有価証券報告書-第54期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/28 16:57
【資料】
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【項目】
129項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)当社グループの現状の認識について
当社グループは、「お客様の喜びを自分の喜びとする企業であること」、「自らが、市場を創造できる企業であること」、「社会人として個性豊かな社員を育成すること」を経営理念としています。また、お客様の皆様に満足いく商品を提供することを第一に考え、企業使命の追求、収益面での早期黒字化を目指します。
(2)目標とする経営指標
①当社グループは、安定した配当の実施及び収益面における黒字化を図るため、早急に本業における収益基盤の確立を目指します。また、過去の赤字体質からの脱却を図るべく売上総利益の向上を目指し、「1株当たりの純利益」を重要な経営指標ととらえ、併せて「1株当たりの純資産」の向上を目指してまいります。
②当社グループは、長期的な観点から、財務体質の強化充実、今後の事業展開に備えるための内部保留の確保を念頭に入れながら、株主の皆様に対して継続的な安定配当を行うこととし、そのためにも、利益体質への転換を図り、販売シェア拡大に注力してまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、海外子会社株式会社サハダイヤモンド(ロシア)と裁判中でありロシア子会社の平成30年4月1日から平成31年3月31日までの財務資料が入手できていないため、連結決算に含めておりません。そのため、現在所有するロシア連邦サハ共和国産のダイヤモンド等を中心とした販売に徹してまいります。
また、当社の海外子会社と話を進め、品質の高い原石を購入し、ロシアで研磨したダイヤモンドの販売を推進するとともに、日本では当社グループのブランドである「バージンダイヤモンド」の知名度アップと併せ、ブライダルジュエリーの販売を強化し、原石証明・鑑定書等による付加価値の向上も進め、販売してまいります。
なお、当社グループは、お客様の皆様に満足いく商品を提供することを第一に考え、収益面においての早期黒字定着化を目指します。
(4)会社の対処すべき課題
①国内は、エンゲージリング、マリッジリングの販売を強化し、あらゆる施策に取り組み、収益拡大に努めます。
②海外子会社株式会社サハダイヤモンド(ロシア)と裁判中でありロシア子会社の平成30年4月1日から平成31年3月31日までの財務資料が入手できていないため、連結決算に含めておりません。和解も選択肢に含め、取引再開に向け話し合いを続けてまいります。
③収益の向上に努めるため、管理コストの徹底した見直し改善を実施します。
④顧客サービスを重視した社員教育に取り組み、活力ある人材を育成します。
⑤全ての部門の業務遂行状況、法令等の遵守状況を内部監査及び監査役が監視し、強固なコーポレート・ガバナンス体制を敷いてまいります。
⑥営業実績管理の徹底を図り、収益目標を必ず達成してまいります。