有価証券報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)
<指標及び目標>9つの重要課題テーマとマテリアリティに関連する短期目標、2024年度実績の概要は下表のとおりです。2025年度の長期目標・KPIを含む全文と詳細はサステナビリティサイト「目標・KPI」をご参照ください。(2025年7月公開予定)
https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/materiality/targets_kpis
重要課題テーマ「パートナーシップの促進」は、全てのマテリアリティに関わるため、個別の目標は設定しておりません。
マテリアリティについては、2024年度に目標の進捗や事業の状況の変化に合わせた見直し、2025年度以降のマテリアリティを23から20に集約いたしました。2025年度の重要課題テーマ及びマテリアリティと長期目標・短期目標・KPIの一覧は、サステナビリティサイト「目標・KPI」をご参照ください。(2025年7月公開予定)
https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/materiality/targets_kpis/
各部門組織/グループ会社が各々の業務や事業を通じて、マテリアリティに係る目標・KPIを指標及び目標として達成に取り組む中、2024年度はサステナビリティ委員会及び経営企画部を中心に、「環境」「人的資本」「人権」「サプライヤー」の4つの重点領域において方針に基づいた取り組みを行いました。
これらの取り組みが社外から評価され、2024年度には 『FTSE Blossom Japan Index』 に初選定されたほか、『FTSE Blossom Japan Sector Relative Index』に2年連続選定、『MSCI ESGレーティング』において「AA」評価を獲得しております。また、環境分野での国際的な非営利団体CDPより「B」スコアに認定されています。
https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/materiality/targets_kpis
| 重要課題テーマ | レジリエントな放送・通信インフラの構築/情報格差の解消 | ![]() | |
| 短期目標 | 2024年度実績 | ||
| ・静止衛星フリートの利用帯域を前年度末より拡大する ・保有衛星以外も含めて衛星通信サービスの拡充を進める ・防災支援機関や企業等との耐災害パートナーシップを拡大する | ・衛星フリート利用帯域:前年度比101% ・事業提携先の衛星サービス(船舶向け)契約数は前年度並みを維持 | ||
| ・災害時等に重要な情報源となる光ファイバー経由の再送信サービスの累計契約件数を2025年3月末までに、282万件に拡大する | ・再送信サービスの累計契約件数:286万件 | ||
| ・放送及び配信サービスを安全且つ安定して提供できる環境を向上する | ・スカパー東京メディアセンターの大規模建物修繕が2025年3月末に完了し、安全に放送を継続できる環境の向上に貢献 | ||
| ・重大なサービス断(※)をゼロ件にする (※) 電気通信事業法施行規則第58条に準じる | ・重大なサービス断が2件発生 | ||
| 重要課題テーマ | 多様なコンテンツによる生活の豊かさの向上 | ![]() | |
| 短期目標・KPI | 2024年度実績 | ||
| ・衛星放送、配信サービスのコンテンツを充実させ、放送及び配信と連携した体験イベントの開催等により人々がコンテンツを楽しめる機会を増やす | ・「ブンデスリーガジャパンツアー2024」等、計9件のイベントを実施 ・アニメを中心とした映像コンテンツの企画・製作投資・販売、及び周辺事業を推進するべく、4月に㈱スカパー・ピクチャーズ設立。10月以降に「チ。」、「来世は他人がいい」の放送を開始 | ||
| ・コンテンツ提供者にスカパー東京メディアセンターにおけるスタジオ機能、コンテンツの伝送、配信機能等をサービスとして提供し多様なコンテンツ流通を推進させる ・コンテンツデータベース(LYNKS)により放送事業者における番組情報業務の運用効率化を実現し、番組情報流通のエコシステム化を推進 | ・メディアソリューション事業の新規顧客数が前年度比で増加 ・地方創生コンテンツの配信実証実験に参画し、12月~2月にSPOOXで配信 ・プレイアウトサービスにて新たに4チャンネルのサービス提供を開始 ・LYNKSを使用した番組情報業務の運行効率化を2チャンネルで運用開始 | ||
| ・提供コンテンツのガイドラインに沿った適切な運用を実施し、時代の変化に合わせ随時改定を行う | ・番組審議会での番組審議や定常的な番組考査の実施によりコンテンツのガイドラインに沿った適切な運用を実施 ・番組制作会社へ人権デュー・ディリジェンスのアンケート及びインタビューを実施。人権リスクへの対応の検討を開始 | ||
| 重要課題テーマ | 脱炭素社会と循環型経済の実現に向けた環境への寄与 | ![]() | |
| 短期目標 | 2024年度実績 | ||
| ・2025年度のScope 1、2カーボンニュートラル達成の実現に向けたGHG排出量の削減と課題解決への対応 ・Scope 3のGHG排出量の削減に向けた中核事業会社スカパーJSAT㈱の具体的な取り組みの検討の開始 | ・2024年度GHG排出量及び実質再生可能エネルギー使用比率については、サステナビリティサイト「環境データ」をご参照ください(2025年9月公開予定) https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/library/data_e/ ・Scope 3の削減に向け、スカパーJSAT㈱の対象となる10カテゴリーの排出量を算出し、総排出量を把握 | ||
| ・CO2削減に寄与する事業やサービス開発を推進する。 | ・日射量予測/太陽光発電出力予測システム:新規2件 ・チャレナジー風力発電案件: ‐小型風力発電機と衛星通信を組み合わせた災害対策ソリューションについて、金沢市と寒冷降雪下での動作の実証実験を実施 ‐福島県と大型化した風力発電の試験機での実証実験を開始 ‐高層ビル屋上での都市型風力発電機としての実証実験を開始 | ||
| ・廃棄物排出量を集計し、実績を開示する ・リサイクル率の更なる向上 | ・廃棄物排出量については、サステナビリティサイト「環境データ」をご参照ください(2025年9月公開予定) https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/library/data_e/ | ||
| ・紙資源の削減とデジタルシフト推進を行う | ・契約者への通知書面について、デジタルコミュニケーションツールへの切り替えを実施し、紙の使用量及び制作と配送にかかるCO2排出を削減 | ||
| ・文具等消耗品におけるグリーン購入のグループ会社への拡大推進 ・事業系へのグリーン調達導入に向けて検討を開始する | ・文具等消耗品のグリーン購入システムを導入するグループ会社が増加 ・サプライヤーサステナビリティガイドラインに基づくサステナブル調達アンケートを主要な取引先に実施。また、環境負荷低減に向けた取り組みを実施 | ||
| 重要課題テーマ | 宇宙環境の改善 | ![]() | |
| 短期目標・KPI | 2024年度実績 | ||
| ・技術研究開発を推進する | ・㈱Orbital Lasersにおいて以下の取り組みを実施 ‐宇宙航空研究開発機構(JAXA)との高度計ライダー衛星の概念設計に係る研究開発契約の締結 ‐デブリ除去ペイロードの各コンポーネントの試作機開発を実施 | ||
| 重要課題テーマ | 環境や社会に寄与するイノベーションの推進 | ![]() | |
| 短期目標・KPI | 2024年度実績 | ||
| ・リモートセンシング活用事例を拡大する ・地球観測(EO)事業者、データ解析プラットフォーム事業者、データ利用事業者とのパートナーリングを拡大する | ・斜面・インフラモニタリング ‐「LIANA」サービスの契約が順調に伸長 ・SAR衛星画像解析 ‐「衛星観測リソースを結集する『日本版災害チャータ』の構築と実証」プロジェクトにおける災害時のSAR画像解析に参画 ・パートナーリングの拡大 ‐Planet Labs PBCが開発する次世代光学観測衛星「Pelican」を採用した低軌道衛星コンステレーション構築に向けた協業を開始 | ||
| ・事業開発関係先とのパートナーシップを推進する ・事業計画を策定し(見直し含む)、アクションプランを実行する ・3GPPへの参加等を通じて標準化活動を推進する | ・宇宙関連スタートアップとの協業を推進。2社への出資を決定 | ||
| ・メディア事業において顧客価値を高める新たなサービスを毎年投入し続ける | ・2024年10月より自社開発ストリーミングスティック 「スカパー!+ネットスティック」のサービスPoCを開始 ・ブロックチェーン技術を活用したweb3領域での新規事業開発として、放送・配信と連動した10件のトライアルを実施 ・2024年12月より番組コンテンツ単位の視聴が可能となる新サービス『スカパー! Sチケット』の提供開始 | ||
| 重要課題テーマ | 強靭な経営基盤の整備 | ![]() | |
| 短期目標・KPI | 2024年度実績 | ||
| ・コーポレートガバナンス・コードを遵守する ・重大な違反件数をゼロにする | ・コーポレートガバナンス・コードを遵守し、また、経営に重大な影響を及ぼすような法令違反等の重大な問題は発生していない ・サステナビリティ関連の取り組みを取締役会で報告(6月、11月) ・社外役員への事前説明及び社内議論の共有(適宜) ・取締役会実効性評価の実施(2月) ・内部統制委員会(10月、3月) ・リスクマネジメント委員会(9月、3月) ・コンプライアンス委員会(7月、11月、3月) ・J-SOX委員会(6月、1月) | ||
| ・開示内容を充実させ、ステークホルダーごとの対話実績等を開示する ・持続可能な調達に向けサプライヤーとのコミュニケーションを強化する | ・機関投資家や金融機関を含むステークホルダーとの対話を積極的に実施し、対話回数は前年度比約1.2倍 ・サステナビリティアンケートの実施を通じたサプライヤーとのコミュニケーション強化 | ||
| ・ISMS・Pマーク認証を毎年維持する ・サイバーセキュリティを強化する | ・ISMS・Pマークの認証を維持 ・社内でのCSIRT向けインシデント机上演習やセキュリティ講習会、標的型攻撃メール訓練等の研修の強化と啓蒙活動の実施 ・脆弱性、IT資産等の可視化を進めるとともに、サイバーセキュリティ自己点検(アセスメント)の強化 |
| ・人権デュー・ディリジェンスを開始し、人権リスクの特定、必要に応じた対策を実施する | ・人権デュー・ディリジェンスを開始し、スカパーJSAT㈱の一次サプライヤーを対象に人権リスクの特定、施策の検討、一部実施を行い、その状況をサステナビリティサイト「人権に対する取り組み」に開示 ・「グループ人権方針」の改定 |
| 重要課題テーマ | 多様な人財の活躍 | ![]() | |
| 短期目標・KPI | 2024年度実績 | ||
| ・キャリア自律促進のためにカフェテリア方式の研修プログラムを増やし、参加率を高める ・スキルギャップを明らかにするため、スキルマップ構築を進める | ・カフェテリア方式の研修プログラムへの参加者は前年より大幅増加 ・教育研修資格補助制度の拡充 ・スキルマップ運用の開始(スキルチェックと傾向分析) | ||
| ・内発的動機を高める施策や働きかけにより、社員の意識変容を進める ・働きやすい環境整備とコミュニケーション活性化により、多様な働き方への理解浸透を図る ・育児休業復職率100%を維持する ・男性育休取得率を前年比プラスにする | ・多様性尊重を促す情報発信を実施 ・育児休業復職率100%を維持 ・男性育休取得率63.6% (前年度比+3.6ポイント) | ||
| ・エンゲージメント指標を前年より改善する ・法定検診受診率100%を目指す ・高ストレス者割合を前年より改善させる | ・エンゲージメントサーベイを実施 ‐肯定的回答率:68.4%(前年比+1.3ポイント) ・法定検診受診率:99.6%(前年比+0.7ポイント) ・高ストレス者割合:4.7%(前年比-1.4ポイント) | ||
| 重要課題テーマ | 次世代教育・地域共生などの社会貢献 | ![]() | |
| 短期目標・KPI | 2024年度実績 | ||
| ・アセットを活用した社会貢献活動を継続及び企画し推進する | ・東南アジア教育支援プロジェクト ‐スカパーJSAT校における教育及び運営支援の継続 ‐社内ウォーキングイベントを開催し、参加者歩数に応じた金額をユネスコへ寄付し、東南アジアへの教育を支援 ‐社員から集めた家庭内等で使わなくなった学用品やスポーツ用品を公益社団法人日本ユネスコ協会連盟を通じてカンボジアへ寄贈 ・Satellite Crayon Project ‐「山のクレヨン」売り上げの一部である44万円をトンガ王国に寄付 ‐ラスベガスのライセンスショーに参加し、地球の色を扱うカラーブランドを発表。米国及び日本のエージェントを獲得 ・次世代教育支援 ‐宇宙や人工衛星への好奇心を育む子ども向けサイト 「SPACE PEDIA」への新規コンテンツ追加や子供向けイベント(汐留サマーフェスティバル)参加による、宇宙への関心醸成活動 ‐施設見学開始(受入れ実績:計7校、93名) ‐中・高等学校の生徒を対象に行われた「科学の甲子園」への協賛を通し、科学技術人材の育成に貢献 ‐地域の活性化及び若い世代のスポーツの活性化の促進を目的に、福岡ソフトバンクホークスと連携した中学生の野球大会の生中継、全日本中学女子軟式野球大会のオール広島ガールズ初戦生中継を無料放送・配信にて実施 | ||
| ・スカパー東京メディアセンターにおける災害時の地域貢献のため、地方公共団体との連携を強化する | ・スカパー東京メディアセンター近在の地域団体が加入している「汐浜運河ルネサンス協議会」を通じた連携・協力 | ||
重要課題テーマ「パートナーシップの促進」は、全てのマテリアリティに関わるため、個別の目標は設定しておりません。
マテリアリティについては、2024年度に目標の進捗や事業の状況の変化に合わせた見直し、2025年度以降のマテリアリティを23から20に集約いたしました。2025年度の重要課題テーマ及びマテリアリティと長期目標・短期目標・KPIの一覧は、サステナビリティサイト「目標・KPI」をご参照ください。(2025年7月公開予定)
https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/materiality/targets_kpis/
各部門組織/グループ会社が各々の業務や事業を通じて、マテリアリティに係る目標・KPIを指標及び目標として達成に取り組む中、2024年度はサステナビリティ委員会及び経営企画部を中心に、「環境」「人的資本」「人権」「サプライヤー」の4つの重点領域において方針に基づいた取り組みを行いました。
| 重点領域 | 主要な実行施策(実施時期) |
| 環境(気候変動を含む) | ・拠点1ヶ所で実質再生可能エネルギーへの切り替えを実施(4月) 実質再生可能エネルギー使用比率は、サステナビリティサイト「環境データ」をご参照ください(2025年9月公開予定) https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/library/data_e/ ・TCFD提言に基づく開示情報の見直しに合わせ環境価値(機会)の定量化を実施(6月) ・スカパーJSAT㈱におけるScope 3対象となる全データ集計・開示(9月)https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/library/data_e/ |
| 人的資本 | ・健康経営を推進し、スカパーJSAT㈱において健康経営優良法人に認定(1月) ・さらなる推進強化のため、グループ健康経営方針を改定(3月) |
| 人権 | ・グループ役職員向けに当社グループの人権方針、企業が対応すべき人権リスク、当社グループの人権対応等に関する研修の実施(6月~7月) ・人権デュー・ディリジェンスを開始し、スカパーJSAT㈱の一次サプライヤーを対象に重要人権リスクの特定、アンケート・インタビューを通じ実態調査、リスクへの対応策の検討、一部実施(4~3月) ・取り組み状況をサステナビリティサイト「ガバナンス」に開示(3月) ・「グループ人権方針」の改定(3月) |
| サプライヤー | ・2023年度アンケート結果を開示(4月) ・「サプライヤーサステナビリティガイドライン」に基づく重要サプライヤーに対する調達アンケートの実施(11月~1月) https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/esg/governance/procurement_survey/ |
これらの取り組みが社外から評価され、2024年度には 『FTSE Blossom Japan Index』 に初選定されたほか、『FTSE Blossom Japan Sector Relative Index』に2年連続選定、『MSCI ESGレーティング』において「AA」評価を獲得しております。また、環境分野での国際的な非営利団体CDPより「B」スコアに認定されています。







