有価証券報告書-第32期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移していたものの、2019年10月には消費税増税により個人消費は落ち込み、2020年に入ると新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により経済活動は抑制され急激に悪化し、予断を許さない状況です。
花き業界はクリスマス・正月需要の12月と卒業式・春彼岸需要の3月が最大の需要期です。2020年の正月は令和初めての正月という事もあり、松・千両をはじめ堅調市況が続いたものの、消費税増税のあおりを受け消費は弱く12月の売上は伸び悩みました。3月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で卒業式や歓送迎会、イベント等の中止・延期が相次ぎ、全国的な経済活動自粛の中、花きの流通量は激減し売上は大幅に減少しました。
このような状況の中、経済的成果には表れなかったものの、産地や花店チェーン会社、ブーケメーカー、量販店と協働する機会を増やして結びつきを深め、事業の足場をしっかり固めてまいりました。
厳しい環境の続く花き業界ですが、高まる家庭需要や多様化するニーズに応えるべく、そしてステークホルダーの皆様の負託に応えるべく前進してまいります。
このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高24,906,260千円(前年同期比2.2%減)、営業利益8,357千円(同59.9%減)、経常利益は71,847千円(同48.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は48,802千円(同40.2%増)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は前連結会計年度末に比べ1,118,025千円減少し3,522,674千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ75,108千円減少し5,269,747千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,801,740千円、売掛金1,584,526千円、固定資産の主な内訳は建物及び
構築物2,952,408千円です。
(負債)
流動負債は前連結会計年度末に比べ873,902千円減少し1,661,159千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ306,981千円減少し2,507,034千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,002,506千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,618,470千円です。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ12,249千円減少し4,624,228千円となりました。これは剰余金の配当61,052千円、親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して546,638千円減少し1,799,740千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、87,161千円(前年同期は341,352千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少614,666千円、減価償却費285,364千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少832,688千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、213,394千円(前年同期は36,272千円の使用)となりました。主な減少要因は貸付けによる支出91,400千円、有形固定資産の取得による支出82,625千円、投資有価証券の取得による支出61,008千円、無形固定資産の取得による支出60,826千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入84,315千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、420,406千円(前年同期は401,327千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出340,792千円、配当金の支払額60,836千円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高は24,906,260千円(前年同期比2.2%減)となりました。これは花の最需要期である3月にコロナウイルス感染拡大の影響で卒業式や歓送迎会、イベント等の中止・延期が相次ぎ、全国的な経済活動自粛の中で花きの流通量が激減したことが大きく響きました。コスト面では物流の効率化・省力化を推進してコスト削減に努めて一定の成果を得られたものの、人件費の増加や配送コストの高騰により営業利益の改善には至りませんでした。経常利益については設備投資に対する補助金収入が生じたため前年を上回りました。この結果、営業利益8,357千円(前年同期59.9%減)、経常利益71,847千円(同48.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円(同40.2%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金状況は、営業活動によって87,161千円の資金を得て、投資活動によって213,394千円、財務活動によって420,406千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して546,638千円減少し1,799,740千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社の事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
③重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。なお、この作成には経営者による見積りを行わなければなりません。経営者はこの見積りにつきまして、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、異なる場合があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移していたものの、2019年10月には消費税増税により個人消費は落ち込み、2020年に入ると新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により経済活動は抑制され急激に悪化し、予断を許さない状況です。
花き業界はクリスマス・正月需要の12月と卒業式・春彼岸需要の3月が最大の需要期です。2020年の正月は令和初めての正月という事もあり、松・千両をはじめ堅調市況が続いたものの、消費税増税のあおりを受け消費は弱く12月の売上は伸び悩みました。3月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で卒業式や歓送迎会、イベント等の中止・延期が相次ぎ、全国的な経済活動自粛の中、花きの流通量は激減し売上は大幅に減少しました。
このような状況の中、経済的成果には表れなかったものの、産地や花店チェーン会社、ブーケメーカー、量販店と協働する機会を増やして結びつきを深め、事業の足場をしっかり固めてまいりました。
厳しい環境の続く花き業界ですが、高まる家庭需要や多様化するニーズに応えるべく、そしてステークホルダーの皆様の負託に応えるべく前進してまいります。
このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高24,906,260千円(前年同期比2.2%減)、営業利益8,357千円(同59.9%減)、経常利益は71,847千円(同48.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は48,802千円(同40.2%増)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は前連結会計年度末に比べ1,118,025千円減少し3,522,674千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ75,108千円減少し5,269,747千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,801,740千円、売掛金1,584,526千円、固定資産の主な内訳は建物及び
構築物2,952,408千円です。
(負債)
流動負債は前連結会計年度末に比べ873,902千円減少し1,661,159千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ306,981千円減少し2,507,034千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,002,506千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,618,470千円です。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ12,249千円減少し4,624,228千円となりました。これは剰余金の配当61,052千円、親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して546,638千円減少し1,799,740千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、87,161千円(前年同期は341,352千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少614,666千円、減価償却費285,364千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少832,688千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、213,394千円(前年同期は36,272千円の使用)となりました。主な減少要因は貸付けによる支出91,400千円、有形固定資産の取得による支出82,625千円、投資有価証券の取得による支出61,008千円、無形固定資産の取得による支出60,826千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入84,315千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、420,406千円(前年同期は401,327千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出340,792千円、配当金の支払額60,836千円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| 受託品(千円) | 21,119,068 | 97.1 |
| 買付品(千円) | 1,282,340 | 112.7 |
| その他(千円) | 1,428 | - |
| 合計(千円) | 22,402,837 | 97.8 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| 受託品(千円) | 23,349,874 | 97.0 |
| 買付品(千円) | 1,376,727 | 111.7 |
| その他(千円) | 179,659 | 102.8 |
| 合計(千円) | 24,906,260 | 97.8 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社大森花卉 | 2,579,719 | 10.1 | 2,361,468 | 9.5 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高は24,906,260千円(前年同期比2.2%減)となりました。これは花の最需要期である3月にコロナウイルス感染拡大の影響で卒業式や歓送迎会、イベント等の中止・延期が相次ぎ、全国的な経済活動自粛の中で花きの流通量が激減したことが大きく響きました。コスト面では物流の効率化・省力化を推進してコスト削減に努めて一定の成果を得られたものの、人件費の増加や配送コストの高騰により営業利益の改善には至りませんでした。経常利益については設備投資に対する補助金収入が生じたため前年を上回りました。この結果、営業利益8,357千円(前年同期59.9%減)、経常利益71,847千円(同48.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円(同40.2%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金状況は、営業活動によって87,161千円の資金を得て、投資活動によって213,394千円、財務活動によって420,406千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して546,638千円減少し1,799,740千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社の事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
③重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。なお、この作成には経営者による見積りを行わなければなりません。経営者はこの見積りにつきまして、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、異なる場合があります。