有価証券報告書-第89期(令和1年11月1日-令和2年10月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「誠実と正直こそ信頼への近道」を経営の基本方針として、以下の事項を基本理念に掲げ、会社に関わるすべての人々に比類のない喜びと感動を与えるため、高品質な製品とサービスを世界へ提供してまいります。
(2)経営環境
猟銃事業につきましては、欧州市場の弱さはあるものの、コロナ禍のなかでも持ち直しの動きが見られる米国経済に牽引され、販売は回復してくるものと思われますが、次年度につきましては、付加価値の高い上下二連銃は回復に時間がかかることを想定し、また、前年度の設備投資における減価償却費負担増等もあることから減益予想としております。
工作機械事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による景気の先行き不透明感により、投資意欲の後退が見られ、機械部門の受注・売上は減少見込みであり、次年度は減益予想であります。
自動車関連事業につきましては、今後の主力製品となる部分ウッドステアリングハンドルや3Dドライ転写ステアリングハンドルを収益の柱と位置づけ、改善活動を推進し売上高と利益の確保に努めてまいります。
以上の結果、次期の通期連結業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を最大限考慮し、売上高13,400百万円(前期比1.7%減)、営業利益350百万円(前期比37.7%減)、経常利益450百万円(前期比40.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円(前期比31.9%減)を見込んでおります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社は2018年度より、ミロクグループの長期ビジョンとして「主力三事業の強みを活かし、向上させ、かつ新たな事業を創出することで盤石の経営基盤を築き、今後も成長し続ける企業グループを目指す」を掲げ、その実現に向けたマイルストーンとして中期経営計画を策定しております。
「2021中期経営計画」としましては、引き続き製品及びサービスにおいて競合他社と差別化を図り、収益性及び需要変化への対応力を意識した収益基盤の構築、事業間のコミュニケーションの強化を通じて次代を担う人財の育成と活性化を図ることを基本戦略として推進してまいります。
猟銃事業につきましては、世界で高い認知度とブランド力を誇るブローニンググループと高品質かつ多品種少量生産を可能とする当社の強みを活かし、魅力的な新製品をタイムリーかつ継続して市場投入していくことで、コロナ禍が収束した後の販売機会も逃すことなく、市場シェアの維持拡大に努めてまいります。
工作機械事業につきましては、深穴明けというニッチな市場のハード面、ソフト面の両方のトータルサービスができる総合メーカーとして、引き続き加工部門を収益の柱と位置づけ、また機械部門とツール部門の受注を回復させるべく営業力を強化してまいります。
自動車関連事業につきましては、木製ステアリングハンドルと3Dドライ転写ステアリングハンドルの新製品開発とQCD(品質・コスト・納期)向上に注力し、主力三事業で計画の達成に邁進いたします。併せて、既存事業に次ぐ新たな事業も継続して模索してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
セグメントごとの課題は次のとおりであります。
① 猟銃事業
猟銃事業につきましては、ブローニンググループへのOEM供給を行っており、ビジネスパートナーとして良好かつ密接な関係を構築しております。主力の米国市場は、新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、ダウ平均株価も当該感染症発生前の水準を取り戻す等、当社猟銃事業にも明るい材料となっております。
この需要獲得に向けて、新製品のタイムリーな市場投入を図り、ロボットを活用した磨き作業の自動化、ライフル銃身等生産の効率化を重点課題と位置づけ、生産性の向上と品質の安定により、顧客ニーズに対応した柔軟な供給体制の構築を目指します。
なお、品質につきましては、特殊な当社製品の性質上、その不具合に起因する事故は当社グループの事業活動継続に大きな影響を及ぼすため、出荷時の検査体制はもとより、後工程へ不具合品を出さない自工程完結の仕組みを徹底させ、品質管理体制の強化に絶えず取り組んでまいります。
② 工作機械事業
工作機械事業につきましては、従来の米中貿易摩擦による不透明感に加え新型コロナウイルス感染症の影響により、一層先行きが見えない状況であります。
このような環境のもと、販売戦略として機械部門では継続して樹脂部品に必要な金型の穴明け需要を取込み、また日系企業が進出している東南アジア等の自動車部品メーカーの専用機で市場開拓を図ってまいります。またツール部門では国内外を担当する営業体制とし、ユーザー情報を共有化し販売促進につなげてまいります。加工部門では、引き続き全国4拠点の稼働率向上を目指し、また拠点の追加も模索してまいります。さらに全部門において原価低減を推し進め、ニッチな市場での売上高及び利益拡大に邁進してまいります。
③ 自動車関連事業
自動車関連事業につきましては、自動車業界を取り巻く大きな環境変化を踏まえ、部分ウッドステアリングハンドルと3Dドライ転写ステアリングハンドルの新製品開発による付加価値の増加に加え、次世代純木製ステアリングハンドル開発に着手し、顧客の嗜好に対応して、当社加飾ハンドルの商権の維持拡大につなげてまいります。
全社的には、生産管理業務の効率化・標準化を推進し、製品構成の変化に対応した工場レイアウトを追求することにより、製品競争力を高めてまいります。また従来の自動車以外の新規案件開拓活動も継続し、中期的な売上高と利益の確保に努めてまいります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「誠実と正直こそ信頼への近道」を経営の基本方針として、以下の事項を基本理念に掲げ、会社に関わるすべての人々に比類のない喜びと感動を与えるため、高品質な製品とサービスを世界へ提供してまいります。
| HONESTY ~ 誠実と正直こそ信頼への近道 ~ <私たちの約束>① 私たちは、顧客を大切にします。 私たちは、製品・サービスの品質向上に努め、顧客と約束した品質と納期を確実に守るとともに、顧客の期待を上回る製品・サービスを生み出し続けます。 ② 私たちは、従業員を大切にします。 私たちは、ミロクグループで働く従業員一人一人を大切な存在として尊重し、従業員が心理的かつ経済的幸せを感じられるように、働き甲斐のある環境と公平な制度を全力でつくります。 ③ 私たちは、パートナー企業を大切にします。 私たちは、私たちの製品・サービスづくりに協力してくださるパートナー企業と、お互いがかけがえのない存在であり続けるために、強い信頼関係を築き、互いの繁栄を目指します。 ④ 私たちは、地域社会を大切にします。 私たちは、会社の永続的な発展を通して地域における継続的な雇用創出に貢献するとともに、地域の環境保護に努めることで、地域社会と共存していきます。 ⑤ 私たちは、株主を大切にします。 私たちは、株主にとって透明性のある経営を重視し、常に時代を先取りする製品・サービスの開発に果敢に挑戦することにより、会社の魅力を高め、健全な利益を生み出していきます。 |
(2)経営環境
猟銃事業につきましては、欧州市場の弱さはあるものの、コロナ禍のなかでも持ち直しの動きが見られる米国経済に牽引され、販売は回復してくるものと思われますが、次年度につきましては、付加価値の高い上下二連銃は回復に時間がかかることを想定し、また、前年度の設備投資における減価償却費負担増等もあることから減益予想としております。
工作機械事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による景気の先行き不透明感により、投資意欲の後退が見られ、機械部門の受注・売上は減少見込みであり、次年度は減益予想であります。
自動車関連事業につきましては、今後の主力製品となる部分ウッドステアリングハンドルや3Dドライ転写ステアリングハンドルを収益の柱と位置づけ、改善活動を推進し売上高と利益の確保に努めてまいります。
以上の結果、次期の通期連結業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を最大限考慮し、売上高13,400百万円(前期比1.7%減)、営業利益350百万円(前期比37.7%減)、経常利益450百万円(前期比40.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円(前期比31.9%減)を見込んでおります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社は2018年度より、ミロクグループの長期ビジョンとして「主力三事業の強みを活かし、向上させ、かつ新たな事業を創出することで盤石の経営基盤を築き、今後も成長し続ける企業グループを目指す」を掲げ、その実現に向けたマイルストーンとして中期経営計画を策定しております。
「2021中期経営計画」としましては、引き続き製品及びサービスにおいて競合他社と差別化を図り、収益性及び需要変化への対応力を意識した収益基盤の構築、事業間のコミュニケーションの強化を通じて次代を担う人財の育成と活性化を図ることを基本戦略として推進してまいります。
猟銃事業につきましては、世界で高い認知度とブランド力を誇るブローニンググループと高品質かつ多品種少量生産を可能とする当社の強みを活かし、魅力的な新製品をタイムリーかつ継続して市場投入していくことで、コロナ禍が収束した後の販売機会も逃すことなく、市場シェアの維持拡大に努めてまいります。
工作機械事業につきましては、深穴明けというニッチな市場のハード面、ソフト面の両方のトータルサービスができる総合メーカーとして、引き続き加工部門を収益の柱と位置づけ、また機械部門とツール部門の受注を回復させるべく営業力を強化してまいります。
自動車関連事業につきましては、木製ステアリングハンドルと3Dドライ転写ステアリングハンドルの新製品開発とQCD(品質・コスト・納期)向上に注力し、主力三事業で計画の達成に邁進いたします。併せて、既存事業に次ぐ新たな事業も継続して模索してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
セグメントごとの課題は次のとおりであります。
① 猟銃事業
猟銃事業につきましては、ブローニンググループへのOEM供給を行っており、ビジネスパートナーとして良好かつ密接な関係を構築しております。主力の米国市場は、新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、ダウ平均株価も当該感染症発生前の水準を取り戻す等、当社猟銃事業にも明るい材料となっております。
この需要獲得に向けて、新製品のタイムリーな市場投入を図り、ロボットを活用した磨き作業の自動化、ライフル銃身等生産の効率化を重点課題と位置づけ、生産性の向上と品質の安定により、顧客ニーズに対応した柔軟な供給体制の構築を目指します。
なお、品質につきましては、特殊な当社製品の性質上、その不具合に起因する事故は当社グループの事業活動継続に大きな影響を及ぼすため、出荷時の検査体制はもとより、後工程へ不具合品を出さない自工程完結の仕組みを徹底させ、品質管理体制の強化に絶えず取り組んでまいります。
② 工作機械事業
工作機械事業につきましては、従来の米中貿易摩擦による不透明感に加え新型コロナウイルス感染症の影響により、一層先行きが見えない状況であります。
このような環境のもと、販売戦略として機械部門では継続して樹脂部品に必要な金型の穴明け需要を取込み、また日系企業が進出している東南アジア等の自動車部品メーカーの専用機で市場開拓を図ってまいります。またツール部門では国内外を担当する営業体制とし、ユーザー情報を共有化し販売促進につなげてまいります。加工部門では、引き続き全国4拠点の稼働率向上を目指し、また拠点の追加も模索してまいります。さらに全部門において原価低減を推し進め、ニッチな市場での売上高及び利益拡大に邁進してまいります。
③ 自動車関連事業
自動車関連事業につきましては、自動車業界を取り巻く大きな環境変化を踏まえ、部分ウッドステアリングハンドルと3Dドライ転写ステアリングハンドルの新製品開発による付加価値の増加に加え、次世代純木製ステアリングハンドル開発に着手し、顧客の嗜好に対応して、当社加飾ハンドルの商権の維持拡大につなげてまいります。
全社的には、生産管理業務の効率化・標準化を推進し、製品構成の変化に対応した工場レイアウトを追求することにより、製品競争力を高めてまいります。また従来の自動車以外の新規案件開拓活動も継続し、中期的な売上高と利益の確保に努めてまいります。