有価証券報告書-第37期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が進み、設備投資も過去最高を更新し、所得環境の良化から個人消費が活発となり、景気は緩やかな回復基調が続いております。一方、円安による原材料高騰や生産年齢人口の減少、物価高などを受け先行は不透明な状況が続いております。
花き業界においては少子高齢化の影響を受け、婚礼組数は晩婚化含め減少に向かっておりますが、葬儀件数は増加傾向にあります。双方コロナ禍で規模は縮小しましたが、その傾向は現在も回復することなく継続しております。個人消費では前期に比べて4%程度弱含みの消費実態で推移しているものの、30歳未満の消費動向は力強さを増し、30歳代・40歳代の消費金額を上回るようになりました。
また、当社はサプライチェーンのオルガナイザーとして生活者のニーズに即した商品流通が円滑になされるように、気候変動対策を種苗・生産・物流・販売の各関係者と連携して良化するように努めて参りました。
このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高3,857,541千円(前年同期比6.9%減)、営業利益276,113千円(前年同期比25.1%増)、経常利益330,586千円(前年同期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益221,684千円(前年同期比21.7%増)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は8,386,188千円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ854,030千円減少し3,877,489千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ2,880千円増加し4,508,699千円となりました。流動資産の主な内訳は売掛金2,064,029千円、現金及び預金1,746,991千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,389,065千円です。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は3,185,164千円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ774,910千円減少し2,018,911千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ236,872千円減少し1,166,253千円となりました。流動負債の主な内訳は受託販売未払金1,349,833千円、固定負債の主な内訳は退職給付に係る負債536,501千円、預り保証金222,980千円です。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ160,632千円増加し5,201,023千円となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益221,684千円の計上、剰余金の配当61,052千円によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して555,800千円減少し1,746,991千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、71,550千円(前年同期は1,027,752千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益330,586千円、売上債権の減少288,571千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少770,736円、法人税等の支払額82,260千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、250,473千円(前年同期は122,159千円の使用)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出187,452千円、貸付けによる支出77,531千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入51,782千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、376,877千円(前年同期は366,723千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出304,132千円、配当金の支払額60,926円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高は昨年を下回りましたが、これは子会社である九州大田花きが卸売市場として国の確認を受けたので、花き卸売業における買付取引の一部を委託取引に変更した影響であり、営業利益、経常利益に関してはともに昨年を上回る結果となりました。国内農業生産人口の減少、気候変動の影響等から夏以降日本中で品薄単価高が顕著となる中、基幹市場としての集荷力・販売力を高めることができたことが結果につながりました。諸物価高騰を受けて生産コストが上昇している中、商品価格に転嫁していくことが必要ですが、消費者は物価高騰から嗜好品である花に対し支出を抑える傾向が出ており、予断を許さない状況です。一方若い世代のコト消費、トキ消費として「花」に対する需要は引き続き堅調に推移しました。経費面では働く社員へ待遇改善を図りつつも、合理化を図り削減に努めましたが、物価高騰の影響が大きく前年から微増となりました。このような結果、売上高3,857,541千円(前年同期比6.9%減)、営業利益276,113千円(前年同期比25.1%増)、経常利益330,586千円(前年同期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益221,684千円(前年同期比21.7%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金状況は、営業活動によって71,550千円の資金を得て、投資活動によって250,473千円、財務活動によって376,877千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して555,800千円減少し1,746,991千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が進み、設備投資も過去最高を更新し、所得環境の良化から個人消費が活発となり、景気は緩やかな回復基調が続いております。一方、円安による原材料高騰や生産年齢人口の減少、物価高などを受け先行は不透明な状況が続いております。
花き業界においては少子高齢化の影響を受け、婚礼組数は晩婚化含め減少に向かっておりますが、葬儀件数は増加傾向にあります。双方コロナ禍で規模は縮小しましたが、その傾向は現在も回復することなく継続しております。個人消費では前期に比べて4%程度弱含みの消費実態で推移しているものの、30歳未満の消費動向は力強さを増し、30歳代・40歳代の消費金額を上回るようになりました。
また、当社はサプライチェーンのオルガナイザーとして生活者のニーズに即した商品流通が円滑になされるように、気候変動対策を種苗・生産・物流・販売の各関係者と連携して良化するように努めて参りました。
このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高3,857,541千円(前年同期比6.9%減)、営業利益276,113千円(前年同期比25.1%増)、経常利益330,586千円(前年同期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益221,684千円(前年同期比21.7%増)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は8,386,188千円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ854,030千円減少し3,877,489千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ2,880千円増加し4,508,699千円となりました。流動資産の主な内訳は売掛金2,064,029千円、現金及び預金1,746,991千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,389,065千円です。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は3,185,164千円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ774,910千円減少し2,018,911千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ236,872千円減少し1,166,253千円となりました。流動負債の主な内訳は受託販売未払金1,349,833千円、固定負債の主な内訳は退職給付に係る負債536,501千円、預り保証金222,980千円です。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末に比べ160,632千円増加し5,201,023千円となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益221,684千円の計上、剰余金の配当61,052千円によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して555,800千円減少し1,746,991千円となっております。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、71,550千円(前年同期は1,027,752千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益330,586千円、売上債権の減少288,571千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少770,736円、法人税等の支払額82,260千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、250,473千円(前年同期は122,159千円の使用)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出187,452千円、貸付けによる支出77,531千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入51,782千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、376,877千円(前年同期は366,723千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出304,132千円、配当金の支払額60,926円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| 買付品(千円) | 637,593 | 63.4 |
| その他(千円) | 148,726 | 93.1 |
| 合計(千円) | 786,319 | 67.4 |
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| 受託品(千円) | 2,707,930 | 98.4 |
| 買付品(千円) | 691,674 | 68.8 |
| その他(千円) | 457,936 | 118.6 |
| 合計(千円) | 3,857,541 | 93.1 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高は昨年を下回りましたが、これは子会社である九州大田花きが卸売市場として国の確認を受けたので、花き卸売業における買付取引の一部を委託取引に変更した影響であり、営業利益、経常利益に関してはともに昨年を上回る結果となりました。国内農業生産人口の減少、気候変動の影響等から夏以降日本中で品薄単価高が顕著となる中、基幹市場としての集荷力・販売力を高めることができたことが結果につながりました。諸物価高騰を受けて生産コストが上昇している中、商品価格に転嫁していくことが必要ですが、消費者は物価高騰から嗜好品である花に対し支出を抑える傾向が出ており、予断を許さない状況です。一方若い世代のコト消費、トキ消費として「花」に対する需要は引き続き堅調に推移しました。経費面では働く社員へ待遇改善を図りつつも、合理化を図り削減に努めましたが、物価高騰の影響が大きく前年から微増となりました。このような結果、売上高3,857,541千円(前年同期比6.9%減)、営業利益276,113千円(前年同期比25.1%増)、経常利益330,586千円(前年同期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益221,684千円(前年同期比21.7%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金状況は、営業活動によって71,550千円の資金を得て、投資活動によって250,473千円、財務活動によって376,877千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して555,800千円減少し1,746,991千円となりました。
運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。