有価証券報告書-第50期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 14:25
【資料】
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【項目】
154項目
(3)戦略
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略
患者さまや利用者さまの命と健康に日々向き合う当社にとって人材は最も重要な資産であり、人材の確保ならびにスキル・能力の向上が当社の持続的な成長と発展において重要になります。
人材戦略の一環として以下の取組みを行っています。
①人材の採用と育成
当社は優れた人材を獲得し育成することによって、企業の成長と競争力の向上を目指してまいります。現在ドライバー不足が深刻化しており、当社においても商品の安定供給のために配送員の確保を最重要課題として取り組んでおります。採用手法を多角化するとともに労働条件や環境の整備を進めてまいります。なお、新卒および中途採用の選考においては、適正な能力や経験だけでなく、経営理念の「命を守る最前線で社会に貢献し続ける」というミッションを共有できる人材の採用を大切に考えております。
採用後の人材育成については、従業員の成長と能力開発のために研修ツールの作成や研修プログラムの構築に注力しております。特にコロナ禍にあって減少していた集合形式による研修を増やし交流機会を多く設けることにより、社内の活性化と従業員のエンゲージメントの向上を図ってまいります
②従業員の健康
労働集約型のビジネスモデルである当社は引き続き従業員の心身の健康づくりに取り組んでまいります。当社の従業員は医療機関や患者さまに商品とサービスをお届けするエッセンシャルワーカーとして業務を遂行する特性上精神的に負担のかかるケースも生じ得ます。そこで外部の医療機関と提携し、専任のカウンセラーと精神科専門医にいつでも相談ができる体制を整えております。また、パワハラやセクハラを中心としたハラスメント研修も継続的に行っており、働きやすい環境の整備に努めております
③女性活躍推進
今後も市場の拡大が見込まれている在宅医療や介護福祉の市場において、多様化するニーズに応え当社がよりお客様に選ばれる商品や満足いただけるサービスを提供し続けるために、女性社員の比率を高め、自身の強みを活かして活躍できる組織づくりを目指してまいります。また男女ともに育休取得を推進していくことで働きやすい職場と企業風土の醸成に努めております。
④生産性向上
業務効率化の一環として、コミュニケーションツールの導入やバックオフィスの社内DX化を進めるなど、組織と個人の生産性を向上させる取り組みを継続的に行っております。