有価証券報告書-第64期(2022/04/01-2023/03/31)
■戦略
当社グループにおける、人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、下記の通りである。
ⅰ.人財の育成方針
(ⅰ)全体方針
「経営理念」、「経営ビジョン」、「行動指針」、「成功要件」から構成される「LOGISTEED WAY」は、当社グループのあり方と進むべき道を示したものである。なお、「LOGISTEED WAY」の詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処する課題等 (1) 経営の基本方針」に記載のとおりである。
この「LOGISTEED WAY」を深く理解し、当社グループの中長期計画「LOGISTEED2030」の実現をめざし、主体的に業務を実践/牽引していける人財を育成していくことを方針として取り組んでいる。そのために、基盤となる人財育成と事業貢献人財の育成を主眼とした教育体系を整備し、当社グループの各部門と人事部門が連携を取りながら、実践的かつ専門的な研修を実施している。
(ⅱ)基盤となる育成方針
全体方針に基づき、まず、「LOGISTEED WAYの理解浸透」と「マネジメント力強化」の2軸を人財育成の基盤として進めている。
①「LOGISTEED WAYの理解浸透」
2023年度は、新しい会社名である「ロジスティード」としてのスタートの年でもあることから、従業員が「LOGISTEED WAY」の理解を深め、日々の業務の中で「LOGISTEED WAY」を体現することを重点課題と位置付け、「LOGISTEED WAY講座」を新たな施策として設定し、従業員が会長執行役員(CEO)を中心とした経営陣幹部と「LOGISTEED WAY」について直接ディスカッションを行う研修を展開していく。
②「マネジメント力強化」
「LOGISTEED WAY」を自律的に実践し、当社グループを牽引するマネジメント層を育成するにあたり、2022年度より当社グループの管理職を対象にジョブ型人事制度の導入を進めている。これは、ポジションごとの期待役割を明確化させ、それぞれ適切な目標設定を促し、その成果や行動を処遇に反映させるものである。その導入にあたり、「評価者研修」を実施し、従業員の成長を促す目標設定や効果的なフィードバックを行うマネジメント力の強化に取り組んできた。2023年度は、部下一人ひとりの意欲を向上させ、その能力を最大限発揮させるための「メンバーマネジメント研修」を実施していく。
(ⅲ)「LOGISTEED2030」の実現に向けた事業貢献人財の強化
「LOGISTEED WAY」の共通認識と強固なマネジメント力を基盤に、中長期的にめざす姿である「LOGISTEED2030」を実現する人財として、下記の人財を重点的に育成している。
①グローバル人財
「グローバル人財」を国内人財向けと海外人財向けに施策を整理し、各種教育の実施、検討を進めている。国内人財向けは、入社後の各キャリアステージに合わせた海外赴任者育成研修、海外業務研修生制度の他、英語検定試験の受験費用補助、「読む・聞く・書く」を含めた英語による実践的なコミュニケーション能力を養う自主参加型の研修機会の提供等を行っている。これにより、「国や地域を超えて多様な人財を巻き込み、グローバルワイドでビジネスをリードできる人財」を育成している。
また、海外人財向けは、海外グループ各社共通の人財データベース及び教育プラットフォームの構築による人財・進捗の見える化、各社人財育成ニーズを考慮した専門教育コンテンツの提供等の教育支援を予定している。
②3PL現場人財
「LOGISTEED WAY」の成功要件の柱である「現場力」は、当社グループの価値の源泉であり、「LOGISTEED WAY」の行動指針「お客様に価値を届けよう」に繋がる重要な要件である。この「現場力」の強化に向けて「営業力」「提案力」「高品質な現場管理能力」などの育成プログラムを、従業員の期待役割と成長ステップに合わせて体系化し、高い「現場力」を持った「3PL現場人財」を計画的に育成している。
③DX人財
お客様に価値を提供するためのエクスターナルDXと、社内での効率化などを進めるためのインターナルDXとに分類し、それぞれの教育プログラムを体系化した。エクスターナルDXはIT部門が主体となり、プログラミング、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント等の専門教育を積極的に展開し、インターナルDXは、従業員がDX思考を日々の自身の業務に取り込むことができるように、2022年度はスタートアップ編「DXマインドセットの強化」をテーマとしたeラーニングを展開した。2023年度は、次のステップとしてDX基礎スキル教育を新たに展開し、従業員のリスキリングにも繋げていく。
④女性活躍推進
「LOGISTEED WAY」の行動指針に「ダイバーシティ&インクルージョン」として『多様性を活かし共に成長しよう』と明示しているが、当社グループでは多様性を確保するための様々な取り組みの中でも、特に女性活躍推進を重点的に進めている。女性従業員に対して若いうちから責任意識を高め、リーダーシップの発揮を促すようにリーダーシップ研修や、キャリア開発研修などを開催するとともに、上司向けの理解促進研修も併せて実施し、女性従業員に対する育成や計画的な係長職・管理職への任用を進めている。
ⅱ.社内環境整備方針
(ⅰ)全体方針
従業員が個の強みを活かし、一体感と創造性を高めて総合力を発揮するためには、人財の育成と併せて、人財を支え、活かす環境の整備も非常に重要となる。そのような環境を実現するために、当社グループでは、重点的な環境の整備として、「組織風土改善活動(VC活動*1)」、「多様な人財の確保」、「健康経営と安全の推進、働き方改革」に取り組んでいる。そして、「LOGISTEED WAY」の浸透度や従業員の経営戦略への能動的な参画度合を、従業員エンゲージメントサーベイにより定期的に把握し、その結果を人財育成・社内環境整備の双方の施策に反映させる取り組みを推進している。なお、従業員エンゲージメントサーベイは国内だけでなくグローバルでの実施を前提として、2023年度は国内グループ各社に加えて代表的な海外グループ会社に先行的に実施していく計画である。
*1 VC(Value change & Creation)活動とは、会社・組織・従業員間で方針の目的・プロセス・ゴールの情報共有を図り、1人ひとりが「わたくしごと」として改善し続ける組織となるための取り組みをいう。
(ⅱ)重点的な環境の整備
①組織風土改善活動(VC活動)
当社独自の取り組みであるVC活動は、「LOGISTEED WAY」を実践する日々の改善活動である。安全・品質・生産性の改善活動、職場活性化への取り組み、RPA等のデジタルツールの活用などを通じて、働き方改革に繋げるなど、この活動により、組織風土そのものを改善している。
②多様な人財の確保
従業員がお互いを認め合い、刺激を受け合いながらその能力を最大限に発揮していけるように、多様な感性とバックグラウンドを持つ人財、経営戦略に資する多彩なスキルや経験を持つ人財などを積極的に採用している。また当社グループで経験やスキルを培ってきたパート・有期労働者に対し、今まで以上に活躍できるように正社員に登用する機会を積極的に提供するなど様々な取り組みを通して、多様性を活かせる社内環境を整備している。
③健康経営と安全の推進、働き方改革
従来、当社グループでは、労働安全衛生の浸透やアセスメントを踏まえたリスク回避・問題防止に向けた対策を講じることで、従業員の安全・健康を確保する取り組みを積極的に行ってきた。2022年8月に「健康経営宣言」を発出し、健康経営に向けて定めた基本方針のもと、改めて体制を整備し、より一層働き方改革等の各種施策に取り組んでいる。なお、2023年3月には経済産業省が推進している「健康経営優良法人(大規模法人部門)」の認定を取得した。
以上、「LOGISTEED WAY」に沿って、これらの人財育成、社内環境整備に関する施策を、一つひとつ、丁寧に進めていくことが、中長期的にめざす姿である「LOGISTEED2030」の実現に向けた当社グループ従業員の総戦力化などに繋がり、それと同時に当社グループにおける人的資本の価値向上にも資すると考えている。
当社グループにおける、人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、下記の通りである。
ⅰ.人財の育成方針
(ⅰ)全体方針
「経営理念」、「経営ビジョン」、「行動指針」、「成功要件」から構成される「LOGISTEED WAY」は、当社グループのあり方と進むべき道を示したものである。なお、「LOGISTEED WAY」の詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処する課題等 (1) 経営の基本方針」に記載のとおりである。
この「LOGISTEED WAY」を深く理解し、当社グループの中長期計画「LOGISTEED2030」の実現をめざし、主体的に業務を実践/牽引していける人財を育成していくことを方針として取り組んでいる。そのために、基盤となる人財育成と事業貢献人財の育成を主眼とした教育体系を整備し、当社グループの各部門と人事部門が連携を取りながら、実践的かつ専門的な研修を実施している。
(ⅱ)基盤となる育成方針
全体方針に基づき、まず、「LOGISTEED WAYの理解浸透」と「マネジメント力強化」の2軸を人財育成の基盤として進めている。
①「LOGISTEED WAYの理解浸透」
2023年度は、新しい会社名である「ロジスティード」としてのスタートの年でもあることから、従業員が「LOGISTEED WAY」の理解を深め、日々の業務の中で「LOGISTEED WAY」を体現することを重点課題と位置付け、「LOGISTEED WAY講座」を新たな施策として設定し、従業員が会長執行役員(CEO)を中心とした経営陣幹部と「LOGISTEED WAY」について直接ディスカッションを行う研修を展開していく。
②「マネジメント力強化」
「LOGISTEED WAY」を自律的に実践し、当社グループを牽引するマネジメント層を育成するにあたり、2022年度より当社グループの管理職を対象にジョブ型人事制度の導入を進めている。これは、ポジションごとの期待役割を明確化させ、それぞれ適切な目標設定を促し、その成果や行動を処遇に反映させるものである。その導入にあたり、「評価者研修」を実施し、従業員の成長を促す目標設定や効果的なフィードバックを行うマネジメント力の強化に取り組んできた。2023年度は、部下一人ひとりの意欲を向上させ、その能力を最大限発揮させるための「メンバーマネジメント研修」を実施していく。
(ⅲ)「LOGISTEED2030」の実現に向けた事業貢献人財の強化
「LOGISTEED WAY」の共通認識と強固なマネジメント力を基盤に、中長期的にめざす姿である「LOGISTEED2030」を実現する人財として、下記の人財を重点的に育成している。
①グローバル人財
「グローバル人財」を国内人財向けと海外人財向けに施策を整理し、各種教育の実施、検討を進めている。国内人財向けは、入社後の各キャリアステージに合わせた海外赴任者育成研修、海外業務研修生制度の他、英語検定試験の受験費用補助、「読む・聞く・書く」を含めた英語による実践的なコミュニケーション能力を養う自主参加型の研修機会の提供等を行っている。これにより、「国や地域を超えて多様な人財を巻き込み、グローバルワイドでビジネスをリードできる人財」を育成している。
また、海外人財向けは、海外グループ各社共通の人財データベース及び教育プラットフォームの構築による人財・進捗の見える化、各社人財育成ニーズを考慮した専門教育コンテンツの提供等の教育支援を予定している。
②3PL現場人財
「LOGISTEED WAY」の成功要件の柱である「現場力」は、当社グループの価値の源泉であり、「LOGISTEED WAY」の行動指針「お客様に価値を届けよう」に繋がる重要な要件である。この「現場力」の強化に向けて「営業力」「提案力」「高品質な現場管理能力」などの育成プログラムを、従業員の期待役割と成長ステップに合わせて体系化し、高い「現場力」を持った「3PL現場人財」を計画的に育成している。
③DX人財
お客様に価値を提供するためのエクスターナルDXと、社内での効率化などを進めるためのインターナルDXとに分類し、それぞれの教育プログラムを体系化した。エクスターナルDXはIT部門が主体となり、プログラミング、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント等の専門教育を積極的に展開し、インターナルDXは、従業員がDX思考を日々の自身の業務に取り込むことができるように、2022年度はスタートアップ編「DXマインドセットの強化」をテーマとしたeラーニングを展開した。2023年度は、次のステップとしてDX基礎スキル教育を新たに展開し、従業員のリスキリングにも繋げていく。
④女性活躍推進
「LOGISTEED WAY」の行動指針に「ダイバーシティ&インクルージョン」として『多様性を活かし共に成長しよう』と明示しているが、当社グループでは多様性を確保するための様々な取り組みの中でも、特に女性活躍推進を重点的に進めている。女性従業員に対して若いうちから責任意識を高め、リーダーシップの発揮を促すようにリーダーシップ研修や、キャリア開発研修などを開催するとともに、上司向けの理解促進研修も併せて実施し、女性従業員に対する育成や計画的な係長職・管理職への任用を進めている。
ⅱ.社内環境整備方針
(ⅰ)全体方針
従業員が個の強みを活かし、一体感と創造性を高めて総合力を発揮するためには、人財の育成と併せて、人財を支え、活かす環境の整備も非常に重要となる。そのような環境を実現するために、当社グループでは、重点的な環境の整備として、「組織風土改善活動(VC活動*1)」、「多様な人財の確保」、「健康経営と安全の推進、働き方改革」に取り組んでいる。そして、「LOGISTEED WAY」の浸透度や従業員の経営戦略への能動的な参画度合を、従業員エンゲージメントサーベイにより定期的に把握し、その結果を人財育成・社内環境整備の双方の施策に反映させる取り組みを推進している。なお、従業員エンゲージメントサーベイは国内だけでなくグローバルでの実施を前提として、2023年度は国内グループ各社に加えて代表的な海外グループ会社に先行的に実施していく計画である。
*1 VC(Value change & Creation)活動とは、会社・組織・従業員間で方針の目的・プロセス・ゴールの情報共有を図り、1人ひとりが「わたくしごと」として改善し続ける組織となるための取り組みをいう。
(ⅱ)重点的な環境の整備
①組織風土改善活動(VC活動)
当社独自の取り組みであるVC活動は、「LOGISTEED WAY」を実践する日々の改善活動である。安全・品質・生産性の改善活動、職場活性化への取り組み、RPA等のデジタルツールの活用などを通じて、働き方改革に繋げるなど、この活動により、組織風土そのものを改善している。
②多様な人財の確保
従業員がお互いを認め合い、刺激を受け合いながらその能力を最大限に発揮していけるように、多様な感性とバックグラウンドを持つ人財、経営戦略に資する多彩なスキルや経験を持つ人財などを積極的に採用している。また当社グループで経験やスキルを培ってきたパート・有期労働者に対し、今まで以上に活躍できるように正社員に登用する機会を積極的に提供するなど様々な取り組みを通して、多様性を活かせる社内環境を整備している。
③健康経営と安全の推進、働き方改革
従来、当社グループでは、労働安全衛生の浸透やアセスメントを踏まえたリスク回避・問題防止に向けた対策を講じることで、従業員の安全・健康を確保する取り組みを積極的に行ってきた。2022年8月に「健康経営宣言」を発出し、健康経営に向けて定めた基本方針のもと、改めて体制を整備し、より一層働き方改革等の各種施策に取り組んでいる。なお、2023年3月には経済産業省が推進している「健康経営優良法人(大規模法人部門)」の認定を取得した。
| 健康経営宣言 職場が活力にあふれ、当社グループが成長し続けるためには、従業員が常に"健康で安心して、やりがいを持って働き続ける"ことが何よりも大切だと考えます。また、質の高い物流サービスを通じて豊かな社会づくりに貢献することは当社グループの使命であり、その土台となるのが、従業員一人ひとりの心身の健康です。当社グループは、従業員の健康を会社が取り組むべき経営課題の一つとしてとらえ、健康経営の推進体制を整備し、各種施策を推進することを宣言します。 代表取締役 社長執行役員(COO) 髙木 宏明 |
以上、「LOGISTEED WAY」に沿って、これらの人財育成、社内環境整備に関する施策を、一つひとつ、丁寧に進めていくことが、中長期的にめざす姿である「LOGISTEED2030」の実現に向けた当社グループ従業員の総戦力化などに繋がり、それと同時に当社グループにおける人的資本の価値向上にも資すると考えている。