有価証券報告書-第12期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/05/29 9:27
【資料】
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【項目】
96項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税後の四半期別GDP成長率の速報値が4-6月期、7-9月期においていずれもマイナスとなるなど、国内の実体経済は厳しさを増しております。また、雇用情勢は、有効求人倍率は上昇しているものの、若年層の完全失業率が上昇する状況が続いております。
当社グループでは、前連結会計年度において当社でのゲオショップ事業及び連結子会社での不動産事業を売却し、各事業から撤退いたしましたが、当連結会計年度において外国製バイクの輸入販売等を行う株式会社福田モーター商会を連結子会社とし、それに伴い事業セグメントの名称を「中古バイク事業」から「バイク事業」に変更いたしました。現在の事業セグメントは、バイク事業のみの単一セグメントとなっております。
当社における中古バイクの買取台数は9,588台(前期比6.2%減)、販売台数は9,917台(前期比4.8%減)となり、前期比での台数の減少傾向が続いております。
当連結会計年度は業者間オークション相場状況が思わしくありませんでした。その結果、販売単価は、前期比で排気量400cc超の大型車の販売比率が高まったことが影響し、4.4%増となりましたが、粗利単価は8.7%減となりました。
平成26年9月20日付で連結子会社となった株式会社福田モーター商会の平成26年9月21日から平成27年2月28日までのバイクの販売台数は新車111台(前年同期比23.3%増)、中古車53台(前年同期比15.2%増)となっております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,874百万円(前期比18.8%減)、営業利益は10百万円(前期比89.6%減)、経常利益は6百万円(前期比92.4%減)、当期純利益は10百万円(前期比82.4%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は954百万円となり、前年同期と比べ402百万円の増加となっております。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、支出した資金は100百万円(前期は得られた資金18百万円)となりました。得られた資金としては主に税金等調整前当期純利益18百万円の計上、たな卸資産の減少による増加額72百万円であり、支出した資金としては主に仕入債務の減少額111百万円、法人税等の支払額66百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は145百万円(前期は支出した資金3百万円)となりました。これは主に株式会社福田モーター商会を子会社としたことによる収入164百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は357百万円(前期は支出した資金70百万円)となりました。得られた資金としては主に金融機関からの長期借入れによる収入800百万円であり、支出した資金としては主に短期借入金の返済による支出58百万円、長期借入金の返済による支出336百万円、自己株式の取得による支出29百万円であります。