有価証券報告書-第62期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 17:01
【資料】
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【項目】
119項目
(1) 業績等の概要
① 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の積極的な経済政策を背景に、企業収益や雇用及び所得環境に改善が見られる等、緩やかな回復基調の中で推移いたしました。
コンタクトレンズ業界におきましては、視力補正が必要な方々の生活においてコンタクトレンズが“必需品”として定着している環境を背景にして、1日使い捨てタイプへのシフトが続いていることや、遠近両用やサークルレンズの伸長等により、市場は緩やかながらも成長基調にあるものと推測されます。しかしながら、新素材商品のラインナップが多様化している事や遠近両用タイプのスペック拡充、サークルレンズカテゴリーへの新規参入が相次いでおり、メーカー間の競合は依然厳しい状態で推移しております。
このような状況の中、当社グループは、3ヶ年中期経営計画の最終年度となる2018年3月期につきましても、「販売戦略」、「商品戦略」、「生産・開発力強化」、「管理体制強化」を最重要施策として、新しい生産棟の建設によるさらなる製造能力の増強や多品種少量生産への対応力強化、国産ならではの開発力、品質・安全性の高さをアピールして海外輸出国の売上拡大や進出国の開拓等に取り組み、事業基盤の強化や将来の競争力強化に結実すべく積極的に経営資源を投下してまいりました。
この結果、売上高につきましては、コンタクトレンズが概ね順調に推移し、また、前期2月よりコンタクトレンズ小売事業を承継したことによる純増効果もあり、当連結会計年度の売上高は27,827百万円(前年同期比13.8%増)となりました。利益につきましても、売上高の増加や生産効率の向上に伴う原価低減等により営業利益2,106百万円(前年同期比38.7%増)、経常利益2,157百万円(前年同期比58.1%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、子会社における減損損失307百万円の計上等があり業績予想額を15%ほど下回ることとなりましたが、1,198百万円(前年同期比36.7%増)と増益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(コンタクトレンズ・ケア用品)
純国産使い捨てコンタクトレンズのピュアシリーズにおいて、1日使い捨てタイプの近視用、乱視用、遠近両用や、うるおい感を向上させた2週間交換タイプの「2ウィークピュアうるおいプラス」等を中心に、国産の品質力やきめ細やかな対応力を積極的にアピールしてまいりました。また、瞳を際立たせるサークルレンズ「シードアイコフレワンデーUV」の新色を12月に新たに追加し、テレビCMや交通広告をはじめ積極的な営業活動を展開してまいりました。
この結果、主力カテゴリーである1日使い捨てコンタクトレンズにおいては、「ワンデーピュア」シリーズが乱視用を中心に伸長しております。また、サークルレンズカテゴリーも前年同期を上回っております。
ケア用品につきましても、流通在庫の消化や新規導入企業の獲得により前年同期を上回り、これにより全体の売上高は26,658百万円(前年同期比14.7%増)と増収となりました。
人件費や研究開発費の増加に伴い、販管費は増加しておりますものの、売上高伸長に伴う粗利益増加により営業利益につきましては、3,110百万円(前年同期比38.6%増)と増益となりました。
(眼鏡)
主力フレームの「ビビッドムーン」や「プラスミックス」を中心に、代理店の効率的な活用や展示会に出展する等、新販路の開拓や既存得意先での取引量拡大とともに、眼鏡レンズの販売終了により事業損益の改善に努めてまいりました。
しかしながら、結果として主力フレームの出荷が伸び悩んだため、売上高は829百万円(前年同期比6.2%減)となりました。粗利率は改善傾向が見られましたもの、売上高減少に伴う粗利益額の減少が影響し、営業損失71百万円(前期営業損失41百万円)となりました。
(その他)
売上高は338百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益5百万円(前年同期営業損失6百万円)となりました。
② キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,780百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、3,012百万円(前年同期2,158百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、減価償却費1,973百万円や未払金の増加362百万円が挙げられます。また、資金減少の主な要因は、売上債権の増加509百万円や法人税等の支払い550百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、5,312百万円(前年同期4,643百万円の支出)となりました。これは主に、鴻巣研究所3号棟の竣工・設備導入、及び保育施設開設に向けた土地取得等に伴う有形固定資産の取得3,790百万円や英国のコンタクトレンズメーカー株式取得に充当予定の預け金の預け入れ1,196百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、2,177百万円(前年同期2,322百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、短期借入金の純増額1,316百万円や長期借入金の借入れ4,000百万円であります。また、資金減少の主な要因は、長期借入金の返済1,865百万円やリース料の支払い1,043百万円であります。
(2)生産、受注及び販売の実績
本報告書のこの項以下に記載する金額は、消費税等を抜きで表示しております。
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
前年同期比(%)
コンタクトレンズ・ケア用品(千円)7,025,339113.0
合計(千円)7,025,339113.0

(注) 金額は製造原価によっております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
前年同期比(%)
コンタクトレンズ・ケア用品(千円)8,572,773104.8
眼鏡(千円)504,02594.8
その他(千円)232,44697.0
合計(千円)9,309,246104.0

(注) 金額は仕入価額によっております。
③ 受注実績
当社グループは見込生産を行っているため、該当事項はありません。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
前年同期比(%)
コンタクトレンズ・ケア用品(千円)26,658,572114.7
眼鏡(千円)829,72293.8
その他(千円)338,848102.7
合計(千円)27,827,142113.8

(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
当連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
HOYA株式会社2,962,05212.13,016,64310.8

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
① 財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における資産の残高は、34,726百万円となり、前連結会計年度末から5,504百万円増加いたしました。主な要因として、鴻巣研究所3号棟の竣工、保育施設開設に向け、有形固定資産が2,787百万円(15,853百万円から18,641百万円)増加したこと、及びアイコフレの新色発売対応等で商品在庫が一時的に増加したため、たな卸資産が406百万円(3,852百万円から4,259百万円)増加したことが挙げられます。
負債につきましては、24,643百万円となり、前連結会計年度末から4,428百万円の増加となりました。主な要因は、鴻巣研究所3号棟建設等に伴う長期借入金が1,831百万円(3,575百万円から5,407百万円)、運転資金借入れにより短期借入金が1,588百万円(7,078百万円から8,666百万円)増加したことが挙げられます。
純資産につきましては、10,082百万円となり、前連結会計年度末から1,075百万円の増加となりました。主な要因として、増益により利益剰余金が増加したことが挙げられます。
② キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの概要に関しては、第2[事業の状況]3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)[業績等の概要]の②を参照ください。
指標
2016年3月期2017年3月期2018年3月期
自己資本比率(%)32.130.829.0
時価ベースの自己資本比率(%)43.771.9181.8
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)37.820.225.8

※時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出
※インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
③ 経営成績の分析
売上高・売上総利益
当連結会計年度における売上高は27,827百万円となり、前連結会計年度に比べ3,363百万円増加いたしました。
これは、1日使い捨てタイプ「ワンデーピュアうるおいプラス」の近視用、乱視用、遠近両用等を中心に、国産の品質力やきめ細やかな対応力を積極的にアピールしてまいりました。また、瞳を際立たせるサークルレンズ「シードアイコフレワンデーUV」の新色を12月に新たに追加し、積極的な営業活動を展開してまいりました。
この結果、主力カテゴリーである1日使い捨てタイプを中心に伸長し、コンタクトレンズ全体で前期比14.6%の増収となったためであります。
売上総利益は12,408百万円(売上総利益率44.6%)となり、前連結会計年度に比べ2,358百万円増加(売上総利益率3.5ポイントアップ)いたしました。これは、売上高の増加と原価低減に伴う増益によるものであります。
販売費及び一般管理費
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は10,302百万円となり、前連結会計年度に比べ1,771百万円増加いたしました。業容拡大に伴い主として、人件費(前期対比453百万円増)や広告宣伝費(前期対比286百万円増)、研究開発費(前期対比201百万円増)が増加したためであります。

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