有価証券報告書-第33期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言が繰り返し発出されるなど社会経済は停滞し、景気の低迷が続いております。また、依然として感染再拡大の懸念もあり先行きは不透明な状況です。
花き業界ではホテル、ブランド店、レストラン等で花の活け込み需要が縮小し、冠婚葬祭も近親者で済ませる事が増え、花が使用される量が減少しました。しかしコロナ禍で移動ができない、集まれないなど制約がある中、個人需要・ギフト需要は拡大しました。これは家での時間を楽しむために花を購入する方が増えた事、直接会えない代わりに花を贈って気持ちを伝える方が増えたためです。また10代、20代の若い世代にも定期的に花を購入する人が増え、改めて花の持つ価値・可能性を感じる事ができました。
個人需要の高まりを背景にネット販売やサブスクリプションが伸び、衣料品店や生活雑貨店でも花を取り扱う所が出てきました。生花店やスーパー、ホームセンター以外でも手軽に花を購入できるようになり、花がより一層身近なものとなり、今後も個人や家庭用の需要は堅調に推移する見込みです。
このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高23,919,487千円(前年同期比4.0%減)、営業損失35,646千円(前年同期は8,357千円の営業利益)、経常利益18,111千円(同74.8%減)、親会社株主に帰属する当期純損失6,508千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は前連結会計年度末に比べ374,957千円増加し3,897,632千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ253,206千円減少し5,016,540千円となりました。
流動資産の主な内訳は、売掛金2,199,691千円、現金及び預金1,595,601千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,815,989千円です。
(負債)
流動負債は前連結会計年度末に比べ484,635千円増加し2,145,795千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ305,499千円減少し2,201,535千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,339,668千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,294,662千円です。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ57,385千円減少し4,566,843千円となりました。これは剰余金の配当50,876千円、親会社株主に帰属する当期純損失6,508千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して206,139千円減少し1,593,601千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、214,741千円(前年同期は87,161千円の増加)となりました。主な増加要因は、仕入債務の増加329,957千円、減価償却費273,231千円であり、主な減少要因は、売上債権の増加614,509千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、29,082千円(前年同期は213,394千円の使用)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出30,406千円、無形固定資産の取得による支出26,725千円、貸付けによる支出23,000千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入54,155千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、391,798千円(前年同期は420,406千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出323,808千円、配当金の支払額50,867千円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高はコロナ禍において上半期は需要が落ち込み前年比90%程度でしたが、下半期は需要が前年を上回る水準まで回復した結果、23,919,487千円(前年同期比4.0%減)となりました。コスト面では物流の効率化・省力化を推進して一層のコスト削減に努めたものの、コロナ禍においてエアー便や船便の減便の影響で配送コストが高騰した事等により利益改善には至りませんでした。この結果、営業損失35,646千円(前年同期は8,357千円の営業利益)、経常利益18,111千円(同74.8%減)、親会社株主に帰属する当期純損失6,508千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金状況は、営業活動によって214,741千円の資金を得て、投資活動によって29,082千円、財務活動によって391,798千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して206,139千円減少し1,593,601千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社の事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言が繰り返し発出されるなど社会経済は停滞し、景気の低迷が続いております。また、依然として感染再拡大の懸念もあり先行きは不透明な状況です。
花き業界ではホテル、ブランド店、レストラン等で花の活け込み需要が縮小し、冠婚葬祭も近親者で済ませる事が増え、花が使用される量が減少しました。しかしコロナ禍で移動ができない、集まれないなど制約がある中、個人需要・ギフト需要は拡大しました。これは家での時間を楽しむために花を購入する方が増えた事、直接会えない代わりに花を贈って気持ちを伝える方が増えたためです。また10代、20代の若い世代にも定期的に花を購入する人が増え、改めて花の持つ価値・可能性を感じる事ができました。
個人需要の高まりを背景にネット販売やサブスクリプションが伸び、衣料品店や生活雑貨店でも花を取り扱う所が出てきました。生花店やスーパー、ホームセンター以外でも手軽に花を購入できるようになり、花がより一層身近なものとなり、今後も個人や家庭用の需要は堅調に推移する見込みです。
このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高23,919,487千円(前年同期比4.0%減)、営業損失35,646千円(前年同期は8,357千円の営業利益)、経常利益18,111千円(同74.8%減)、親会社株主に帰属する当期純損失6,508千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は前連結会計年度末に比べ374,957千円増加し3,897,632千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ253,206千円減少し5,016,540千円となりました。
流動資産の主な内訳は、売掛金2,199,691千円、現金及び預金1,595,601千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,815,989千円です。
(負債)
流動負債は前連結会計年度末に比べ484,635千円増加し2,145,795千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ305,499千円減少し2,201,535千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,339,668千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,294,662千円です。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ57,385千円減少し4,566,843千円となりました。これは剰余金の配当50,876千円、親会社株主に帰属する当期純損失6,508千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して206,139千円減少し1,593,601千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、214,741千円(前年同期は87,161千円の増加)となりました。主な増加要因は、仕入債務の増加329,957千円、減価償却費273,231千円であり、主な減少要因は、売上債権の増加614,509千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、29,082千円(前年同期は213,394千円の使用)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出30,406千円、無形固定資産の取得による支出26,725千円、貸付けによる支出23,000千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入54,155千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、391,798千円(前年同期は420,406千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出323,808千円、配当金の支払額50,867千円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| 受託品(千円) | 19,849,226 | 94.0 |
| 買付品(千円) | 1,681,931 | 131.2 |
| その他(千円) | 4,831 | 338.3 |
| 合計(千円) | 21,535,989 | 96.1 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| 受託品(千円) | 21,942,920 | 94.0 |
| 買付品(千円) | 1,773,771 | 128.8 |
| その他(千円) | 202,795 | 112.9 |
| 合計(千円) | 23,919,487 | 96.0 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高はコロナ禍において上半期は需要が落ち込み前年比90%程度でしたが、下半期は需要が前年を上回る水準まで回復した結果、23,919,487千円(前年同期比4.0%減)となりました。コスト面では物流の効率化・省力化を推進して一層のコスト削減に努めたものの、コロナ禍においてエアー便や船便の減便の影響で配送コストが高騰した事等により利益改善には至りませんでした。この結果、営業損失35,646千円(前年同期は8,357千円の営業利益)、経常利益18,111千円(同74.8%減)、親会社株主に帰属する当期純損失6,508千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益48,802千円)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金状況は、営業活動によって214,741千円の資金を得て、投資活動によって29,082千円、財務活動によって391,798千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して206,139千円減少し1,593,601千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社の事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。