有価証券報告書-第45期(2024/11/01-2025/10/31)
2.戦略
当社グループは様々な外部環境を「成長機会」と「事業リスク」として分析を行い、企業として取り組むべき7つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。その中に「地球環境の保全」「地域社会との共生」「多様な人財の活躍」「ガバナンス強化」を掲げ、サステナビリティを経営における重点と捉えています。
また、当社グループは国内外の様々な地域で人と人をつなぐ事業を主体としており、当社グループのサステナビリティの根幹には人権の尊重があります。役員・従業員一人ひとりが人権を尊重し合うとともに、お客様、取引先の皆様、地域社会等サプライチェーン上の人権を尊重した上で事業を行うことが重要だと考えております。当社グループの人権尊重の考え方を明確にするとともに、企業として人権尊重の責任を果たしていくため、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に沿って「HISグループ人権方針」を掲げています。本方針に則り、当社グループ内役員・従業員への浸透と事業活動への定着を図るとともに、取引先関係者の皆様にも本方針へのご理解・ご賛同をいただくように働きかけ、ステークホルダーの皆様と対話等を通じて、適切な対応と再発防止に努めております。
当社グループ人権方針に関する詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.his.co.jp/sustainability/social/human_rights/
(1)気候変動
当社グループは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言の枠組みに沿って気候変動シナリオ分析を行い、事業に関連する気候変動リスク・機会とその影響の大きさ及びその対応策をまとめています。リスク重要度が高く長期に及ぶ項目においては、これらを踏まえ、脱炭素社会への移行を機会と捉え、サステナブルツーリズムの推進や環境配慮型商品の開発、移行を強化しています。
なお、前提条件に大きな変化がないため、2023年度の分析結果を継続して使用しております。

(2)人的資本
①人的資本に関する基本的な考え方
当社グループは、創業以来の歴史である「挑戦」こそが当社のアイデンティティであり、人財こそが価値創造の源泉であると考えています。
1980年の創業時、海外旅行がまだ高額で団体旅行が中心であった時代に、格安航空券による個人旅行市場を切り拓いたように、常識への挑戦が当社の成長を支えてきました。
この「挑戦心」を原点とし、一人ひとりが自分らしく挑戦し、働きがいを感じて心躍る仕事ができる基盤づくりを推進しています。
②戦略および指標と目標
1.人的資本経営の目指す姿
創業50周年にあたる2030年に向けた「Vision2030:挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に Change&Create」の実現には、人財の力が不可欠です。
当社が考える人的資本経営とは、従業員一人ひとりの挑戦と成長を通じて、世界中の人々に“「心躍る」を解き放つ”価値を届け、お客様や社会に選ばれ続ける企業を実現することです。
2.指標と目標
上記方針のもと、人的資本経営の進捗を測る重要KPIとして以下を設定し、2026年10月期までの達成を目指してまいります。
・働きがい指数:80%
・変革指数(人時生産性):FY2023比 1.6倍(HIS単体)
3.人財戦略
変革期にある当社では、中期経営計画の達成に向けて、一人ひとりの挑戦と多様な価値観の掛け合わせによって変革を起こすべく、エンプロイーエクスペリエンスを「Always be a challenger 常に挑戦者であり続けよう。」と位置づけました。
従業員が安心して挑戦を楽しみ、成長できる職場環境の整備や各種人事施策を進めております。

「未来を切り拓く、挑戦者を募る」
〇IT・デジタル領域の採用
中期経営計画の根幹を支える、IT・デジタル領域の新卒採用・中途採用を実施しています。
新卒採用を対象とした夏の5Daysインターンシップは、2つのプログラムを開催しました。
・テーマ①生成AIを用いたアプリケーション開発(プログラミング言語PHPを活用)
・テーマ②グローバルセキュリティネットワーク構築
2027年度新卒採用では、アプリケーションエンジニア、インフラ・セキュリティ、CX・AI・データ活用に関する募集を予定しています。
〇新卒採用「地域活性プロジェクト」新設
旅行会社として蓄積してきたノウハウや国内外のネットワーク・地域の資源を活かした課題解決に取り組む「地域活性プロジェクト1期生」の募集を実施しました。
入社後、最初の2年間は、事業基盤のある関東法人営業本部に着任し、地域活性に必要な営業力、企画力、実現力を学びます。
入社3年目以降は、採用選考時に希望した勤務地域に異動、地域の自治体や企業の課題解決に向き合い、地域を活性化する原動力となるよう、様々な事業(MICE、教育、地域創生など)に挑戦します。1期生が入社3年目に着任する勤務地域は、全国4つの地域(北海道・東北/新潟・中四国・九州)を予定しています。
「挑戦心を育む」
〇HIS Group Philosophy研修の拡大
一人ひとりがパーパス、バリュー、行動憲章、創業の精神から成る「HIS Group Philosophy」およびHISグループらしさへの理解・共感を深める取り組みを行っています。個人の価値観や志と会社の方向性との重なりを発見する機会を創出すべく、Philosophy研修の対象をグローバル拠点やグループ会社へも拡大し、グループ全体での浸透を図っています。
「挑戦する力を養う」
<人財育成方針>Vision2030「挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に Change&Create」に則り、一人ひとりが大きな夢・目標を持ち、従来の考え方にとらわれず、自由な発想で考え、失敗を恐れずに、新しいことに挑戦する人財の育成に取り組んでまいります。
〇HIS Business Academia
持続的な企業成長と、価値創造の源泉となる「人財の力」を高める支援として、全社教育体系制度「HIS Business Academia」の拡充を推進しています。本制度は、人事制度の等級制度「バンド」に連動し、各成長ステージで求められる期待役割に応じた能力開発を体系的に支援します。具体的には、ビジネススキル研修・役割転換時のマネジメント研修、コンプライアンス・リスクマネジメント研修など、様々な研修を段階的に提供することで、一人ひとりの自律的なキャリア形成を促し、挑戦を形にする支援を通じて、組織全体のパフォーマンス向上と個人の成長実感がやりがいにつながる支援を図ってまいります。
「挑戦を支える環境」
<社内環境整備方針>私たちHISグループでは、行動憲章に「快適で安全な職場環境の確保」を定めています。
一人ひとりが明るく元気に生き生きと挑戦し続けられるように、身体的安全性はもちろん、心理的安全性が確保された職場づくりを推進し、ワークエンゲージメントの向上を目指します。
〇DEIB(Diversity,Equity,Inclusion,Belonging)の推進
従業員の65%を女性が占める当社において、女性活躍推進は人財戦略の最重要テーマの一つです。
意思決定層への女性参画を加速させるため、2030年に向けた目標として「女性役員比率30%」および「女性管理職比率30%」を掲げています。
その達成に向け、代表取締役社長をオーナーとする全国プロジェクトによる全社推進に加え、各地域での分科会によるボトムアップでの課題解決など、両面から取り組みを強化しています。
また、多様な人財が個性を活かし活躍できる環境を実現するため、以下の通り様々な取り組みを推進しています。
・サステナビリティウィークの開催、アンコンシャスバイアス研修・LGBTQ+基礎研修の実施
・障害者活躍を起点としたユニバーサルデザイン(UD)の推進(UDスタッフ制度、UD通院休暇の導入)
・事実婚・同性パートナーへの法律婚と同様の結婚休暇・結婚祝金の適用
〇健康経営の推進
従業員の健康を基盤と考え、各種指標を活用した労働環境改善を図るとともに、健康保険組合や産業医と連携して「健康経営」を推進しています。
・健康経営宣言の公表
・休暇制度の拡充(積立有給休暇制度、永年勤続特別休暇制度など)
・有給休暇取得の促進(長期休暇制度、アニバーサリー休暇制度など)
・疾病予防・メンタルヘルスケアの強化(健康診断二次健診やストレスチェックの受診率向上、従業員向け健康相談窓口の設置)
〇多様な働き方の推進
多種多様な仕事に応じた働き方の最適化を目指し、様々な制度を導入しております。
・フレックスタイム制度
・在宅勤務・在宅旅行コンサルタント制度
・副業制度、海外同行休業制度
・育児短時間勤務および定年後再雇用時の短時間・短日数勤務制度
・退職者へのリ・エントリー制度
当社グループは様々な外部環境を「成長機会」と「事業リスク」として分析を行い、企業として取り組むべき7つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。その中に「地球環境の保全」「地域社会との共生」「多様な人財の活躍」「ガバナンス強化」を掲げ、サステナビリティを経営における重点と捉えています。
また、当社グループは国内外の様々な地域で人と人をつなぐ事業を主体としており、当社グループのサステナビリティの根幹には人権の尊重があります。役員・従業員一人ひとりが人権を尊重し合うとともに、お客様、取引先の皆様、地域社会等サプライチェーン上の人権を尊重した上で事業を行うことが重要だと考えております。当社グループの人権尊重の考え方を明確にするとともに、企業として人権尊重の責任を果たしていくため、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に沿って「HISグループ人権方針」を掲げています。本方針に則り、当社グループ内役員・従業員への浸透と事業活動への定着を図るとともに、取引先関係者の皆様にも本方針へのご理解・ご賛同をいただくように働きかけ、ステークホルダーの皆様と対話等を通じて、適切な対応と再発防止に努めております。
当社グループ人権方針に関する詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.his.co.jp/sustainability/social/human_rights/
(1)気候変動
当社グループは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言の枠組みに沿って気候変動シナリオ分析を行い、事業に関連する気候変動リスク・機会とその影響の大きさ及びその対応策をまとめています。リスク重要度が高く長期に及ぶ項目においては、これらを踏まえ、脱炭素社会への移行を機会と捉え、サステナブルツーリズムの推進や環境配慮型商品の開発、移行を強化しています。
なお、前提条件に大きな変化がないため、2023年度の分析結果を継続して使用しております。

(2)人的資本
①人的資本に関する基本的な考え方
当社グループは、創業以来の歴史である「挑戦」こそが当社のアイデンティティであり、人財こそが価値創造の源泉であると考えています。
1980年の創業時、海外旅行がまだ高額で団体旅行が中心であった時代に、格安航空券による個人旅行市場を切り拓いたように、常識への挑戦が当社の成長を支えてきました。
この「挑戦心」を原点とし、一人ひとりが自分らしく挑戦し、働きがいを感じて心躍る仕事ができる基盤づくりを推進しています。
②戦略および指標と目標
1.人的資本経営の目指す姿
創業50周年にあたる2030年に向けた「Vision2030:挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に Change&Create」の実現には、人財の力が不可欠です。
当社が考える人的資本経営とは、従業員一人ひとりの挑戦と成長を通じて、世界中の人々に“「心躍る」を解き放つ”価値を届け、お客様や社会に選ばれ続ける企業を実現することです。
2.指標と目標
上記方針のもと、人的資本経営の進捗を測る重要KPIとして以下を設定し、2026年10月期までの達成を目指してまいります。
・働きがい指数:80%
・変革指数(人時生産性):FY2023比 1.6倍(HIS単体)
3.人財戦略
変革期にある当社では、中期経営計画の達成に向けて、一人ひとりの挑戦と多様な価値観の掛け合わせによって変革を起こすべく、エンプロイーエクスペリエンスを「Always be a challenger 常に挑戦者であり続けよう。」と位置づけました。
従業員が安心して挑戦を楽しみ、成長できる職場環境の整備や各種人事施策を進めております。

「未来を切り拓く、挑戦者を募る」
〇IT・デジタル領域の採用
中期経営計画の根幹を支える、IT・デジタル領域の新卒採用・中途採用を実施しています。
新卒採用を対象とした夏の5Daysインターンシップは、2つのプログラムを開催しました。
・テーマ①生成AIを用いたアプリケーション開発(プログラミング言語PHPを活用)
・テーマ②グローバルセキュリティネットワーク構築
2027年度新卒採用では、アプリケーションエンジニア、インフラ・セキュリティ、CX・AI・データ活用に関する募集を予定しています。
〇新卒採用「地域活性プロジェクト」新設
旅行会社として蓄積してきたノウハウや国内外のネットワーク・地域の資源を活かした課題解決に取り組む「地域活性プロジェクト1期生」の募集を実施しました。
入社後、最初の2年間は、事業基盤のある関東法人営業本部に着任し、地域活性に必要な営業力、企画力、実現力を学びます。
入社3年目以降は、採用選考時に希望した勤務地域に異動、地域の自治体や企業の課題解決に向き合い、地域を活性化する原動力となるよう、様々な事業(MICE、教育、地域創生など)に挑戦します。1期生が入社3年目に着任する勤務地域は、全国4つの地域(北海道・東北/新潟・中四国・九州)を予定しています。
「挑戦心を育む」
〇HIS Group Philosophy研修の拡大
一人ひとりがパーパス、バリュー、行動憲章、創業の精神から成る「HIS Group Philosophy」およびHISグループらしさへの理解・共感を深める取り組みを行っています。個人の価値観や志と会社の方向性との重なりを発見する機会を創出すべく、Philosophy研修の対象をグローバル拠点やグループ会社へも拡大し、グループ全体での浸透を図っています。
「挑戦する力を養う」
<人財育成方針>Vision2030「挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に Change&Create」に則り、一人ひとりが大きな夢・目標を持ち、従来の考え方にとらわれず、自由な発想で考え、失敗を恐れずに、新しいことに挑戦する人財の育成に取り組んでまいります。
〇HIS Business Academia
持続的な企業成長と、価値創造の源泉となる「人財の力」を高める支援として、全社教育体系制度「HIS Business Academia」の拡充を推進しています。本制度は、人事制度の等級制度「バンド」に連動し、各成長ステージで求められる期待役割に応じた能力開発を体系的に支援します。具体的には、ビジネススキル研修・役割転換時のマネジメント研修、コンプライアンス・リスクマネジメント研修など、様々な研修を段階的に提供することで、一人ひとりの自律的なキャリア形成を促し、挑戦を形にする支援を通じて、組織全体のパフォーマンス向上と個人の成長実感がやりがいにつながる支援を図ってまいります。
「挑戦を支える環境」
<社内環境整備方針>私たちHISグループでは、行動憲章に「快適で安全な職場環境の確保」を定めています。
一人ひとりが明るく元気に生き生きと挑戦し続けられるように、身体的安全性はもちろん、心理的安全性が確保された職場づくりを推進し、ワークエンゲージメントの向上を目指します。
〇DEIB(Diversity,Equity,Inclusion,Belonging)の推進
従業員の65%を女性が占める当社において、女性活躍推進は人財戦略の最重要テーマの一つです。
意思決定層への女性参画を加速させるため、2030年に向けた目標として「女性役員比率30%」および「女性管理職比率30%」を掲げています。
その達成に向け、代表取締役社長をオーナーとする全国プロジェクトによる全社推進に加え、各地域での分科会によるボトムアップでの課題解決など、両面から取り組みを強化しています。
また、多様な人財が個性を活かし活躍できる環境を実現するため、以下の通り様々な取り組みを推進しています。
・サステナビリティウィークの開催、アンコンシャスバイアス研修・LGBTQ+基礎研修の実施
・障害者活躍を起点としたユニバーサルデザイン(UD)の推進(UDスタッフ制度、UD通院休暇の導入)
・事実婚・同性パートナーへの法律婚と同様の結婚休暇・結婚祝金の適用
〇健康経営の推進
従業員の健康を基盤と考え、各種指標を活用した労働環境改善を図るとともに、健康保険組合や産業医と連携して「健康経営」を推進しています。
・健康経営宣言の公表
・休暇制度の拡充(積立有給休暇制度、永年勤続特別休暇制度など)
・有給休暇取得の促進(長期休暇制度、アニバーサリー休暇制度など)
・疾病予防・メンタルヘルスケアの強化(健康診断二次健診やストレスチェックの受診率向上、従業員向け健康相談窓口の設置)
〇多様な働き方の推進
多種多様な仕事に応じた働き方の最適化を目指し、様々な制度を導入しております。
・フレックスタイム制度
・在宅勤務・在宅旅行コンサルタント制度
・副業制度、海外同行休業制度
・育児短時間勤務および定年後再雇用時の短時間・短日数勤務制度
・退職者へのリ・エントリー制度