四半期報告書-第27期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

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2014/08/11 9:35
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文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において、当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期累計期間における我が国経済は、4月からの消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動で、消費が落ち込んだものの、想定内と考える業界が多く、また企業業績が前年に引き続き改善されていることで、雇用情勢も回復傾向にあることなどから、今後の日本経済の状況については、楽観的な見通しが大勢を占めていると見受けられます。外需においては、アメリカ経済は復調しつつありますが、中国・アジア経済は下向きで、ヨーロッパ経済は依然低調であります。
このような経済状況のもとで当社では、石油価格の高騰から農業用ハウスにおける設定温度を例年より下げる生産地や、2月の大雪でハウスが倒壊し大きな被害が出た生産地があり、予定より出荷時期が遅れたり、例年より出荷量が少なくなりました。
しかし消費税率引き上げに伴い消費マインドが低下するなど、需要の方も減少したことで不足感はなく、縮小均衡ぎみでありました。特に花のヘビーユーザーである65歳以上が消費を控えたこと、結婚式需要が3月までに前倒しで実施されたことなどが影響し、取扱数量、販売金額とも前年に比べ減少しました。
以上の結果、当第1四半期累計期間(平成26年4月~6月)の業績は、売上高5,540,952千円(前年同四半期比8.5%減)となり、内訳をみますと、切花の取扱高4,875,628千円(前年同四半期比9.0%減)、鉢物の取扱高632,965千円(前年同四半期6.0%減)、付帯業務収益32,357千円(前年同四半期12.1%増)となりました。利益につきましては、営業利益1,055千円(前年同四半期97.5%減)、経常利益26,206千円(前年同四半期56.8%減)、四半期純利益16,929千円(前年同四半期54.3%減)と減収減益となりました。
なお、当社は花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行なっておりません。
切花、鉢物に関する概況は次の通りです。
切花
売上金額4,875,628千円(前年同期比9.0%減)
取扱数量93,285千本( 同 2.2%減)

・4月の時点では、菊類・バラなど多くの品目で前年に比べ入荷量が減少しました。これは冷え込み、暖房費の高騰による加温不足の影響によります。また、LAユリは、主力産地のある埼玉で、2月の大雪によりハウスが倒壊、甚大な被害を受けたことで生産量・入荷量が大きく減少しました。需要面では、消費税率引き上げなどにより小売店店頭などで客足が鈍ったため、当社からの仕入れも例年に比べ伸び悩みました。そのため、品薄でありながら、引き合いも弱く、相場が崩れる局面が見られました。
・5月には母の日に向け、定番の赤系カーネーションが品薄高となりました。反面、スプレータイプのカーネーションは受注が伸びず、マーケットは縮小傾向にあります。小売店でも母の日に向け、計画的に仕入をしたところでは前年並みかそれを上回る結果となりましたが、そうではないところは、販売に苦戦するなど、明暗が分かれました。母の日後は、大きな需要がないことや、産地の切り替わり時期で品質が安定しないことなどから、厳しい相場展開となりました。
・5月の下旬から6月にかけて、気温の上昇や産地の切り替わりがスムーズにいかず、複数の産地から重複して入荷があることなどから、入荷量が前年並みかそれを上回るようになりました。特に白菊の上位等級品は、潤沢に入荷したため、需要に対して供給過多となり、相場が下落しました。対して、小菊は開花が予定より早まる産地もあり入荷量が前年より多くなったものの、需要も旺盛なことで品薄感があり、堅調な販売となりました。
鉢物
売上金額632,965千円(前年同期比 6.0%減)
取扱数量2,953千鉢( 同 2.5%減)

・洋ラン類の主力であるファレノは、前年に比べ年度末からの人事異動や事務所移転、新規開設などから派生する法人需要が回復し、動きは堅調でした。しかし近年の原油高などによる生産コストの上昇に耐えられず、生産を縮小したり他の農産物へ移行する産地もあり、生産量は年々減少傾向にあります。また産地・商品の新規開拓が十分でなかったことから、需要に応えることができない状況が6月まで継続しました。その結果、入荷量・販売金額ともに前年を下回りました。
・母の日商戦は、主力のカーネーションにおいて入荷量は前年並、販売金額は前年を下回る結果となりました。これは多くの産地が出荷調整をし、入荷が短い期間に集中してしまったため相場が大きく崩れたことによります。また、出荷の前段階で開花が進んでしまったことなどから、相対や注文の価格も下落しました。カタログギフトにおいては、需要のサイクルの中で花鉢が売れにくい年であったことや、他商品との競争が激化していることなどから取扱数量が伸びず、苦戦しました。
・母の日以降、ブライダル向けのピンクや青のアジサイの需要が高まりました。アジサイは、小売りにおいても新品種の動きが好調で、前年に計画した見込み数量を販売することができました。しかし、2月の大雪の影響により出荷不能となった産地があり、アジサイ全体の入荷量は減少し、販売金額も前年を下回る結果となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比較して490,069千円減少し6,345,490千円となりました。その主な内訳は売掛金の減少637,008千円、現金及び預金の増加118,679千円であります。
負債につきましては前事業年度末と比較して445,925千円減少し1,723,588千円となりました。その主な内訳は受託販売未払金の減少431,074千円であります。
純資産につきましては前事業年度末と比較して44,144千円減少し4,621,901千円となりました。これは剰余金の配当により61,073千円減少し、四半期純利益の計上により16,929千円増加したことによるものです。
(3)キュッシュ・フローの状況
当第1四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末より518,679千円増加し、2,479,066千円となっております。
当第1四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果減増加した資金は、168,121千円(前年同四半期は27,409千円の減少)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少630,597千円によるものです。また、主な減少要因は、仕入債務の減少434,200千円、法人税等の支払額77,077千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果増加した資金は、365,436千円(前年同四半期は171,400千円の増加)となりました。主な要因は、定期預金の払戻による収入400,000千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、14,878千円(前年同四半期は10,342千円の減少)となりました。この要因は、配当金の支払額9,824千円及びリース債務の返済による支出5,054千円によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営成績に重要な影響を与える主な要
因として、天候と原油高による影響があります。花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けるため、天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価額に影響する場合には、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。これに対し当社は、生産者との連携を強化するとともに、需給双方への情報発信を行い、適材適所で商品提供を行って参ります。
また、原油高による生活関連物資の値上がりは、嗜好品である花きの消費意欲を減退させる可能性は否定できま
せん。さらに、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これに対し当社は、消費拡大を目指し購買層へ付加価値の高い商品提案を行うとともに、中央中核市場としての集散機能を発揮すべく、生産地と連携し品揃えを徹底、コストを抑えた効率的な物流を行って参ります。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、営業活動によって168,121千円の資金を得て、投資活動によって365,436千円の資金を得て、財務活動によって14,878千円の資金を使用しました。当第1四半期会計期間末における現金及び現金同等物は前事業年度末に比べ518,679千円増加し2,479,066千円となりました。
当社の運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社の事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
(8) 経営者の問題提議と今後の方針について
花き業界の見通しとしましては、生産者の高齢化に伴う生産減、ライフスタイルの変化による消費減、配送業におけるドライバー不足など、様々な課題を抱えています。そのような状況を踏まえ、平成26年6月20日通常国会において議員立法により「花きの振興に関する法律」が成立しました。当社ではこの年を花き産業ルネッサンス元年と捉え、首都圏を地元とする市場として圧倒的で盤石な地位を築いていきたいと考えています。
首都圏仲卸への販売強化、新規買参人の獲得、大田市場仲卸とともにアジア・アメリカ方面への輸出トライアル、フラワーバレンタインやいい夫婦の日など、新たな需要を創出するための消費者向けのキャンペーンなどを通して、法人需要と花の文化に明るい団塊の世代、そして団塊ジュニアの人口が多い首都圏のマーケットを本格的に開拓します。首都圏の多様な需要を満たすため、よりいっそう生産地との取り組みを強化し、生産地から届く多様な花を一手に預かる営業活動を行います。

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