有価証券報告書-第125期(2025/01/01-2025/12/31)

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2026/03/25 15:30
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注記事項
注1 主要な会計方針についての概要
(1)連結会計方針
当社は、1969年5月に米国市場において転換社債を発行し、米国預託証券(以下「ADR」)を米国店頭市場に登録したことにより、米国1933年証券法及び米国1934年証券取引所法に基づき、米国会計基準に基づいて作成された連結財務諸表の米国証券取引委員会(以下「SEC」)への提出を開始し、それ以降、継続して年次報告書(Form 20-F)を提出してきました。その後、1972年2月にナスダックにADRを登録し、2000年9月にニューヨーク証券取引所(以下「NYSE」)に上場いたしました。
当社は、2023年3月にNYSEにおける上場を廃止しており、またSECに対してADRの登録廃止申請を行う要件を満たしたため、2024年3月7日に、米国証券取引法に基づく「ADRの登録廃止」及び「継続開示義務を終了」させるための申請書(Form 15F)をSECに提出しております。米国証券取引法に基づく継続開示義務は、Form 15Fの提出をもって一旦停止し、提出日から90日後の同年6月5日に終了しております。
当社の連結財務諸表は、米国会計基準に基づいて作成しております。
2024年及び2025年12月31日現在の連結子会社数及び持分法適用関連会社数は以下のとおりであります。
第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
連結子会社数334321
持分法適用関連会社数108
合計344329

当社グループ(当社及びその連結子会社。以下、当該項目では「当社」という。)が採用している会計処理の原則及び手続並びに表示方法のうち、我が国の連結財務諸表原則及び連結財務諸表規則に準拠した場合と異なるもので主要なものは次のとおりであり、金額的に重要性のある項目については、我が国の基準に基づいた場合の税引前当期純利益に対する影響額を併せて開示しております。
(イ)退職給付及び年金制度に関しては、基準書715「給付-退職給付」を適用しており、保険数理計算に基づく年金費用を計上しております。その影響額は、第124期及び第125期においてそれぞれ3,202百万円(利益の減少)、14,280百万円(利益の減少)であります。
(ロ)新株発行費は税効果調整を行った後、資本剰余金より控除しております。
(ハ)金融派生商品に関しては、基準書815「金融派生商品とヘッジ取引」を適用しております。
(ニ)のれん及び耐用年数が確定できないその他の無形固定資産に関しては、基準書350「無形固定資産-のれん及びその他」を適用しており、償却を行わずに少なくとも年1回の減損の判定を行っております。なお、第124期においてはメディカル報告単位において165,100百万円ののれんの減損損失を計上しております。
(ホ)持分証券に関しては、基準書321「投資-持分証券」を適用しており、原則として公正価値で測定し、その変動を税引前当期純利益に計上しております。
(ヘ)リースに関しては、基準書842「リース」を適用しており、リース期間にわたるリース料の現在価値に基づいてオペレーティングリース使用権資産及び負債を貸借対照表に計上し、リース費用は、リース期間にわたって定額法で認識しております。
(ト)勘定科目の組替再表示
当社は、第125期の連結貸借対照表において「前払退職及び年金費用」を「その他の資産」から分割して表示しております。これに伴い、第124期についても同様に組み替えて表示しております。
(2)経営活動の概況
当社は、プリンティングビジネスユニット、メディカルビジネスユニット、イメージングビジネスユニット、インダストリアルビジネスユニットの4つの報告セグメントと、その他及び全社から構成されております。プリンティングビジネスユニットは主にデジタル連帳プリンター、デジタルカットシートプリンター、大判プリンター、オフィス向け複合機、ドキュメントソリューション、レーザー複合機、レーザープリンター、インクジェットプリンター、イメージスキャナー、電卓を、メディカルビジネスユニットは主にCT装置、超音波診断装置、X線診断装置、MRI装置、デジタルラジオグラフィ、眼科機器、体外診断システム及び試薬、ヘルスケアITソリューションを、イメージングビジネスユニットは主にレンズ交換式デジタルカメラ、交換レンズ、コンパクトデジタルカメラ、コンパクトフォトプリンター、MRシステム、ネットワークカメラ、ビデオ管理ソフトウェア、映像解析ソフトウェア、デジタルビデオカメラ、デジタルシネマカメラ、放送機器を、インダストリアルビジネスユニットは主に半導体露光装置、FPD露光装置、有機ELディスプレイ製造装置、真空薄膜形成装置、ダイボンダーを、その他はハンディターミナル、ドキュメントスキャナーを、それぞれ取り扱っております。
販売は主にキヤノンブランドにて、各国の販売子会社を通して行われております。これらの販売子会社は各地域においてマーケティングと物流を担当しており、主に再販店及び販売代理店を通して販売しております。より詳細なセグメント情報は、注23に記載しております。
当社はレーザープリンターをHP Inc.にOEM供給しており、その売上は第124期及び第125期の連結売上高のそれぞれ10.5%、9.6%になります。
当社は日本を含むアジアを中心に、欧州、米州でも生産活動を行っております。
(3)連結の基本方針
当社の連結財務諸表は、当社、当社が過半数の株式を所有する子会社、並びに当社及び連結子会社が主たる受益者となる変動持分事業体の勘定を含んでおります。連結会社間の債権債務及び取引は全て消去しております。
(4)見積りの使用
当社は連結財務諸表を作成するために、種々の見積りと仮定を行っております。それらは連結財務諸表上の資産・負債・収益・費用の計上金額及び偶発資産・偶発債務の開示情報に影響を及ぼします。重要な見積りと仮定は、収益認識、信用損失引当金、棚卸資産、有価証券、長期性資産、リース、のれん及び耐用年数が確定できないその他の無形固定資産、環境負債、繰延税金資産、不確実な税務ポジション、未払退職及び年金費用、製品保証引当金、並びに企業結合の評価及び開示に反映しております。実際の結果が、これらの見積りと異なることもあり得ます。また、パンデミックや地政学的リスク、さらにはインフレに伴う景気減速のリスク等により、当社の業績が経営者の仮定及び見積りとは異なる可能性があります。
(5)外貨表示の財務諸表の換算
海外子会社の資産及び負債は決算日の為替レートにより換算しております。損益項目は期中平均レートにより換算しております。海外子会社の財務諸表の換算から生じる差損益は、連結損益計算書からは除外し、その他の包括利益(損失)として計上しております。
外貨建取引、外貨建の資産及び負債の換算から生じる為替差損益は、連結損益計算書の営業外収益及び費用に含めております。為替差損益は、第124期及び第125期においてそれぞれ12,196百万円の損失、9,113百万円の損失であります。
(6)現金同等物
取得日から3ヶ月以内に満期となる流動性の高い短期投資を現金同等物としております。売却可能負債証券に分類される取得日から3ヶ月以内に満期となる一部の負債証券は、2024年及び2025年12月31日現在においてそれぞれ1,500百万円、500百万円であり、連結貸借対照表の現金及び現金同等物に含めております。
(7)投資
投資は主に取得日から満期日までが3ヶ月超の定期預金、負債及び持分証券、関連会社の投資からなっております。
当社は負債証券を満期保有目的証券と売却可能証券に分類しております。当社は短期間における売買を目的に購入し保有するトレーディング証券を保有しておりません。当社は、満期日までが1年以内の投資を短期投資に計上しております。
売却可能負債証券及び持分法で計上されない容易に測定可能な公正価値で評価される持分証券は、市場価格、予測割引キャッシュ・フローあるいはその他合理的と判断される公正価値で記録されます。持分証券の公正価値の変動は、連結損益計算書上、その他-純額に含めております。売却可能負債証券の場合、その変動は包括利益で認識されます。
満期保有目的負債証券は、償却原価で計上しております。また、公正価値は主として市場価格によって算定しております。
売却可能負債証券は、その価格下落が一時的でない下落について、市場価格が取得価額を下回る期間と程度、被投資会社の財政状態及び今後の見通し、並びに市場価格が回復すると予想される十分な時期までその投資案件を保有する当社の意思と能力の観点から、定期的に評価されております。その下落が一時的でなく、かつ売却する意思がない売却可能負債証券の減損は、信用損失に係るものは損益認識し、その他の要因に係るものはその他の包括利益(損失)で認識しております。また、その下落が一時的でなく、かつ売却する意思がある売却可能負債証券の減損は、全て損益認識しております。当社はその投資の原価の公正価値に対する超過額を減損として認識しております。
当社は、容易に算定可能な公正価値がない市場性のない持分証券について、減損による評価下げ後の帳簿価額に同一発行体の同一または類似する投資の秩序ある取引での観察可能な価格の変動を加減算する方法により測定しております。
実現損益は、平均原価法で算定し、損益に反映しております。
当社が事業運営及び財務方針に対して、支配力は有しないが重要な影響力を及ぼし得る関連会社の投資には、持分法を適用しております。
(8)信用損失引当金
信用損失引当金は、過去の信用損失の経験と合理的かつ裏付け可能な予測を踏まえつつ、基準書326(「金融商品-信用損失」)に基づいて、全ての債権計上先を対象として計上しております。また当社は、破産申請など顧客の債務返済能力がなくなったと認識した時点において、顧客ごとに信用損失引当金を積み増しております。債権計上先をとりまく状況に変化が生じた場合は、債権の回収可能性に関する評価はさらに調整されます。法的な償還請求を含め、全ての債権回収のための権利を行使してもなお回収不能な場合に、債権の全部または一部を回収不能とみなし、信用損失引当金に対する償却を実施しております。
(9)棚卸資産
棚卸資産は、低価法により評価しております。原価は、国内では平均法、海外では主として先入先出法により算出しております。
(10)長期性資産の減損
有形固定資産や償却対象の無形固定資産などの長期性資産は、当該資産の帳簿価額が回収できないという事象や状況の変化が生じた場合において、減損の可能性を検討しております。当社が保有し、かつ使用している資産の回収可能性は、その帳簿価額を資産から生じると予測される割引前将来見積キャッシュ・フローと比較することによって判定しております。当該資産の帳簿価額がその割引前将来見積キャッシュ・フローの総額を上回っている場合には、帳簿価額が公正価値を超過する金額について減損を認識しております。売却による処分予定の長期性資産は、帳簿価額または売却費用控除後の公正価値のいずれか低い価額で評価し、その後は償却しておりません。
(11)有形固定資産
有形固定資産は取得原価により計上しております。減価償却方法は、定額法で償却している一部の資産を除き、定率法を適用しております。
償却期間は、建物及び構築物が主に3年から60年、機械装置及び備品が主に1年から20年の範囲となっております。
有形固定資産の売却損益は、連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。
(12)リース
当社は、貸手のリースでは主にオフィス製品の販売においてリース取引を提供しております。販売型リースでの機器の販売による収益は、リース開始時に認識しております。販売型リース及び直接金融リースによる利息収益は、それぞれのリース期間にわたり利息法で認識しております。これら以外のリース取引はオペレーティングリースとして会計処理し、収益はリース期間にわたり均等に認識しております。機器のリースとメンテナンス契約が一体となっている場合は、リース要素と非リース要素の独立販売価格の比率に基づいて収益を按分しております。通常、リース要素は、機器及びファイナンス費用を含んでおり、非リース要素はメンテナンス契約及び消耗品を含んでおります。一部の契約ではリースの延長又は解約オプションが含まれております。当社は、これらのオプション行使が合理的に確実である場合、オプションの対象期間を考慮し、リース期間を決定しております。当社のリース契約の大部分は、顧客の割安購入選択権を含んでおりません。オペレーティングリースにより外部にリースしている資産は、取得原価により計上しており、主に2年から50年の期間にわたり定額法により見積残存価額まで償却しております。
借手のリースでは建物、倉庫、従業員社宅、及び車輛等に係るオペレーティングリース及びファイナンスリースを有しております。当社は、契約開始時に契約にリースが含まれるか決定しております。一部のリース契約では、リース期間の延長又は解約オプションが含まれております。当社は、これらのオプション行使が合理的に確実である場合、オプションの対象期間を考慮し、リース期間を決定しております。当社のリース契約には、重要な残価保証または重要な財務制限条項はありません。当社のリースの大部分はリースの計算利子率が明示されておらず、当社はリース料総額の現在価値を算定する際、リース開始時に入手可能な情報を基にした追加借入利子率を使用しております。当社のリース契約の一部には、リース要素及び非リース要素を含むものがあり、それぞれを区分して会計処理しております。当社はリース要素と非リース要素の見積独立価格の比率に基づいて、契約の対価を按分しております。オペレーティングリースに係る費用は、そのリース期間にわたり定額法で計上されております。
(13)のれん及びその他の無形固定資産
のれん及び耐用年数が確定できないその他の無形固定資産は償却を行わず、代わりに毎年第4四半期に、または潜在的な減損の兆候があればより頻繁に減損テストを行っております。全てののれんは、企業結合のシナジー効果から便益を享受する報告単位に配分されます。報告単位の公正価値が、当該報告単位に割り当てられた帳簿価額を下回る場合には、当該差額をその報告単位に配分されたのれんの帳簿価額を限度とし、のれんの減損損失として認識しております。
耐用年数の見積りが可能な無形固定資産は、主としてソフトウエア、商標、特許権及び技術資産、ライセンス料、顧客関係であります。なお、ソフトウエアは主として3年から9年で、商標は15年で、特許権及び技術資産は5年から21年で、ライセンス料は7年で、顧客関係は10年から19年で定額償却しております。自社利用ソフトウェアの開発または取得に関連して発生した一定の原価は資産計上しております。これらの原価は主に第三者に対する支払い及びソフトウエア開発に係る従業員に対する給与であります。自社利用ソフトウエアの開発に関連して発生した原価はアプリケーション開発段階で資産計上しております。また、当社は、開発または取得した市場販売目的のソフトウエアに係る原価のうち、技術的実現可能性が確立した後の原価を資産計上しております。
(14)環境負債
環境浄化及びその他の環境関連費用に係る負債は、環境アセスメントあるいは浄化努力が要求される可能性が高く、その費用を合理的に見積ることができる場合に認識しており、連結貸借対照表のその他の固定負債に含めております。環境負債は、事態の詳細が明らかになる過程で、あるいは状況の変化の結果によりその計上額を調整しております。その将来義務に係る費用は現在価値に割引いておりません。
(15)法人税等
財務諸表上での資産及び負債の計上額とそれらの税務上の簿価との差異、並びに欠損金や税額控除の繰越に関連する将来の見積税効果について、繰延税金資産及び負債を認識しております。この繰延税金資産及び負債は、それらの一時差異が解消されると見込まれる年度の課税所得に対して適用される法定税率を使用して測定しております。税率変更による繰延税金資産及び負債への影響は、その税率変更に関する法律の制定日を含む期間の期間損益として認識しております。当社は、実現可能性が低いとみなされる繰延税金資産について評価性引当金を計上しております。
当社は、税法上の技術的な解釈に基づき、税務ポジションが、税務当局による調査において50%超の可能性をもって認められる場合に、その財務諸表への影響を認識しております。税務ポジションに関連するベネフィットは、税務当局との解決により、50%超の可能性で実現が期待される最大金額で測定されます。未認識税務ベネフィットに関連する利息及び課徴金については、連結損益計算書の法人税等に含めております。
(16)株式に基づく報酬
当社は、株式に基づく報酬費用を付与日の公正価値に基づいて測定し、定額法により必要なサービス提供期間である権利確定期間にわたり費用計上しております。
(17)1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は、当社株主に帰属する当期純利益を普通株式の期中加重平均株式数で割ることによって計算しております。希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は、全ての潜在的なストックオプションの権利行使による希薄化効果を含んでおります。
(18)収益の認識
当社は、主にプリンティング、メディカル、イメージング、インダストリアルの各ビジネスユニットの製品、消耗品並びに関連サービス等の売上を収益源としており、それらを顧客との個別契約に基づき提供しております。当社は、約束した財またはサービスの支配が顧客に移転した時点、もしくは移転するにつれて、移転により獲得が見込まれる対価を反映した金額により、収益を認識しております。詳細については、注15に記載しております。
(19)研究開発費
研究開発費は発生時に費用として計上しております。
(20)広告宣伝費
広告宣伝費は発生時に費用として計上しております。第124期及び第125期においてそれぞれ44,384百万円、42,990百万円であり、これらは連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。
(21)発送費及び取扱手数料
発送費及び取扱手数料は、第124期及び第125期においてそれぞれ69,956百万円、71,088百万円であり、これらは連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。
(22)金融派生商品
全ての金融派生商品を公正価値で認識し、連結貸借対照表の前払費用及びその他の流動資産もしくはその他の流動負債に含めております。
当社は特定の金融派生商品を、予定取引もしくは既に認識された資産または負債に関連して支払われるまたは受け取るキャッシュ・フローの変動に対するヘッジ(「キャッシュ・フローヘッジ」)に指定します。当社は、リスク管理の目的及び様々なヘッジ取引に関する戦略とともにヘッジ手段とヘッジ対象の関係も正式に文書化しております。また、当社は、ヘッジに使用している金融派生商品がヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動を相殺することに高度に有効であるか否かについて、ヘッジの開始時及びその後も定期的な評価を行っております。ヘッジが有効でないまたは有効でなくなったと判断された場合、当社は直ちにヘッジ会計を中止します。
キャッシュ・フローヘッジとして指定された金融派生商品の公正価値の変動は、ヘッジ対象として指定されたキャッシュ・フローの変動が損益に影響を与えるまで、その他の包括利益(損失)として計上しております。これらの金額は、ヘッジ対象が収益または費用として認識された期において、ヘッジ対象と同様の損益区分に振り替えられます。
また、当社はヘッジとして指定されない金融派生商品を使用しており、これらの当該金融派生商品の公正価値の変動は、ただちに収益または費用として認識しております。
さらに、当社は金融派生商品から生じるキャッシュ・フローを連結キャッシュ・フロー計算書上の営業活動によるキャッシュ・フローに含めております。
(23)保証
当社は、保証を行った時点で当該保証を行うことにより引き受けた債務の公正価値を負債として認識しております。
(24)新会計基準
(イ)新たに適用した会計基準
2023年12月に、FASBより基準書2023-09(「法人税開示の改善」-基準740(法人税))が公表されました。同基準は、税率調整表における特定の区分、法人所得税の支払額(国内および国外を区分)、法人税控除前の継続事業からの利益(国内および国外を区分)、および継続事業からの法人税費用(国内および国外を区分)を開示することを要求しております。当社は、この基準を2025年1月1日より開始する連結会計年度及び表示される全期間について遡及適用しております。この基準の適用が当社の経営成績及び財政状態に与える影響はありません。
(ロ)未適用の新会計基準
2025年7月に、FASBより基準書2025-05(「売上債権及び契約資産にかかる信用損失の測定」-基準書326(「金融商品-信用損失」)が公表されました。同基準は、基準書606(「顧客との契約から生じる収益」)に基づく取引から生じ、流動資産に区分される売上債権及び契約資産に対する信用損失の見積りを行うにあたり、貸借対照表日時点の状況が当該資産の残存期間にわたり変化しないと仮定する実務的な簡便法の選択を認めるものです。同基準は、2025年12月15日以降に開始する連結会計年度及びその期中の会計期間に適用されます。現在、当社はこの基準の適用が当社の経営成績及び財政状態に与える影響について検討しております。
当社は、中長期的な財務及び管理報告体制の品質維持、ならびに資本市場における国際的な財務情報の比較可能性の向上等を目的として、2027年度第1四半期より従来の米国会計基準に替えて国際財務報告基準(IFRS)を任意適用する予定です。そのため、2027年度以降に適用開始となる米国会計基準に関する未適用の新会計基準の記載を省略しております。
注2 投資
2025年12月31日現在における満期保有目的負債証券はありません。なお、2024年12月31日における連結貸借対照
表の短期投資に含めている満期保有目的負債証券は142百万円であり、公正価値と近似しております。
2024年及び2025年12月31日現在における連結貸借対照表の短期投資及び投資に含めている売却可能負債証券の取得原価、未実現利益及び損失、公正価値は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
取得原価総未実現
利益
総未実現
損失
公正価値取得原価総未実現
利益
総未実現
損失
公正価値
短期投資:
社債----1691-170
投資:
社債16,636965316,67925,5331433425,642
合計16,636965316,67925,7021443425,812

2025年12月31日現在における連結貸借対照表の短期投資及び投資に含めている売却可能負債証券の満期別情報は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
公正価値
1年以内170
1年超5年以内25,642
合計25,812

第124期及び第125期における持分証券に係る未実現及び実現損益は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
持分証券の当期の損益合計△3,0815,624
控除:持分証券の売却による当期の実現損益△61,615
12月31日現在保有している持分証券の未実現損益△3,0754,009

容易に算定可能な公正価値がない市場性のない持分証券の帳簿価額は、2024年及び2025年12月31日現在で11,067百万円、12,818百万円であります。第124期及び第125期における減損または観察可能な価格の変動による調整に重要性はありません。
2024年及び2025年12月31日現在における取得日から満期日までが3ヶ月超で、期末日から満期日までが1年以内の定期預金はそれぞれ4,633百万円、32,276百万円であり、連結貸借対照表の短期投資に含めております。また、2024年及び2025年12月31日現在における期末日から満期日までが1年超の定期預金はそれぞれ26,665百万円、313百万円であり、連結貸借対照表の投資に含めております。
2024年及び2025年12月31日現在における持分法適用関連会社への投資額は以下のとおりであります。
第125期
議決権の所有割合
第124期
(百万円)
第125期
(百万円)
Canon Korea Inc.50%15,48516,261
持分法適用関連会社 その他-13,49614,449
合計-28,98130,710

なお、それぞれの持分法適用関連会社への投資額とその持分法適用関連会社の純資産との差額に重要性はありません。
持分法投資損益は連結損益計算書の営業外収益及び費用に含めており、第124期及び第125期においてそれぞれ729百万円の利益、106百万円の利益であります。
注3 売上債権
2024年及び2025年12月31日現在における売上債権は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
受取手形33,54127,919
売掛金672,050705,890
売上債権705,591733,809
信用損失引当金△14,856△15,216
合計690,735718,593

注4 棚卸資産
2024年及び2025年12月31日現在における棚卸資産は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
製品521,961543,256
仕掛品250,939230,629
原材料68,93666,560
合計841,836840,445


注5 有形固定資産
2024年及び2025年12月31日現在における有形固定資産は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
土地286,826287,167
建物及び構築物1,905,3871,985,101
機械装置及び備品2,043,5692,121,606
建設仮勘定105,91791,613
ファイナンスリース使用権資産9,0089,197
取得価額計4,350,7074,494,684
減価償却累計額△3,203,327△3,304,002
合計1,147,3801,190,682

第124期及び第125期における減価償却費はそれぞれ175,636百万円、176,715百万円であります。
2024年及び2025年12月31日現在における有形固定資産の取得に係る未払金はそれぞれ46,010百万円、33,558百万円であり、これらは連結貸借対照表のその他の流動負債に含めております。連結キャッシュ・フロー計算書に表示されている固定資産には、有形固定資産と無形固定資産を含めております。
注6 貸手のリース会計
リース収益情報は以下のとおりであります。リース収益は連結損益計算書の製品売上高に含まれております。
(単位 百万円)

第124期第125期
販売型リース及び直接金融リース収益
リース開始時の収益159,132149,916
利息収益32,68034,982
販売型リース及び直接金融リース収益計191,812184,898
オペレーティングリース収益41,89039,646
変動リース収益7,4387,651
リース収益計241,140232,195

リース債権の内訳
リース債権は、主に当社製品及び関連製品の販売から生じる販売型リース及び直接金融リースから構成されるファイナンスリースに係るものであります。これらの債権の回収期間はおおむね1年から20年であります。
リース債権のうち1年以内に期限が到来するもの及び1年超のものは、それぞれ連結貸借対照表の短期リース債権及び長期リース債権に表示しており、リース債権の内訳は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
最低支払リース
受取総額
585,136599,238
無保証残存価額14,33713,429
履行費用--
未実現利益△68,112△71,135
小計531,361541,532
信用損失引当金△6,861△6,612
小計524,500534,920
1年以内回収額△165,245△173,602
合計359,255361,318

信用損失引当金
第124期及び第125期におけるリース債権に対する信用損失引当金の変動は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
期首残高5,8716,861
引当金償却△ 4,456△ 2,927
当期繰入額4,0962,535
その他1,350143
期末残高6,8616,612

当社は、製品の販売に際し、顧客の信用履歴が適切であることを確認し、滞留期間、マクロ経済状況、顧客に対する法的手続の開始及び破産申請など、種々の情報に基づき債権計上先の信用状況を継続的にモニタリングしております。リース債権に対する信用損失引当金は、リスクの特徴が類似する債権ごとに過去の信用損失実績及び合理的かつ裏付け可能な予測に基づき評価しております。当社は、破産申請など顧客の債務返済能力がなくなったと認識した時点において、顧客ごとに信用損失引当金を積み増しております。2024年及び2025年12月31日現在における期日を経過したリース債権または顧客ごとに信用損失引当金を評価しているリース債権には重要性がありません。
顧客に賃貸している設備
2024年及び2025年12月31日現在におけるオペレーティングリースに供されている資産の取得価額はそれぞれ183,343百万円、199,455百万円であり、減価償却累計額はそれぞれ102,887百万円、118,980百万円であります。これらは連結貸借対照表の有形固定資産に含めております。
リース料受取額の年度別内訳
2025年12月31日現在におけるファイナンスリース及び解約不能オペレーティングリースに関する将来の最低支払リース料受取額の年度別金額は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
ファイナンスリースオペレーティングリース
2026年度203,22313,204
2027年度162,1057,901
2028年度116,9514,502
2029年度70,3792,175
2030年度31,715965
2031年度以降14,865670
合計599,23829,417

リース債権の譲渡
当社は、外部の金融機関との間でリース債権を売却する債権譲渡契約を締結しています。当社は、この取引を基準書860「譲渡とサービシング」に基づき、売却として処理しています。第124期及び第125期において譲渡されたリース債権の金額はそれぞれ34,007百万円、51,467百万円です。2024年及び2025年12月31日現在における未回収金額はそれぞれ72,969百万円、95,653百万円であります。なお、当該取引による現金収入は、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローのリース債権の増加に含めております。当社は、引き続き金融機関に対して回収事務業務を提供していますが、2024年及び2025年12月31日現在における当該サービス負債の公正価値に重要性はありません。債務不履行が生じた際には、当社は一部遡求義務を負いますが、2024年及び2025年12月31日現在における当該遡求義務に重要性はありません。
注7 買収
2024年3月29日に、当社子会社のキヤノンマーケティングジャパン株式会社は、株式会社プリマジェストの発行済株式総数の100%を、現金を対価として37,000百万円にて取得し、株式会社プリマジェスト及びその子会社である他3社(以下、あわせて「プリマジェスト社」と総称)を子会社化しております。
当該買収により、プリマジェスト社が保有する知見やノウハウを取り入れることで、オペレーション効率とサービス品質を高めてBPO事業の更なる拡大を図るとともに、当社グループが保有する映像ソリューションやデジタルドキュメントサービス等で培った技術やシステム開発力を組み合わせることで新たなサービスを創出することができると考えております。
当該買収は取得法で処理されております。取得関連費用は発生時に費用として計上しており、その金額に重要性はありません。
支配獲得日において取得した資産及び引き継いだ負債に関する最終評価の公正価値の集計は以下の通りです。
(単位 百万円)
流動資産8,617
無形固定資産17,259
のれん19,715
その他3,734
取得資産計49,325
引受負債12,307
非支配株主持分△18
取得純資産37,000

取得した償却対象無形固定資産は、顧客関係16,219百万円、ソフトウエア1,040百万円により構成されております。顧客関係、ソフトウエアの加重平均償却年数はそれぞれ約19年、約5年であり、無形固定資産全体の加重平均償却年数は約18年であります。
計上したのれんは、今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から構成されており、税務上損金算入はできません。当社は、のれんを本社資産としており、内部管理上はビジネスユニットに配分をしておりません。なお、減損テストにおいては、当該のれんをプリンティングビジネスユニットに属する報告単位に配分しております。当社の第124期連結損益計算書に含まれる支配獲得日以降のプリマジェスト社の売上高および純利益に重要性はありません。第124期の期首時点でプリマジェスト社が当社の連結財務諸表に含まれていたと仮定した場合の経営成績は、当社の連結損益計算書に与える影響が軽微なため、開示しておりません。

注8 のれん及びその他の無形固定資産
第124期において取得した償却対象無形固定資産は、注7記載の買収による取得を含め、49,961百万円であり、主なものは33,501百万円のソフトウエアであります。第124期に取得した無形固定資産合計の加重平均償却年数は約9年であり、ソフトウエアの加重平均償却年数は約5年であります。第125期において取得した償却対象無形固定資産は、37,857百万円であり、主なものは34,379百万円のソフトウエアであります。第125期に取得した無形固定資産合計の加重平均償却年数は約5年であり、ソフトウエアの加重平均償却年数は約5年であります。
2024年及び2025年12月31日現在における、償却対象無形固定資産は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
取得価額償却累計額取得価額償却累計額
ソフトウエア490,350376,658530,728409,817
顧客関係192,67297,407193,882110,542
特許権及び技術資産129,27888,792134,290102,257
商標53,40934,32660,63743,692
ライセンス料6,1244,7135,2044,441
その他16,63511,19413,43010,001
合計888,468613,090938,171680,750

第124期及び第125期における償却費合計はそれぞれ61,259百万円、62,834百万円であります。2025年12月31日現在における償却対象無形固定資産の次期以降5年間における見積償却費は、60,019百万円(第126期)、45,817百万円(第127期)、39,417百万円(第128期)、31,895百万円(第129期)、24,242百万円(第130期)であります。
2024年及び2025年12月31日現在における、のれんを除く、非償却無形固定資産の金額には重要性がありません。
当社は、のれんを本社資産としており、内部管理上はビジネスユニットに配分をしておりません。なお、減損テストにおいては、各ビジネスユニットを構成する報告単位にのれんを配分しております。
第124期及び第125期における、セグメントごとののれんの帳簿価額の変動は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期
プリンティングメディカルイメージングインダストリアルその他及び
全社
合計
のれん-総額176,067565,687331,33411,7307011,085,519
減損損失累計額△40,119----△40,119
期首残高135,948565,687331,33411,7307011,045,400
当期取得額19,715----19,715
のれんの減損損失*-△165,100---△165,100
為替換算調整額
及びその他
5,3072,5446,0571,353△1815,243
のれん-総額203,081568,231337,39113,0836831,122,469
減損損失累計額△42,111△165,100---△207,211
期末残高160,970403,131337,39113,083683915,258

*当社は、メディカル関連市場について、長期的には安定的に成長する市場であると考えております。一方で、地政学的リスクの高まりにより一部のビジネスが制限を受けていることに加え、中国における景気低迷の長期化や、日本国内における医療機関の経営状況の悪化などを背景として、短期的には買収時に策定した計画の達成が困難な状況となっておりました。このような状況を踏まえ、当社は2024年2月にメディカル事業革新委員会を発足させ、CMSCと当社とのシナジー発揮を前提とした収益性向上に向け、抜本的な構造改革を推進しております。また、こうしたビジネス環境の変化を反映し、2024年10月1日を基準日として実施した年次ののれんの減損テストにおいては、主要市場の成長率を中心に販売予測を見直し、これを将来計画に反映いたしました。その結果、当該事業の収益性は当初の想定を下回るものとなりました。割引キャッシュ・フロー分析に基づいて算定したメディカル報告単位の公正価値が帳簿価額を下回ることとなったため、注1に記載ののれんの減損会計に関する会計方針に基づき、当社は当該公正価値と帳簿価額との差額である165,100百万円を、のれんの減損損失として認識しました。
(単位 百万円)
第125期
プリンティングメディカルイメージングインダストリアルその他及び
全社
合計
のれん-総額203,081568,231337,39113,0836831,122,469
減損損失累計額△42,111△165,100---△207,211
期首残高160,970403,131337,39113,083683915,258
当期取得額------
為替換算調整額
及びその他
11,2502,75156,650△1343170,548
のれん-総額219,287570,982394,04112,9497141,197,973
減損損失累計額△47,067△165,100---△212,167
期末残高172,220405,882394,04112,949714985,806


注9 短期借入金及び長期債務
金融サービスに係る短期借入金は、当社が保有するリース子会社において、顧客に対する融資をファイナンスするための銀行借入であります。2024年及び2025年12月31日現在における銀行借入による金融サービスに係る短期借入金は、それぞれ40,400百万円、38,100百万円であり、その他の銀行借入による短期借入金は276,106百万円、371,112百万円であります。なお、2024年及び2025年12月31日現在の加重平均利率はそれぞれ0.38%、0.78%であります。2025年12月31日現在における当座貸越契約に基づく未使用の信用枠は680,000百万円であり、借入金利は基準金利にスプレッドを加えた金利であります。
2024年及び2025年12月31日現在における長期債務は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
銀行借入; 銀行利率1.04%(2025年12月31日時点)*1201,909401,699
その他の債務*24,9905,199
206,899406,898
1年以内に返済する長期債務△1,824△101,928
合計205,075304,970

*1 銀行借入には、シンジケートローン契約による400,000百万円が含まれています。当該借入金の内訳は、2024年12月期に調達した100,000百万円(2026年12月期満期)、2024年12月期に調達した100,000百万円(2027年12月期満期)、および2025年12月期に調達した200,000百万円(2030年12月期満期)であります。
*2 その他の債務には、長期借入金及びファイナンスリース債務が含まれます。
2025年12月31日現在における長期債務の年度別返済額は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
2026年度101,928
2027年度102,354
2028年度1,145
2029年度1,077
2030年度200,262
2031年度以降132
合計406,898

主な短期及び長期借入金については、貸主である銀行と次のような一般的な約定を取り交わしております。すなわち、銀行の要求により、現在及び将来の借入に対する担保の設定または保証人の提供を行うこと、また、銀行は銀行預金と返済期日の到来した借入金または約定不履行の場合は全ての借入金を相殺する権利を有することを約定しております。
注10 買入債務
2024年及び2025年12月31日現在における買入債務は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
支払手形78,48544,757
買掛金271,643266,075
合計350,128310,832

当社は、第三者金融機関とサプライヤー・ファイナンス・プログラムを締結しており、サプライヤーと結ん だ契約に基づいて、第三者金融機関に対して60日から180日後に支払いをしております。サプライヤーは第三者金融機関より、割引による早期支払いを自らの裁量で受けることができます。当社は、サプライヤー・ファイナンス・プログラムのための担保資産あるいは保証の提供はありません。また、当社はサプライヤーと第三者金融機関との間の契約に関与しておりません。2024年及び2025年12月31日現在におけるサプライヤー・ファイナンス・プログラムの債務金額は、それぞれ91,407百万円、54,545百万円であり、主に上記の買入債務に含まれております。第124期及び第125期連結会計期間における変動は以下のとおりです。
(単位 百万円)
第124期第125期
期首残高87,02691,407
新規計上額293,949279,855
支払額△289,575△316,724
その他77
期末残高91,40754,545


注11 未払退職及び年金費用
当社及び一部の子会社は、ほとんど全ての従業員を対象とする拠出型及び非拠出型確定給付型年金制度を採用しております。退職年金の給付額は従業員の給与及び勤続年数に基づいております。また、当社及び一部の子会社は、ほとんど全ての従業員を対象とする確定拠出型年金制度等を採用しております。
債務と積立状況
給付債務及び年金資産の公正価値の期首残高と期末残高との調整表は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
国内制度海外制度国内制度海外制度
予測給付債務の変動:
予測給付債務期首残高765,725410,599719,568423,525
勤務費用22,7232,31820,4233,339
利息費用11,70015,52813,90215,832
従業員拠出-932-978
年金数理上の損失(△利益)△30,495△18,773△69,135△20,310
給付支払額△46,720△16,311△49,564△16,576
買収330---
制度改訂△3,695-418180
縮小・清算による影響額---△4,117
為替換算調整-29,232-35,246
予測給付債務期末残高719,568423,525635,612438,097
年金資産の変動:
年金資産の公正価値期首残高749,219346,125807,351372,552
年金資産の実際収益79,465△64973,2628,912
事業主拠出13,21215,63811,6046,252
従業員拠出-932-978
給付支払額△34,789△16,265△37,379△15,913
買収244---
清算による影響額---△1,773
為替換算調整-26,771-29,562
年金資産の公正価値期末残高807,351372,552854,838400,570
積立状況87,783△50,973219,226△37,527

2024年及び2025年12月31日現在の連結貸借対照表における認識額は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
国内制度海外制度国内制度海外制度
前払退職及び年金費用176,55632,568294,23942,747
未払費用△4,637△1,524△4,034△1,750
未払退職及び年金費用△84,136△82,017△70,979△78,524
合計87,783△50,973219,226△37,527

2024年及び2025年12月31日現在のその他の包括利益(損失)累計額における認識額(税効果調整前)は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
国内制度海外制度国内制度海外制度
年金数理上の損失(△利益)△32,774105,437△149,36487,137
過去勤務債務△8,253△6,562△6,171△4,999
合計△41,02798,875△155,53582,138

確定給付制度の累積給付債務は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
国内制度海外制度国内制度海外制度
累積給付債務705,204407,160626,581422,432

退職給付及び年金制度において、予測給付債務が年金資産を上回る予測給付債務及び年金資産の公正価値、また累積給付債務が年金資産を上回る累積給付債務及び年金資産の公正価値は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
国内制度海外制度国内制度海外制度
予測給付債務が年金資産を上回る制度
予測給付債務135,025389,669119,440403,837
年金資産の公正価値48,680335,78548,775362,948
累積給付債務が年金資産を上回る制度
累積給付債務122,51164,49580,96063,207
年金資産の公正価値42,15724,84012,64126,974

期間純年金費用及びその他の包括利益(損失)の内訳
第124期及び第125期における期間純年金費用の内訳は以下のとおりであります。期間純年金費用のうち、勤務費用は、連結損益計算書の売上原価及び営業費用に含めており、勤務費用以外の要素は、連結損益計算書の営業外収益及び費用のその他純額に含めております。
(単位 百万円)

第124期第125期
国内制度海外制度国内制度海外制度
勤務費用22,7232,31820,4233,339
利息費用11,70015,52813,90215,832
年金資産の期待運用収益△23,261△21,138△25,534△19,371
過去勤務債務の償却費用△3,113△1,352△1,664△1,383
数理差異の償却費用78,828△1618,449
縮小・清算による影響額△145△17△112-
合計7,9114,1676,8546,866

第124期及び第125期における、その他の包括利益(損失)に計上されている年金資産と予測給付債務のその他の変化は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
国内制度海外制度国内制度海外制度
年金数理上の損失(△利益)の当期発生額△86,6993,014△116,863△9,851
過去勤務債務の当期発生額△3,6957418180
数理差異の償却費用△7△8,828161△8,449
過去勤務債務の償却費用3,1131,3521,6641,383
縮小・清算による影響額14517112-
合計△87,143△4,438△114,508△16,737

前提条件
給付債務に係る前提条件は、以下のとおりであります。
第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
国内制度海外制度国内制度海外制度
割引率1.9%3.9%2.9%4.3%
給与水準の予想上昇率2.3%2.2%2.3%2.1%
キャッシュバランスプランに係る予想再評価率1.7%1.8%1.7%1.5%

期間純年金費用に係る前提条件は、以下のとおりであります。
第124期第125期
国内制度海外制度国内制度海外制度
割引率1.5%3.7%1.9%3.9%
給与水準の予想上昇率2.3%2.1%2.3%2.2%
年金資産の長期期待収益率3.1%6.0%3.2%5.3%
キャッシュバランスプランに係る予想再評価率1.7%1.7%1.7%1.8%

当社は、投資対象の様々な資産カテゴリーの長期期待運用収益に基づき長期期待収益率を設定しております。その設定にあたっては、資産カテゴリー別に将来収益に対する予測や過去の運用実績を考慮しております。
年金資産
当社の投資政策は、受給権者に対する将来の年金給付に対応できる十分な年金資産を確保すべく策定されております。また当社は、年金資産の長期期待収益率を考慮した上で、持分証券及び負債証券の最適な組み合わせからなる基本ポートフォリオを策定しております。年金資産は、中長期的に期待されるリターンを生み出すべく、基本 ポートフォリオの指針に基づいて個別の持分証券及び負債証券に投資されます。当社は、この基本ポートフォリオを修正する必要があるかどうかを判断するため、年金資産の長期期待運用収益と実際の運用収益との乖離幅を毎年検証しております。当社は、年金資産の長期期待運用収益率を達成するために基本ポートフォリオの見直しが必要だと考えられる場合は、必要な範囲で基本ポートフォリオを見直します。
当社の国内制度の資産ポートフォリオは、大きく3つの資産区分に分類されます。約30%を持分証券で運用し、約50%を負債証券で運用し、生命保険会社が扱う生保一般勘定を含む保険契約などのその他資産で約20%運用しております。当社の海外制度の投資政策は、国ごとに異なっておりますが、資産ポートフォリオは大きく3つの資産区分に分類され、約10%を持分証券で運用し、約50%を負債証券で運用し、不動産などで運用するその他資産で約40%運用しております。
当社の投資方針における年金資産の目標配分は、2024年及び2025年12月31日現在の年金資産の配分実績と近似しております。
持分証券は、主に証券取引所に上場されている株式であり、投資対象企業の経営内容について精査し、業種、 銘柄など適切な分散投資を行っております。負債証券は、主に国債、公債、社債から構成されており、格付け、 利率、償還日などの発行条件を精査して、適切な分散投資を行っております。合同運用信託については、持分証券 及び負債証券と同様な投資方針で行っております。保険契約は、当社と生命保険会社との間に複数の保険契約があり、予定利率と元本が保証されている生保一般勘定や加入対象者に将来の契約上の年金給付が保証されている団体年金保険契約が含まれます。外国銘柄への投資については、政治、経済の安定性、決済システム及び税制等の市場特性を精査し、適切に投資対象国及び通貨を選定しております。
公正価値の測定に使用されるインプットの3つのレベルの区分については、注22に記載しております。当社の資産カテゴリー別の年金資産の公正価値は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期
2024年12月31日
国内制度海外制度
レベル1レベル2レベル3合計レベル1レベル2レベル3合計
年金資産
持分証券:
国内株式(1)134,756--134,756----
外国株式21,957--21,9578,746--8,746
合同運用信託(2)-203,668-203,668-33,934-33,934
負債証券:
国債(3)107,134--107,134----
公債-1,123-1,123-5,752-5,752
社債-21,035-21,035-8,049-8,049
合同運用信託(4)-180,553-180,553-170,566-170,566
資産担保証券-18,141-18,141-23,186-23,186
その他資産:
保険契約-69,425-69,425-16,03635,96752,003
その他-33,00446633,470-51,491-51,491
純資産価値で測定さ
れた投資
---16,089---18,825
年金資産合計263,847526,949466807,3518,746309,01435,967372,552

(1)当社が年金資産として保有している国内株式に含まれる当社株式及び上場子会社株式は、359百万円であります。
(2)持分証券の合同運用信託は、上場株式を対象として、国内制度では約20%を国内株式、約80%を外国株式、海外制度では主に外国株式に投資をしております。
(3)国債は、国内制度では約75%を日本国債、約25%を外国国債に投資をしております。
(4)負債証券の合同運用信託は、国内制度では約30%を日本国債、約55%を外国国債、約5%を日本の公債、約10%を日本の社債、海外制度では約50%を外国国債、約50%を社債に投資しております。

(単位 百万円)
第125期
2025年12月31日
国内制度海外制度
レベル1レベル2レベル3合計レベル1レベル2レベル3合計
年金資産
持分証券:
国内株式(5)162,665--162,665----
外国株式25,529--25,5297,978--7,978
合同運用信託(6)-196,069-196,069-40,395-40,395
負債証券:
国債(7)20,326--20,326----
公債-----5,127-5,127
社債-15,437-15,437-10,461-10,461
合同運用信託(8)-198,145-198,145-187,057-187,057
資産担保証券-14,619-14,619-21,913-21,913
その他資産:
保険契約-77,392-77,392-9,75434,91244,666
その他-127,551516128,067-62,354-62,354
純資産価値で測定さ
れた投資
---16,589---20,619
年金資産合計208,520629,213516854,8387,978337,06134,912400,570

(5)当社が年金資産として保有している国内株式に含まれる当社株式及び上場子会社株式は、259百万円であります。
(6)持分証券の合同運用信託は、上場株式を対象として、国内制度では約20%を国内株式、約80%を外国株式、海外制度では主に外国株式に投資をしております。
(7)国債は、国内制度では主に日本国債に投資をしております。
(8)負債証券の合同運用信託は、国内制度では約20%を日本国債、約65%を外国国債、約5%を日本の公債、約10%を日本の社債、海外制度では約55%を外国国債、約45%を社債に投資しております。
公正価値の階層は、安全性を区分するものではなく、公正価値を測定する際の時価を分類したものであります。
レベル1に該当する資産は、主に株式や国債で、十分な取引量と頻繁な取引がある活発な市場における調整不要な市場価格で評価しております。
レベル2に該当する資産は、主に持分証券や負債証券に投資をしている合同運用信託、社債、生保一般勘定及びその他であります。合同運用信託は日常的に流通しており、また運用機関により計算された純資産価値により評価しております。社債については、活発ではない市場における同一資産の市場価格により評価しております。生保一般勘定は、転換価格で評価しております。その他は、主に現金及び現金同等物やヘッジファンドで構成されております。
レベル3に該当する資産は団体年金保険契約及びヘッジファンドであり、2024年及び2025年12月31日現在の残高はそれぞれ36,433百万円、35,428百万円であります。第124期及び第125期における該当資産に係る収益、購入及び売却については重要性はありません。
拠出
当社は第126期中に確定給付型年金の国内及び海外制度に対して、それぞれ11,255百万円、6,542百万円の拠出を見込んでおります。
予想将来給付額
2025年12月31日現在における予想将来給付額は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
国内制度海外制度
2026年度47,99118,951
2027年度50,98819,538
2028年度50,07521,065
2029年度48,07222,646
2030年度45,98423,224
2031年度~2035年度計213,177125,832

複数事業主制度
第124期及び第125期における、オランダを主とする複数事業主制度に係る費用はそれぞれ6,353百万円、6,837百万円であります。オランダの子会社が加入する複数事業主制度の積立割合は、2024年12月31日時点において113.0%であります。これらの団体労働協約に定められる条件は、現地の労働組合と加入雇用者の間で継続的に協議されております。本協約の条項に基づき、当社が他の加入雇用者の債務を負担することはありません。
確定拠出制度
第124期及び第125期における、当社及び一部の子会社が計上した確定拠出型年金制度の費用はそれぞれ29,302百万円、32,656百万円であります。
注12 法人税等
連結損益計算書の税引前当期純利益及び法人税等の内訳は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
国内海外合計国内海外合計
税引前当期純利益120,709180,452301,161291,676190,383482,059
法人税等
当期税額91,36141,497132,85887,54245,520133,062
繰延税額△4,597△9,974△14,571△2,860△6,296△9,156
合計86,76431,523118,28784,68239,224123,906

当社及び国内子会社は、所得に対する種々の税金を課せられております。第124期及び第125期における法定実効税率はともに約31%であります。
親会社所在国である日本国内の法定実効税率と第124期及び第125期の税引前当期純利益に対する実効税率との差異は以下のとおりであります。
(単位 百万円、%)
第124期第125期
法定実効税率93,36031.0%149,43831.0%
税率を増加(△減少)させる要因:
海外
米国
日本国との税率差△5,550△1.8△5,280△1.1
その他△483△0.24,1720.9
英国
未認識税務ベネフィットの変動△7,911△2.6--
その他2450.1△55△0.0
その他海外△1,895△0.6△11,530△2.4
国内
税務上損金算入されない費用
のれんの減損損失51,18117.0--
その他4740.25030.1
海外子会社の未分配利益等9,3823.18,2211.7
試験研究費の税務上の恩恵△16,924△5.6△15,496△3.2
税制改正による影響3730.1△1,963△0.4
その他△3,965△1.4△4,104△0.9
税引前当期純利益に対する実効税率118,28739.3%123,90625.7%

第125期における支払法人税の金額は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)
国内90,063
海外
米国23,364
その他37,623
合計151,050

税効果会計の適用に基づく繰延税金は、連結貸借対照表の以下の科目に含めて表示しております。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
その他の資産101,70577,170
その他の固定負債△37,346△44,881
合計64,35932,289

2024年及び2025年12月31日現在において、繰延税金資産及び負債を生じさせている主な一時差異の税効果額は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
繰延税金資産:
棚卸資産14,08215,115
未払事業税4,1144,001
未払退職及び年金費用2,63548,048
研究開発費
(税務上資産化しているもの)
9,49112,504
有形固定資産48,39250,219
オペレーティングリース負債25,37523,337
未払費用28,68730,699
繰越欠損金38,74536,829
その他60,15867,321
小計231,679288,073
評価性引当金△18,272△17,943
繰延税金資産の総額213,407270,130
繰延税金負債:
海外子会社の未分配利益△19,526△22,103
税務上の準備金及び積立金△3,292△3,556
前払退職及び年金費用-△90,273
ファイナンスリース△19,670△19,857
オペレーティングリース使用権資産△24,683△22,898
無形固定資産△37,892△31,936
その他△43,985△47,218
繰延税金負債の総額△149,048△237,841
繰延税金資産の純額
(繰延税金負債控除後)
64,35932,289

繰延税金資産に関する評価性引当金は、第124期には2,958百万円減少し、第125期には329百万円減少しております。過去の課税所得の水準と将来の課税所得の予測をもとに、当社は2025年12月31日現在の評価性引当金控除後の繰延税金資産は実現する可能性が高いと考えております。
2025年12月31日現在において、将来課税所得が発生する場合、それを相殺することが可能な税務上の繰越欠損金残高及び繰越可能期限は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
2026年863
2027年から2030年まで28,301
2031年から2035年まで18,329
2036年から2045年まで8,818
無期限118,238
合計174,549

当社は国内子会社で発生した未分配利益については、日本の税法により国内子会社からの配当金が無税であるため、繰延税金負債を計上しておりません。
また、当社は海外子会社で発生した未分配利益のうち、一部については、恒久的に再投資される予定のため、これに対応する繰延税金負債を認識しておりません。2025年12月31日現在において当該未分配利益は699,337百万円であり、対応する未認識の繰延税金負債は16,451百万円であります。当該未認識の繰延税金負債は、これらの未分配利益を恒久的に再投資しないと見込まれた時点で認識されることとなります。
第124期及び第125期における未認識税務ベネフィットの期首残高と期末残高との調整は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
期首残高8,796950
当期の税務ポジションに関連する増加575161
当期の税務ポジションに関連する減少△8,911△161
過年度の税務ポジションに関連する増加101-
その他389112
期末残高*9501,062

*2024年及び2025年12月31日現在における連結貸借対照表のその他の固定負債に含めている未認識税務ベネフィットのうち、繰延税金資産と相殺している額はそれぞれ524百万円、586百万円であります。
2024年及び2025年12月31日現在における未認識税務ベネフィットのうち、認識された場合、実効税率を減少させる額はそれぞれ950百万円、1,062百万円であります。
当社は、未認識税務ベネフィットの見積り及びその前提について妥当であると考えておりますが、税務調査や関連訴訟の最終結果に関する不確実性は、将来の実効税率に影響を与える可能性があります。2025年12月31日現在において、当社が認識している限りにおいて、今後12ヶ月以内の未認識税務ベネフィットの重要な変動は予想しておりません。
未認識税務ベネフィットに関連する利息及び課徴金については、連結損益計算書の法人税等に含めております。2024年及び2025年12月31日現在における、連結貸借対照表の未払利息及び課徴金、及び連結損益計算書の法人税等に含まれる利息及び課徴金の金額には重要性がありません。
当社は日本及び様々な海外地域の税務当局に法人税の申告をしております。日本国内においては、2020年度以前の事業年度について税務当局による通常の税務調査が終了しております。移転価格税制に関する税務調査についても、2020年度以前の事業年度について税務当局による税務調査が終了しております。また、米国やオランダを含むその他の主要な海外地域においては、いくつかの例外を除き、2013年度以前の事業年度について税務調査が終了しております。
注13 利益準備金及びその他の利益剰余金
日本の会社法によれば、当社及び日本の子会社の行ったその他の利益剰余金による配当の10%の金額を利益準備金として積立てることが要求されております。各社ごとに資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の25%に達した時は、その後の剰余金の配当による積立は不要になります。また、日本の会社法では、資本準備金と利益準備金を株主総会の決議により配当することが可能となります。海外の子会社もそれぞれの国の法のもと、剰余金を利益準備金として積立てることが要求されております。
配当金額及び剰余金の利益準備金への積立額は、連結会計年度中に確定した金額を計上しております。
2025年12月31日現在における利益剰余金は、株主総会決議に基づき2026年3月以降に支払われる2025年12月31日に終了した事業年度に係る期末配当70,290百万円を反映しておりません。
日本の会社法のもとでの分配可能額は、日本の会計基準に準拠して作成された当社の個別財務諸表に基づいております。2025年12月31日における分配可能額は、1,020,811百万円であります。
2025年12月31日現在における利益剰余金は、持分法適用関連会社の未分配利益のうち、当社持分の25,278百万円を含んでおります。

注14 その他の包括利益(損失)
第124期及び第125期におけるその他の包括利益(損失)累計額の変動は以下のとおりであります。
第124期(単位 百万円)
為替換算
調整額
未実現
有価証券
評価損益
金融派生
商品損益
年金債務
調整額
合計
期首残高374,93726924△107,129268,758
組替前その他の包括利益
(損失)
144,27063△4,36056,335196,308
その他の包括利益(損失)
累計額からの組替金額
154△581,9173,8185,831
当期純変動額144,4245△2,44360,153202,139
期末残高519,36131△1,519△46,976470,897


第125期(単位 百万円)
為替換算
調整額
未実現
有価証券
評価損益
金融派生
商品損益
年金債務
調整額
合計
期首残高519,36131△1,519△46,976470,897
組替前その他の包括利益
(損失)
145,409100△1,37779,858223,990
その他の包括利益(損失)
累計額からの組替金額
642△541,1104,6636,361
当期純変動額146,05146△26784,521230,351
期末残高665,41277△1,78637,545701,248

第124期及び第125期におけるその他の包括利益(損失)累計額から組み替えられた金額は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
その他の包括利益(損失)累計額からの組替金額(注)
第124期第125期連結損益計算書に
影響する項目
為替換算調整額:
223936販売費及び一般管理費
△69△294法人税等
154642非支配持分控除前当期純利益
--非支配持分帰属損益
154642当社株主に帰属する当期純利益
未実現有価証券評価損益:
△73△68その他-純額
1514法人税等
△58△54非支配持分控除前当期純利益
--非支配持分帰属損益
△58△54当社株主に帰属する当期純利益
金融派生商品損益:
2,6041,655売上高
△797△574法人税等
1,8071,081非支配持分控除前当期純利益
11029非支配持分帰属損益
1,9171,110当社株主に帰属する当期純利益
年金債務調整額:
4,2085,129その他-純額
△700△847法人税等
3,5084,282非支配持分控除前当期純利益
310381非支配持分帰属損益
3,8184,663当社株主に帰属する当期純利益
組替金額合計
-税効果及び非支配持分調整後
5,8316,361

(注)金額の増加(減少)は連結損益計算書における利益の減少(増加)を示しております。
その他の包括利益(損失)には税効果額が含まれており、非支配持分を含む調整金額は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
税効果
調整前
税効果額税効果
調整後
税効果
調整前
税効果額税効果
調整後
為替換算調整額:
当期発生額146,399△829145,570146,813△776146,037
当期に実現した
損益の組替修正額
223△69154936△294642
当期純変動額146,622△898145,724147,749△1,070146,679
未実現有価証券評価損益:
当期発生額79△1663124△24100
当期に実現した
損益の組替修正額
△7315△58△6814△54
当期純変動額6△1556△1046
金融派生商品損益:
当期発生額△5,9451,705△4,240△2,202893△1,309
当期に実現した
損益の組替修正額
2,604△7971,8071,655△5741,081
当期純変動額△3,341908△2,433△547319△228
年金債務調整額:
当期発生額87,373△23,89163,482126,116△37,62988,487
当期に実現した
損益の組替修正額
4,208△7003,5085,129△8474,282
当期純変動額91,581△24,59166,990131,245△38,47692,769
その他の包括利益(損失)234,868△24,582210,286278,503△39,237239,266

注15 収益
プリンティングビジネスユニットの製品(オフィス向け複合機、レーザープリンター、インクジェットプリンター等)及びイメージングビジネスユニットの製品(デジタルカメラ等)の販売による収益は、製品の支配を顧客がいつ獲得するかにより、主に出荷または引渡時点で認識しております。
また、メディカルビジネスユニットの製品(CT装置やMRI装置等)及びインダストリアルビジネスユニットの製品(半導体露光装置やFPD露光装置等)の販売にあたり、機器の性能に関して顧客検収を要する場合は、機器が顧客の場所に据え付けられ、合意された仕様が客観的な基準により達成されたことを確認した時点で、収益を認識しております。
当社のサービス売上の大部分は、プリンティングの製品及びメディカルの製品のメンテナンスサービスに関連するものであり、一定期間にわたり認識しております。プリンティングの製品のサービス契約は、通常、顧客は、機器の使用量に応じた従量料金、固定料金、または、基本料金に加えて使用量に応じた従量料金を支払う契約であり、修理作業及び消耗品の提供を含んでおります。プリンティングの製品のサービス契約による収益の大部分は、顧客への請求金額が、履行義務の充足に伴い顧客に移転した価値と直接対応していることから、顧客への請求金額により収益を計上しております。メディカルの製品のサービス契約は、通常、顧客は、当社が提供する待機サービスの対価として、固定料金を支払っており、当社は契約期間にわたり均等に収益を認識しております。
プリンティングの製品に関するサービス契約の多くは、関連する製品販売契約と一体で実行されます。製品及びサービスの取引価格は、独立販売価格の比率に基づいて各履行義務に配分される必要があり、その配分には判断が伴います。独立販売価格は、市場の状況及びその他観察可能なインプットを含む合理的に入手可能な全ての情報に基づき、配分の目的に合致するように設定された価格のレンジを用いて見積もられています。製品またはメンテナンスサービスの取引価格が設定されたレンジを外れる場合は、見積独立販売価格に基づき取引価格は配分されることになります。契約獲得の追加コストは、関連するプリンティングの製品が販売された時に、費用として認識しております。
転用可能性がなく、かつ完了した成果に対して顧客から支払いを受ける強制力のある権利を有している一部のインダストリアルの製品の販売契約(以下「長期契約」)に関する収益は一定期間にわたり認識しており、コストを基礎とする進捗度に基づき、完成時の見積り利益の当期進捗分を含む収益が当期に認識されます。未完成の長期契約に関する損失は、損失が発生することが明らかになった期に認識されます。長期契約に関する作業実績や作業状況、想定される収益性の変化や最終的な契約条項がコストや収益の見積りに与える影響は、それらが識別され合理的に見積り可能になった期に認識されます。将来コストや完成時の利益に影響を与える要素は生産効率、労働力や資材の利用可能性とコストを含み、これらの要素は見積りの正確性に影響し、将来の収益と売上原価に重要な影響を与えることがあります。
財またはサービスの移転と交換に当社が受け取る取引価格は、値引き、顧客特典、売上に応じた割戻し等の変動対価を含んでおります。変動対価は、主として、販売代理店や小売店が主要顧客であるイメージングの製品の販売に関連しております。当社は、変動対価に関する不確実性が解消された時点で収益認識累計額の重要な戻し入れが生じない可能性が高い範囲で、変動対価を取引価格に含めております。変動対価は、過去の傾向や売上時点におけるその他の既知の要素に基づいて見積もっており、直近の情報に基づき定期的に見直しております。また、当社は、販売後の短期間、顧客に製品の返品権を付与することがあり、当該返品権により予想される返品を考慮し決定された取引価格に基づき収益認識をしております。
収益認識のタイミングにより細分化した収益は以下となります。セグメント別、製品別、及び地域別に細分化した収益については、注23に記載しております。
(単位 百万円)
第124期
プリンティングメディカルイメージングインダストリアルその他
及び全社
消去連結
一時点で認識
する収益
1,845,411380,598928,462278,369222,415△104,5793,550,676
一定期間に
わたり
認識する収益
677,314188,2108,92973,36111,331-959,145
合計2,522,725568,808937,391351,730233,746△104,5794,509,821

(単位 百万円)
第125期
プリンティングメディカルイメージングインダストリアルその他
及び全社
消去連結
一時点で認識
する収益
1,799,636381,9071,045,292291,207220,786△103,4373,635,391
一定期間に
わたり
認識する収益
694,762198,7159,60869,92116,330-989,336
合計2,494,398580,6221,054,900361,128237,116△103,4374,624,727

*当社は、第125期より、報告セグメントごとの業績をより適切に管理するため、インダストリアルビジネスユニットにおけるグループ間取引の業績管理方法を変更しております。これに伴い、第124期についても組み替えて表示しております。
一定期間にわたり認識している収益は、主にプリンティング及びメディカルの製品のメンテナンスサービスから得られる収益、並びに転用可能性がなく、かつ完了した成果に対して顧客から支払いを受ける強制力のある権利を当社が有している一部のインダストリアルの製品の販売が含まれています。
当社は、主にプリンティングの製品のサービスから生じる未請求債権を契約資産として計上しております。契約資産は、契約条件に基づいて請求される時に売上債権に振り替えられており、契約資産にかかる期首残高と期末残高の差額は主に、履行義務を充足する時点と顧客への請求時点が異なることに起因しております。2024年及び2025年12月31日現在における契約資産は、それぞれ46,046百万円、52,151百万円であり、連結貸借対照表の前払費用及びその他の流動資産に含めております。
当社は、通常、履行義務を充足した時点で、顧客に対して取引価格を請求し、その後短期間で回収をしております。また、当社は、一部のプリンティングの製品及びメディカルの製品のサービス契約並びに一部のインダストリアルの製品の販売において、対価の一部を前受金として回収する場合があります。顧客から受領した対価のうち既に収益として認識した額を上回る部分を、財またはサービスの移転による履行義務を充足するまで繰延収益として計上しております。2024年及び2025年12月31日現在における繰延収益は、それぞれ178,436百万円、158,636百万円であります。このうち、159,326百万円、138,505百万円を連結貸借対照表のその他の流動負債、19,110百万円、20,131百万円をその他の固定負債に含めて表示しております。2024年12月31日時点の繰延収益のうち、135,210百万円を第125期に収益として認識しております。
製品の販売から生じる未充足の履行義務は、主に一部のインダストリアルの製品の販売から発生しており、2025年12月31日現在において、79,832百万円であります。このうち、87%は翌年に収益認識され、残りの13%は2年以内に収益認識されると見込んでおります。当初に予想された契約期間が1年を超えるサービス契約の固定契約から生じる未充足の履行義務は、2025年12月31日現在において、266,469百万円であります。このうち、37%は翌年に収益認識されると見込んでおり、平均残存契約年数は約3年となっております。なお、サービス契約の大部分については、請求金額に基づき収益計上する実務上の簡便法を適用しているか、または当初に予想された契約期間が1年未満であることから、未充足の履行義務に関する注記を省略しております。
当社は、連結損益計算書の収益について、顧客から徴収し政府機関へ納付される税金を除いて表示しております。
注16 株式に基づく報酬
2024年2月9日に開催された取締役会決議に基づき、2024年3月25日に当社の執行役員に対して普通株式20,400株の購入が可能なストックオプションが付与されました。当該ストックオプションは、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使でき、30年間の権利行使期間を有しております。付与日におけるこのストックオプションの1株当たり公正価値は3,945円であります。
2024年3月28日に開催された取締役会決議に基づき、2024年4月30日に当社の取締役及び執行役員に対して普通株式65,900株の購入が可能なストックオプションが付与されました。当該ストックオプションは、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使でき、30年間の権利行使期間を有しております。付与日におけるこのストックオプションの1株当たり公正価値は3,762円であります。
2025年2月13日に開催された取締役会決議に基づき、2025年3月24日に当社の執行役員に対して普通株式19,200株の購入が可能なストックオプションが付与されました。当該ストックオプションは、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使でき、30年間の権利行使期間を有しております。付与日におけるこのストックオプションの1株当たり公正価値は4,353円であります。
2025年3月28日に開催された取締役会決議に基づき、2025年4月30日に当社の取締役及び執行役員に対して普通株式123,800株の購入が可能なストックオプションが付与されました。当該ストックオプションは、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使でき、30年間の権利行使期間を有しております。付与日におけるこのストックオプションの1株当たり公正価値は3,704円であります。
第124期及び第125期において、ストックオプションに係る報酬費用はそれぞれ328百万円、542百万円であり、連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。
各付与日におけるオプションの公正価値はブラック・ショールズ・モデルにより以下の前提条件に基づいて見積もられております。
第124期付与*1第124期付与*2第125期付与*3第125期付与*4
予想残存期間4.0年4.0年3.0年5.0年
予想ボラティリティ27.43%27.21%23.73%28.22%
配当利回り3.09%3.22%3.18%3.46%
無リスク利子率0.31%0.40%0.92%0.89%

*1 2024年3月25日付与分。
*2 2024年4月30日付与分。
*3 2025年3月24日付与分。
*4 2025年4月30日付与分。
2024年及び2025年12月31日現在におけるストックオプションに関する情報は以下のとおりであります。
加重平均加重平均
株式数
(株)
権利行使価格
(円)
残存期間
(年)
本源的価値総額
(百万円)
2024年1月1日現在未行使残高418,200126.91,513
付与86,3001
権利行使△19,4001
2024年12月31日現在未行使残高485,100126.42,503
付与143,0001
権利行使△51,4001
2025年12月31日現在未行使残高576,700126.32,671
2025年12月31日現在行使可能残高576,700126.32,671

第124期及び第125期において、権利が確定したストックオプションの公正価値はそれぞれ、328百万円、542百万円であります。第124期及び第125期において、ストックオプションの権利行使により現金を受領していますが、重要な影響はありません。

注17 1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
第124期及び第125期における基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益の計算上の分子及び分母の調整表は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期第125期
当社株主に帰属する当期純利益160,025332,053
希薄化後当社株主に帰属する当期純利益160,018332,045

(単位 株式数)
第124期第125期
普通株式の期中加重平均株式数966,762,583903,589,986
希薄化効果のある証券の影響:
ストックオプション471,590555,277
希薄化後普通株式の期中加重平均株式数967,234,173904,145,263

(単位 円)
第124期第125期
1株当たり当社株主に帰属する当期純利益:
基本的165.53367.48
希薄化後165.44367.25

注18 金融派生商品とヘッジ活動
リスク管理方針
当社は国際的に事業を営み、外国為替レートの変動リスクにさらされております。当社が保有しております金融派生商品は、主にこれらのリスクを軽減するための先物為替契約であります。当社は、外国為替レートリスクの変化を継続的に監視すること及びヘッジ機会を検討することによって、外国為替レートリスクを評価しております。当社はトレーディング目的のための金融派生商品を保有または発行しておりません。また、当社は金融派生商品の契約相手による契約不履行の場合に生ずる信用リスクにさらされております。契約相手は国際的に認知された金融機関がほとんどで、当社はそれらの財政状態を勘案しており、契約も多数の主要な金融機関に分散されておりますので、そのようなリスクは小さいと考えております。
外国為替レートリスク管理
当社は国際的な事業により、外国為替レート変動リスクにさらされております。米ドルやユーロといった外貨による売上により生じる外国為替レートリスクを管理するために、当社は先物為替契約を締結しております。これらの契約は主に、外貨建のグループ会社間の予定売上取引及び売上債権に関する外国為替レート変動リスクをヘッジするために利用されております。当社はリスク管理方針に基づき、グループ会社間の予定売上取引から生じる外国為替レート変動リスクの一部を、主に3ヶ月以内に満期が到来する先物為替契約を利用することによりヘッジしております。
キャッシュ・フローヘッジ
グループ会社間の予定売上取引に係る先物為替契約等、キャッシュ・フローヘッジとして指定された金融派生商品の公正価値の変動は、その他の包括利益(損失)累計額として認識されます。これらの金額は、ヘッジ対象が収益または費用として認識された期において、損益に振り替えられます。2025年12月31日現在のその他の包括利益(損失)累計額は、今後12ヶ月の間に売上高として認識されると予想しております。また、ヘッジ対象である予定売上取引が発生した時点でヘッジ会計は中止し、それ以降に生じる公正価値の変動はただちに収益または費用として認識されます。
ヘッジ指定されていない金融派生商品
当社は、主に外貨建資産から生じる為替差損益を相殺するために先物為替契約を締結しております。これらの先物為替契約はヘッジ会計を適用するために必要とされているヘッジ指定をしておりませんが、経済的な観点からはヘッジとして有効と判断しております。ヘッジ指定していない先物為替契約の公正価値の変動はただちに収益または費用として認識されます。
2024年及び2025年12月31日現在における先物為替契約の残高は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
外貨売却契約180,366173,977
外貨購入契約18,8367,289

連結貸借対照表に含まれる金融派生商品の公正価値
2024年及び2025年12月31日現在における金融派生商品の公正価値は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
ヘッジ指定の金融派生商品科目第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
資産:
先物為替契約前払費用及び
その他の流動資産
184760
負債:
先物為替契約その他の流動負債1,690467

(単位 百万円)
ヘッジ指定外の金融派生商品科目第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
資産:
先物為替契約前払費用及び
その他の流動資産
4223
負債:
先物為替契約その他の流動負債1,6902,292

金融派生商品の連結損益計算書への影響
第124期及び第125期における金融派生商品の連結損益計算書への影響は以下のとおりであります。
ヘッジ指定の(単位 百万円)
金融派生商品第124期
キャッシュ・フローその他の包括利益(損失)に計上された損益その他の包括利益(損失)累計額から損益への振替額
ヘッジ計上金額科目計上金額
先物為替契約△5,945売上高△2,604

(単位 百万円)
第125期
キャッシュ・フローその他の包括利益(損失)に計上された損益その他の包括利益(損失)累計額から損益への振替額
ヘッジ計上金額科目計上金額
先物為替契約△2,202売上高△1,655

ヘッジ指定外の(単位 百万円)
金融派生商品第124期第125期
金融派生商品より認識された損益金融派生商品より認識された損益
科目計上金額科目計上金額
先物為替契約その他-純額△12,934その他-純額△2,947

注19 借手のリース会計
リースに係る連結損益計算書情報は以下のとおりであります。
なお、リース費用は連結損益計算書の売上原価、販売費及び一般管理費に含まれております。
(単位 百万円)

第124期第125期
オペレーティングリース費用55,46156,014
短期リース費用15,15616,509
その他リース費用296345
合計70,91372,868

リースキャッシュ・フローの内訳
リースに係る連結キャッシュ・フロー計算書情報は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
リース負債測定に含まれる現金支払総額
オペレーティングリースに係る営業キャッシュ・フロー50,23252,542
リース負債と交換で取得した使用権資産に係る非資金取引
オペレーティングリース53,69237,760

将来リース料の年度別内訳
2025年12月31日現在におけるオペレーティングリースに関する将来の最低支払リース料の年度別金額は以下の
とおりであります。
(単位 百万円)
2026年度45,031
2027年度31,614
2028年度21,017
2029年度14,100
2030年度9,306
2031年度以降16,881
最低支払リース料計137,949
利息費用△7,899
リース負債計130,050

残存リース期間及び割引率の内訳
オペレーティングリースに係る連結加重平均残存期間及び割引率情報は以下のとおりであります。

第124期第125期
加重平均残存期間55か月50か月
加重平均割引率3.0%3.0%

注20 コミットメント及び偶発債務
コミットメント
2025年12月31日現在における、設備投資の発注残高及び部品と原材料の発注残高はそれぞれ、82,719百万円、194,432百万円であります。
保証債務
当社は、オペレーティングリースとして処理されるリース契約に基づき、営業所及びその他の施設を使用しております。リース契約に基づく、原状回復を目的とした差入保証金は、2024年及び2025年12月31日現在においてそれぞれ12,328百万円、12,555百万円であり、連結貸借対照表上、長期債権に含まれております。
当社は、従業員及び関係会社等について、債務保証を行っております。従業員に関する債務保証は、主に住宅ローンに対するものであります。関係会社等に関する債務保証は、リース債務及び銀行借入金に対するものであり、それらの会社における資金調達を容易にするためのものであります。
契約期間中に従業員及び関係会社等が債務不履行に陥った場合、当社は支払義務を負います。債務保証の契約期間は、従業員の住宅ローンについては1年から9年であり、関係会社等のリース債務及び銀行借入金については1年から5年であります。2025年12月31日現在において、債務不履行が生じた場合に当社が負う割引前の最高支払額は、2,349百万円であります。2025年12月31日現在において、これらの債務保証に関して認識されている負債の金額には重要性はありません。
また当社は、ある一定期間において、当社の製品及びサービスに対する品質保証型の製品保証を提供しております。製品保証費は収益を認識した時点で連結損益計算書上、販売費及び一般管理費として計上しており、製品保証引当金の見積りは過去の実績に基づいております。製品保証引当金は連結貸借対照表上、未払費用に含めており、第124期及び第125期における変動は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
期首残高23,29023,685
当期増加額20,03919,864
当期減少額(目的使用)△16,867△16,253
その他△2,777△846
期末残高23,68526,450

訴訟事項
当社は、通常の事業活動から生じる、種々の要求及び法的行為にさらされております。当社は、損失の発生の可能性が高く、かつ、損失額を合理的に見積もることができる場合に、引当金を計上しております。当社は、少なくとも四半期に一度当該引当金を検討し、交渉、和解、判決、弁護士の助言及び特定の案件に関連したその他の情報及び事象の影響を反映して、当該引当金を修正しております。訴訟は本来的に予測が困難でありますが、当社は、経験上、これらの案件における損害賠償請求額は当社の潜在的な負債を必ずしも示唆するものではないと考えており、これらの案件から発生する可能性のある損失は、当社の連結上の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに重要な影響を与えることはないと考えております。
注21 金融商品の公正価値及び信用リスクの集中
金融商品の公正価値
2024年及び2025年12月31日現在における、当社の金融商品の公正価値は以下のとおりであります(△負債)。
現金及び現金同等物、定期預金、売上債権、長期債権、短期借入金、買入債務及び未払費用は連結貸借対照表計上額が公正価値に近似しており、下記の表には含めておりません。また投資に関しては注2及び注22に、先物為替契約に関しては注18にて記載しておりますので、下記の表には含めておりません。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
計上金額公正価値計上金額公正価値
長期債務
(1年以内に返済される債務を含む)
△202,031△201,944△402,468△399,623

上記の金融商品は、下記の前提と方法に基づいてその公正価値を算定しております。
長期債務
長期債務の公正価値は借入ごとに将来のキャッシュ・フローから類似の満期日の借入金に対して適用される期末における市場での借入金利を用いて割引いて算定した現在価値に基づいて算定しており、レベル2に分類しております。レベルの区分については、注22に記載しております。
見積公正価値の前提について
公正価値の見積りは当該金融商品に関連した市場価格情報及びその契約内容を基礎として期末の一時点で算定されたものであります。これらの見積りは実質的に当社が行っており、不確実性及び見積りに重要な影響を及ぼす当社の判断を含んでおり、精緻に計算することはできません。このため、想定している前提条件の変更により当該見積りは重要な影響を受ける可能性があります。
信用リスクの集中
2024年及び2025年12月31日現在において、特定顧客に対し売上債権の10%を超える信用リスクの集中はありません。
注22 公正価値の開示
公正価値は、その資産または負債に関する主要なまたは最も有利な市場において測定日における市場参加者の間の秩序ある取引により資産を売却して受け取るであろう価格、または負債を移転するために支払うであろう価格と定義しております。公正価値の測定に使用されるインプットの優先順位を付ける公正価値の階層の3つのレベルは以下のとおりであります。
レベル1-活発な市場における同一資産・負債の市場価格
レベル2-活発な市場における類似資産・負債の市場価格、活発ではない市場における同一または類似資産・負債の市場価格、観察可能な市場価格以外のインプット及び相関関係またはその他の方法により観察可能な市場データから主として得られたまたは裏付けられたインプット
レベル3-1つまたは複数の重要なインプットが観察不能で、市場参加者が価格決定で使用する仮定に関して報告企業自身の仮定を使用する評価手法から得られるインプット
経常的に公正価値で測定される資産及び負債
2024年及び2025年12月31日現在における経常的に公正価値で測定される資産及び負債は以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期
2024年12月31日
第125期
2025年12月31日
レベル1レベル2レベル3合計レベル1レベル2レベル3合計
資産:
現金及び現金同等物-1,500-1,500-500-500
短期投資:
売却可能負債証券:
社債-----170-170
投資:
売却可能負債証券:
社債-16,679-16,679-25,642-25,642
投資信託等3,944450-4,3944,636535-5,171
株式25,455--25,45528,948--28,948
前払費用及び
その他流動資産:
金融派生商品-226-226-783-783
資産合計29,39918,855-48,25433,58427,630-61,214
負債:
その他の流動負債:
金融派生商品-3,380-3,380-2,759-2,759
負債合計-3,380-3,380-2,759-2,759

レベル1の投資は、主に国内株式であり、十分な取引量と頻繁な取引がある活発な市場における調整不要な市場価格で評価しております。
レベル2の資産及び負債は、主に現金及び現金同等物、投資及び短期投資に含まれる社債、金融派生商品です。現金及び現金同等物、投資及び短期投資に含まれる社債は、活発でない市場における同一資産の市場価格、または取引相手方または第三者から入手した相場価格により評価しております。金融派生商品は、先物為替契約によるもので、取引相手方または第三者から入手した相場価格に基づき評価され、マーケット・アプローチに基づく外国為替レート及び金利などの観察可能な市場インプットを使用した価格モデルに基づき定期的に検証しております。
非経常的に公正価値で測定される資産及び負債
第124期において非経常的に公正価値で測定された資産及び関連する減損損失は以下のとおりであります。
第125期において非経常的に公正価値で測定された重要な資産及び負債はありません。
(単位 百万円)
第124期
損失計上額レベル1レベル2レベル3合計
資産:
のれん
△165,100--403,131403,131

のれんはレベル3に分類され、観察不能なインプットを用いたインカム・アプローチに基づき評価されておりま
す。当社は、年次ののれんの減損テストを2024年10月1日時点で実施し、上記資産が含まれる報告単位の公正価値
が帳簿価額を下回る結果となりました。当社は、当該公正価値と帳簿価額の差額をのれんの減損損失として認識し
ております。当該報告単位の公正価値は、6.0%の加重平均資本コスト及び将来キャッシュ・フローを用いたディ
スカウント・キャッシュ・フロー法により測定しております。将来キャッシュ・フローは、産業動向及び市場状況
を考慮した上で、売上、売上総利益、営業費用、永久成長率等の予測に関するマネジメントの見積りに基づいて算
定しております。

注23 セグメント情報
当社は、組織構造及び業績評価並びに資源配分を行うために当社のマネジメントが管理している情報に基づき、プリンティングビジネスユニット、メディカルビジネスユニット、イメージングビジネスユニット、インダストリアルビジネスユニットの4つの報告セグメントと、その他及び全社に区分しております。
当社は、第125期より、報告セグメントごとの業績をより適切に管理するため、インダストリアルビジネスユニットにおけるグループ間取引の業績管理方法を変更しております。これに伴い、第124期についても組み替えて表示しております。
セグメントの主要製品は以下のとおりであります。
・プリンティングビジネスユニット:デジタル連帳プリンター、デジタルカットシートプリンター、
大判プリンター、オフィス向け複合機、ドキュメントソリューション、レーザー複合機、レーザープリンター、インクジェットプリンター、
イメージスキャナー、電卓
・メディカルビジネスユニット: CT装置、超音波診断装置、X線診断装置、MRI装置、デジタルラジオグラフィ、眼科機器、体外診断システム及び試薬、
ヘルスケアITソリューション
・イメージングビジネスユニット: レンズ交換式デジタルカメラ、交換レンズ、コンパクトデジタルカメラ、コンパクトフォトプリンター、MRシステム、ネットワークカメラ、ビデオ管理ソフトウェア、映像解析ソフトウェア、デジタルビデオカメラ、デジタルシネマカメラ、放送機器
・インダストリアルビジネスユニット:半導体露光装置、FPD露光装置、有機ELディスプレイ製造装置、
真空薄膜形成装置、ダイボンダー
・その他: ハンディターミナル、ドキュメントスキャナー
セグメントの会計方針は概ね注1に記載されている主要な会計方針についての概要と同じであります。当社は、税引前当期純利益に基づいて業績の評価及び資源の配分を行っております。
第124期及び第125期におけるセグメント情報は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期
プリンティングメディカルイメージングインダストリアルその他及び全社消去連結
売上高
外部顧客向け2,515,543568,260937,028345,863143,127-4,509,821
セグメント間取引7,1825483635,86790,619△104,579-
2,522,725568,808937,391351,730233,746△104,5794,509,821
売上原価1,356,530308,642425,663196,393186,273△106,7752,366,726
売上総利益1,166,195260,166511,728155,33747,4732,1962,143,095
研究開発費100,36152,639101,20030,55952,589-337,348
その他営業費用775,950347,964259,22455,87586,0589221,525,993
営業利益289,884△140,437151,30468,903△91,1741,274279,754
営業外収益及び費用14,2629293,0041,5001,712-21,407
税引前当期純利益304,146△139,508154,30870,403△89,4621,274301,161
総資産1,354,948421,453425,515238,6253,329,047△3,3425,766,246
減価償却費63,35613,13219,98411,590127,403-235,465
資本的支出70,07516,66338,92213,109117,498-256,267

(単位 百万円)
第125期
プリンティングメディカルイメージングインダストリアルその他及び全社消去連結
売上高
外部顧客向け2,487,885579,7231,054,513357,924144,682-4,624,727
セグメント間取引6,5138993873,20492,434△103,437-
2,494,398580,6221,054,900361,128237,116△103,4374,624,727
売上原価1,362,457316,368491,391205,926191,298△104,6682,462,772
売上総利益1,131,941264,254563,509155,20245,8181,2312,161,955
研究開発費94,76246,971112,29832,28652,971-339,288
その他営業費用781,420184,508278,34060,39162,2983201,367,277
営業利益255,75932,775172,87162,525△69,451911455,390
営業外収益及び費用17,8441,2873,8882,3001,350-26,669
税引前当期純利益273,60334,062176,75964,825△68,101911482,059
総資産1,360,992434,929504,267231,4313,606,118△2,6936,135,044
減価償却費65,48613,92821,61513,938124,269-239,236
資本的支出71,37216,43441,27415,759104,691-249,530

最高業務意思決定者(CODM)である最高経営責任者(CEO)は売上、売上総利益率や売上高経費率、営業利益率、税引前当期純利益率を指標として、セグメントを評価し、資源分配の意思決定を行っております。
セグメント間の取引は一般取引と同様の価格で行われております。特定のセグメントに直接関連しない費用は、最も適切で利用可能な指標に基づき各セグメントに配分しております。全社費用には、本社部門に属する研究開発費及び東芝メディカルシステムズ(株)(現キヤノンメディカルシステムズ(株))買収に伴う取得価額配分により認識した無形固定資産の償却費等が含まれております。セグメント資産は、各セグメントに直接関連する資産で構成されております。全社資産は、主に現金及び現金同等物、投資、繰延税金資産、のれん、買収により取得した無形資産及びその他本社資産で構成されております。資本的支出は、有形固定資産及び無形固定資産の増加額を表しております。
その他営業費用の主要な項目は人件費となっております。
第124期及び第125期における各ビジネスユニットの外部顧客向け製品別売上高の内訳情報は、以下のとおりであります。
(単位 百万円)

第124期第125期
プリンティング
プロダクション440,718436,294
オフィス複合機645,617630,025
オフィスその他406,912431,274
オフィス1,052,5291,061,299
レーザープリンター676,582645,629
インクジェットプリンター他345,714344,663
プロシューマー1,022,296990,292
合計2,515,5432,487,885
メディカル
診断機器568,260579,723
イメージング
カメラ579,593625,395
ネットワークカメラ他357,435429,118
合計937,0281,054,513
インダストリアル
光学機器253,216256,309
産業機器92,647101,615
合計345,863357,924
その他及び全社143,127144,682
連結4,509,8214,624,727

第124期及び第125期における地域別セグメント情報は以下のとおりであります。
(単位 百万円)
第124期
日本米州欧州アジア・ オセアニア
売上高955,4561,429,2011,184,389940,7754,509,821
長期性資産998,506191,000223,922146,0591,559,487

(単位 百万円)
第125期
日本米州欧州アジア・ オセアニア
売上高961,4801,489,6391,225,475948,1334,624,727
長期性資産1,027,857172,634236,704140,1441,577,339

売上高は顧客の仕向地別に分類しております。日本及び米国を除いて連結売上高の10%を超える重要な国はありません。米国の第124期及び第125期における売上高は、それぞれ1,311,397百万円、1,381,621百万円であります。
長期性資産は各地域に所在する有形固定資産、無形固定資産及びオペレーティングリース使用権資産で構成されております。
注24 重要な後発事象に関する注記
当社は、当有価証券報告書提出日である2026年3月25日までの後発事象を評価しました。
キヤノン電子株式会社に対する公開買付け
当社は、当社の連結子会社であるキヤノン電子株式会社(以下「キヤノン電子」という。)の完全子会社化を目的として、2025年11月28日開催の取締役会において、株式会社東京証券取引所プライム市場に上場しているキヤノン電子の普通株式を金融商品取引法に基づく公開買付け(以下「本公開買付け」という。)によって取得することを決議し、本公開買付けを2025年12月1日から2026年1月19日の期間で実施しました。
本公開買付けを実施した結果、買付終了日において応募株式の総数が買付予定数の下限以上となり、本公開買付けは成立しました。その結果、キヤノン電子に対する当社の株式等保有割合は87.94%となりました。
なお、当社は、本公開買付けの結果を受け、キヤノン電子株式の全てを取得し、キヤノン電子を当社の完全子会社とするための一連の手続きを実施することを予定しています。キヤノン電子普通株式は、現在、東京証券取引所プライム市場に上場されておりますが、当該手続きが実施された場合、東京証券取引所の上場廃止基準に従い、所定の手続きを経て上場廃止となる予定です。
1. 本公開買付けの結果
(1) 買付等の期間:2025年12月1日~2026年1月19日
(2) 買付等の価格:普通株式1株につき、3,650円
(3) 買付数 :13,470,819株
(4) 買付代金 :49,168百万円
(5) 決済の開始日:2026年1月26日
2. 本公開買付けに関わる資金調達
(1) 資金使途 :本公開買付けに係る必要資金
(2) 借入先 :(株)みずほ銀行
(3) 借入額 :49,400百万円
(4) 借入金利 :基準金利+スプレッド
(5) 借入日 :2026年1月23日
(6) 借入期間 :1年以内
(7) 担保の状況 :無担保
キヤノンマーケティングジャパン株式会社による自己株式の取得
当社の連結子会社であるキヤノンマーケティングジャパン株式会社は、2026年1月28日開催の同社取締役会において、会社法第459条第1項の規定による同社定款の定めに基づき、自己株式取得に係る事項を決議いたしました。
1.自己株式の取得を行う理由
株主還元の充実及び資本効率の向上のため、自己株式の取得を実施いたします。
2.取得の内容
(1) 取得する株式の種類 :普通株式
(2) 取得し得る株式の総数 :5,000,000株(上限)※
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 4.66%)
(3) 株式の取得価額の総額 :30,000百万円(上限)
(4) 取得する期間 :2026年2月2日から2026年10月30日まで
(5) 取得方法 :東京証券取引所における市場買付
※「重要な後発事象(キヤノンマーケティングジャパン株式会社の株式分割)」に記載のとおり、同社は、2026年1月28日開催の同社取締役会において、株式分割を行うことについても決議しており、株式分割効力発生日(2026年4月1日)の後、上記(2)に記載の取得し得る同社株式の総数は10,000,000株(上限)となります。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社の株式分割
当社の連結子会社であるキヤノンマーケティングジャパン株式会社は、2026年1月28日開催の同社取締役会において、同社株式の分割を行うことを決議いたしました。
1.株式分割の目的
同社普通株式の投資単位を引き下げることにより、投資家の皆さまにとってより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることを目的としています。
2.株式分割の概要
(1) 分割の方法
2026年3月31日を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主の所有する同社普通株式1株につき、2株の割合をもって分割いたします。
(2) 分割により増加する同社株式数
株式分割前の発行済株式総数 :111,079,972株
今回の分割により増加する株式数:111,079,972株
株式分割後の発行済株式総数 :222,159,944株
株式分割後の発行可能株式総数 :299,500,000株
(3) 分割の日程
基準日公告日 :2026年3月16日
基準日 :2026年3月31日
効力発生日 :2026年4月1日
(4) その他
今回の株式分割に際し、同社の資本金の額及び定款の一部変更はありません。
自己株式の取得
当社は、2026年1月29日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づく自己株式の取得について次のとおり決議いたしました。
1. 自己株式の取得を行う理由
当社は、積極的な成長投資を通じた企業価値の更なる向上を目指すと共に、資本効率の向上による株主還元の充実を図るため、自己株式の取得枠を設定いたしました。本取得枠は、当社株式の株価水準等を総合的に勘案のうえ、機動的に自己株式を取得することを目的としております。
なお、当社における投資の優先順位や市場環境等によって一部の取得が行われない可能性がございます。
2. 取得の内容
(1)取得する株式の種類 :普通株式
(2) 取得し得る株式の総数 :54,000,000株(上限)
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 6.1%)
(3)株式の取得価額の総額 :200,000百万円(上限)
(4)取得する期間 :2026年1月30日~2027年1月29日
(5) 取得方法 :東京証券取引所における市場買付
①自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による市場買付
②取引一任契約に基づく立会取引市場における市場買付

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