有価証券報告書-第15期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/31 9:03
【資料】
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【項目】
98項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、2017年10月―12月期の四半期別GDP速報値において実質成長率が8四半期連続でプラスとなりました。企業の設備投資が増加する傾向にあり、雇用情勢は有効求人倍率は上昇を続け、完全失業率は低水準でとどまっておりますが、個人消費は消費支出が減少する傾向にあります。
当社グループでは、平成30年1月に連結子会社の株式会社福田モーター商会の全株式をセントラル自動車技研株式会社に譲渡し、同社を連結から除外いたしました。事業セグメントは当社におけるバイク事業と連結子会社の株式会社アークコアライフにおけるフィットネス事業となっております。
当連結会計年度における事業別のセグメントの業績は次のとおりであります。
(バイク事業)
当社におけるバイクの買取台数は9,336台(前期比0.7%減)、販売台数は9,275台(前期比0.7%減)となり、販売台数は過去最低となりました。販売単価は前期比1.0%減、粗利単価は同1.7%増となり、売上高、売上総利益は前期とほぼ同水準となりましたが、買取台数の大幅増加を目指して営業スタッフを積極的に採用し、人員を増やしたことから人件費が増加したことが影響し、販売費及び一般管理費は前期比2.3%増加となりました。
なお、平成30年1月9日付けでの株式譲渡により連結から除外した株式会社福田モーター商会については、第3四半期連結累計期間までの業績を反映しております。
バイク事業の当連結会計年度の業績は、売上高2,559百万円(前期比9.0%減)、セグメント損失103百万円(前期は同108百万円)となりました。
(フィットネス事業)
株式会社アークコアライフによるエニタイムフィットネス運営店舗は、前連結会計年度末日時点と同じ5店舗であります。全店舗が開店から1年半から2年近く経過しており、会員数は堅調に推移し、減価償却費の負担も軽減化したことからセグメント損失からセグメント利益に転じました。フィットネス事業の当連結会計年度の業績は売上高407百万円(前期比97.3%増)、セグメント利益38百万円(前期はセグメント損失163百万円)となりました。
なお、特別損益、法人税等調整額は下記のとおりとなっております。
特別損益では、株式会社福田モーター商会の連結除外に伴い、関係会社株式売却益として66百万円を特別利益に計上いたしました。また、当社が3期連続で営業損失を計上したことを踏まえ、当社の固定資産に係る減損損失として14百万円を特別損失に計上いたしました。
法人税等調整額では、フィットネス事業を運営する株式会社アークコアライフが2期連続の税引前当期純損失から当期は税引前当期純利益を計上し、今後も継続して利益を計上する見込みであることから、繰延税金資産として63百万円(前期末は18百万円)を計上したことにより、法人税等調整額においてマイナス43百万円を計上いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高2,967百万円(前期比1.7%減)、営業損失64百万円(前期は同272百万円)、経常損失74百万円(前期は同282百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益17百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失286百万円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は422百万円となり、前連結会計年度末から76百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、支出した資金は13百万円(前期は支出した資金285百万円)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失22百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は253百万円(前期は支出した資金301百万円)となりました。これは主に株式会社福田モーター商会の株式を売却したことによる収入273百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は316百万円(前期は得られた資金60百万円)となりました。得られた資金としては、AK Capital株式会社が新株予約権を行使した際に自己株式を処分したことによる収入79百万円であり、支出した資金としては、長期借入金の返済による支出397百万円であります。