- #1 事業の内容
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ブランド事業
ブランド事業では、国内を中心に、アパレル・雑貨等の小売業を運営しており、
ブランド事業セグメント全体最適の視点で、ブランドポートフォリオ戦略を機動的に修正し、成長性と収益性のバランスを図っております。
(国内アパレルブランド)
2023/06/23 11:31- #2 事業等のリスク
当社グループが取り扱う衣料品、服飾・生活雑貨を中心としたファッション業界は、ファッショントレンドの移り変わりによる消費者の嗜好の変化の影響を大きく受けます。ファッショントレンドについては、SNSの浸透等により情報の発信源が広がっていることや、中長期的にはより低価格の商品が嗜好される傾向にある一方で、近時は相応の品質を備えた商品が好まれるトレンドも一部で見られるなど、消費者の嗜好は多様化しており、これを正確に予測することは従来に比して困難になっております。
当社グループは多くのブランドを複数の販売チャネルで展開することで消費者の多様な嗜好に対応していく所存ですが、現時点で当社グループがその収益の大半を得ているブランド事業において、当社グループがこのような消費者の嗜好の変化に適時かつ適切に対応できない場合や当社グループ又はその各ブランドの消費者からの評価や支持が低下した場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)在庫管理に関するリスク
2023/06/23 11:31- #3 従業員の状況(連結)
(1)連結会社の状況
| 2023年3月31日現在 |
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
ブランド事業 | 5,233 | (2,350) |
デジタル事業 | 427 | (313) |
(注)1 従業員数は、就業人員であります。
2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の当連結会計年度の平均雇用人員数(1日8時間換算)であります。
2023/06/23 11:31- #4 注記事項-のれんの減損テスト、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
事業セグメント | 資金生成単位 | 金額(百万円) |
ブランド事業 | ㈱ファッションクロス | 800 |
デジタル事業 | Original Inc. | 973 |
②使用価値に用いられた主要な仮定
資金生成単位又は資金生成単位グループの使用価値の計算に大きく影響を与える仮定は、以下の通りであります。
2023/06/23 11:31- #5 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
事業セグメントは、最高経営意思決定者に提出される内部報告と整合した方法で報告されています。最高経営意思決定者は、事業セグメントの資源配分及び業績評価について責任を負います。当社グループでは戦略的意思決定を行う取締役会が最高経営意思決定者と位置付けられております。
当社グループは、「ブランド事業」、「デジタル事業」、「プラットフォーム事業」および「共通部門」の4区分を報告セグメントとしております。
2022年4月1日付の組織再編により、プラットフォーム事業において中間ホールディングスの役割を担う㈱ワールドプラットフォームサービスを新規設立しております。当該組織再編については、プラットフォーム事業内における組織再編であり、セグメント収益及び業績に与える影響はありません。
2023/06/23 11:31- #6 注記事項-リース、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(注2) 事業セグメントごとの減損損失は以下の通りであります。
| | | (単位:百万円) |
| 前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) | | 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) |
ブランド事業 | 277 | | 119 |
合計 | 277 | | 119 |
使用権資産の帳簿価額の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
2023/06/23 11:31- #7 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループは、当社、子会社50社及び持分法適用関連会社4社より構成されており、連結子会社の名称及び事業内容等は前記「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しております。
当社グループの事業内容は、国内外にて婦人、紳士及び子供衣料品並びに服飾雑貨等の販売を営むブランド事業、ファッションに特化したECモール運営や情報・物流システムの業務受託等のデジタルソリューションの提案、デジタル軸での新たなサービスの開発・展開を担うデジタル事業、衣料品並びに服飾雑貨等の生産・調達・貿易や什器製造販売を通じた空間創造支援等のプラットフォーム事業を営んでおります。
2023/06/23 11:31- #8 注記事項-売上収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(単位:百万円)
セグメント | 区分 | 前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) | 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) |
ブランド事業 | | ミドルアッパー | 41,595 | 48,001 |
| ミドルロワー | 62,507 | 94,854 |
国内アパレルブランド | 104,101 | 142,855 |
国内ライフスタイルブランド | 25,174 | 25,377 |
海外 | 966 | 1,305 |
| 開発・改革ブランド | 4,929 | 5,457 |
| M&Aブランド | 5,435 | 6,385 |
投資 | 10,364 | 11,842 |
小計 | 140,606 | 181,379 |
(
ブランド事業)
ブランド事業においては、婦人服、紳士服、雑貨などの直営店販売及びEC販売を主な事業としており、国内アパレルブランド、国内ライフスタイルブランド、海外、投資に分類しております。
2023/06/23 11:31- #9 注記事項-有形固定資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
| | (単位:百万円) |
事業セグメント | 科目 | 金額 |
ブランド事業 | 建物及び構築物 | △510 |
工具、器具及び備品 | △11 |
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
| | (単位:百万円) |
事業セグメント | 科目 | 金額 |
ブランド事業 | 建物及び構築物 | △118 |
工具、器具及び備品 | △6 |
2023/06/23 11:31- #10 注記事項-重要な会計上の見積り及び判断、連結財務諸表(IFRS)(連結)
響を与える事象は想定されておらず、当社グループの会計上の見積りに重要な影響を与えるものではない
と判断しております。同時に前連結会計年度までに完遂したブランド事業の構造改革効果の寄与による収
益力の回復を見積りの仮定に置いております。
2023/06/23 11:31- #11 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
それぞれの事業セグメントの具体的な課題や取り組みについては、以下のとおりであります。
(ブランド事業)
国内外のアパレルブランド及び国内ライフスタイルブランドにおいては、強化すべきブランドと店舗への選択と集中に取り組んでまいりました。デジタル事業、プラットフォーム事業を拡大させていくためにも、ブランド事業が強靭であるということが当社グループの競争力の源泉との認識のもと、子会社各社が市場最適に向けた改善活動を行っていることに加えて、さまざまなテーマの改革をグループ横断で実施しています。
2023/06/23 11:31- #12 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
a. ブランド事業
ブランド事業においては、ブランドポートフォリオ戦略を機動的に修正し、ブランド事業セグメント全体最適の視点で成長性と収益性のバランスを図っています。
百貨店を中心に展開するミドルアッパーブランドは、差別化された付加価値の高い商品開発を行う一方で、生活様式の変化へ柔軟に対応して、ブランドらしさを残しながらカジュアル化へ修正することや定番商品の拡充及び進化へ取り組むことなどが求められています。また、今まで以上にお客様とのより強いつながりを構築するため、リモートによる受注イベントの開催といった、新たな接客機会を通じた関係構築へ積極的に取り組んでおります。このほか、最近の世界的な物価上昇や円安の為替動向に左右されないよう、国内生産への回帰も加速しております。
2023/06/23 11:31- #13 設備投資等の概要
当連結会計年度に実施しました設備投資の総額は、5,405百万円であります。
その主なものは、出店・改装に伴う店舗設備やブランドの価値向上を目的としてブランド事業への投資に1,633百万円を投資したほか、ECサイト運営を中心としたデジタルソリューション事業への強化やファッション産業におけるB2C事業等次世代型のサービス開発の推進のため、デジタル事業へ2,288百万円の投資を実施いたしました。
2023/06/23 11:31