当社グループが属する食品流通業界におきましては、消費者の生活必需品や外食等への消費支出に対する節約志向は強まっており、経営環境は厳しさを増しております。
このような状況のなか、当社グループの主力事業である米穀事業におきましては、平成27年産米の販売価格は前年同期を上回る水準で推移するなか、家庭用精米の販売は低迷しましたが、卸業者向けの玄米販売やミニマム・アクセス米の取扱数量は前年同期比増加しました。また、国産米の販売単価が上昇したため、当第2四半期連結累計期間の売上高は、54,236百万円(前年同期比6.2%増)となりました。
損益面では、鶏卵事業と飼料事業は前年同期を上回る利益を確保したものの、米穀事業の家庭用精米販売の採算が悪化したこと、加えて食品事業において台湾に建設したたんぱく質調整米の製造工場の稼動前の費用を計上したこと等により、営業利益は726百万円(前年同期比6.8%減)、経常利益は759百万円(前年同期比4.8%減)となりました。一方、連結子会社の固定資産売却による特別利益の計上等があったことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は591百万円(前年同期比13.1%増)となりました。
2016/08/12 13:37