有価証券報告書-第84期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

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2021/06/29 12:42
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
2020年度におけるわが国の建設業界は、新型コロナウイルス感染症の影響により景気は依然として厳しい状況にあり、当建設業界においても民間住宅投資は、持家・貸家・分譲全てで着工減が予想され、民間非住宅投資についても前年比マイナスで推移いたしました。一方、公共投資は、プラスで推移し、業界全体としてマイナスの中で推移いたしました。
0102010_002.png(建設経済研究所資料より当社推定)
このような状況下、当社グループは一層のシェアアップと新規開拓を目指し、以下の基本戦略の下、具体的展開に取組んでまいりました。
1.3つのフルの追求 - 成長への取組み
①フルカバー - (どこでも)県別営業体制で全国需要に対応
②フルライン - (何でも)お客様が望む商品は何でもワンストップで対応
③フル機能 - (どんなことでも)基本7機能、工程9機能、ソリューション9機能の充実
2.みらい活動 - 業界最大、最良のネットワークへの取組み
①みらい会 - (みんなの会)4位1体で県別(支店別)に展開
②みらい市 - (みんなの市)みらい会会員相互の商売の場作り
③みらいサービス - (みんなのサービス)いつでも、どこでも、何でもわかり手配できる
3.進化活動 - 生産性向上への取組み
①しくみ作り - (みらいプラン)商流-一貫化、物流-共同化、情報-共有化
②人作り - (みらいアカデミー)業界プロの人材育成(資格、基本、商材)
③しかけ作り - (みらいステージ)5S、見える化、チーム活動で品質向上

この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,397百万円増加し、63,210百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ83百万円増加し、38,859百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,313百万円増加し、24,351百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は134,690百万円(前年同期比△2.3%)、売上総利益は14,331百万円(同△1.9%)となりました。販売費及び一般管理費は11,346百万円(同△3.0%)で営業利益は2,984百万円(同+2.3%)、経常利益は3,294百万円(同+3.4%)となりました。
特別損益は、投資有価証券売却益等を特別利益に、また創業130周年関連費用等を特別損失に計上し、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,233百万円(同+5.5%)となりました。
セグメント別の業績は以下の通りであります。
管材類
住宅分野は、コロナ禍の影響による戸建て着工件数の減少、リフォーム需要の減少。非住宅分野も設備投資需要及び大型案件の需要が減少したことにより、金属・樹脂管材類の需要が減少致しました。一方で、公共投資の増加に伴い水道本管関連は増加となりました。その中で当社グループと致しましては、仕入先様代行として商品の安定供給出来るよう、在庫商材の拡充、商材の拡大、オンラインパートナーシステム活用に注力致しました。
主要な商品市場動向当社の対応
パイプ・再開発案件などの物件端境期で市場停滞
・素材高騰による製品値上げが拡大しコストアップ
・樹脂化領域への拡大スピードアップ
・新規物件受注の引き合い獲得、受注に向け仕入先様と協業
・在庫管理精度を高め即納体制の強化
・鋼管類の加工対応拡大によるCS強化
継手・パイプ出荷の減少に伴い需要は減少・在庫拡充による即納体制の強化
・防災設備向け継手は安定需要・パイプ・バルブと合わせて総合的に受注
・非住宅物件減少でSUSメカニカル継手も減少・特需部門での販売強化
バルブ・建築設備需要は都内中心に端境期となる
・プラント関連は投資減少、企業設備投資は抑制傾向
・都内再開発需要以外の新規案件は減少
・市況価格対応の販売体制
・在庫商材のアイテムと量の充実
・自動弁の組立て機能の活用
化成品・新築・リフォーム減少から需要低迷
・プレハブ化が浸透し戸建・集合及び非住宅での採用が増加
・建築、学校物件減少により建築製品も需要は低迷
・汎用品市況対応でシェア拡大
・在庫アイテム拡充で即納体制強化
・戸建向け樹脂管のプレハブ加工体制の構築
土木・
その他
・公共投資の増加により水道関連の予算化が進み増加
・ポリエチレン管、GX管の採用エリア拡大
・150A以下での樹脂化が進み、鋳鉄管との比率が逆転
・地方の支店を中心に販売エリアを拡張
・地域ごとに給水材料の取扱いを推進
・樹脂化対応に向け即納体制の構築

以上の結果、当部門全体の売上高は38,201百万円(前年同期比△9.6%)となりました。
衛生陶器・金具類
新型コロナウイルスの影響で市場が低迷している状況下にあり、上期は仕入先様からの商品供給の減少の影響で前年の実績をやや下回る状況でした。下期は新商品の発売や取替需要の増加、寒波の影響などもあり、前年の実績を上回りました。その中で当グループといたしましては、お客様への商品及び情報の供給を第一と捉え、弊社の強みである在庫・物流機能を活用し商品の供給、適宜情報発信に努めました。
主要な商品市場動向当社の対応
トイレ・
水栓金具
・住宅の新築、リフォーム需要は低迷
・非住宅物件もやや低迷
・下期以降やや増加傾向
・仕入先様の代行業務を推進
・商品の供給状況等の情報を適宜発信
・在庫機能を生かした商品供給の強化
洗面・
浴室設備
・戸建住宅向けは前年並みに推移。集合住宅向けはやや低迷
・洗面化粧台の需要は、高級品・普及品共に前年比ややダウン
・非住宅物件もやや低迷
・ショールームの閉鎖による影響で需要が低迷する中、オンラインでの提案
・商品の供給状況等の情報を適宜発信
・洗面化粧台は在庫・配送機能の活用して供給

以上の結果、当部門全体の売上高は40,889百万円(同+2.3%)となりました。
住宅設備機器類
新型コロナウイルスの影響により、ガス給湯器関連は業務用給湯器の需要が減少致しました。一方で家庭用給湯器は取替需要が前年並みに推移致しました。エコキュートは下期に納期の遅延も発生したものの好調に推移致しました。キッチン設備に関しては新型コロナウイルスの影響により、ショールームの閉鎖、時間短縮、入場制限等の影響により低迷致しました。その中で当社グループと致しましては、取替需要に対応すべく、家庭用のコンロ、食洗機、衣類乾燥機などの販売に注力し、在庫機能を生かした商品供給、自社にてキャンペーンを実施致しました。
主要な商品市場動向当社の対応
給湯機器・ガス機器は省エネ、高効率給湯器が伸長
・石油機器は省エネ・高効率給湯器が伸長
・業務用給湯器は堅調に推移
・エコキュートは取替需要が堅調のため前年比やや伸長
・省エネ、高効率給湯器を全国ベースで取組み推進
・ガス、石油、電気などの複合型の提案
・主力メーカーとタイアップし地域ごとに受注推進
・各種研修会の実施
キッチン設備・各社ともシステムキッチンは前年比やや伸長
・セクショナルキッチンも前年比やや伸長
・商品の供給状況はメーカーによって差が生じた
・在庫機能をして、商品の安定供給
・設備商品のトータル受注の推進
・住宅総合卸としての取組みの強化

以上の結果、当部門全体の売上高は23,192百万円(同+2.5%)となりました。
空調機器、ポンプ
空調機器類の需要は新型コロナウイルスの影響により、全体として減少致しました。住宅用空調機器は高機能型ルームエアコンの需要が増加し、寒冷地域では暖房用としての需要が増加致しました。業務用空調機器は工期の遅延、店舗稼働率の低下により、大幅に減少した一方で、換気意識の高まりにより全熱交換機の需要は、大幅に増加致しました。ポンプについては需要が減少しましたが、家庭用ポンプは下期に入り、寒冷地の凍結、一部の渇水で伸長致しました。当社としては仕入先様との連携に注力し、お客様のニーズに合わせた提案に努めました。
主要な商品市場動向当社の対応
空調・換気機器・高機能機=高級機ゾーンの拡大
・業務用は個別分散化、セントラル方式と2極化
・更新需要が更に拡大
・省エネ機の拡大、ボリュームゾーンへの対応
・換気、空調一体の提案
・学校空調、大空間需要への対応
ポンプ・水槽・給水用はユニット型が拡大
・産業用は更新需要で堅調に推移
・家庭用は縮小傾向
・地域接点強化、物件情報の早期収集
・農水、産機、土木関連分野への取組み強化
・家庭用ポンプの販売シェア拡大
エネルギー
関連
・省エネ、蓄エネ、創エネ需要に対応した製品の増加
・産業用太陽光発電の需要は減少
・蓄電池、HEMSは創・蓄連携で製品化
・省エネ、蓄エネ、創エネ商材の拡販
・産業用太陽光システムの拡販
・HEMS、蓄電池、デジタル家電の提案強化

以上の結果、当部門全体の売上高は30,630百万円(同△2.0%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ199百万円増加し、3,616百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の減少は、939百万円(前連結会計年度は1,427百万円の増加)となりました。これは主にたな卸資産の増加(当連結会計年度は548百万円の減少、前年同期は703百万円の増加)等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、1,674百万円(前連結会計年度は259百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出(当連結会計年度は1,865百万円の減少、前年同期は375百万円の減少)等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は、2,780百万円(前連結会計年度は1,297百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の増加(当連結会計年度は4,403百万円の増加、前年同期は1,166百万円の増加)等によるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
管材類
(管類、継手類、バルブ類、化成品類、工具関連機材)
33,47189.7
衛生陶器・金具類37,397105.3
住宅設備機器類
(給湯、厨房関連等)
21,261103.2
空調機器・ポンプ
(空調関連、ポンプ類)
28,24499.6
その他1,153104.3
合計121,52998.9

(注)1.金額は、実際仕入価格によっております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
当連結会計年度の商品販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
管材類
(管類、継手類、バルブ類、化成品類、工具関連機材)
38,20190.4
衛生陶器・金具類40,889102.3
住宅設備機器類
(給湯、厨房関連等)
23,192102.5
空調機器・ポンプ
(空調関連、ポンプ類)
30,63098.0
その他1,776102.3
合計134,69097.7

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産)
資産合計は、前連結会計年度末に比べて、2,397百万円増加(+3.9%)し、63,210百万円となりました。
これは主に、土地が増加したこと等によるものです。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末に比べて、83百万円増加(+0.2%)し、38,859百万円となりました。
これは主に、短期借入金が増加したこと等によるものです。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、2,313百万円増加(+10.5%)し、24,351百万円となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、利益剰余金が増加したことによるものです。
b.経営成績の分析
当社グループの経営成績は、建設投資(民間住宅投資・民間非住宅投資・公共投資)動向に影響され、当連結会計年度の売上高は134,690百万円(前期比△2.3%)となりました。
売上高
管材類の売上高は、前連結会計年度に比べ、4,042百万円の減少(△9.6%)、衛生陶器・金具類の売上高は、前連結会計年度に比べ、933百万円増加(+2.3%)、住宅設備機器類の売上高は、前連結会計年度に比べ、564百万円増加(+2.5%)、空調機器・ポンプの売上高は、前連結会計年度に比べ、621百万円減少(△2.0%)となりました。
売上総利益
売上総利益は、前連結会計年度に比べ、280百万円減少(△1.9%)となりました。また、売上総利益率は前連結会計年度と変わらず、10.6%となりました。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、交際費の減少等により、前連結会計年度に比べ、346百万円減少(△3.0%)となりました。
営業利益
営業利益は、前連結会計年度に比べ、65百万円増加(+2.3%)となりました。
経常利益
経常利益は、前連結会計年度に比べ、108百万円増加(+3.4%)となりました。
特別損益
特別損益は、投資有価証券売却益、創業130周年記念関連費用、新型コロナウイルス感染症による損失などにより50百万円の利益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ、116百万円増加(+5.5%)となりました。
経営成績に重要な影響を与える要因
2017年3月期の特別利益は、投資有価証券売却益など、また特別損失は貸倒引当金繰入額などによるものです。
2018年3月期の特別利益は、投資有価証券売却益、また特別損失は固定資産除却損などによるものです。
2019年3月期の特別利益は、投資有価証券売却益、また特別損失は投資有価証券売却損などによるものです。
2020年3月期の特別利益は、固定資産売却益、また特別損失はゴルフ会員権評価損などによるものです。
2021年3月期の特別利益は、投資有価証券売却益、また特別損失は創業130周年記念関連費用などによるものです。
以上のような要因が発生した場合、経営成績に影響を与える可能性があります。
その他の要因につきましては、「第2 事業の状況」の「2.事業等のリスク」をご参照ください。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、「第2 事業の状況」の「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
2021年3月期の達成状況は以下のとおりです。
売上高は建設投資(民間住宅投資・民間非住宅投資・公共投資)が業界全体としてマイナスの中で推移した状況下で、当社グループは一層のシェアアップと新規開拓をすすめた結果、前期比3,125百万円減少(△2.3%)となりました。その結果、売上総利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ前期比280百万円減少(△1.9%)、前期比108百万円増加(+3.4%)、前期比116百万円(+5.5%)増加となりました。RОE(自己資本利益率)は、9.7%となりました。
指標2020年3月期
(前期)
2021年3月期
(実績)
2021年3月期
(前期比)
売上高137,815百万円134,690百万円3,125百万円減少
(△2.3%)
経常利益3,185百万円3,294百万円108百万円増加
(+3.4%)
親会社株主に帰属する
当期純利益
2,117百万円2,233百万円116百万円増加
(+5.5%)
RОE
(自己資本利益率)
10.0%9.7%0.3ポイント減少

d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループのキャッシュ・フロー指標は下記のとおりであります。
2020年3月期2021年3月期
自己資本比率(%)36.238.4
時価ベースの株主資本比率(%)30.143.7
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)4.0-
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)21.1-

(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの株主資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
*各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
*株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
*キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち借入金を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
*2021年3月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資の調達につきましては、自己資金を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は9,584百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,616百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
たな卸資産
商品は主として総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)により評価しており、第2四半期連結会計期間末日、連結決算日を基準日として、実地棚卸を行っております。また、陳腐化等した商品に関しては、毎期評価損を計上しております。
貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、債権種別毎に分類し、一般債権については貸倒実績率等により、貸倒懸念債権等については担保または保証が付されている債権について、債権額から担保の処分見込額及び保証による回収見込額を減額し、その残額について債務者の財政状態及び経営成績を考慮して貸倒見積高を算定しております。このため貸倒実績率の増加や個別相手先の財務状況等が悪化した場合は、貸倒引当金を積み増すこととなるため、損益にマイナスの影響を与える可能性があります。
繰延税金資産
繰延税金資産から控除する金額の決定に当たっては、当該資産の回収可能性について十分検討し、慎重に決定しております。繰延税金資産の回収可能性は、収益力に基づく課税所得の十分性、タックスプランニングの存在及び将来加算一時差異の十分性により判断しております。このため、繰延税金資産及び法人税等調整額に影響を与える可能性があります。
投資有価証券
その他有価証券で時価のあるものは、決算日の市場価格等(以下、時価という。)により時価評価し、評価差額を純資産の部に計上しております。このため、時価が下落した場合には、純資産にマイナスの影響を与える可能性があります。また、期末における時価が取得原価に比べて50%程度以上下落した場合には全て減損処理を行い、30%~50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。この場合は、損益にマイナスの影響を与える可能性があります。
また、その他有価証券で時価のない株式は、移動平均法による原価法で評価しております。但し、当該株式の実質価額が取得原価に比べて50%程度以上下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。この場合も、損益にマイナスの影響を与える可能性があります。
退職給付に係る負債
当社グループは、確定給付型の制度として確定給付年金制度及び退職一時金制度、また確定拠出型の制度として確定拠出年金制度及び中小企業退職金共済制度を設けております。
退職給付に係る負債の計算に用いられる基礎率(割引率等)に重要な変動が生じた場合には、これを見直すことがあります。この場合、退職給付に係る負債及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。
また、役員の退職慰労金の支出に備えるため、一部の連結子会社は、内規に基づき、連結会計年度末要支給額の100%を計上しております。
なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響に関して、翌連結会計年度の第2四半期までに新型コロナウイルス感染症の影響が終息し、第3四半期以降は通常の事業活動が行えていることを前提として、当連結会計年度において会計上の見積りを行った結果、当連結会計年度における連結財務諸表に及ぼす影響、および翌連結会計年度における連結財務諸表に及ぼす影響は軽微なものと判断しております。

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