有価証券報告書-第110期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/26 11:37
【資料】
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【項目】
183項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社および連結子会社は、退職金規程に基づく社内積立金の退職一時金制度のほか、確定給付企業年金(規約型企業年金)、および確定拠出型企業年金に加入しております。
また、一部の連結子会社は、複数事業主制度の厚生年金基金制度に加入しており、このうち、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができない制度については、確定拠出制度と同様に会計処理をしております。
なお、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付債務の期首残高56,34256,309
勤務費用3,6273,856
利息費用565568
数理計算上の差異の発生額215148
退職給付の支払額△4,410△5,050
その他△32△107
退職給付債務の期末残高56,30955,724

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
年金資産の期首残高31,42232,614
期待運用収益610635
数理計算上の差異の発生額991124
事業主からの拠出額1,4381,463
退職給付の支払額△1,848△2,373
その他--
年金資産の期末残高32,61432,463

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
積立型制度の退職給付債務52,75351,955
年金資産△32,614△32,463
20,13819,491
非積立型制度の退職給付債務3,5563,769
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額23,69423,260
退職給付に係る負債30,12429,965
退職給付に係る資産△6,429△6,704
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額23,69423,260


(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
勤務費用3,6273,856
利息費用565568
期待運用収益△610△635
数理計算上の差異の費用処理額△2227
過去勤務費用の費用処理額4243
確定給付制度に係る退職給付費用3,6023,860

(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
過去勤務費用△42△43
数理計算上の差異△766△33
合計△809△77

(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
未認識過去勤務費用212168
未認識数理計算上の差異△2,236△2,270
合計△2,023△2,101

(7) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
債券24%18%
株式31%37%
一般勘定28%29%
その他17%16%
合計100%100%

②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在および予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在および将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
割引率0.9%0.9%
長期期待運用収益率2.0%2.0%
予想昇給率1.0%~3.1%1.0%~3.1%


3.確定拠出制度
確定拠出制度(確定拠出制度と同様に会計処理する、中小企業退職金共済制度、特定退職金共済制度を含む。)への要拠出額は、前連結会計年度164百万円、当連結会計年度173百万円であります。
4.複数事業主制度
確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度への要拠出額は、前連結会計年度64百万円、当連結会計年度24百万円であります。
(1) 複数事業主制度の直近の積立金状況
(百万円)
前連結会計年度
(2017年3月31日)
当連結会計年度
(2018年3月31日)
年金資産の額4,4504,598
年金財政計算上の数理債務の額と最低責任準備金の額との合計額4,2624,262
差引額188336

(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合
前連結会計年度 19.13%(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
当連結会計年度 18.26%(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(3) 補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、別途積立金ならびに剰余金であります。
なお、(1)および(2)につきましては、連結財務諸表作成時において入手可能な直近時点の数字に基づいております。
また、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しておりません。