有価証券報告書-第49期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を背景に企業収益の大幅な減少や個人消費の落ち込みがみられるなど、厳しい経済環境へと急速に転じてまいりました。
政府や自治体による人々の行動自粛要請や外食産業を中心とした営業時間短縮要請等の措置をとるものの、依然として当該感染症の収束が見えず先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの属する不動産業界におきましては、新型コロナウイルスの感染対策に伴う企業のリモートワーク導入拡大により都心部のオフィス需要が減少し、さらに住宅についても都会から郊外に転居する動きが活発になってまいりました。
このような状況のもと、当社グループは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業環境への影響を注視しつつ、ステークホルダーの防疫対策に努め、開発・販売事業として宅地・建売住宅の販売及び中古戸建てのリフォーム販売、ならびに賃貸・管理事業として商業施設5物件の事業活動をいたしました。
売上高は、開発・販売事業における宅地及び建売販売が比較的順調であったことから前連結会計年度に対して増収しましたが、営業利益及び経常利益は賃貸・管理事業における減収および一部ランニングコストの増加等により前連結会計年度に対して減益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に引き続き当連結会計年度においても減損損失を計上したものの、前連結会計年度より少額であったことから損失額は減少しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,435,736千円(前連結会計年度比2.8%増)、営業利益93,287千円(同29.6%減)、経常利益45,093千円(同28.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失55,777千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失106,183千円)となりました。
セグメント別経営成績は、次のとおりとなります。
a.開発・販売事業
開発・販売事業は、当社において潜在価値を引き出すことが可能な用地を取得し、物件毎に地域特性や立地環境に最適な企画を付加し、分譲マンションや商業施設の開発または宅地開発を行う「デベロップメント事業」と他のデベロッパーが開発した物件を1棟または区分所有で購入し、これを効率的・効果的な販売手法をもって再販、ならびに中古戸建てや中古マンション等を購入し、市場ニーズに合致したリノベーションを施して再販する「リセール事業」があります。
「デベロップメント事業」については、引き続き神奈川県横須賀市(1物件)の宅地及び建売販売を行い5戸を引き渡しました。当該物件の販売活動は長期に及んでいますが、新型コロナウイルスの感染防止対策としてリモートワークが定着しつつあるなかで住宅需要が首都圏から郊外へ移行してきたことによるものと想定されます。
「リセール事業」については、前連結会計年度に購入しリノベーション工事を施していた長野県伊那市の中古戸建て1戸を引き渡すとともに、当該事業の今後の規模拡大に向け、当該事業スキームの構築及びネットワークの拡大に注力してまいりました。
この結果、売上高は195,017千円(前連結会計年度比331.7%増)、セグメント利益は4,832千円(前連結会計年度はセグメント損失7,426千円)となりました。
b.賃貸・管理事業
賃貸・管理事業は、当社が所有する土地や建物等を第三者に貸し付ける賃貸事業であります。
現在当社は、北海道北斗市(1物件)、北海道札幌市厚別区(1物件)、北海道苫小牧市(1物件)、神奈川県横浜市中区(1物件)、石川県河北郡内灘町(1物件)の5物件の商業施設を所有しており、当該施設の賃貸及び運営管理を行いました。
当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた社会生活や経済活動の自粛要請に伴うテナントの休業や営業時間短縮等により、当社商業施設への来客数が前期と比較して、減少いたしておりましたが、自粛要請解除に伴い徐々に回復に転じてまいりました。
また、当該感染症の影響により一部テナントが退店に至ったこと等から家賃収入が減少いたしました。
この結果、売上高は1,229,734千円(前連結会計年度比8.9%減)となり、セグメント利益は254,267千円(同19.3%減)となりました。
c.その他
「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主として店舗運営事業であります。
現在、当社が所有する商業施設のうち神奈川県横浜市中区(1物件)、石川県河北郡内灘町(1物件)の2物件において、連結子会社の株式会社ネオフリークが店舗運営事業(レンタル収納、スケートボードパーク)を行っております。
この結果、売上高は14,006千円(前連結会計年度比220.1%増)となり、セグメント利益は3,749千円(前連結会計年度はセグメント損失879千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は539,571千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は302,743千円(前年同期は310,305千円の獲得)となりました。これは税金等調整前当期純損失であったものの、非資金取引である減価償却費183,694千円及び減損損失103,840千円によるものであります。また、販売用不動産の取引に伴い、たな卸資産が減少したことによる資金の獲得146,674千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は48,390千円(前年同期は117,607千円の獲得)となりました。これは有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は52,008千円(前年同期は333,743千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の借入360,000千円及び返済298,501千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、不動産のコーディネート&マネジメントに特化した企画開発・販売事業を行っており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。
b.受注実績
当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績は記載しておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。
(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額ならびに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症が会計上の見積りに与える影響に関しては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報)(新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う会計上の見積りについて)」に記載のとおりであります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
(固定資産の減損処理)
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについて、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。事業計画や経営環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。
②財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に対して161,306千円増加の838,849千円となりました。主な要因は、新たに長期借入金として調達した360,000千円等による現金及び預金の増加306,361千円及び開発・販売事業における横須賀物件の5区画販売等による販売用不動産の減少154,079千円によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に対して203,271千円減少の8,211,401千円となりました。主な要因は、北海道苫小牧市内に所有する商業施設の減損損失計上による有形固定資産の減少103,840千円及び固定資産の減価償却による減少183,694千円であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に対して33,893千円増加の382,846千円となりました。主な要因は、4[経営上の重要な契約等](2)に記載のとおり2021年1月から月額返済予定額を増額していること等による1年内返済予定長期借入金の増加であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に対して20,080千円減少の7,727,763千円となりました。主な要因は、新規借入による増加360,000千円があったものの、長期借入金の返済による減少284,101千円及び賃貸・管理運営事業におけるテナント退店に伴う預り敷金保証金の返還による減少42,901千円によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の合計は、前連結会計年度末に対して55,777千円減少の939,640千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上による減少であります。
(3) 経営成績の分析
(売上高、売上総利益)
当連結会計年度は、開発・販売事業として、神奈川県横須賀市(1物件)の宅地及び建売販売、ならびに長野県伊那市のリセール住宅(1戸)の販売を行い、宅地3区画、建売2区画及びリセール住宅(1戸)を引き渡しました。
また、賃貸・管理事業として、北海道内(3物件)、神奈川県横浜市(1物件)及び石川県河北郡(1物件)の商業施設合計5物件の賃貸及び運営管理を行いました。
この結果、売上高は前連結会計年度に対して38,683千円増加の1,435,736千円となりました。これは主に開発・販売事業が比較的順調であったことによる増加であります。
売上総利益は、前連結会計年度に対して35,826千円減少の281,321千円となりました。また、売上総利益率は3.1ポイント減少の19.6%となりました。これは主に前期に通知を受けていた賃貸・管理事業における主要テナントの退店が当期7月に実際に発生したことによる減少であります。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に対して3,321千円増加の188,033千円となりました。これは主に開発・販売事業の売上増加に伴う販売手数料の差額によるものであります。
(営業利益)
営業利益は、前連結会計年度に対して39,148千円減少の93,287千円となりました。
なお、従業員1人当たりの営業利益は、前連結会計年度に対して7,829千円減少の18,657千円であります。
(営業外収益・費用及び経常利益)
営業外収益は、前連結会計年度に対して4,837千円減少の11,520千円となりました。これは主に受取保険金の減少によるものであります。
営業外費用は、前連結会計年度に対して26,039千円減少の59,715千円となりました。これは主に支払利息の減少によるものであります。
この結果、経常利益は前連結会計年度に対して17,947千円減少の45,093千円となりました。
(税金等調整前当期純損失)
当連結会計年度の決算におきまして、当社が北海道苫小牧市に賃貸目的で所有する商業施設において前期に通知をうけていた主要テナントの退店が当期7月に実際に発生し、それ以外にもテナントの退店があったこと等により、当該物件の経営環境がさらに悪化しております。したがって帳簿価格を回収可能額まで減額し103,840千円を特別損失として計上したことから、前連結会計年度の税金等調整前当期純損失94,876千円に対して、税金等調整前当期純損失58,746千円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損失)
税金等調整前当期純損失から法人税等の税負担を加減算した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、55,777千円となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(資金需要)
当社グループの資金需要は、不動産の仕入及び開発工事等に要するものであり、主に金融機関等からの借入等により調達しており、当連結会計年度末現在の借入金の残高は、7,393,383千円であります。
(財務政策)
当社グループではバランスシートの改善として、①事業期間(短期・中期・長期)のバランスを勘案した事業資金の配分、②必要資金の最小化を図る事業スキームの構築、③特定金融機関に依存することなく個別物件ごとに融資の打診を行い、条件の良い金融機関からの借入実施することで資金調達手段の多様化の取り組むとともに自己資本を充実させ、総資産に対する有利子負債比率を低減し、健全な財務体質確立に注力しております。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を背景に企業収益の大幅な減少や個人消費の落ち込みがみられるなど、厳しい経済環境へと急速に転じてまいりました。
政府や自治体による人々の行動自粛要請や外食産業を中心とした営業時間短縮要請等の措置をとるものの、依然として当該感染症の収束が見えず先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの属する不動産業界におきましては、新型コロナウイルスの感染対策に伴う企業のリモートワーク導入拡大により都心部のオフィス需要が減少し、さらに住宅についても都会から郊外に転居する動きが活発になってまいりました。
このような状況のもと、当社グループは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業環境への影響を注視しつつ、ステークホルダーの防疫対策に努め、開発・販売事業として宅地・建売住宅の販売及び中古戸建てのリフォーム販売、ならびに賃貸・管理事業として商業施設5物件の事業活動をいたしました。
売上高は、開発・販売事業における宅地及び建売販売が比較的順調であったことから前連結会計年度に対して増収しましたが、営業利益及び経常利益は賃貸・管理事業における減収および一部ランニングコストの増加等により前連結会計年度に対して減益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に引き続き当連結会計年度においても減損損失を計上したものの、前連結会計年度より少額であったことから損失額は減少しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,435,736千円(前連結会計年度比2.8%増)、営業利益93,287千円(同29.6%減)、経常利益45,093千円(同28.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失55,777千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失106,183千円)となりました。
セグメント別経営成績は、次のとおりとなります。
a.開発・販売事業
開発・販売事業は、当社において潜在価値を引き出すことが可能な用地を取得し、物件毎に地域特性や立地環境に最適な企画を付加し、分譲マンションや商業施設の開発または宅地開発を行う「デベロップメント事業」と他のデベロッパーが開発した物件を1棟または区分所有で購入し、これを効率的・効果的な販売手法をもって再販、ならびに中古戸建てや中古マンション等を購入し、市場ニーズに合致したリノベーションを施して再販する「リセール事業」があります。
「デベロップメント事業」については、引き続き神奈川県横須賀市(1物件)の宅地及び建売販売を行い5戸を引き渡しました。当該物件の販売活動は長期に及んでいますが、新型コロナウイルスの感染防止対策としてリモートワークが定着しつつあるなかで住宅需要が首都圏から郊外へ移行してきたことによるものと想定されます。
「リセール事業」については、前連結会計年度に購入しリノベーション工事を施していた長野県伊那市の中古戸建て1戸を引き渡すとともに、当該事業の今後の規模拡大に向け、当該事業スキームの構築及びネットワークの拡大に注力してまいりました。
この結果、売上高は195,017千円(前連結会計年度比331.7%増)、セグメント利益は4,832千円(前連結会計年度はセグメント損失7,426千円)となりました。
b.賃貸・管理事業
賃貸・管理事業は、当社が所有する土地や建物等を第三者に貸し付ける賃貸事業であります。
現在当社は、北海道北斗市(1物件)、北海道札幌市厚別区(1物件)、北海道苫小牧市(1物件)、神奈川県横浜市中区(1物件)、石川県河北郡内灘町(1物件)の5物件の商業施設を所有しており、当該施設の賃貸及び運営管理を行いました。
当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた社会生活や経済活動の自粛要請に伴うテナントの休業や営業時間短縮等により、当社商業施設への来客数が前期と比較して、減少いたしておりましたが、自粛要請解除に伴い徐々に回復に転じてまいりました。
また、当該感染症の影響により一部テナントが退店に至ったこと等から家賃収入が減少いたしました。
この結果、売上高は1,229,734千円(前連結会計年度比8.9%減)となり、セグメント利益は254,267千円(同19.3%減)となりました。
c.その他
「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主として店舗運営事業であります。
現在、当社が所有する商業施設のうち神奈川県横浜市中区(1物件)、石川県河北郡内灘町(1物件)の2物件において、連結子会社の株式会社ネオフリークが店舗運営事業(レンタル収納、スケートボードパーク)を行っております。
この結果、売上高は14,006千円(前連結会計年度比220.1%増)となり、セグメント利益は3,749千円(前連結会計年度はセグメント損失879千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は539,571千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は302,743千円(前年同期は310,305千円の獲得)となりました。これは税金等調整前当期純損失であったものの、非資金取引である減価償却費183,694千円及び減損損失103,840千円によるものであります。また、販売用不動産の取引に伴い、たな卸資産が減少したことによる資金の獲得146,674千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は48,390千円(前年同期は117,607千円の獲得)となりました。これは有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は52,008千円(前年同期は333,743千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の借入360,000千円及び返済298,501千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、不動産のコーディネート&マネジメントに特化した企画開発・販売事業を行っており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。
b.受注実績
当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績は記載しておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | 前年同期比(%) |
| 開発・販売事業(千円) | 195,017 | 331.7 |
| 賃貸・管理事業(千円) | 1,229,734 | △8.9 |
| そ の 他 (千円) | 14,006 | 220.1 |
| 調 整 額 (千円) | △3,022 | - |
| 合 計 (千円) | 1,435,736 | 2.8 |
(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年3月1日 至 2020年2月29日) | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社トライアルカンパニー | 269,085 | 19.2 | 221,154 | 15.4 |
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額ならびに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症が会計上の見積りに与える影響に関しては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報)(新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う会計上の見積りについて)」に記載のとおりであります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
(固定資産の減損処理)
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについて、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。事業計画や経営環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。
②財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に対して161,306千円増加の838,849千円となりました。主な要因は、新たに長期借入金として調達した360,000千円等による現金及び預金の増加306,361千円及び開発・販売事業における横須賀物件の5区画販売等による販売用不動産の減少154,079千円によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に対して203,271千円減少の8,211,401千円となりました。主な要因は、北海道苫小牧市内に所有する商業施設の減損損失計上による有形固定資産の減少103,840千円及び固定資産の減価償却による減少183,694千円であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に対して33,893千円増加の382,846千円となりました。主な要因は、4[経営上の重要な契約等](2)に記載のとおり2021年1月から月額返済予定額を増額していること等による1年内返済予定長期借入金の増加であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に対して20,080千円減少の7,727,763千円となりました。主な要因は、新規借入による増加360,000千円があったものの、長期借入金の返済による減少284,101千円及び賃貸・管理運営事業におけるテナント退店に伴う預り敷金保証金の返還による減少42,901千円によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の合計は、前連結会計年度末に対して55,777千円減少の939,640千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上による減少であります。
(3) 経営成績の分析
(売上高、売上総利益)
当連結会計年度は、開発・販売事業として、神奈川県横須賀市(1物件)の宅地及び建売販売、ならびに長野県伊那市のリセール住宅(1戸)の販売を行い、宅地3区画、建売2区画及びリセール住宅(1戸)を引き渡しました。
また、賃貸・管理事業として、北海道内(3物件)、神奈川県横浜市(1物件)及び石川県河北郡(1物件)の商業施設合計5物件の賃貸及び運営管理を行いました。
この結果、売上高は前連結会計年度に対して38,683千円増加の1,435,736千円となりました。これは主に開発・販売事業が比較的順調であったことによる増加であります。
売上総利益は、前連結会計年度に対して35,826千円減少の281,321千円となりました。また、売上総利益率は3.1ポイント減少の19.6%となりました。これは主に前期に通知を受けていた賃貸・管理事業における主要テナントの退店が当期7月に実際に発生したことによる減少であります。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に対して3,321千円増加の188,033千円となりました。これは主に開発・販売事業の売上増加に伴う販売手数料の差額によるものであります。
(営業利益)
営業利益は、前連結会計年度に対して39,148千円減少の93,287千円となりました。
なお、従業員1人当たりの営業利益は、前連結会計年度に対して7,829千円減少の18,657千円であります。
(営業外収益・費用及び経常利益)
営業外収益は、前連結会計年度に対して4,837千円減少の11,520千円となりました。これは主に受取保険金の減少によるものであります。
営業外費用は、前連結会計年度に対して26,039千円減少の59,715千円となりました。これは主に支払利息の減少によるものであります。
この結果、経常利益は前連結会計年度に対して17,947千円減少の45,093千円となりました。
(税金等調整前当期純損失)
当連結会計年度の決算におきまして、当社が北海道苫小牧市に賃貸目的で所有する商業施設において前期に通知をうけていた主要テナントの退店が当期7月に実際に発生し、それ以外にもテナントの退店があったこと等により、当該物件の経営環境がさらに悪化しております。したがって帳簿価格を回収可能額まで減額し103,840千円を特別損失として計上したことから、前連結会計年度の税金等調整前当期純損失94,876千円に対して、税金等調整前当期純損失58,746千円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損失)
税金等調整前当期純損失から法人税等の税負担を加減算した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、55,777千円となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(資金需要)
当社グループの資金需要は、不動産の仕入及び開発工事等に要するものであり、主に金融機関等からの借入等により調達しており、当連結会計年度末現在の借入金の残高は、7,393,383千円であります。
(財務政策)
当社グループではバランスシートの改善として、①事業期間(短期・中期・長期)のバランスを勘案した事業資金の配分、②必要資金の最小化を図る事業スキームの構築、③特定金融機関に依存することなく個別物件ごとに融資の打診を行い、条件の良い金融機関からの借入実施することで資金調達手段の多様化の取り組むとともに自己資本を充実させ、総資産に対する有利子負債比率を低減し、健全な財務体質確立に注力しております。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。