有価証券報告書-第61期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/28 11:39
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【項目】
185項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢や企業収益の改善が見られ、個人消費も穏やかな回復基調にあるものの、米国の政策動向やアジア諸国の経済情勢など不確実性の高まりにより、依然として先行きは不透明な状況で推移いたしました。
このような状況の下、当社グループは、中期経営計画(2017年3月期~2019年3月期)に基づき、当社の基盤事業であるシステムソリューション事業、ネットワークソリューション事業、電子部品及び機器事業につき、強靭化及び事業間連携を推進し、安定した収益を確保するとともに、新たな領域に進出し、市場で優位性があるビジネスモデルへの変容を推し進めることで収益の拡大を図り、業績の更なる向上を最優先課題として揚げ、日々努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度におきましては、連結売上高は79億7千8百万円(前年同期間比22.7%増)となりました。損益面では、営業損失は1億7千4百円(前年同期間は営業利益6千7百万円)、経常損失は1億7千3百万円(前年同期間は経常利益6千8百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は1億8千4百万円(前年同期間は親会社に帰属する当期純利益1億7百万円)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
システムソリューション
システムソリューションにおきましては、中央省庁向け大型システム更新案件を受注したため、売上高は36億1千5百万円(前年同期間比46.9%増)、営業利益は7千7百万円(前年同期間は4百万円の営業損失)となりました。
ネットワークソリューション
ネットワークソリューションにおきましては、映像配信案件の減少、衛星通信案件の予算執行遅れ、また防災情報分野においてJアラート受信機案件の更新実施時期遅延により、売上高は9億8千8百万円(前年同期間比36.5%減)、営業損失は2億9百万円(前年同期間は6千5百万円の営業利益)となりました。
電子部品及び機器
電子部品及び機器におきましては、株式会社エアロパートナーズの子会社化により売上高は33億7千5百万円(前年同期間比35.6%増)と増加いたしましたが、損益面では、主として計測関連案件の来期ずれ込みや、中国・香港向け顧客の在庫過多における生産調整、及び新規ビジネスの立ち上げ遅れのため、営業損失は4千2百万円(前年同期間は6百万円の営業利益)となりました。
当期の財政状態の概況
当連結会計年度の財政状態は、期中における、株式会社エアロパートナーズ、株式会社ネットウエルシステムの株式取得による子会社化により、増加しております。
(資産)
当連結会計年度末における資産は69億4千4百万円(前期末61億円)となり、8億4千4千万円増加しました。
これは主に、流動資産では、現金及び預金が3億5千3百万円、受取手形及び売掛金が2億3千2百万円、商品及び製品1億3千1百万円、前渡金1億3千万円が増加、有価証券1億円が減少したことにより、7億8千6百万円増加し、固定資産では、株式取得により発生した、のれん1億3千1百万円の増加、投資有価証券の減少9千7百万円により5千7百万円の増加したことによります。
(負債)
負債は28億7千5百万円(前期末17億9千4百万円)となり、10億8千万円増加しました。これは主に流動負債で支払手形及び買掛金2億6千8百万円、連結子会社エアロパートナーズ社の運転資金のための短期借入金5億6百万円、前受金3億1千8百万円の増加したことによります。
(純資産)
純資産は40億6千9百万円(前期末43億5百万円)となり、2億3千6百万円の減少となりました。これは親会社株主に帰属する当期純損失1億8千4百万円、配当金の支払により4千5百万円減少したことによります。
なお、セグメント間取引については、相殺消去しております。
②キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純損失1億7千5百万円(前年同期間は、6千9百万円の税金等調整前当期純利益)による減少や、たな卸資産の増加、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得、株式の譲受により平成29年10月より連結の範囲に含めた子会社の短期借入金3億1千2百万円の支出等がありましたものの、売上債権及び前渡金の減少や、仕入債務及び前受金の増加、定期預金の払戻、投資有価証券の償還等の収入により、前連結会計年度末に比べ4億5千3百万円増加し、当連結会計年度末には28億9千8百万円となりました。
(営業活動によるキャッシ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主に売上債権の減少2億5千9百万円、仕入債務の増加2億7千4百万円、前渡金の減少2億4千4百万円等の収入がありましたものの、税金等調整前当期純損失1億7千5百万円、たな卸資産の増加1億3千2百万円により6億6千8百万円の増加(前年同期間は2億8千1百万円の減少)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、営業譲受による支出4千3百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出により8千5百万円の支出がありましたものの、定期預金の満期収入1億円、投資有価証券の満期償還による収入2億4千万円により1億5千7百万円の増加(前年同期2億4千3百万円の増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、子会社における運転資金のための短期借入金の減少3億1千2百万円、配当金の支払4千5百万円により3億6千2百万円の減少(前年同期4千9百万円の減少)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ4億5千3百万円増加し、28億9千8百万円となりました。
③受注及び販売の実績
a.受注実績
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
システムソリューション4,152,318156.31,313,689172.1
ネットワークソリューション1,096,84476.9407,335136.7
電子部品及び機器3,807,211162.43,871,295460.7
合計9,056,375140.95,592,319294.1

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.システムソリューションの前連結会計年度の受注残高の内、575千円は当連結会計年度の期初にネットワークソリューションへ移動しております。
4.システムソリューションにおける受注高及び受注残高の前年同期比の計算において、平成29年12月26日付で株式取得した株式会社ネットウエルシステムの前年同期受注高及び前年同期受注残高は含めておりません。
5.電子部品及び機器における受注高及び受注残高の前年同期比の計算において、平成29年10月31日付で株式取得した株式会社エアロパートナーズの前年同期受注高及び前年同期受注残高は含めておりません。
b.販売状況
当連結会計年度の販売状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
システムソリューション3,615,065146.9
ネットワークソリューション988,10763.5
電子部品及び機器3,375,484135.6
合計7,978,656122.7

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
防衛省--1,240,65615.55
日本アイ・ビー・エム株式会社--1,119,21314.03

(注) 前連結会計年度の防衛省及び日本アイ・ビー・エム株式会社については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の採用や、資産・負債及び収益・費用の計上及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り項目特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、連結売上高は79億7千8百万円(前年同期間比22.7%増)となりました。損益面では、営業損失は1億7千4百万円(前年同期間は営業利益6千7百万円)、経常損失は1億7千3百万円(前年同期間は経常利益6千8百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は1億8千4百万円(前年同期間は親会社に帰属する当期純利益1億7百万円)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、ネットワークソリューションの業績が挙げられます。同セグメントにおいては映像配信案件での競合増によるビジネス機会の減少、前年同期間にあったCATV向け設備更新の大型需要が当連結会計年度では低調となり、映像配信用受信機の更新案件も新機種のリリース遅れで来年度にずれこみました。また、当初予定していた衛星通信案件につきましても予算執行の遅れで来年度にずれこんでおります。防災情報分野におきましては、Jアラート受信機の補正予算による更新実施につき、大半の自治体が来年度予算処置での更新の見込となりました。これらの要因により同セグメントの売上高、営業利益は前年同期間より下回る結果となりました。
また、電子部品及び機器においては、中期経営計画(3ヶ年)の経営の基本方針に基づき企業買収の検討を進めた結果、平成29年10月に株式会社エアロパートナーズの全株式を取得し子会社化致しました。そのため同社の収益がセグメント売上高、営業利益に加わりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。
a.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.契約債務
平成30年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。
年度別要支払額(千円)
契約債務合計1年以内1年超3年以内3年超5年以内5年超
短期借入金506,000506,000---
リース債務28,7457,08114,1627,501-

c.財政政策
当社グループの運転資金需要のうち、主なものは、商品の購入及び人件費、賃借料等によるものであります。当社グループにおける増加運転資金につきましては、内部資金及び金融機関からの借入等によって調達しております。
なお、運転資金の安定的及び効率的な調達を行うため、提出会社におきまして金融機関との間にコミットメントライン契約10億円を締結しております(借入未実行残10億円)。
また、子会社においても別途取引先金融機関との間で借入契約を締結しており、当連結会計年度末に5億6百万円の借入をおこなっております。
当社グループの経営方針・経営戦略・経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等については次のとおりであります。
中期経営計画(3ヶ年)に基づき、平成31年3月期において、連結売上高81億円、営業利益1億円を達成する事を目標としておりましたが、平成29年10月に株式会社エアロパートナーズの全株式を取得し子会社化したことに伴い、売上高の目標数値は当初計画を上回る見込みとなりました。これにより、中期計画最終年度であります平成31年3月期の目標数値につき、連結売上高95億円、営業利益1億円に修正しております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
システムソリューション
システムソリューションにおきましては、中央省庁向け大型システム更新案件を受注したため、売上高は36億1千5百万円(前年同期間比46.9%増)、営業利益は7千7百万円(前年同期間は4百万円の営業損失)となりました。
システムソリューション営業部については、継続ができて競争力のあるソリューションの確立が急務だと考えております。物販からプロポーザル型ビジネスへ、コンサル、サービス、ストックビジネスで収益を安定させることが課題です。
また、西日本システム営業部については、文教ビジネスのみならず、企業向けビジネスモデルの創出と、資本参加も含めた他社との協業によるビジネスチャンスの拡大を検討しております。
ネットワークソリューション
ネットワークソリューションにおきましては、映像配信案件の減少、衛星通信案件の予算執行遅れ、また防災情報分野においてJアラート受信機案件の更新実施時期遅延により、売上高は9億8千8百万円(前年同期間比36.5%減)、営業損失は2億9百万円(前年同期間は6千5百万円の営業利益)となりました。
伝送・配信システム営業部については、衛星ビジネス、映像ビジネスともに、営業、技術サポート、保守・運用のトータルビジネス化が必要だと考えており、まずは黒字の回復を目指します。
防災情報システム部については、Jアラート受信機の更新チャンスを活かし、自治体向けビジネスでの存在意義を確立する必要があります。また当社独自のソリューションにより、ビジネスの高収益化の実現が重要だと考えます。
電子部品及び機器
電子部品及び機器におきましては、主として計測関連案件の来期ずれ込みや、中国・香港向け顧客の在庫過多における生産調整、及び新規ビジネスの立ち上げ遅れのため、売上高は33億7千5百万円(前年同期間比35.6%増)、営業損失は4千2百万円(前年同期間は6百万円の営業利益)となりました。
部品機器営業部については、遅れている新商材の立ち上げが課題です。理経香港との海外ビジネスの活性化も必要と考えます。
中国・香港でのビジネスについては、当社との連携を強化し、当社取扱いの製品の中国・香港市場における拡販や、中国製の商材を本社向けに提案するなど、双方向のビジネスを進めるべく、引き続き新規商材開拓をしていくことが課題です。
シンガポールでのビジネスについては、成長が期待されるASEANにおいて、主として電子部品などエレクトロニクス関連製品のマーケティングを行い、新規エリアの開拓をするとともに、早急にビジネスを立ち上げることを目標に体制の強化を進めていきます。
平成29年10月に子会社化しました株式会社エアロパートナーズについては、その収益が加わることにより、電子部品及び機器の収益に貢献することを期待しております。
当社では主として電子部品及び機器事業において、長年にわたり防衛省向け機材の提供を行っており、株式会社エアロパートナーズをグループ会社として迎えたことが当社グループの事業基盤の強化、及び、総合的な企業価値の向上につながるものと考えております。グループ会社間での相乗効果により当社グループ全体で収益を向上することを目標に尽力いたします。

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