四半期報告書-第33期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

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2018/02/09 13:00
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)連結経営成績に関する分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米国の金融政策の正常化が進むなか、アジア新興国等の景気が下振する影響等により景気が下押しされるリスクはあるものの、雇用や所得環境及び企業業績が改善するなど緩やかな回復基調が続きました。
住宅市場においては、平成29年4月-平成29年12月の新設住宅着工数は前年同期比1.3%減(12月の季節調整済年率換算値93.6万戸)、新設戸建木造持家着工数は同2.9%減となり、先行きについては、当面、横ばいで推移していくと見込まれます。
このような状況のもと、当社におきましては、当連結会計年度より、新たな中期経営計画「“業界最狂、ハピネス拡散”中期3ヵ年計画」を始動しました。当社は、BESS事業をスタートさせて以来、ユーザー視点に立脚した経営に取り組み、住宅業界の常識に挑戦してきました。このような業界の「異端」とも言える姿勢を更に進化させる意味で、“最狂”を掲げました。“最狂”には、当社が理想とする「“狂”狷の道」(注)を進んでいくことで、多くの熱“狂”的と言えるほどのBESSファンに満足していただき、そのファンとともに大きく成長していきたいという思いを込めました。
新たな中期経営計画のもと、BESSのブランドミッションである「ユーザー・ハピネス」の更なる浸透を目指し、最終年度の2020年3月期において連結売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%の達成に向けて、邁進しています。
(注)狂狷(きょうけん):孔子の「論語」に由来し、狂者は進取の精神に富むいわば理想主義者、狷者は「できることでもやらないことがある」という強い信念の持ち主を意味し、当社では、理想を追い続け、意志を曲げないことを指しています。
<営業活動の状況>A)「商品面」の取り組み
・平成29年4月より、顧客層を拡げる2つの新商品、「WONDER VOID(ワンダーボイド)」と「倭様(やまとよう)・八風」の販売を開始しました。「WONDER VOID」は「無くて、自由。」をコンセプトに、スケルトンの状態から、暮らす人の個性に合わせて“余白の残し方”を選べるプランバリエーションにより、自分で創りこんで完成させる新しいBESSの家です。ジャパネスクハウス「程々の家」の特別モデル「倭様・八風」は、そのデザインで、日本人の真の感性を見つめた究極のバランスとしての「いい加減」を表現しています。おおらかで無理することなく、自然にオープンマインドな暮らし方ができるように設計した特別モデルです。
・ラフさが魅力のカントリーログハウス「クールテイスト」に大屋根スタイルを組み合せたキャンペーンモデル「カクタス」を5月より販売開始しました。
B)「営業面」の取り組み
・中期経営計画の重点戦略の一つ「BESSファンが集う『触媒力』拡大」の一環として、今春より展示場のイベント告知やBESSオーナーの暮らし写真等を自由に掲示できる「みんなの掲示板」を設置しました。BESSファンの皆様の手で育てていただける展示場へ進化できるよう精力的に取り組んでいます。
・平成29年4月からスタートしたBESSの2017年春夏フェア「ココロのぜいたく梺(ふもと)ぐらし」を、秋冬フェアでも継続して展開しています。「梺ぐらし」とは中期経営計画の重点戦略の一つに掲げた、BESSの提案する“場所ではなく新しい暮らし方”であり、人が自然体でおおらかに暮らせることを評価軸にして、「どんな場所でどんな暮らしをしたいのか」を問い、提案しています。
C)「その他」の取り組み
・法人向け事業部門と位置づけていたΩ戦略室を機能分解し、不動産開発部門と市場開発部門を新たに設置しました。不動産開発部門では、増加傾向にある建物と土地の同時契約客のニーズに応えられるように不動産の仕入れや開発を行います。市場開発部門では、引き続き法人向け事業部門として、リゾート施設や教育施設向け等の新たな事業開発に取り組みます。
・平成30年4月にオープン予定の3つ目の直営拠点となる「BESS多摩」(東京都昭島市)の建設に着手しました。本拠点の稼働により、東京西部及び埼玉南部等からの集客力を強化し、更なるマーケットの拡大を目指します。
・施工・物流・設計・情報・購買の5つの革新からなる生産革新により、BESSブランドを生産面から高める取り組みを進めています。平成30年春からの全国稼働に向け、現在、直販部門及び連結子会社の株式会社BESSパートナーズ(以下、BP社)にて先行稼働を行い、準備を行っています。
<業績先行指標の状況>全国BESS展示場への集客面では、台風の通過や週末の天候不順による来場減が影響し、新規来場者数は前年同期比で0.3%増とほぼ前年並みに留まり、再来場者数については同9.1%減となりました。
展示場展開については、平成29年6月にepm不動産株式会社(千葉県木更津市)と販社契約したほか、同年8月にBESS千秋(秋田県)がオープンしました。また、同年9月末に、販社契約の終了によりBESS鹿児島が閉鎖され、同年12月末での稼働拠点は42拠点となりました。平成30年春には、新たな直販拠点としてBESS多摩(東京都)及び販社拠点として倉敷地区(岡山県)、同年秋には同じく木更津地区(千葉県)に出店を予定しています。
営業員の量の拡充について、BESS事業全体(販社含む)の専任営業員数(BESS専任の営業として在籍する営業員数)は165名と前期末より3名増となりました。販社オーナーの交代等による一時的な営業員数の減少は落ち着いたものの、既存拠点及び今後オープン予定の拠点における営業員数充足のため、引き続き採用活動を推進するとともに、BESS営業資格制度を成果に直結するよう改善し、各拠点の営業員の質と定着率を高めます。
<連結業績の概要>当第3四半期連結累計期間における連結売上高は、直販部門での建設工期及び販社部門での部材納期がともに長期化傾向にあること等により、9,477百万円(前年同期比0.9%減)となりました。
利益面においては、営業促進策実施による売上粗利率の低下及び展示場来場数促進のための広告宣伝及び販促費増、BESS多摩オープンに向けた人員増に伴う人件費増、生産革新実施のための準備など中期経営計画達成に向けた先行投資等により、連結営業利益は84百万円(前年同期比81.3%減)となりました。また、連結経常利益は101百万円(同77.9%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は96百万円(同57.9%減)となりました。
連結契約(受注)高においては、9,302百万円(前年同期比13.0%増)と大きく伸長し、期末契約(受注)残高は8,333百万円となりました。
(報告セグメントの業績概要)
当社グループの単一事業であるBESS事業は、暮らしのブランド『BESS』のもと、“「住む」より「楽しむ」”をスローガンに、個性的で楽しい暮らし方のデザインにまで踏み込んで開発した企画型住宅(=ログハウス等の自然派個性住宅)の提供を行っております。住宅引渡時点での顧客満足以上に、暮らしをスタートさせた後の顧客の「“ユーザー・ハピネス”の実現」を使命としています。
その業績概要については、以下の3つの報告セグメントに区分されます。
①直販部門
連結売上高の30.8%(外部顧客売上高ベース)を占める直販部門は、東京・代官山の「BESSスクエア」及び神奈川県「BESS藤沢」の直営展示場2拠点で、東京・神奈川圏を中心とする顧客との直接の工事元請契約によるBESS企画型住宅等の提供を主要事業としております。平成30年春には、3ヵ所目の展示場「BESS多摩」を東京都昭島市に開設する予定です。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は、工期は長期化傾向にあるものの、期初の豊富な契約(受注)残高と新規の契約(受注)を順調に履行し2,935百万円(前年同期比7.8%増)となりました。セグメント利益は、新拠点開設に向けた人員増の影響もあり213百万円(同12.1%減)となりました。
一方、契約(受注)面においては、新規来場者数が前年同期比で8.0%増と伸長し、セグメント契約(受注)高は、2,878百万円(同5.8%増)となりました。引き続き、新拠点となるBESS多摩オープンに向けた営業員の採用及び早期戦力化に取り組んでまいります。
②販社部門
連結売上高の53.0%を占める販社部門は、全国の地区販社に対して、BESSブランドと販売システム等を提供するとともに、BESS企画型住宅のキット部材等を供給する事業を行っております。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は、天候不順の影響等による納品の長期化等も見られ、5,670百万円(前年同期比7.9%減)となりました。売上の減少及び受注強化のための販売促進費等の増加により、セグメント利益は713百万円(同31.5%減)となりました。
セグメント契約(受注)高は、営業促進策が奏功し、4,700百万円(同12.7%増)となりました。引き続き、現場指導を強化していくとともに、営業促進策の適時活用により、更なる受注強化に努めてまいります。
③株式会社BESSパートナーズ
連結売上高の16.2%を占める国内連結子会社のBP社は、札幌地区、岐阜地区、金沢地区及び埼玉県熊谷地区のBESS単独展示場を営業拠点として、顧客との直接の工事元請契約によるBESS企画型住宅等の提供を主要事業としております。熊谷地区においては、平成29年10月1日に古郡ホーム株式会社よりBESS熊谷展示場を引き継ぎ、同展示場の運営を開始しました。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は、札幌地区及び岐阜地区において期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移し、1,551百万円(前年同期比33.6%増)となり、セグメント利益は5百万円(同16百万円増加)となりました。
セグメント契約(受注)高は、札幌地区及び岐阜地区の若手営業員の営業力強化及び金沢地区の展示場リニューアルオープンが功を奏し、1,723百万円(同29.3%増)となりました。熊谷地区については、運営開始から間もないため、営業員の養成による営業強化を進めております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末比で189百万円減少の10,317百万円、負債は同280百万円増加の5,965百万円、純資産は同470百万円減少の4,351百万円となりました。それぞれの主な増減要因につきましては、次の通りであります。
総資産につきましては、「有形固定資産」が前連結会計年度末比で176百万円、「未成工事支出金」が同102百万円、「商品」が同100百万円それぞれ増加した一方、「現金及び預金」が同460百万円、「投資その他の資産」が同56百万円それぞれ減少したこと等によります。
負債につきましては、「長期借入金」が前連結会計年度末比で279百万円、契約(受注)残高の増加に伴い「前受金及び未成工事受入金」が281百万円それぞれ増加した一方、「短期借入金」が同300百万円減少したこと等によります。
純資産につきましては、株式給付信託及び役員株式給付信託の導入に伴う「自己株式」339百万円の増加及び「その他有価証券評価差額金」が80百万円減少したこと等によります。
その結果、自己資本比率は42.2%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
・生産革新への取組み
BESSブランドを生産面からも高めるため、また、深刻化する将来の職人不足への対策として、設計・購買・物流・施工・情報の5つの革新により、現場施工負荷の大幅な削減と工期短縮による施工回転力の向上に向けた仕様開発を進めており、平成30年春からの全国稼働に向け、現在、直販部門及びBP社にて先行稼働を行い、準備を行っています。
・キャンペーン特別モデル「カクタス」発売
ラフさが魅力のカントリーログハウス「クールテイスト」と大屋根スタイルが組み合わさったキャンペーンモデル「カクタス」を開発しました。
・ログハウスの国産材活用拡大に向けた研究開発
ログハウス商品での国産材活用を拡大するために、材料研究や実験棟建設を行うなどの商品化に向けた研究開発を行っています。
・ログハウス特別モデル「プリス」発売
一般社団法人木のいえ一番振興協会のログハウスの振興活動への協賛を目的とした協会推奨特別モデルをもとに、BESS仕様として仕立てた特別モデル(棟数及び販売期間限定)を開発しました。大屋根のシンメトリーデザインで、ログ壁中央に存在感ある両開きテラスドアが特長です。“素”のログハウスの魅力を活かした、ベーシックでおおらかなプランです。
・キャンペーン特別モデル「ライラ」開発
開放的なオープンロフトとテラス、内外装の明るいカラーリングが魅力のG-LOGキャンペーンモデル「ライラ」を開発しました。「ライラ」は、自然を身近に感じながらオープンな暮らしを楽しむモデルで、平成30年1月よりGログのキャンペーン特別モデル商品(期間限定)として販売を行います。
・直交集成板(CLT)の研究
フェザント山中湖隣地内において、一般社団法人木のいえ一番振興協会と協同で、直交集成板(CLT)を採用した実験棟建設工事に着手しました。木の現わし利用の建物の性能及びメンテナンス検証に活用する計画です。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、143百万円であります。

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