有価証券報告書-第46期(平成28年9月1日-平成29年8月31日)

【提出】
2017/11/28 11:44
【資料】
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【項目】
96項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善に加え、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費は緩やかな回復基調となりました。しかしながら欧米・東アジアの政治や経済情勢の不確実性への懸念などにより、依然として先行き不透明な状況で推移致しました。
このような状況下、当社グループの服飾事業におきましては、利益体質の強化を図るため、不採算店舗からの撤退や一層のコストダウンの促進、更には販売品目の整理等に取り組みました。賃貸・倉庫事業におきましては、空き倉庫の賃貸先募集を積極的に進めました。その結果、当連結会計年度の連結業績は売上高1,979,466千円(前連結会計年度比0.1%の減少)、営業利益194,661千円(前連結会計年度比43.8%の増加)、経常利益246,251千円(前連結会計年度比442.8%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益155,968千円(前連結会計年度比367.6%の増加)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(服飾事業)
当事業部門におきましては、不採算店舗からの撤退や一層のコストダウンの推進による利益体質の強化を図りましたが、売上高は1,231,497千円(前連結会計年度比9.1%の減少)、営業損失が160,207千円(前連結会計年度は営業損失93,581千円)となりました。
(賃貸・倉庫事業)
当事業部門におきましては、空き倉庫の賃貸先募集を積極的に進めました。その結果、売上高は747,968千円(前連結会計年度比19.6%の増加)、営業利益は353,747千円(前連結会計年度比55.3%の増加)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローは715,068千円を確保し、投資によるキャッシュ・フローは10,241千円の支出に加え、財務活動によるキャッシュ・フローが641,150千円の支出となったこと等により、前連結会計年度末に比べ37,321千円(前連結会計年度は175,064千円の減少)増加し、199,455千円となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益は238,640千円、減価償却費159,535千円等及び棚卸資産の減少額174,460千円等による資金の増加により、当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、715,068千円の収入(前年同期は104,133千円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
差入保証金の差入による支出25,435千円等により、当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは10,241千円の支出(前年同期は568,256千円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入による収入額300,000千円はありましたが、短期借入金の返済による支出700,000千円及び長期借入金の返済による支出187,430千円より、当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは641,150千円の支出(前年同期は314,090千円の収入)となりました。