四半期報告書-第47期第1四半期(平成27年2月21日-平成27年5月20日)

【提出】
2015/07/01 14:45
【資料】
PDFをみる
【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策を背景に円安・株高基調が継続し、個人消費や輸出が持ち直すなど緩やかな回復基調となりましたが、一方で円安による原材料価格の上昇やそれに伴う物価の上昇等を受け、先行き不透明な状況で推移いたしました。
小売業界におきましては、昨年の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要とその反動が一巡するなか、電力料金の値上げ、消費者の節約志向や低価格志向、企業間の価格競争が増すなど、非常に厳しい経営環境が続きました。
このような状況のなか、当社は『全従業員の役割明確化のもと、業務改革と行動改革の断行で、お客様第一主義を徹底し、客数アップを達成しよう』を本年度スローガンに掲げ、業務を進めてまいりました。
そのほか、雇用情勢の変化のなか、店舗作業の見直しを重点的に行い効率化を図るとともに、店内組織の改編に取り組み、朝夕のピークタイムへの人員配置増強をスタートさせました。
新規出店につきましては、4月にスーパーセンター業態の「田原本インター店」(奈良県磯城郡田原本町)、「テラスゲート土岐店」(岐阜県土岐市)の2店舗を新設いたしました。また、第2四半期以降は、主力店舗の改装計画を準備しております。
当第1四半期連結累計期間の営業状況については、売上高は前年を下回りましたが、経費削減等により利益は改善となりました。
連結子会社については、外食の㈱オークフーズは、経費節減により経常利益、純利益ともに増益となりました。
また、グループ全体の経営効率化及び収益力向上を図るため、食品スーパーの㈱ヒラマツは、㈱オークワで営業していた「プライスカット西浜店」を「ザ・ロウズ365西浜店」として、2月に改装オープンいたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの営業収益(売上高及び営業収入)は646億50百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は3億67百万円(前年同期比2.7%増)、経常利益は5億3百万円(前年同期比1.8%増)、四半期純利益は2億82百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の部
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ6億34百万円増加し、1,342億11百万円となりました。
増減の内訳としては、流動資産では2億49百万円の増加であり、これは主に現金及び預金が12億22百万円減少した一方、商品及び製品が7億83百万円、受取手形及び売掛金が3億77百万円、流動資産の「その他」に含まれる前払費用が2億35百万円増加したことによるものであります。
固定資産では3億84百万円の増加であり、これは主に有形固定資産が89百万円、投資その他の資産が3億円増加したことによるものであります。
② 負債の部
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ6億97百万円増加し、559億47百万円となりました。
増減の内訳としては、流動負債では12億48百万円の増加であり、これは主に支払手形及び買掛金が21億4百万円増加した一方、流動負債の「その他」に含まれる未払消費税等が8億93百万円減少したことによるものであります。
固定負債では5億50百万円の減少であり、これは主に資産除去債務が97百万円、固定負債の「その他」に含まれるリース債務が59百万円増加した一方、長期借入金が7億27百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産の部
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ63百万円減少し、782億64百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が4億36百万円増加した一方、利益剰余金が5億5百万円減少したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。