有価証券報告書-第67期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 9:26
【資料】
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【項目】
107項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や所得・雇用環境の改善を背景に個人消費の持ち直しが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中国をはじめとする新興国経済の鈍化、英国のEU離脱問題、米国新政権の政策動向など、世界経済は先行き不透明な状況が続いております。不動産市場においては、企業の業績拡大による移転・増床需要が引き続き旺盛であり、オフィスを中心に堅調に推移しましたが、インバウンド需要の落ち着きによりホテル・商業施設の一部では減速の動きが見られました。
このような状況下、当社グループは、「快適な都市環境・オフィス空間の提供をサポートするトータルプロパティコーディネーター」として、「リニューアル事業」、「駐車場管理運営事業」、「住宅・ビル管理事業」の主力3事業に加え、保険代理店事業の強化に努めてまいりました。
当社グループの業績につきましては、売上高2,403,847千円(前期比5.5%増)、営業利益385,808千円(同31.2%増)、経常利益396,188千円(同28.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益254,287千円(同30.4%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。
①リニューアル
内装工事の受注が好調に推移した結果、売上高は882,071千円(前期比14.4%増)、営業利益は160,540千円(同21.7%増)となりました。
②駐車場
駐車場の稼動が好調を維持した結果、売上高は964,394千円(前期比9.2%増)、営業利益は132,878千円(同19.2%増)となりました。
③住宅・ビル管理事業
住宅管理における管理物件縮小の結果、売上高は508,908千円(前期比15.0%減)、営業利益は64,292千円(同0.4%減)となりました。
④その他
保険代理店業務が順調に推移した結果、売上高は48,472千円(前期比94.6%増)、営業利益は28,097千円(前年同期は営業損失13,880千円)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比較し121,862千円増加し、944,536千円となりました。なお、各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は、279,791千円(前連結会計年度は156,582千円の増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益384,929千円、支出の主な内訳は、法人税等の支払額117,226千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、114,608千円(前連結会計年度は113,164千円の減少)となり、この主な内訳は、追加貸付による支出100,000千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は、43,320千円(前連結会計年度は43,431千円の減少)となり、この主な内訳は、配当金の支払額42,997千円であります。