負債合計は、前連結会計年度末に比べ 538億円増加し 17,061億円となりました。負債の部では、満期となった長期借入負債の返済を行うとともに相当分の借り換えを実施したことに加え、ファイナンス事業の拡大に伴って関連子会社による負債が増加したことから、社債及び借入金が前連結会計年度末に比べ増加しました。
資本の部では、当期利益の増加と、会計方針の変更による累積的影響等により利益剰余金が前連結会計年度末に比べ増加しました。結果として、親会社の所有者に帰属する持分は、前連結会計年度末に比べ 230億円増加し 9,325億円となりました。株主資本比率は 34.2%と引き続き安全な水準を維持しています。
当社グループは、基盤事業の収益力強化と積極的な投資による新しい事業の成長を実現し、資本コストを上回るリターンの実現を図るとともに、持続的な企業価値の向上を目指しています。2019年度を最終年度とする19次中計においては、株主資本の有効活用を常に意識した経営を行い、中長期的な企業価値向上につながる成長戦略への投資にも留意しながら、資本効率の向上を目指しています。その指標として株主資本利益率(ROE)の目標値を定めており、2022年度には、ROE 9.0%以上を目標にしています。
2019/07/01 16:33