四半期報告書-第46期第2四半期(平成26年5月21日-平成26年8月20日)

【提出】
2014/10/03 9:53
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28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策を背景に円安・株高基調が継続し、個人消費や輸出が持ち直すなど緩やかな回復基調となりましたが、一方で円安による原料・原油価格の上昇、海外経済の下振れによる影響が懸念され、先行き不透明な状況で推移いたしました。
小売業界におきましては、電力料金の値上げ、消費者の節約志向や低価格化、さらに4月から実施されました消費税率引き上げに伴う駆け込み需要と反動のなか、企業間の価格競争が増すなど、非常に厳しい経営環境が続きました。
このような状況のなか、当社は『意識改革と業務改革を断行し、多様化するお客様ニーズへの対応で、経営効率を一気に高めよう』を本年度スローガンに掲げ、業務を進めてまいりました。業務改革についてはモデル店舗を倍増し、波及効果による全体的な業務改革を進め、一層の経営効率向上を図っております。
㈱オークワは、メッサ業態の「北登美ヶ丘店」(奈良県奈良市)、スーパーセンター業態の「河南店」(大阪府南河内郡河南町)の2店舗を新設いたしました。既存店舗では、「メガプライスカット河芸店」(三重県津市)をプライスカットからスーパーセンターに業態変更し、「スーパーセンター河芸店」として営業を開始したほか、スーパーセンター業態の「桜井店」(奈良県桜井市)、「上富田店」(和歌山県西牟婁郡上富田町)、レギュラー業態の「パレマルシェ神宮店」(愛知県名古屋市)、「和泉中央店」(大阪府和泉市)を活性化のため改装いたしました。また、「スカイシティ泉南店」(大阪府泉南市)など不採算店舗を10店舗閉鎖いたしました。
当第2四半期連結累計期間の販売状況は既存店ベースで前年を下回り、利益率の改善、経費削減等により経常利益の確保に努めましたが、閉店店舗及び一部の食品工場の閉鎖に伴う特別損失により純損益はマイナスとなりました。
連結子会社については、外食の㈱オークフーズは経費節減により経常損益は増益となりました。また、グループ全体の経営効率化及び収益力向上を図るため、食品スーパーの㈱ヒラマツは㈱オークワで営業していた「プライスカット岩出北店」を「ザ・ロウズ365岩出店」として、2月に改装オープンいたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの営業収益(売上高及び営業収入)は1,364億56百万円(前年同期比5.8%減)、営業利益は8億円(前年同期比25.5%減)、経常利益は11億8百万円(前年同期比16.4%減)、四半期純損失は5百万円(前年同期は四半期純利益2億21百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の部
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億62百万円減少し、1,371億85百万円となりました。
増減の内訳としては、流動資産では1億81百万円の減少であり、これは主に現金及び預金が4億88百万円減少した一方、受取手形及び売掛金が3億44百万円増加したことによるものであります。
固定資産では1億80百万円の減少であり、これは主に新規店舗の建設等により有形固定資産の「その他」に含まれる建設仮勘定が14億49百万円増加した一方、建物及び構築物が10億16百万円減少したことによるものであります。
② 負債の部
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ38百万円増加し、587億76百万円となりました。
増減の内訳としては、流動負債では23億23百万円の増加であり、これは主に支払手形及び買掛金が16億82百万円、「その他」に含まれる未払消費税等が6億95百万円増加したことによるものであります。
固定負債では22億85百万円の減少であり、これは主に長期借入金が14億83百万円、社債が3億円、「その他」に含まれるリース債務が2億69百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産の部
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4億円減少し、784億9百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が1億87百万円増加した一方、利益剰余金が5億86百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ、3億88百万円減少し、102億79百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ10億25百万円減少し、62億45百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が1億70百万円、非資金損益項目の減価償却費が32億79百万円、仕入債務の増加額が16億82百万円であったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、前年同四半期に比べ3億95百万円減少し、28億30百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が37億36百万円であった一方、投資有価証券の売却による収入が5億61百万円であったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、前年同四半期に比べ25億70百万円増加し、38億2百万円となりました。これは主に、短期借入金の純減少額が3億90百万円、長期借入金の返済による支出が16億29百万円、リース債務の返済による支出が7億31百万円、配当金の支払額が5億80百万円であったことによるものであります。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。