有価証券報告書-第32期(平成29年10月1日-平成30年9月30日)
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により、景気は緩やかな回復基調にあるものの、一方で米中貿易摩擦の懸念など、世界経済の先行きは不透明であり、個人の消費についても見通しは不確実な状況で推移いたしました。
当社が属する中古商品業界におきましては、国内における雇用・所得環境の改善を見ながらも、実感の伴わない消費者における節約志向から、生活防衛意識に基づく中古商品全般の需要は依然、強固に維持されております。海外においては日本のまんが、アニメーションという優れたコンテンツに向けられた高い関心と評価により、関連商品の需要は喚起され、活発な市場は拡大しております。この中古商品業界にあって、新たな事業者の参入意欲もまた旺盛であり、消費者の選択肢の増大は業者間の競争激化を招き、厳しい事業環境が続いております。
このような事業環境のもと、当社はこれまでの方針を継承し、最新の商品からマニアックな希少品まで、新たな商材や市場の創出を合わせ、幅広い品揃えの充実を推進してまいりました。買い取りの強化告知などで当社が取り扱う商品に対する世間の関心を集め、発掘に至りました多種多様な商品は店頭及びWEB上で紹介し、コレクターのみならず一般のお客様の、さらなる潜在的ニーズを掘り起こす営業活動を展開してまいりました。
当社は基幹のPOSシステムに蓄積されたデータを用いて、買い取り実績のある商品は仕入から販売、保管の状況を的確に把握、需要の変化や在庫状況に応じ適正な価値判断をすることで、仕入を促進しております。新規取り扱いの商品では、主にマスタデータ登録後の仕入動向に基づいた確度の高い販売可能性を追求し、他社に先行してその魅力を伝え、市場の育成を図っております。当社は「適正価格で買い取る」という基本方針の徹底によって多数の良質な商品を買い取り、多様な品揃えの展開で、お客様の満足度を高めてまいりました。
販売面におきましては、まんだらけSAHRA(サーラ)を主力とするWEB通信販売によって販路は全世界に拡大を続けており、国内外を問わず幅広いお客様からの注文を受け、売上高は伸びております。店頭販売は、訪日外国人旅行者の来店の増加が顕著であり、さらに国内外を問わず多数のお客様の参加がある、年間6回開催のオークション大会は盛況であり、売上高は堅調に推移しております。
その他、既存の各店舗における店頭のリニューアルを随時に行いましたほか、中野サンプラザを主会場として昨年5月に開催の大規模イベント「大まん祭」を、今年も中野店をはじめとする全店舗の参加をもって開催しており、新規のお客様をはじめ多数のお客様の来場がありました。今後も集客力強化に向けまして5月の「大まん祭」を継続してまいります。
これらの営業展開によりまして、当事業年度の経営成績は以下のとおりとなりました。なお、当社は中古品販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
① 売上高および売上総利益
売上高は、前事業年度に比べ281百万円増加し、9,865百万円(前期比2.9%増)となりました。これは主に、既存各店舗における堅調な業績推移によるものであり、売上総利益も前事業年度に比べて319百万円増加し5,361百万円(前期比6.3%増)となっております。
② 営業利益
営業利益は、前事業年度に比べ36百万円減少し、703百万円(前期比4.9%減)となりました。これは主に、退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法に変更したことによる、販売費及び一般管理費の増加によるものであります。
③ 経常利益
経常利益は、前事業年度に比べ30百万円減少し、659百万円(前期比4.4%減)となりました。これは主に、営業利益の減少に伴うものであります。
④ 当期純利益
特別損失に流通センター移転に伴う有形固定資産除却損1百万円を計上したことにより、税引前当期純利益が658百万円となり、税効果会計適用後の法人税等が233百万円となったことから、当期純利益は、前事業年度に比べ14百万円増加し、424百万円(前期比3.5%増)となりました。
(2) 財政状態
① 資産
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ412百万円増加し、15,145百万円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ555百万円増加し、8,673百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加179百万円、商品及び製品の増加374百万円によるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ142百万円減少し、6,471百万円となりました。これは主に、有形固定資産の減価償却が進んだことによるものであります。
② 負債
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ5百万円減少し、8,392百万円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ29百万円増加し、2,638百万円となりました。
固定負債は、前事業年度末に比べ35百万円減少し、5,753百万円となりました。これらは主に、長期借入金の返済が新規の長期借り入れを上回ったことによるものであります。
③ 純資産
当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べ418百万円増加し、6,752百万円となりました。
これは主に、別途積立金の増加200百万円および当期純利益による繰越利益剰余金の増加217百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ179百万円増加し、当事業年度末残高は732百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローは以下のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により獲得した資金は、567百万円(前事業年度は400百万円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益658百万円、減価償却費264百万円、退職給付引当金の増加244百万円が、支出におけるたな卸資産の増加377百万円、法人税等の支払額316百万円を上回ったことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により支出した資金は、52百万円(前事業年度は280百万円の支出)となりました。これは主に、中野店の設備工事に伴う有形固定資産の取得による支出56百万円があったことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により支出した資金は、334百万円(前事業年度は231百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,588百万円が長期借入れによる収入1,050百万円を上回ったことによるものであります。
(4) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当事業年度の生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 仕入実績
当事業年度の仕入実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当事業年度の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(5) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択と適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて主に過去の実績ならびに現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果におきましては見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる場合があります。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(7) 資本の財源及び資金の流動性
当社では、経営環境の変化に対応するための資金の流動性を確保することで安定した財務基盤を維持することに努めております。
主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、新規出店や既存店舗改装費用等の店舗設備に係る設備投資であります。
当社の事業活動の維持拡大に必要な資金は、主に営業活動により得られた資金のほか、金融機関からの借入により調達しております。
(8) 経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識及び今後の方針については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により、景気は緩やかな回復基調にあるものの、一方で米中貿易摩擦の懸念など、世界経済の先行きは不透明であり、個人の消費についても見通しは不確実な状況で推移いたしました。
当社が属する中古商品業界におきましては、国内における雇用・所得環境の改善を見ながらも、実感の伴わない消費者における節約志向から、生活防衛意識に基づく中古商品全般の需要は依然、強固に維持されております。海外においては日本のまんが、アニメーションという優れたコンテンツに向けられた高い関心と評価により、関連商品の需要は喚起され、活発な市場は拡大しております。この中古商品業界にあって、新たな事業者の参入意欲もまた旺盛であり、消費者の選択肢の増大は業者間の競争激化を招き、厳しい事業環境が続いております。
このような事業環境のもと、当社はこれまでの方針を継承し、最新の商品からマニアックな希少品まで、新たな商材や市場の創出を合わせ、幅広い品揃えの充実を推進してまいりました。買い取りの強化告知などで当社が取り扱う商品に対する世間の関心を集め、発掘に至りました多種多様な商品は店頭及びWEB上で紹介し、コレクターのみならず一般のお客様の、さらなる潜在的ニーズを掘り起こす営業活動を展開してまいりました。
当社は基幹のPOSシステムに蓄積されたデータを用いて、買い取り実績のある商品は仕入から販売、保管の状況を的確に把握、需要の変化や在庫状況に応じ適正な価値判断をすることで、仕入を促進しております。新規取り扱いの商品では、主にマスタデータ登録後の仕入動向に基づいた確度の高い販売可能性を追求し、他社に先行してその魅力を伝え、市場の育成を図っております。当社は「適正価格で買い取る」という基本方針の徹底によって多数の良質な商品を買い取り、多様な品揃えの展開で、お客様の満足度を高めてまいりました。
販売面におきましては、まんだらけSAHRA(サーラ)を主力とするWEB通信販売によって販路は全世界に拡大を続けており、国内外を問わず幅広いお客様からの注文を受け、売上高は伸びております。店頭販売は、訪日外国人旅行者の来店の増加が顕著であり、さらに国内外を問わず多数のお客様の参加がある、年間6回開催のオークション大会は盛況であり、売上高は堅調に推移しております。
その他、既存の各店舗における店頭のリニューアルを随時に行いましたほか、中野サンプラザを主会場として昨年5月に開催の大規模イベント「大まん祭」を、今年も中野店をはじめとする全店舗の参加をもって開催しており、新規のお客様をはじめ多数のお客様の来場がありました。今後も集客力強化に向けまして5月の「大まん祭」を継続してまいります。
これらの営業展開によりまして、当事業年度の経営成績は以下のとおりとなりました。なお、当社は中古品販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
① 売上高および売上総利益
売上高は、前事業年度に比べ281百万円増加し、9,865百万円(前期比2.9%増)となりました。これは主に、既存各店舗における堅調な業績推移によるものであり、売上総利益も前事業年度に比べて319百万円増加し5,361百万円(前期比6.3%増)となっております。
② 営業利益
営業利益は、前事業年度に比べ36百万円減少し、703百万円(前期比4.9%減)となりました。これは主に、退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法に変更したことによる、販売費及び一般管理費の増加によるものであります。
③ 経常利益
経常利益は、前事業年度に比べ30百万円減少し、659百万円(前期比4.4%減)となりました。これは主に、営業利益の減少に伴うものであります。
④ 当期純利益
特別損失に流通センター移転に伴う有形固定資産除却損1百万円を計上したことにより、税引前当期純利益が658百万円となり、税効果会計適用後の法人税等が233百万円となったことから、当期純利益は、前事業年度に比べ14百万円増加し、424百万円(前期比3.5%増)となりました。
(2) 財政状態
① 資産
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ412百万円増加し、15,145百万円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ555百万円増加し、8,673百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加179百万円、商品及び製品の増加374百万円によるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ142百万円減少し、6,471百万円となりました。これは主に、有形固定資産の減価償却が進んだことによるものであります。
② 負債
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ5百万円減少し、8,392百万円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ29百万円増加し、2,638百万円となりました。
固定負債は、前事業年度末に比べ35百万円減少し、5,753百万円となりました。これらは主に、長期借入金の返済が新規の長期借り入れを上回ったことによるものであります。
③ 純資産
当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べ418百万円増加し、6,752百万円となりました。
これは主に、別途積立金の増加200百万円および当期純利益による繰越利益剰余金の増加217百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ179百万円増加し、当事業年度末残高は732百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローは以下のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により獲得した資金は、567百万円(前事業年度は400百万円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益658百万円、減価償却費264百万円、退職給付引当金の増加244百万円が、支出におけるたな卸資産の増加377百万円、法人税等の支払額316百万円を上回ったことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により支出した資金は、52百万円(前事業年度は280百万円の支出)となりました。これは主に、中野店の設備工事に伴う有形固定資産の取得による支出56百万円があったことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により支出した資金は、334百万円(前事業年度は231百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,588百万円が長期借入れによる収入1,050百万円を上回ったことによるものであります。
(4) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当事業年度の生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 第32期 (自 2017年10月1日 至 2018年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 出版物(千円) | 54,710 | 6.4 |
| 合計(千円) | 54,710 | 6.4 |
(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 仕入実績
当事業年度の仕入実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 第32期 (自 2017年10月1日 至 2018年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 本(千円) | 636,822 | △10.1 |
| TOY(千円) | 2,545,378 | 6.6 |
| 同人誌(千円) | 530,713 | △0.5 |
| その他(千円) | 1,115,935 | △3.8 |
| 合計(千円) | 4,828,850 | 0.8 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当事業年度の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 第32期 (自 2017年10月1日 至 2018年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 本(千円) | 1,345,654 | △2.5 |
| TOY(千円) | 4,761,434 | 7.2 |
| 同人誌(千円) | 1,289,209 | △0.3 |
| 出版物(千円) | 60,974 | 29.7 |
| その他(千円) | 2,407,842 | △0.5 |
| 合計(千円) | 9,865,114 | 2.9 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(5) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択と適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて主に過去の実績ならびに現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果におきましては見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる場合があります。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(7) 資本の財源及び資金の流動性
当社では、経営環境の変化に対応するための資金の流動性を確保することで安定した財務基盤を維持することに努めております。
主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、新規出店や既存店舗改装費用等の店舗設備に係る設備投資であります。
当社の事業活動の維持拡大に必要な資金は、主に営業活動により得られた資金のほか、金融機関からの借入により調達しております。
(8) 経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識及び今後の方針については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。