有価証券報告書-第36期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
(1) 経営成績
当社は、東京湾アクアラインの料金収受、交通管理、道路及び附帯施設の保全・点検業務を行う管理事業と海ほたるパーキングエリアでの休憩施設の運営を行う休憩施設事業を主として事業展開しております。
管理事業については、東京湾アクアラインの建設を通して蓄積した新技術・新工法などのノウハウを最大限に活用し、大規模な海洋構造物である東京湾アクアライン及び附帯施設の保全・点検業務を的確に行い、お客様に安全、安心かつ快適・便利にご利用いただける道路機能を提供すべく努力してまいりました。
休憩施設事業については、360度海に囲まれた素晴らしい展望のなかでのお食事やお買物を快適に楽しんでいただけるよう新型コロナウイルス感染症防止のため様々な取り組みを実施しつつ、自治体や地元高校生との連携によるイベントを開催したほか、年末年始には新たなクリスマス・正月イベントを企画し、ストリートピアノ「海ピアノ」を常設するなど、海ほたるパーキングエリアの魅力向上のための施策を実施してまいりました。
東京湾アクアラインの通行台数は、平成21年8月から継続実施されていた「東京湾アクアライン料金引下げ社会実験」が平成25年度末に終了し、当分の間、国及び千葉県による負担を前提に、終日800円(ETC普通車・税込)が継続されたことや木更津地区における大型商業施設の開業・増床及び周辺道路網の整備などにより増加傾向にあります。前事業年度は新型コロナウイルス感染症の影響により通行台数が減少しましたが、当事業年度は1日当たり平均4万8千台に回復しており、休日を中心に交通集中による渋滞が顕在化しております。
当事業年度の営業収入は、「管理事業収入」は6,319,673千円(前年同期比123.1%)、休憩施設事業収入を含めた「その他事業収入」は634,366千円(前年同期比107.1%)となり、合計で6,954,039千円(前年同期比121.4%)を計上しました。
「管理事業収入」は、トンネル補修工事や、点検・保全工事の受注が増加したことにより増収となりました。休憩施設事業収入は、感染拡大防止のためテナント営業時間短縮等の対応を行ってまいりましたが、前事業年度と比較して来場者数、テナント売上が増加したことにより増収となりました。
損益面では、管理事業が増収により増益となり、休憩施設事業の収支が改善したことから、営業利益は220,594千円(前年同期比289.8%)、これに営業外の損益を加えた経常利益は230,922千円(前年同期比292.7%)、税引前当期純利益は230,922千円(前年同期比292.7%)となりました。これに法人税等59,243千円、法人税等調整額14,816千円を計上した当期純利益は156,862千円(前年同期比291.0%)となりました。
一方、独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構からの建設事業未収入金の受入は、協定に沿って順調に行われ、これによる道路建設資金の償還も滞りなく実行しております。
受注及び営業の実績は、次のとおりであります。
① 受注実績
1.管理事業
東日本高速道路㈱との「管理協定」に基づき、東京湾アクアラインの維持・修繕、点検及び保全工事等の管理業務を行っております。
当事業年度における事業収入は、6,319,673千円(前年同期比123.1%)であります。
2.その他事業
当事業年度においてはテナント等からの小修繕工事を受注し、全て事業年度内に完了いたしました。
この受注による事業収入は14,205千円(前年同期比106.1%)であります。
(注) 1 管理事業については「管理協定」に基づき、各事業年度毎に「東京湾横断道路の管理に関する年度協定」を東日本高速道路㈱との間に締結し、それに従い管理業務を行っているため、受注残高はありません。
2 休憩施設事業収入は受注実績が無いため、上記には含まれておりません。
② 営業実績
当事業年度における営業収入の状況は次のとおりであります。
(注) 1 その他事業収入には道路サービス施設の運営による休憩施設事業収入が含まれております。
2 営業収入の相手先別の割合は次のとおりであります。
(2)財政状態
当事業年度末の資産合計は、427,404,799千円(前事業年度末比90.1%)となりました。
この減少は主に東京湾アクアラインの完成・引渡しに伴う独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構に対する売上債権である建設事業未収入金を約定に基づき回収した結果によるものであります。
一方、当事業年度末の負債合計は、331,975,444千円(前事業年度末比87.6%)となりました。
この減少は主に東京湾アクアラインの建設のために調達した長期借入金を前事業年度の建設事業未収入金の回収をもって返済した結果によるものであります。
当事業年度末の純資産合計は、95,429,355千円(前事業年度末比100.2%)となりました。
この増加は主に当事業年度末における繰越利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フロー
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益230,922千円となったことのほか、減価償却費215,208千円及び建設事業未収入金47,277,100千円の減少等により、 (流入)47,647,702千円(前年同期(流入)2,326,211千円)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により、(流出)156,926千円(前年同期(流入)437,110千円)となりました。
一方、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済により、(流出)47,277,100千円(前年同期(流出) 2,250,000千円)となりました。
これらの結果、当事業年度末の現金及び現金同等物残高は、2,835,879千円(前年同期2,622,204千円)となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社においては、海ほたるパーキングエリアが海上立地ということから、気象・海象による施設の劣化等による維持・修繕費用が発生すると考えられますが、その支出は自己資金で賄う予定であります。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a 繰延税金資産の回収可能性
「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
b 固定資産の減損処理
当社は、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額までに減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
(1) 経営成績
当社は、東京湾アクアラインの料金収受、交通管理、道路及び附帯施設の保全・点検業務を行う管理事業と海ほたるパーキングエリアでの休憩施設の運営を行う休憩施設事業を主として事業展開しております。
管理事業については、東京湾アクアラインの建設を通して蓄積した新技術・新工法などのノウハウを最大限に活用し、大規模な海洋構造物である東京湾アクアライン及び附帯施設の保全・点検業務を的確に行い、お客様に安全、安心かつ快適・便利にご利用いただける道路機能を提供すべく努力してまいりました。
休憩施設事業については、360度海に囲まれた素晴らしい展望のなかでのお食事やお買物を快適に楽しんでいただけるよう新型コロナウイルス感染症防止のため様々な取り組みを実施しつつ、自治体や地元高校生との連携によるイベントを開催したほか、年末年始には新たなクリスマス・正月イベントを企画し、ストリートピアノ「海ピアノ」を常設するなど、海ほたるパーキングエリアの魅力向上のための施策を実施してまいりました。
東京湾アクアラインの通行台数は、平成21年8月から継続実施されていた「東京湾アクアライン料金引下げ社会実験」が平成25年度末に終了し、当分の間、国及び千葉県による負担を前提に、終日800円(ETC普通車・税込)が継続されたことや木更津地区における大型商業施設の開業・増床及び周辺道路網の整備などにより増加傾向にあります。前事業年度は新型コロナウイルス感染症の影響により通行台数が減少しましたが、当事業年度は1日当たり平均4万8千台に回復しており、休日を中心に交通集中による渋滞が顕在化しております。
当事業年度の営業収入は、「管理事業収入」は6,319,673千円(前年同期比123.1%)、休憩施設事業収入を含めた「その他事業収入」は634,366千円(前年同期比107.1%)となり、合計で6,954,039千円(前年同期比121.4%)を計上しました。
「管理事業収入」は、トンネル補修工事や、点検・保全工事の受注が増加したことにより増収となりました。休憩施設事業収入は、感染拡大防止のためテナント営業時間短縮等の対応を行ってまいりましたが、前事業年度と比較して来場者数、テナント売上が増加したことにより増収となりました。
損益面では、管理事業が増収により増益となり、休憩施設事業の収支が改善したことから、営業利益は220,594千円(前年同期比289.8%)、これに営業外の損益を加えた経常利益は230,922千円(前年同期比292.7%)、税引前当期純利益は230,922千円(前年同期比292.7%)となりました。これに法人税等59,243千円、法人税等調整額14,816千円を計上した当期純利益は156,862千円(前年同期比291.0%)となりました。
一方、独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構からの建設事業未収入金の受入は、協定に沿って順調に行われ、これによる道路建設資金の償還も滞りなく実行しております。
受注及び営業の実績は、次のとおりであります。
① 受注実績
1.管理事業
東日本高速道路㈱との「管理協定」に基づき、東京湾アクアラインの維持・修繕、点検及び保全工事等の管理業務を行っております。
当事業年度における事業収入は、6,319,673千円(前年同期比123.1%)であります。
2.その他事業
当事業年度においてはテナント等からの小修繕工事を受注し、全て事業年度内に完了いたしました。
この受注による事業収入は14,205千円(前年同期比106.1%)であります。
(注) 1 管理事業については「管理協定」に基づき、各事業年度毎に「東京湾横断道路の管理に関する年度協定」を東日本高速道路㈱との間に締結し、それに従い管理業務を行っているため、受注残高はありません。
2 休憩施設事業収入は受注実績が無いため、上記には含まれておりません。
② 営業実績
当事業年度における営業収入の状況は次のとおりであります。
| 科目 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 管理事業収入 | 6,319,673 | 123.1 |
| その他事業収入 | 634,366 | 107.1 |
| 合計 | 6,954,039 | 121.4 |
(注) 1 その他事業収入には道路サービス施設の運営による休憩施設事業収入が含まれております。
2 営業収入の相手先別の割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 | 当事業年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 東日本高速道路㈱ | 5,135,814 | 89.7 | 6,319,673 | 90.9 |
| ハイウェイロイヤル㈱ | 250,416 | 4.4 | 295,975 | 4.3 |
(2)財政状態
当事業年度末の資産合計は、427,404,799千円(前事業年度末比90.1%)となりました。
この減少は主に東京湾アクアラインの完成・引渡しに伴う独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構に対する売上債権である建設事業未収入金を約定に基づき回収した結果によるものであります。
一方、当事業年度末の負債合計は、331,975,444千円(前事業年度末比87.6%)となりました。
この減少は主に東京湾アクアラインの建設のために調達した長期借入金を前事業年度の建設事業未収入金の回収をもって返済した結果によるものであります。
当事業年度末の純資産合計は、95,429,355千円(前事業年度末比100.2%)となりました。
この増加は主に当事業年度末における繰越利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フロー
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益230,922千円となったことのほか、減価償却費215,208千円及び建設事業未収入金47,277,100千円の減少等により、 (流入)47,647,702千円(前年同期(流入)2,326,211千円)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により、(流出)156,926千円(前年同期(流入)437,110千円)となりました。
一方、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済により、(流出)47,277,100千円(前年同期(流出) 2,250,000千円)となりました。
これらの結果、当事業年度末の現金及び現金同等物残高は、2,835,879千円(前年同期2,622,204千円)となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社においては、海ほたるパーキングエリアが海上立地ということから、気象・海象による施設の劣化等による維持・修繕費用が発生すると考えられますが、その支出は自己資金で賄う予定であります。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a 繰延税金資産の回収可能性
「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
b 固定資産の減損処理
当社は、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額までに減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。