有価証券報告書-第29期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/30 9:21
【資料】
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【項目】
76項目

業績等の概要

(1)経営成績に関する分析
当事業年度におけるわが国経済は、個人消費は天候不順等から動きが緩慢ながらも、雇用環境の改善継続により回復基調が見え始め、また、設備投資や輸出、生産等も持ち直しの動きが継続する等、企業活動も総じて堅調に推移し、景気は緩やかに回復の兆しとなりました。一方で、海外経済においては、米国の経済政策運営が国際金融市場に及ぼす影響や北東アジア地域における地政学的リスクの高まりによる経済的な影響が懸念される中、先行き不透明な状況で推移いたしました。
ゴルフ業界におきましては、一部国内、海外メーカーの新商品のヒットにより、店頭での購売動向の活性化が見られ、併せて大型量販店の出店攻勢により売上を伸ばしてきており、明るい兆しも見られるような状況で推移しております。
しかし、業界を取り巻く環境は依然厳しい状況にあると思われます。
このような状況の中当社は、各ゴルフメーカーに対し受注獲得の取り組みを強化し、生産効率の向上やコスト低減に取り組んでまいりました。
その結果、当事業年度の業績は、売上高2,921,617千円(前期比0.8%減)、営業利益は414,215千円(前期比26.9%増)、経常利益は400,213千円(前期比10.4%増)、当期純利益は257,889千円(前期比4.0%増)となりました。
主要セグメントについては下記のとおりであります。
当社は、スポーツ用品関係の専門メーカーとして、ゴルフシャフト等の製造販売及びゴルフクラブ組立加工事業を行っております。
従って、経営の多角化を示すような事業の種類がないため、記載しておりません。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動キャッシュ・フローが411,409千円の純収入、投資活動キャッシュ・フローが184,187千円の純支出、財務活動キャッシュ・フローが224,152千円の純支出となった結果、前事業年度末に比べ8,601千円減少し、3,410,381千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得された資金は411,409千円(前年同期は608,641千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益が392,866千円となり、たな卸資産が75,668千円減少となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用された資金は184,187千円(前年同期は69,057千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産及び無形固定資産の取得により182,937千円の支出となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用された資金は224,152千円(前年同期は76,732千円の使用)となりました。これは主に、短期借入金95,333千円の支出と、配当金の支払128,819千円の支出によるものであります。