当社事業に直接的影響を与える国内建設市場においては、住宅市場では住宅価格の高騰もあり、新設住宅着工戸数や着工床面積の低迷が続いています。一方、非住宅市場では、経済活動の正常化による回復の兆しが一部見られるものの、依然として力強い動きには至っていません。
このような経営環境において、当社グループは2023年5月に見直した長期ビジョン[DESIGN 2030]および同時発表した中期経営計画[BX 2025](BX:ビジネストランスフォーメーション)に基づき、中核事業であるインテリア、エクステリア、海外、空間総合提案および施工の強化・拡大を着実に進めるとともに、スペースオペレーションをはじめとした次世代事業の創出を目指しています。当中間連結会計期間においては、壁紙、ファブリックの主要見本帳を発刊するとともにその販促に努め、また中期経営計画において市場シェアの拡大を見込む機能性を有する「中型商品」の拡販を進めました。一方、2024年3月に開設した新たな価値創造拠点「PARCs Sangetsu Group Creative Hub(以下、PARCs)」において、グループ会社や社外を含めた共創活動の拡大に努めたほか、ベースアップによる処遇改善やキャリア採用を通じた人的資本強化、デジタル資本を活用したサプライチェーンマネジメント体制の強化といった成長戦略を着実に進めました。これらの事業活動により、国内インテリア市場での主要商品の販売増加や北米事業が牽引し、売上高は前年同期比で増加しました。その一方、仕入コストの上昇や物流・IT等事業インフラ強化に伴うコスト増、人件費の増加により、営業利益は減少しました。また、調達コスト、物流費、ユーティリティコスト等が継続的に上昇し、自助努力だけでは吸収できない状況下、安定供給、品質管理をはじめ企業としての供給責任を果たしていくべく、12月1日受注分より商品取引価格の改定を予定しています。
これらの結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高93,878百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益7,379百万円(同28.1%減)、経常利益7,607百万円(同27.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は4,995百万円(同29.9%減)となりました。
2024/11/14 13:19