有価証券報告書-第51期(平成30年11月1日-令和1年10月31日)

【提出】
2020/01/29 13:06
【資料】
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【項目】
122項目

有報資料


文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は「常に創造と革新の力を養い、勇気と判断で任務を遂行し、反省を忘れず、信頼と調和に満ちた価値ある企業集団を築きあげよう」という理念のもと、研究開発型企業として、常に高い収益性を目指し企業価値を高めるように取り組んでおります。
(2) 中長期的な会社の経営戦略
当社の事業はフィルター事業が約93%、燃焼機器事業が約7%を占めており、各事業における中長期的な経営戦略としては、以下のようなことに取り組んでまいります。
① 輸出売上高の拡大
輸出売上高は、第45期が20億9百万円であり、今期は25億92百万円と6年間で5億83百万円増加しました。海外市場では、日本及び海外のフィルターメーカーと品質や価格等で厳しい競争を展開しております。売上高が増加した要因は、為替が円安となり、お客様が購入しやすくなったことと、現地で会社説明やフィルターの説明会を開催して拡販に取り組んできた結果だと推察します。こうした状況のなかで今後も拡販していくために、以下のようなことに取り組んでまいります。
イ 既存の得意先に対し企画立案型の営業を推し進め、信頼関係を強固にするよう取り組んでまいります。
ロ 得意先と連携し、当社が納入していない国の開拓に取り組んでまいります。
ハ 自動車に関連するフィルター以外の商品を検討し、販売に向けて取り組んでまいります。
② 国内売上高(フィルター部門)の拡大
国内の販売先は、市販メーカー、純正メーカー、カーショップ、ガソリンスタンド卸商社、石油元売商社、自動車部品卸商社、建設機械用フィルターメーカー等幅広い販路を持って販売しております。今後は自動車の販売台数や保有台数は減少していくことが予測されますので、ますます競争が激化してまいります。こうした状況のなかで今後も拡販していくために、以下のようなことに取り組んでまいります。
イ 既存の顧客への企画立案型の営業活動を展開することで信頼関係を強固にするよう取り組んでまいります。
ロ 純正フィルターメーカーに対し、同社の要望に応えられる営業活動を展開するよう取り組んでまいります。
ハ 建設機械用フィルターメーカーとの信頼関係を構築し、同社の要望に応えられる営業活動を展開するよう取り組んでまいります。
③ 燃焼機器事業
燃焼機器の販売は、厨房機器メーカー、コインランドリーメーカー、ボイラメーカー等にガスバーナや熱交換器及びガス器具を販売しております。3年ほど前からコインランドリーの乾燥機用のバーナの受注が増加してまいりましたが、現在は少し陰りが見え始めております。厨房機器、ボイラについては、大きな変化もなく推移しております。こうした状況のなかで今後も拡販していくために、以下のようなことに取り組んでまいります。
イ 現在開発、試験中のバーナを立ち上げ、量産に向けて取り組んでまいります。
ロ 各メーカーからの要望に応えられるバーナの開発に取り組んでまいります。
ハ 他社より生産移管を依頼されたパイプタイプJBバーナの移管を進めてまいります。
④ 生産効率の向上及びコスト削減
輸出、国内の拡販に向けて取り組むためには、生産能力、生産効率の向上が大変重要になってまいります。そのためには、月産能力の向上と多品種小ロットの生産に対応できる機械設備の導入を含めた、生産体制の構築に取り組んでまいります。
⑤ 研究開発活動
当社は、内燃機関用、産業機械用特殊フィルター、燃焼機器の2本柱で事業を営んでまいりましたが、10年、20年先を見据えると電気自動車の保有台数が増加し、ガソリン車、ディーゼル車は減少していくことが予測されます。そのような状況においても企業を存続するためには、新たに第3の柱を見つけなければなりません。数年先を見据え、2019年5月に開発部を新設し、部長を含め2名体制で取り組むようにしました。今後は、M&Aを含めた多方面からの情報収集活動に取り組んでまいります。
(3) 目標とする経営指標
当社は、常に高い収益性の維持向上に努め、継続的な安定成長を図り企業価値の向上に努めております。さらに、資本効率を重視した経営により企業価値を向上するためにROE(自己資本利益率)の向上を目指しております。
(4) 経営環境
当社を取り巻く経営環境は、企業収益の底堅い推移を背景に雇用・所得環境の改善及び設備投資の増加が続くなかで、緩やかな回復が続いております。しかし、通商問題を巡る緊張、中国経済の先行き、英国のEU離脱の行方等の海外経済の動向及び消費税率引上げによる景気への影響が懸念されております。
フィルター部門においては、国内では、当社の主要市場である補修用フィルター市場に、純正メーカーが補修用としてカーショップ、ガソリンスタンド及び整備工場等にも販売しております。よって、純正メーカー、市販メーカーが入り混じって激しい競争を繰り広げており、特に価格の面では、新興国で製造された安価な商品が増加し、激しい価格競争にも晒されております。輸出では、為替が円安傾向にあるため販売しやすい状況でありますが、日本のフィルターメーカー、海外のフィルターメーカーと品質、価格等で激しい競争を展開しております。
燃焼機器部門においては、コインランドリーの設置が減少傾向にあるため、コインランドリー用バーナの受注が減少する状況にあります。
(5) 会社の対処すべき課題
自動車の補修用フィルター市場は、今後、益々競争が激化していくことが予想されます。そのような状況のなかで収益を確保し、長期的な安定成長を図っていくための戦略としては、高品質・低コスト生産体制の確立、情報収集及び企画立案型の営業活動による拡販、第2の柱としての燃焼機器事業の拡販、さらに、自動車用フィルター以外の開発に取り組むことにより、新たな成長を目指してまいります。

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