有価証券報告書-第67期(平成28年1月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/03/30 14:02
【資料】
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【項目】
132項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析は以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、経営者は見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や現状等を考慮して合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。但し、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。
(2)経営成績の分析
国内住宅関連業界におきましては、住宅ローン減税や金利優遇政策に加え、マイナス金利政策による住宅ローン金利の低下が追い風となり、新設住宅着工戸数が前年を上回るなど順調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループは中期経営計画『Vプラン16』の方針に基づき、国内事業の回復、海外事業の業績拡大に向け、収益改善策や櫻花衛厨(中国)股份有限公司の再建に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は2,118億72百万円(前年同期比3.2%減)となりました。利益面につきましては、営業利益が89億40百万円(同74.5%増)、経常利益が93億43百万円(同55.4%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前期計上した製品保証引当金繰入額の再見積もりを実施し追加計上したこと等により、46億54百万円(前年同期は39億58百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]4[事業等のリスク]に記載しておりますので、ご参照ください。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、358億87百万円と前連結会計年度末と比べ83億6百万円の増加となりました。
なお、詳細につきましては、第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況に記載しておりますので、ご参照ください。
② 財政状態
当連結会計年度末の総資産残高は、2,010億41百万円(前連結会計年度末比40億19百万円増)となりました。流動資産は現金及び預金が増加したこと等により1,150億75百万円(同55億28百万円増)となりました。また、固定資産は投資有価証券が減少したこと等により859億66百万円(同15億9百万円減)となりました。
負債につきましては、製品保証引当金が増加したこと等により895億64百万円(同62億73百万円増)となりました。純資産につきましては、1,114億77百万円(同22億54百万円減)となりました。
この結果、連結ベースの自己資本比率は53.4%となり、前連結会計年度末に比べ2.2ポイント減少し、1株当たり純資産は前連結会計年度末の2,291円06銭から2,245円05銭に減少いたしました。