術・新加工方案の確立」、「新規事業の企画・推進」を進めてまいります。
(3)目標とする経営指標
平成29年3月末をもって完了した第12次中期事業計画(平成26年4月1日~平成29年3月31日)では、連結売上高2,000億円、連結営業利益100億円(営業利益率5%以上)を長期的な経営目標として掲げ、事業活動を展開してまいりました。
(4)経営環境
当連結会計年度における世界経済は、英国におけるEU離脱問題、中国経済への懸念、米国における新たな政策への懸念等不確実な状況にあったものの、米国及び中国経済はともに安定した伸びを示し、総じて堅調な推移となりました。
また、自動車市場においては、北米及び中国での自動車販売は引き続き堅調な伸びを示し、日本においても自動車販売は前年比増加となりました。
(5)対処すべき課題
世界の自動車市場は、新興国での中長期的な市場拡大、国内市場の縮小、環境対応としての車両軽量化やパワートレーンの多様化、自動運転技術の進展等、劇的に変化しています。こうした環境下、当社グループではお客様に最高の価値を提供するため、「Back to Basics」「Challenge for New」を基本方針とする第13次中期事業計画(平成29年度~31年度)を策定し、平成29年4月よりスタートしました。
① 第12次中期事業計画の振り返り
平成26年度よりスタートした第12次中期事業計画(平成26年度~28年度)では、「圧倒的競争力を持つシャーシシステムメーカーになる」との方針のもと、異材接合技術開発、新規車種でのモジュール受注など一定の成果をあげることができました。また事業環境の変化や拡販に伴う設備投資により損益目標及び有利子負債依存度の低下は未達成となりましたが、欧米系のお客様への積極的な販路拡大により、新たな成長の礎を築くことができました。
② 第13次中期事業計画
第13次中期事業計画では、最終年度の経営指標を連結売上高2,100億円、連結営業利益105億円(売上高営業利益率5%以上)、有利子負債依存度35%以下としております。この実現に向けての主な取り組みは以下のとおりです。
<開発領域>・シミュレーション技術と実機検証の組み合わせによるシャーシシステム進化への取り組み
・軽量化、ローコスト実現に向けたコア・新技術の融合
<エンジニアリング・生産領域>・生産・検査工程の自動化による人に依存しない品質保証の実現
・新生産技術の確立及び新素材への対応力向上
・物流自動化によるローコスト運営への取り組み
・IT技術の活用によるスマート工場への進化
<営業領域>・更なる販路の拡大、技術提携先の多様化及び事業地域の開拓
<管理領域>・コーポレートガバナンス、財務体質の向上、人材育成におけるグローバルマネジメント強化
以上のとおり当社グループは第13次中期事業計画を遂行しお客様へ新たな価値を提供してまいります。