このような環境の下、当社グループにおきましては、国内では訪日客の増加や消費者の購買マインドの回復により市場が活性化しつつあり、また海外では、昨年後半以来停滞感が強かった先進国の主要マーケットの需要増加や新興国の伸長等もあり、全体的に市場は回復基調となりました。加えて昨年末に発売した「フリクションボールノックゾーン」が各種広告等の効果もあり大きな話題となったほか、業界関係者が選ぶ「文房具屋さん大賞2023」において当社新製品が多くのカテゴリーで第1位となる等、当社の商品開発・企画力が評価を受け、グループパーパス「人と創造力をつなぐ。」の理念に基づいた市場ニーズを捉えた高付加価値の商品開発が進んでいます。また本年3月には「気候関連財務情報タスクフォース(TCFD)提言」に賛同し、気候変動関連リスクと機会に関する開示を充実させ、サステナブルな社会の実現への取組みも着実に進めております。
この結果、当期間の連結売上高は274億7百万円(前年同期比104.5%)となりました。国内外別では、国内市場における連結売上高は67億11百万円(前年同期比101.0%)、海外市場における連結売上高は206億95百万円(前年同期比105.7%)となりました。中期経営計画に基づく事業別実績では、筆記具事業における連結売上高は251億円(前年同期比105.2%)、非筆記具事業における連結売上高は23億7百万円(前年同期比97.0%)となりました。
また、損益につきましては連結営業利益が48億92百万円(前年同期比105.3%)、連結経常利益が52億51百万円(前年同期比98.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は36億22百万円(前年同期比107.7%)となりました。
2023/05/11 13:02