有価証券報告書-第23期(令和1年8月1日-令和2年7月31日)

【提出】
2020/10/20 16:54
【資料】
PDFをみる
【項目】
145項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については短期的かつ安全性の高い金融資産に限定する方針であります。また、資金調達については、必要な資金を銀行借入により調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されており、外貨建営業債権は、為替変動リスクに晒されております。
投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であります。このうち、時価のあるものについては、市場価格の変動リスクに晒されております。
関係会社長期貸付金は、当社の関係会社に対する貸付金であり、いずれも貸付先の信用リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金、1年内返済予定の長期借入金、未払金及び未払法人税等は、1年以内の支払期日であります。なお、営業債務の一部に外貨建てのものがあり、為替の変動リスクに晒されておりますが、必要に応じて先物為替予約取引を利用してヘッジしております。
長期借入金は、いずれも固定金利であり、金利変動リスクには晒されておりません。
デリバティブ取引は、外貨建ての営業債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジを目的とした先物為替予約取引であります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性評価の方法については、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項(6)重要なヘッジ会計の方法」をご参照ください。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金、関係会社長期貸付金については、与信管理規程に基づき、取引先ごとの与信限度額を設定し、期日管理及び残高管理を行うとともに、滞留債権管理を行っております。
投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握しております。
当社は、外貨建ての営業債務について、為替の変動リスクに対して、必要に応じて先物為替予約を利用してヘッジしております。なお、デリバティブ取引については、デリバティブ管理規程に基づき、決裁担当者の承認を得て行っております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては、変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
(5)信用リスクの集中
当連結会計年度の決算日現在における営業債権のうち、5.5%が特定の大口顧客に対するものでありま
す。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(2019年7月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)現金及び預金4,316,6954,316,695-
(2)受取手形及び売掛金1,280,837
貸倒引当金(*1)△2,129
1,278,7081,278,708-
(3)投資有価証券145,607145,607-
(4)関係会社長期貸付金77,60274,064△3,538
資産計5,818,6125,815,074△3,538
(1)支払手形及び買掛金266,640266,640-
(2)1年内返済予定の長期借入金1,062,3121,062,312-
(3)未払金365,361365,361-
(4)未払法人税等86,62986,629-
(5)長期借入金2,044,9282,041,893△3,034
負債計3,825,8713,822,837△3,034
デリバティブ取引(*2)4646-

(*1)受取手形及び売掛金に対して計上している貸倒引当金を控除しております。
(*2)デリバティブ取引により生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。
当連結会計年度(2020年7月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)現金及び預金3,282,5643,282,564-
(2)受取手形及び売掛金2,238,986
貸倒引当金(*1)△2,923
2,236,0632,236,063-
(3)投資有価証券136,587136,587-
(4)関係会社長期貸付金54,35051,528△2,821
資産計5,709,5655,706,743△2,821
(1)支払手形及び買掛金449,878449,878-
(2)1年内返済予定の長期借入金1,275,6601,275,660-
(3)未払金722,101722,101-
(4)未払法人税等157,937157,937-
(5)長期借入金2,302,9392,290,935△12,003
負債計4,908,5164,896,512△12,003
デリバティブ取引(*2)△477△477-

(*1)受取手形及び売掛金に対して計上している貸倒引当金を控除しております。
(*2)デリバティブ取引により生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3)投資有価証券
この時価について、時価のある株式等は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格を参考にしております。
(4)関係会社長期貸付金
当社では、長期貸付金の時価の算定は、一定の期間ごとに分類し、与信管理上の信用リスクの区分ごとに、その将来キャッシュ・フローを国債の利回り等適切な指標に信用スプレッドを上乗せした利率で割り引いた現在価値により算定しております。
負 債
(1)支払手形及び買掛金、(2)1年内返済予定の長期借入金、(3)未払金、(4)未払法人税等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。なお、為替予約の振当処理の対象とされている買掛金は、当該為替予約と一体として処理された額をもって評価しております。
(5)長期借入金
この時価は、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率を割り引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
注記事項「デリバティブ取引関係」をご参照ください。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(単位:千円)
区分前連結会計年度
(2019年7月31日)
当連結会計年度
(2020年7月31日)
関係会社株式124,675125,876

関係会社株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表には含めておりません。
3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2019年7月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金4,316,695---
受取手形及び売掛金1,280,837---
関係会社長期貸付金-77,602--
合計5,597,53277,602--

当連結会計年度(2020年7月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金3,282,564---
受取手形及び売掛金2,238,986---
関係会社長期貸付金-54,350--
合計5,521,55054,350--

4.借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2019年7月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
1年内返済予定の長期借入金1,062,312-----
長期借入金-942,312564,246374,480163,890-
合計1,062,312942,312564,246374,480163,890-

当連結会計年度(2020年7月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
1年内返済予定の長期借入金1,275,660-----
長期借入金-897,594707,828497,238200,279-
合計1,275,660897,594707,828497,238200,279-