有価証券報告書-第33期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 10:03
【資料】
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【項目】
129項目
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社はグループとして、以下の会社理念及び経営方針を定めています。
[会社理念]
「ゴルフ・ドゥ ブランドを通して、世界の人々に夢と感動と心の満足を提供する」
[経営方針]
一、社員の幸福が経営の土台である
一、年輪経営による永続企業を目指す
(2)経営戦略等
当社グループは、ゴルフリユース専門店「ゴルフ・ドゥ!」の直営店運営及びフランチャイズ本部としてフランチャイズ加盟店への支援を事業の柱としており、当連結会計年度におけるセグメントは、直営事業、フランチャイズ事業、営業販売事業及びアパレル事業で構成されております。
① 直営事業
顧客の利便性と競合他社との差別化を図るため、「ゴルフ・ドゥ!」は大型店舗を中心に首都圏のロードサイドに出店しており、今後も同様の出店を継続するとともに、練習場インショップ型工房店舗など、多様な立地条件や顧客のニーズに対応した店舗も出店してまいります。加えて近年は懸案事項として人員不足があげられましたが、2018年度と2019年度に多数の新卒者を採用し人員不足は改善に向かっており、弾力的な出店が可能となっております。また、Eコマース(EC)の重要性が一層高まる中、新型コロナウイルス感染流行により、小売り市場におけるECへのシフト化が急加速しており、当社グループにおいてもECサイトの重要度が大きく増しております。現在、「オムニチャネル戦略」のもと2020年秋にはECサイト「ゴルフ・ドゥ!オンラインショップ」の再構築、2021年度には店舗(「ゴルフ・ドゥ!」)とECサイト(「ゴルフ・ドゥ!オンラインショップ」及び「ゴルフウェアユーズド」)の顧客ロイヤリティ向上を目的とし、店舗とECサイトの顧客情報の統合、統合データベース情報の最大限活用による効果的なプロモーションの実現及び新たなサービスの開発を目指して急ピッチで準備を進めております。
② フランチャイズ事業
「ゴルフ・ドゥ!」の新規加盟店開発及び既存加盟企業による複数出店を進めてまいります。新規加盟店開発は「ゴルフ・ドゥ!」の未出店地域を中心に、中でも手薄である関西圏を重点的に行っております。
③ 営業販売事業
当社及び連結子会社のスクエアツウ・ジャパン株式会社、The Golf Exchange,Inc.が当該事業を担っており、事業の中心であるゴルフ用品の卸売りにおいては、米国直輸入品の取扱いで差別化を図るとともに、得意先様のニーズにきめ細かく対応し、機動的な営業活動を行っております。
④ アパレル事業
株式会社ワールドフランチャイズシステムズが本部運営を行う「シューラルー」のフランチャイズに加盟し、1店舗出店しており、スケールメリットの享受を図るため多店舗化を視野に入れております。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営指標は特に定めておりませんが、通期連結業績予想に基づく売上高、各利益を達成すべく取り組んでおります。しかしながら、新型コロナウイルス感染流行は未だ続いており、拡大収束後の景気回復動向や更なる流行の可能性など、現時点では業績に与える影響があまりにも不明瞭であり、合理的な算定が困難であることから、2021年3月期の連結業績予想につきましては未定とさせていただいております。現在、算定および公表の時期について検討を進めております。
(4)経営環境
当連結会計年度におけるわが国経済は、中国経済の減速、台風による甚大な被害、消費税増税や暖冬などの影響はあるものの、緩やかな回復基調を維持しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の過去に例を見ない全世界への拡大により、米国経済をはじめ、世界的な景気減速が鮮明になりつつあり、わが国も先行きが不安視されております。なお、当社グループにおける新型コロナウイルス感染拡大の業績への影響は限定的なものでありましたが、2021年3月期においては4月、5月の売上高が前年同期比80%程度と減少しており、予断を許さない状況であります。
① ゴルフ用品市場
ゴルフ用品市場においては、ECの存在感が非常に大きなものになっており、販売チャネルを超えた競争にも拍車がかかっております。当連結会計年度においては、台風の影響が甚大であった10月以外は猛暑期間が短くかつ記録的な暖冬により、比較的恵まれた気候で推移いたしました。また、プロゴルフツアーでは大きな話題が豊富であり、一年を通して見れば悪い市場環境ではありませんでした。しかしながら、消費税増税や熾烈な競争に加え、新型コロナウイルス感染流行が大きな影を落としており、生き残り競争への突入が懸念されます。なお、気候変動による影響の重要性は年を追うごとに増しており、継続して注視の必要があります。
② リユース市場
リユース市場においては、社会的なエコ意識の高まりにともない、リユース品への抵抗感が薄れており、今後も市場規模が拡大するものと推察されます。しかしながら、市場の拡大基調もフリマアプリの定着化により、チャネルを超えた競争が熱を帯びてきており、倒産やリユース企業間による買収が増加しております。また、新型コロナウイルス感染流行の影響も加わり、事業環境の急変は不可避の状況です。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループをとりまく環境として、ゴルフ用品市場においては、高齢化や人口減少による市場の縮小、ECの拡大を主とする販売チャネルの多様化に伴う競争の過熱などの影響がさらに増してくるものと推測されます。リユース市場においては、EC主導及びフリマアプリの急伸による市場の拡大基調が続く反面、実店舗間やEC間の競争のみならず、販売チャネルを超えた競争激化が続くものと推測されます。また、当面は両市場において、新型コロナウイルス感染拡大が多大な影響を及ぼすことが推測され、かつ新型コロナウイルスなど感染症の流行は、新型コロナウイルス感染流行が終息した後も発生の可能性が十分に考えられるため、当社グループにおける新たな課題として認識する必要があります。なお、新型コロナウイルス感染流行は、メーカーによる直販であるD2Cの加速や、小売業におけるECの存在価値の増大に始まり、小売業のECを起点とするサイクル化をもたらすきっかっけとなる可能性があります。当社グループにおいても複数あるECサイトの存在価値を見直すとともに、実店舗と同様の柱として成長させることが急がれます。
以上のことを踏まえ、当社グループが対処すべき課題は以下のとおりであります。
① 事業上の対処すべき課題
a.成長戦略
業績の早期回復と今後の発展及びいわゆる「ウィズコロナ」や「アフターコロナ」における世間のECシフト化に向け、「オムニチャネル戦略」の推進に注力してまいります。「オムニチャネル戦略」においては、ECサイトの再構築や店舗(「ゴルフ・ドゥ!」)とECサイト(「ゴルフ・ドゥ!オンラインショップ」及び「ゴルフウェアユーズド」)の顧客ロイヤリティ向上を目的とし、店舗とECサイトの顧客情報の統合、統合データベース情報の最大限活用による効果的なプロモーションの実現及び新たなサービスの開発を目指してまいります。また、ゴルフ用品関連への集中による事業リスクの軽減を目的とした、アパレル事業「シューラルー」の安定的な運営と早期多店舗化によるスケールメリットの享受を目指してまいります。
b.事業別の対処すべき課題
直営事業においては、ゴルフショップに対する顧客の要求水準は年々高まっており、そのような顧客の要求水準を満たすために、「ゴルフ・ドゥ!」店舗のクオリティ向上を推進してまいります。その中でも、店舗における最重要ファクターである人材に重点を置き、近年は人材育成と人材採用に注力しております。人材育成においては、見直した人材育成プランを運用し濃密な教育を実施してまいります。人材採用においては、小売業全体が人員不足の傾向にあり熾烈な争奪戦を繰り広げている中で、2018年度と2019年度に多数の新卒者を採用しております。2020年度は業績の回復途上ということもあり、5名と直近2年間と比べ新卒者採用を抑えましたが、2021年度は新型コロナウイルス感染流行により他社が新卒者採用を抑えることを想定し、少なくとも2020年度以上の人数かつ有望な人材と中途での即戦力人材を採用すべく活動してまいります。また、収益力向上のため、新規店舗の早期黒字化プロセスの確立も急がれます。新型コロナウイルス感染拡大に関しては、2020年4月7日発令の緊急事態宣言による不要不急の外出自粛や「ゴルフ・ドゥ!」店舗の時短営業で、客数減少などの多大な影響を受けており、当事業を取り巻く環境は今後も予断を許さない状況が続くことが予想され、安定した収益確保のための店舗運営体制構築が急がれます。
フランチャイズ事業においては、「ゴルフ・ドゥ!」チェーン発展のため、フランチャイズ本部機能の強化及びフランチャイズ加盟店への方針の徹底、フランチャイズ加盟店ニーズに対する柔軟かつ迅速な対応を進めてまいります。また、新規加盟店開発は「ゴルフ・ドゥ!」未出店地域かつ関西圏を重点的に進めてまいります。新型コロナウイルス感染拡大に関しては、直営事業同様に緊急事態宣言にともない、「ゴルフ・ドゥ!」フランチャイズ店舗も客数減少などの多大な影響を受けており、当事業を取り巻く環境は今後も予断を許さない状況が続くことが予想され、特に経営規模が小さいフランチャイズ加盟店への支援体制の強化が急がれます。
営業販売事業においては、為替レート変動による影響低減のため、新規卸先の開拓による仕入れのスケールメリットの享受及び新たなサービスの開発を進めてまいります。新型コロナウイルス感染拡大に関しては、商品の供給元である米国子会社のThe Golf Exchange,Inc.の営業がロックダウンにより大きく制約され、併せてメーカーの商品製造ライン停止などにより、商品調達に多大な影響が発生しております。他の事業とは異なり、日本国内の問題に留まらないため、影響解消には時間を要する可能性があり、商品調達ルートの見直しなど安定した商品供給の構築が急がれます。
アパレル事業においては、「シューラルー」の多店舗化に向けた店舗運営の確立及び人材育成を進めてまいります。新型コロナウイルス感染拡大に関しては、緊急事態宣言発令後に店舗が時短営業を余儀なくされるとともに、一時は人員体制も手薄になっており、収益力向上に併せ安定した営業体制の構築が急がれます。
c.コンプライアンス及びリスク管理体制の対処すべき課題
法令遵守及び企業の社会的責任を積極的かつ十分に果すため、コンプライアンス体制の充実、強化を進めてまいります。また、当社グループを取り巻く事業環境の変化と事業規模の拡大に伴い、従来には想定していなかった事業リスク発生の可能性に対して準備が必要であり、これらリスクの発生を未然に防ぐために内部管理体制の強化を進めてまいります。当社グループは、金融商品取引法による内部統制報告制度に従い内部統制の充実を図っており、内部監査機能の強化と併せ監査法人や顧問弁護士など社外専門家との連携をより一層密にし、その連携強化を進めてまいります。
② 財務上の対処すべき課題
一般的にリユース品は、メーカーや卸から仕入れる商材とは異なり、流通量に限りがあるため仕入量の調節が難しいという性格を持っており、商品在庫量が過剰となった場合や、「ゴルフ・ドゥ!」直営店の閑散期である冬季は、現預金の減少につながる可能性があります。また、「ゴルフ・ドゥ!」直営店出店費用は主に利益の内部留保と金融機関からの借入れで賄うため、資金調達が計画通りに実行できない場合は、出店計画を見直しする可能性があります。以上のことから、資金使途には十分な検討を重ね、直営事業以外においても、商品在庫量を常に把握しコントロールしております。なお、新型コロナウイルス感染流行の影響により、各事業の業績が低迷する可能性があるため、金融機関へ融資を依頼しております。更に現預金の減少が著しい場合は、追加融資を依頼する可能性があります。今後は感染症流行や災害などによる業績低迷に備え、現預金残高の厚さについて検討の必要があります。

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