有価証券報告書-第49期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)

【提出】
2021/05/28 12:34
【資料】
PDFをみる
【項目】
150項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度(2020年3月1日から2021年2月28日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、消費、生産が大きく減少し、景気は急速に悪化いたしました。1度目の緊急事態宣言解除後は、段階的に経済活動が再開され、政府による需要喚起策もあり、緩やかな回復の兆しがみられましたが、2021年1月に2度目の緊急事態宣言の発出、4月に3度目の緊急事態宣言が発出される等、先行きは未だ不透明な状況にあります。 このような事業環境のもと、当社では社員の健康面での安全を確保しつつ、店舗への来客数の減少を補完すべく、ECの販売強化に最注力してまいりました。インスタグラムをはじめ、様々なデジタル媒体による当社商品の紹介に注力するとともに、ポイント付与の拡大や期間限定セール等の施策を打つことにより、EC売上は前年比35%以上の増収となりましたが、2020年4月から5月にかけての店舗の臨時休業並びにその後も継続して実施しておりました時間短縮営業の影響は極めて大きく、衣料事業につきましては、売上高は前年比22.2%減少の75,540百万円雑貨事業につきましては、売上高は前年比5.9%減少の32,904百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は前年比17.9%減少の108,522百万円となりました。利益面につきましては、売上総利益率は前年比1.7ポイント減少の54.6%となりました。営業利益は前年比7,683百万円減少の1,383百万円となり、経常利益は前年比8,115百万円減少の1,052百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年比6,757百万円減少の270百万円となりました。
セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
(衣料事業)
売上高は前年比22.2%減少の75,540百万円となり、セグメント利益(営業利益)は759百万円の営業損失(前年度は6,701百万円の営業利益)となりました。
(雑貨事業)
売上高は前年比5.9%減少の32,904百万円となり、セグメント利益(営業利益)は7.9%減少の2,144百万円となりました。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は、現金及び預金が10,360百万円、商品及び製品が1,879百万円、受取手形及び売掛金が875百万円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて14,123百万円増加しました。固定資産は、繰延税金資産が505百万円増加しましたが、投資有価証券が1,040百万円、無形固定資産が141百万円、リース資産が129百万円それぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて892百万円減少しました。
(負債)
流動負債は、短期借入金が13,206百万円、支払手形及び買掛金が3,874百万円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて16,177百万円増加しました。固定負債は、退職給付に係る負債が203百万円増加しましたが、長期借入金が748百万円、リース債務が94百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて670百万円減少しました。
(純資産)
純資産は利益剰余金が1,929百万円、その他有価証券評価差額金が184百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて2,276百万円減少しました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、財務活動により取得した資金が10,098百万円となったことなどにより、前連結会計年度末に比べて10,360百万円増加し、63,088百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
前連結会計年度におきましては、営業活動の結果取得した資金は14,705百万円でありましたが、当連結会計年度は、仕入債務が3,947百万円増加したこと、税金等調整前当期純利益が前期比8,099百万円減少し504百万円となったこと、棚卸資産が1,892百万円増加したことなどにより、営業活動の結果取得した資金は1,450百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
前連結会計年度におきましては、投資活動の結果使用した資金は3,543百万円でありましたが、当連結会計年度は、投資有価証券売却による収入が830百万円、有形固定資産の取得による支出が1,747百万円、資産除去債務の履行による支出が204百万円あったことなどにより、投資活動により使用した資金は1,188百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
前連結会計年度におきましては、財務活動の結果使用した資金は4,068百万円でありましたが、当連結会計年度は、配当金の支払額が2,199百万円、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により売上高の減少等に伴う資金減少に備えることを目的として短期借入金を13,206百万円増加させたことなどにより、財務活動により取得した資金は10,098百万円となりました。
④ 生産、受注及び販売の実績
(仕入実績)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
金額(百万円)前年同期比(%)
衣料事業35,20885.5
雑貨事業16,094113.1
その他61100.0
合計51,36492.6

(注) 1.セグメント間取引については,相殺消去しております。
2.金額には、消費税等は含まれておりません。
(販売実績)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
金額(百万円)前年同期比(%)
衣料事業75,54077.8
雑貨事業32,90494.1
その他7783.1
合計108,52282.1

(注) 1.セグメント間取引については,相殺消去しております。
2.金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容は次の通りであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表作成にあたって、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらのうち、主なものは以下のとおりでありますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。なお、会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響に関する仮定に関しましては、「第5経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
a. 繰延税金資産の回収可能性
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を判断するに際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。従って、将来の課税所得の見積額に変更が生じた場合には、繰延税金資産が増額または減額され、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
b. 固定資産の減損
当社グループは、多数の店舗を有しており、固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づいて算出しております。従って、競争の激化等により店舗のキャッシュ・フローが著しく悪化した場合には、新たに減損損失が発生する可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当社では、経営指標であるROE(自己資本利益率)12%の安定的達成のため、売上総利益率及び経常利益率の向上を重点施策としております。このため、各ブランドでは、新たな視点での集客力アップのため、昨年度に引き続きプラスワンカテゴリー施策を実行するとともに、商品に関しては4週間を1シーズンとする4週MDの徹底と推進に努めております。また、売上高に占める販売費及び一般管理費の比率の低減のため、外部コンサルタント起用による経費削減、店舗におけるシフトの効率化を実施し、経常利益率向上に努めました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大による店舗の臨時休業、時間短縮営業による売上高の大幅減少の影響は極めて大きく、ROEは15.3ポイント減少の0.6%となりました。また、売上総利益率は前年比1.7ポイント減の54.6%、経常利益率は5.9ポイント減の1.0%といずれも大幅な悪化となりました。
主要損益項目の状況は以下の通りであります。
(売上高及び売上総利益)
売上高は前年比17.9%減少の108,522百万円となりました。売上高の詳細については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況及び④生産、受注及び販売の実績」をご参照ください。
差引売上総利益は前年比20.4%減少の59,237百万円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益)
販売費及び一般管理費については、売上高販売費及び一般管理費率が前年比3.9ポイント増加し、57,853百万円となりました。 営業利益は前年比84.7%減少の1,383百万円となり、経常利益は前年比88.5%減少の1,052百万円となりました。
(特別損益)
特別利益は、上場株式の売却により333百万円の投資有価証券売却益を計上しました。
特別損失は、店舗の撤退、業態変更などによる固定資産除却損87百万円を計上するとともに、減損損失793百万円を計上するなどで合計882百万円計上しました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前年比96.1%減少の270百万円となりました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2事業の状況 2事業等のリスク」に記載の通りであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フローの状況)
キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。
2018年2月期2019年2月期2020年2月期2021年2月期
自己資本比率(%)46.447.549.141.0
時価ベースの自己資本比率(%)84.383.270.669.4
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)382.2175.7111.22,004.3
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)43.183.1129.112.2

(注) 1 自己資本比率 : 自己資本/総資産
2 時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
3 キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
4 インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い
5 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
6 株式時価総額は発行済株式数をベースに計算しております。
(運転資金)
運転資金は、主に営業活動による現金収入によっておりますが、状況に応じて銀行借入により資金調達することとしております。
(出店に伴う資金等)
一般にテナント店舗の出店にあたり店舗賃借のための保証金の差入が必要ですが、当社グループは、一定金額及び一定期間以上の保証金については、原則として借入金により調達する方針をとっております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。