有価証券報告書-第30期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/25 9:27
【資料】
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【項目】
89項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、世界経済の好調を背景に緩やかな景気回復局面にあるものの、エネルギー価格の上昇や生鮮食品価格の高騰などにより実質賃金は伸び悩み、家計の購買力向上は実感しにくい状況でした。
このような経済状況のもとで、当社グループは卸売市場が地域文化による消費に呼応する社会インフラであることを念頭に置き、消費者の求める商品を消費者の求める時期に流通できるよう努めて参りました。しかしながら長年切花の主力商品であった菊類において冠婚葬祭の規模縮小や多様化、ライフスタイルの変化に伴う仏花需要の減少等で需給バランスが崩れ、市況全体が大きく崩れることが度々生じました。また、鉢物類ではサボテンなどの多肉植物やインテリアとしての観葉植物が人気を博したものの、流通コストの上昇から集荷が限定され思うように売上を伸ばすことができませんでした。
一方コスト面では大型物流施設(OTA花ステーション)の活用により、鮮度保持の効いたスピーディーで正確な集分荷を可能にし、物流の効率化・省力化を推進した結果大幅なコスト削減を実現しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高25,375,961千円(前年同期比6.0%減)、営業利益80,607千円(同385.8%増)、経常利益118,161千円(同88.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益77,946千円(同153.1%増)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は前連結会計年度末に比べ240,528千円増加し、4,584,130千円となりました。これは主に現金及び預金284,357千円、売掛金92,764千円が増加したことによるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ224,475千円減少し、5,431,644千円となりました。これは主に建物及び構築物148,889千円が減少したことによるものです。
(負債)
流動負債は前連結会計年度末に比べ283,336千円増加し、2,236,697千円となりました。これは主に受託販売未払金260,379千円が増加したことによるものです。
固定負債は前連結会計年度末に比べ283,775千円減少し、3,116,356千円となりました。これは主に長期借入金306,824千円が減少したことによるものです。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ16,491千円増加し、4,662,720千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益77,946千円の計上、剰余金の配当61,058千円を行ったことによるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して284,357千円増加し2,442,627千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は738,285千円(前年同期は462,824千円の増加)となりました。これは主に減価償却費302,767千円、仕入債務の増加239,578千円、税金等調整前当期純利益118,161千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、70,442千円(前年同期は1,525,902千円の使用)となりました。これは主に貸付金の回収による収入78,515千円があったものの、貸付けによる支出75,700千円、有形固定資産の取得による支出66,365千円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、383,484千円(前年同期は1,186,924千円の増加)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出306,824千円、配当金の支払額59,869千円によるものです。
④生産、受注及び販売の状況
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
品目当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
前年同期比
(%)
受託品(千円)21,760,68494.4
買付品(千円)1,072,75982.3
その他(千円)
合計(千円)22,833,44493.7

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注状況
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
品目当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
前年同期比
(%)
受託品(千円)24,070,14794.5
買付品(千円)1,141,83683.3
その他(千円)163,976118.3
合計(千円)25,375,96194.0

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
株式会社大森花卉2,741,59810.22,550,89410.1

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。なお、この作成には経営者による見積りを行わなければなりません。経営者はこの見積りにつきまして、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、異なる場合があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、需要期に値ごろ感のある等級品の集荷不足や白菊等の単価安、さらには3月の記録的な高温など天候要因も重なり、売上高は25,375,961千円(前年同期比6.0%減)に留まりました。コスト面では大型物流施設(OTA花ステーション)の活用により、物流の効率化・省力化を推進して大幅なコスト削減を実現しました。この結果、営業利益80,607千円(前年同期385.8%増)、経常利益118,161千円(同88.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益77,946千円(同153.1%増)は昨年を大きく上回りました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」をご参照ください。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの資金状況は、営業活動によって738,285千円の資金を得て、投資活動によって70,442千円、財務活動によって383,484千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて284,357千円増加し2,442,627千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社の事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上をめざした経営戦略の遂行にあたり、3つの経営指標を目標として設定しております。
①(経常利益+減価償却費)/総資本
②自己資本比率
③売上高営業利益率

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