有価証券報告書-第31期(2023/10/01-2024/09/30)

【提出】
2024/12/26 13:30
【資料】
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【項目】
130項目
(2)戦略
当社は、社員の成長と多様なキャリア形成を支援し、サステナビリティを意識した経営戦略を推進しています。
これにより、社員がビジネス環境の変化に対応し、サステナビリティに配慮した意識とスキルを身につけられるよう支援しています。
①環境整備に関する取り組み
当社グループはグループ内の取り組みに加えて、お客様へ省エネ等のエコ商材を提供することを通じて、持続可能な社会の実現に貢献すると考えております。
国内のみならずASEAN、中国、インド等の海外地域においてもLED照明や空調機器等のソリューションを提供し、省エネルギー化及び消費電力化に貢献しています。具体的には、以下の取り組みを行っています。
1.省エネ製品の提供
環境に配慮したLED照明、高効率な空調機器を提供し、エネルギー消費量の削減を実現しています。
2.地域別のソリューション展開
各地域のニーズに応じたエコ商材を提供し、地域ごとのエネルギー効率向上に貢献しています。
3.環境に配慮した調達
環境負荷を低減するため、持続可能な資源を使用した製品の調達を推進しています。
②人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略
1.トレーニングとスキル開発の投資
1-1育成プログラムの設計
業界の最新動向(AI、データ分析など)を踏まえ、社員が変化するビジネス環境に対応できるよう、AI活用スキルやデータ分析スキルなどの習得を支援するトレーニングプログラムを設計しています。
1-2多様な学習機会の提供
オンラインコースや社内階層別研修を定期的に開催し、社員のキャリア目標と社会への貢献を支援する学習機会を提供しています。
1-3キャリアパス設計と評価制度の連携
社員一人ひとりの目標を支援するため、キャリアパスを個別設計し、人事評価制度と連携させ、持続可能な成長の支援を行っています。
2.社員エンゲージメントの向上
2-1フィードバックのシステムの確立
四半期に一度、上司と部下が1on1で面談を行い、目標設定、進捗状況の共有、具体的なフィードバックを実施しています。
社員が自分の業績や貢献度を理解し、改善できるような環境を整えています。
2-2コミュニケーション強化
管理職と社員の1on1面談、チームミーティングや社内イベントにより、部門間の連携を強化しています。
1on1ツールを利用しオープンで対話的なコミュニケーションを促進しています。
2-3新入社員向けメンター制度
定期的に面談を実施し、仕事の進め方やサポートを継続的に実施しています。
3.女性活躍推進
女性の活躍を促進することで、多様性を強化し、イノベーションと企業の競争力を向上させることが求められています。女性がより一層活躍できる環境を整備し、キャリアの発展を支援する施策を推進しています。
3-1無理のない働き方を選択できる制度の導入
フレックスタイム、時短勤務制度等、制度の継続的な充実を図っています。
4.ワークライフバランス
柔軟な勤務体制や有給取得の推奨を通じて、多様な働き方を支援し、業務と生活の調和を重視しています。
これにより、従業員の幸福度や生産性向上を目指し、持続的な企業成長を推進しています。
4-1時短制度
育休から復職後、人事担当や上司と面談をしながら無理なく働けるよう、時短勤務の導入を実施しています。
4-2オンラインコミュニケーションツールの活用
オンライン会議やチャットツールを積極的に活用することで、場所や時間を限定せずにコミュニケーションをとることができます。
4-3有給休暇の積極取得推進
社員が有給休暇を積極的に取得できるよう、取得日数を毎月提示し、啓蒙活動を行うことで仕事への意欲や生産性の向上を図っています。
5.労働生産性向上に向けた今後の取り組み
今後の取り組みでは、特にAIの活用、バックオフィス業務の効率化、ワークライフバランスの強化、ナレッジの共有に重点を置き、具体的なKPIを設定し進めています。
5-1AIの活用による業務効率化
経理・財務、人事・総務の業務におけるカスタマーサポートなどの分野にもAIを導入し、データ分析ツールを活用して従業員対応のパターンを自動で分析し、回答精度やスピードを向上させていきます。
5-2デジタル化による効率化
バックオフィス業務に関しては、RPA(Robotic Process Automation)の導入を強化し、定型業務の自動化を進めます。特に、契約書管理やデータ入力などの繰り返し業務においては、全プロセスの自動化を目指しています。
6.グローバル戦略
当社は、グローバル市場での競争力を強化するため、グローバル人財の育成と戦略的な市場拡大を推進しています。特に、若手従業員に対するグローバル経験を通じて、国際的なリーダーシップを執ることの出来る社員を育成することが、当社の競争優位性となっています。
これにより、グローバルな視点を持った人財の育成と、企業全体の持続的な成長を目指しています。
7.組織文化の透明性
当社は、サステナビリティを推進するために、透明性のある組織文化を構築しています。
これにより、全社員が共通の価値観と目標を持ち、一体感を持って業務に取り組むことができます。
具体的には、以下の取り組みを行っています。
7-1理念浸透冊子に基づく研修の実施
全社員に対して、当社の理念やミッションを理解し、実践するための研修を定期的に実施しています。
7-2社内報の発刊
社内報を定期的に発刊し、サステナビリティに関する情報や取り組みを全社員に共有しています。
7-3経営陣からの全従業員への情報共有
経営陣は定期的に全社員へ会社の方針や戦略、サステナビリティに関する取り組みについて説明し、情報を共有しています。