有価証券報告書-第158期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 14:12
【資料】
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【項目】
165項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
イ 監査役会の組織、人員及び手続き
監査役会は常勤監査役1名、社外監査役2名の3名で構成されております。監査役会は、監査の方針及び業務の分担等に従い、取締役会に出席するほか、常勤監査役が経営会議等の重要会議に出席し、取締役の職務執行を適正に監査しております。また、関係会社の業務や財政状態の定期的な調査、会計監査人や内部監査室との連携等、監査役会の機能の強化に取り組んでおります。なお、監査役を補佐する担当セクションや専任の担当者は設置しておりませんが、スケジュール管理などを秘書室が担当するほか、必要に応じて内部監査室及び内部統制部門を含む業務執行部門が補佐を行っております。
各監査役の経験及び能力は次のとおりであります。
氏 名経験 及び 能力
常勤監査役
上 坂 理 恵
長年にわたり海外管理部門の要職を歴任し、中国現地法人にて経営を担うなど、国際的な事業環境における豊富な経営管理経験に加え、財務及び会計に関する相当の知見を有しております。
社外監査役
喜多村 勝 德
裁判官としての豊富な経験と弁護士としての高い見識を有し、企業法務に精通しております。
社外監査役
樋 口 尚 文
公認会計士として多くの企業の監査の経験から、財務及び会計に関する豊富な知識を有しております。

ロ 監査役会の活動状況監査役会の頻度・個々の監査役の出席状況
当事業年度において当社は監査役会を原則月1回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。
氏 名開催回数出席回数(出席率)
酒 井 諭12回12回(100%)
喜多村 勝 德12回12回(100%)
樋 口 尚 文12回12回(100%)

(注)酒井 諭氏は、2020年6月29日開催の第158回定時株主総会終結をもって退任しております。
ハ 監査役会の主な検討事項
監査役会においては、取締役会における決議事項・報告事項、経営会議の内容、常勤監査役の職務執行状況、内部統制システムの運用状況の確認、会計監査人の選任、会計監査人の報酬、監査報告書の提出等に関し、検討・協議または共有いたしました。
ニ 常勤監査役の活動状況
常勤監査役は、経営会議等重要な会議への出席、稟議書や重要契約書等の閲覧、管理担当役員との定期的な会合における意見交換、営業部門の意見聴取、支社やグループ会社に対する実地監査、子会社監査役を通じた子会社の事業報告の検証等を行っております。
上記の活動は可能な限りにおいて社外監査役も行いますが、常勤監査役が単独で行った場合には社外監査役及び社外取締役にも適時に共有しております。
② 内部監査の状況
イ 内部監査の組織、人員及び手続き
内部監査につきましては、業務執行部門から独立して設置した内部監査室(有価証券報告書提出日現在12名)が、「内部監査規程」に基づき関連部門と連携・分担しながら、当社グループの業務全般に関し、法令、定款及び社内規定の遵守状況、職務の執行の手続及び内容の妥当性等につき、継続的に監査を実施し、その結果を社長へ報告しております。また、内部監査室は、内部監査により判明した指摘・提言事項の改善履行状況について、関連部門と連携・分担してフォローアップを実施しております。
ロ 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携
監査役は、内部監査室から監査計画と監査結果について定期的に報告を受け、必要に応じて調査を求め、監査役監査に活用しております。また、監査役監査計画と監査結果を内部監査室に伝達し、監査役監査と内部監査の基本方針、重点課題・対象部門・個別テーマ・監査時期・監査範囲・監査体制等を相互に確認し、監査役監査に実効的に活用しております。
内部監査室は、内部監査等の計画を作成するにあたり、会計監査人と協議し、計画を作成しております。
会計監査人は、内部監査室を通じて当社グループと往査日程等の調整を行っております。
会計監査人は監査役に、監査及び四半期レビューの計画の概要を説明しており、また、四半期毎に監査又は四半期レビューの結果としての意見又は結論に至る過程の概要を報告しております。
ハ 内部監査、監査役監査及び会計監査と内部統制部門との関係
内部監査室は内部統制評価を実施し、内部統制部門に評価結果をフィードバックしております。また、内部監査室は、内部監査及び内部統制評価の実施計画及び実施結果に関して、当社グループの内部統制の総責任者である社長に報告しております。
監査役は、取締役会終了後に毎月、代表取締役と連絡会を開催し、意見交換を行っております。
会計監査人は、年1回以上、社長に対して、監査手続における経営者とのディスカッションを行っております。また、会計監査人は、監査及び四半期レビューの開始にあたり、管理全般管掌等から、経営及び決算の概況の説明を受けております。
③ 会計監査の状況
イ 監査法人の名称
八重洲監査法人
ロ 提出会社の財務情報について連続して監査関連業務を行っている場合におけるその期間
51年間
ハ 業務を執行した公認会計士
代表社員 業務執行社員 齋藤 勉
業務執行社員 辻田 武司
業務執行社員 山田 英二
ニ 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士8名
その他 1名
ホ 監査法人の選定方針と理由
当社は監査公認会計士等を再任するにあたっては、専門性、組織および体制、品質管理体制、独立性等を総合的に勘案の上、監査役会で協議の上決定しております。
八重洲監査法人を選任した理由につきましては、専門性、組織および体制、品質管理体制、独立性に加え、監査報酬および当社グループの展開する事業への理解度等を総合的に検討した結果、適任と判断したためであります。
ヘ 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、八重洲監査法人を再任するにあたり、日本監査役協会による「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づき、監査役会は取締役や内部監査室から八重洲監査法人の職務遂行状況に関する情報を受け、また、監査役会としても監査法人から直接説明を受けるなど、監査の品質、監査体制、独立性等について評価を行いました。
④ 監査報酬の内容等
イ 監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社70501
連結子会社1212
82621

(注)1 前連結会計年度の監査証明業務に基づく報酬70百万円には、金融商品取引法に基づく当社の過年度決算の訂正に係る監査証明業務に対する報酬20百万円が含まれております。
2 当連結会計年度の非監査業務の内容は、社債発行に伴うコンフォートレター作成業務であります。
ロ 監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
ハ その他重要な報酬の内容
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
ニ 監査報酬の決定方針
当社は監査公認会計士等に対する監査報酬について、監査内容等を総合的に勘案の上、監査公認会計士等と協議し、監査役会の同意を得て決定しております。
ホ 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、職務執行状況及び報酬見積りの算出根拠等について必要な検証を行った上で、会計監査人の報酬等の額について同意いたしました。