有価証券報告書-第162期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/29 13:43
【資料】
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【項目】
170項目
(重要な会計上の見積り)
1.棚卸資産の評価
①当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
前連結会計年度当連結会計年度
エモーショナルバリューソリューション事業52,272百万円57,585百万円
デバイスソリューション事業16,254百万円20,208百万円
システムソリューション事業4,860百万円6,474百万円
調整額△339百万円△492百万円
連結合計73,048百万円83,776百万円

当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。これに伴い、前連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額は、変更後の区分に基づき作成しております。
②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループでは、棚卸資産を収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により評価しております。
各事業会社において、一定の保有期間・保有数量を超える営業循環過程から外れた製品等に対して、主に過去の販売実績や処分実績等に基づき決定した規則的な簿価切り下げの方法によって、収益性の低下を反映させております。
ただし、一定の保有期間・保有数量を超えるものの、直近の販売実績や今後の販売見込に照らして営業循環過程にあると判断される製品等については、その全部又は一部が規則的な簿価切り下げの対象から除外されます。
エモーショナルバリューソリューション事業では、主として個人消費に直接関わる製品等を取扱っているため、業績及び製品等の収益性は国内・海外の景気動向、中でも個人消費の影響を強く受けます。また、デバイスソリューション事業の業績及び製品等の収益性は、国内・海外の電子デバイス機器等の需要動向に影響を受けております。景気動向や個人消費は、当社グループがコントロール不能な要因によって大きく変動する可能性があり、予測が困難であることから、収益性の低下の事実を反映させるための規則的な簿価切り下げの方法の決定においては、重要な判断や仮定を織り込んでいます。また、規則的な簿価切り下げの対象から除外される製品等が営業循環過程にあるか否かについては重要な判断を伴います。
このような判断や仮定を伴う見積りは、将来の個人消費の動向などによって影響を受ける可能性があり、翌連結会計年度の連結財務諸表において、棚卸資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。
2.繰延税金資産の評価
①当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
前連結会計年度当連結会計年度
繰延税金資産2,200百万円1,923百万円

②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
繰延税金資産は、事業計画等に基づく将来課税所得の発生時期及び金額を合理的に見積り、回収可能性を判断し計上しております。当該見積りは、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。