四半期報告書-第103期第3四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)
(5)継続企業の前提に関する重要事象等を解消又は改善するための対応策
当社グループは、当第3四半期連結累計期間において、営業利益、経常利益、四半期純利益を確保し、自己資本比率も36.7%となりましたが、前連結会計年度まで数期連続して重要な当期純損失を計上しております。当該状況により前連結会計年度に引き続き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
このような状況に対応するため、当社グループは以下の施策を実行し、基幹事業の経営基盤の強化を行い、収益力の強化を図ることにより、当該状況の改善を実現できると考えております。
中長期的な会社の経営戦略
1.中期経営計画(平成27年から平成29年まで)の背景
当社グループは、既存の文具事業、ロボット機器事業の強化を目的とした大型の投資が必要と判断し、平成25年末にライツ・オファリングによる従来に比べ規模の大きな増資を発表し、平成26年3月に株主の皆様から約16億円の事業資金を調達することができました。このような状況の中、増資資金を有効活用しながら、研究開発力を強化し、高品質な製品を市場供給していくことで販売拡大による収益力強化の実現を目指してまいります。
(基本方針)
『SAILOR』ブランドの活用とブランド価値の向上
開発型メーカーへの回帰と競争力ある製品の開発
(経営数値目標)
①売上高経常利益率2.5%以上
②有利子負債11億円以下
2.基本戦略
①研究開発を積極化し、顧客ニーズの高い製品を市場投入していくことで利益拡大を目指します。
②工場・生産設備を更新し、製造能力の拡大と一層の品質向上を目指します。
③社内システム更新により、生産効率の向上並びに財務管理の正確性向上による経営判断のスピードアップを達成します。
④これまで取り組んだ販管費削減、売上原価低減のための構造改革は継続して実施し、高品質を維持しながら、更なるコスト削減を図ります。
3.事業別戦略
(文具事業)
ミッション
○最高の書き味をお客様にお届けします。
○多くの人々に愛される高機能、高品質と洗練されたデザインによる、多彩な筆記具、ステイショナリー商品群を提供します。
○手書き文化に貢献します。
①ターゲットを絞り、顧客ニーズをくみ取った特徴ある製品の開発
・当社の強みが発揮できる万年筆・ボールペン等の中高級品に注力し、特徴ある製品を開発してまいります。
・『セーラー』ブランド価値を高めるための魅力ある製品群を開発してまいります。
・『プロフィット』『プロフェッショナルギア』『優美蒔絵』等の筆記具ブランド認知度をさらに高める高品質・高品位の製品を開発してまいります。
・『DAKS』をはじめとした海外有名ブランドのライセンス製品の製造販売の拡大を図ります。
・キャラクター商品及びOEM製品の製造販売の拡大を図ります。
・書き心地を追求した筆圧調整できるボールペン『G-FREE(ジーフリー)』については、広範囲のユーザーを対象に販売拡大に努めてまいります。
・女性、学生等のユーザー向けに開発した万年筆『透明感』の販売拡大を図ります。
・新規開発・市場投入した発色が鮮やかで色褪せしない顔料ボトルインク(全8色)『STORiA』は、第24回日本文具大賞2015デザイン部門優秀賞に選出されており、引き続き販売拡大を図ります。
・1616年に日本で初めて磁器が作られてから400年の伝統を継承する有田焼を用いた『有田焼万年筆』の新作を、平成27年9月30日より受注を受付しております。
②既存販売店の深掘りと新規販売ルート・チャネルの開拓
百貨店や大型文具専門店など、従来の販売先へのサービス・サポートの拡充、店舗拡大中の大型複合型書籍店への販売強化、新たな販売店の獲得など、ユーザーに近い小売店舗に対する市場深耕策を中心とした拡販への取り組みを一層強化してまいります。また、新規販売チャネルの開拓や拡大が進むインターネット販売への取り組みを強化するなど、多様な販売ルートの確保・増強に努めてまいります。
③海外市場の再構築
東南アジア向けには、レギュラー品の万年筆を中心とした販売、ヨーロッパ向けには、蒔絵を中心としたオリジナル万年筆の販売など、国別・地域別に絞り込んだ製品を供給し、セーラーブランドの浸透を図ってまいります。
④新規事業
・ペン先でタッチすると音読が聴ける音声ペンについては、教育・観光・介護等の分野で販売拡大を図ります。
・環境にやさしい「仕事をする水」を作る水処理機器『アクアセーラー』については、戸建て住宅・マンション業者・ビル管理会社などを中心に売り込みを強化します。
(ロボット機器事業)
ミッション
○耐久性に優れたロボットを、お客様の仕様に合わせて提供します。
○生産性の向上に貢献することにより、豊かな未来を創造します。
①射出成形機用取出ロボットの販売拡大
・主力製品である射出成形機用取出ロボットの販売に注力し、売上の拡大を目指してまいります。
・平成26年11月に発表した最上位機種の高速・高精度取出機『RZ-ΣⅢシリーズ』は、平成27年第45回機械工業デザイン賞を受賞しております。この製品は、セーラーロボットの特長である「高速性」「高精度」「高剛性」を更に追求すると共に、リアルタイム制振制御・確かな操作性で顧客の生産現場における生産性向上、安定稼働のサポートに貢献いたします。
・汎用機種である『RZ-Aシリーズ』につきましては、ラインナップも充実し、コストパフォーマンスを維持しつつ、顧客のニーズに合わせた提案ができる体制を構築し、販売の拡大に努めてまいります。
②ロボット機器の販売強化策
・市場・顧客に合ったきめ細やかなマーケティングの実施、公的補助金活用の提案など、ロボット販売に関する様々な取り組みを実施し、販売の強化を図ってまいります。
・国内サービス体制の強化、消耗品・交換部品のインターネット販売など、サポート体制を充実することにより、従来の顧客に対する深耕を図ると共に、新規顧客の獲得に努めてまいります。
・営業社員の増員、新規採用、社員教育の強化、販売ツールの充実など、販売力、提案力の充実・向上を図ります。
③海外市場への取り組み
アメリカ、東南アジア市場につきましては、アメリカ、タイの子会社を中心にサービス拠点の増設、現地従業員の採用など、販売拡大への取り組みを一層強化してまいります。中国市場の販売・サービス業務につきましては、清算中の子会社、写楽精密機械(上海)有限公司に代え、実績及び信頼のある現地代理店へ委託することで、固定費を削減しながら販売の拡大を実現してまいります。
しかしながら、これらの対応策の実現可能性と成否は、市況、需要動向、他社製品との競合等の影響下による成果に負っており、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を四半期連結財務諸表には反映しておりません。
当社グループは、当第3四半期連結累計期間において、営業利益、経常利益、四半期純利益を確保し、自己資本比率も36.7%となりましたが、前連結会計年度まで数期連続して重要な当期純損失を計上しております。当該状況により前連結会計年度に引き続き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
このような状況に対応するため、当社グループは以下の施策を実行し、基幹事業の経営基盤の強化を行い、収益力の強化を図ることにより、当該状況の改善を実現できると考えております。
中長期的な会社の経営戦略
1.中期経営計画(平成27年から平成29年まで)の背景
当社グループは、既存の文具事業、ロボット機器事業の強化を目的とした大型の投資が必要と判断し、平成25年末にライツ・オファリングによる従来に比べ規模の大きな増資を発表し、平成26年3月に株主の皆様から約16億円の事業資金を調達することができました。このような状況の中、増資資金を有効活用しながら、研究開発力を強化し、高品質な製品を市場供給していくことで販売拡大による収益力強化の実現を目指してまいります。
(基本方針)
『SAILOR』ブランドの活用とブランド価値の向上
開発型メーカーへの回帰と競争力ある製品の開発
(経営数値目標)
①売上高経常利益率2.5%以上
②有利子負債11億円以下
2.基本戦略
①研究開発を積極化し、顧客ニーズの高い製品を市場投入していくことで利益拡大を目指します。
②工場・生産設備を更新し、製造能力の拡大と一層の品質向上を目指します。
③社内システム更新により、生産効率の向上並びに財務管理の正確性向上による経営判断のスピードアップを達成します。
④これまで取り組んだ販管費削減、売上原価低減のための構造改革は継続して実施し、高品質を維持しながら、更なるコスト削減を図ります。
3.事業別戦略
(文具事業)
ミッション
○最高の書き味をお客様にお届けします。
○多くの人々に愛される高機能、高品質と洗練されたデザインによる、多彩な筆記具、ステイショナリー商品群を提供します。
○手書き文化に貢献します。
①ターゲットを絞り、顧客ニーズをくみ取った特徴ある製品の開発
・当社の強みが発揮できる万年筆・ボールペン等の中高級品に注力し、特徴ある製品を開発してまいります。
・『セーラー』ブランド価値を高めるための魅力ある製品群を開発してまいります。
・『プロフィット』『プロフェッショナルギア』『優美蒔絵』等の筆記具ブランド認知度をさらに高める高品質・高品位の製品を開発してまいります。
・『DAKS』をはじめとした海外有名ブランドのライセンス製品の製造販売の拡大を図ります。
・キャラクター商品及びOEM製品の製造販売の拡大を図ります。
・書き心地を追求した筆圧調整できるボールペン『G-FREE(ジーフリー)』については、広範囲のユーザーを対象に販売拡大に努めてまいります。
・女性、学生等のユーザー向けに開発した万年筆『透明感』の販売拡大を図ります。
・新規開発・市場投入した発色が鮮やかで色褪せしない顔料ボトルインク(全8色)『STORiA』は、第24回日本文具大賞2015デザイン部門優秀賞に選出されており、引き続き販売拡大を図ります。
・1616年に日本で初めて磁器が作られてから400年の伝統を継承する有田焼を用いた『有田焼万年筆』の新作を、平成27年9月30日より受注を受付しております。
②既存販売店の深掘りと新規販売ルート・チャネルの開拓
百貨店や大型文具専門店など、従来の販売先へのサービス・サポートの拡充、店舗拡大中の大型複合型書籍店への販売強化、新たな販売店の獲得など、ユーザーに近い小売店舗に対する市場深耕策を中心とした拡販への取り組みを一層強化してまいります。また、新規販売チャネルの開拓や拡大が進むインターネット販売への取り組みを強化するなど、多様な販売ルートの確保・増強に努めてまいります。
③海外市場の再構築
東南アジア向けには、レギュラー品の万年筆を中心とした販売、ヨーロッパ向けには、蒔絵を中心としたオリジナル万年筆の販売など、国別・地域別に絞り込んだ製品を供給し、セーラーブランドの浸透を図ってまいります。
④新規事業
・ペン先でタッチすると音読が聴ける音声ペンについては、教育・観光・介護等の分野で販売拡大を図ります。
・環境にやさしい「仕事をする水」を作る水処理機器『アクアセーラー』については、戸建て住宅・マンション業者・ビル管理会社などを中心に売り込みを強化します。
(ロボット機器事業)
ミッション
○耐久性に優れたロボットを、お客様の仕様に合わせて提供します。
○生産性の向上に貢献することにより、豊かな未来を創造します。
①射出成形機用取出ロボットの販売拡大
・主力製品である射出成形機用取出ロボットの販売に注力し、売上の拡大を目指してまいります。
・平成26年11月に発表した最上位機種の高速・高精度取出機『RZ-ΣⅢシリーズ』は、平成27年第45回機械工業デザイン賞を受賞しております。この製品は、セーラーロボットの特長である「高速性」「高精度」「高剛性」を更に追求すると共に、リアルタイム制振制御・確かな操作性で顧客の生産現場における生産性向上、安定稼働のサポートに貢献いたします。
・汎用機種である『RZ-Aシリーズ』につきましては、ラインナップも充実し、コストパフォーマンスを維持しつつ、顧客のニーズに合わせた提案ができる体制を構築し、販売の拡大に努めてまいります。
②ロボット機器の販売強化策
・市場・顧客に合ったきめ細やかなマーケティングの実施、公的補助金活用の提案など、ロボット販売に関する様々な取り組みを実施し、販売の強化を図ってまいります。
・国内サービス体制の強化、消耗品・交換部品のインターネット販売など、サポート体制を充実することにより、従来の顧客に対する深耕を図ると共に、新規顧客の獲得に努めてまいります。
・営業社員の増員、新規採用、社員教育の強化、販売ツールの充実など、販売力、提案力の充実・向上を図ります。
③海外市場への取り組み
アメリカ、東南アジア市場につきましては、アメリカ、タイの子会社を中心にサービス拠点の増設、現地従業員の採用など、販売拡大への取り組みを一層強化してまいります。中国市場の販売・サービス業務につきましては、清算中の子会社、写楽精密機械(上海)有限公司に代え、実績及び信頼のある現地代理店へ委託することで、固定費を削減しながら販売の拡大を実現してまいります。
しかしながら、これらの対応策の実現可能性と成否は、市況、需要動向、他社製品との競合等の影響下による成果に負っており、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を四半期連結財務諸表には反映しておりません。