有価証券報告書-第72期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/16 11:47
【資料】
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【項目】
78項目
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により急速に減速し、感染拡大の防止策を講じるなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって持ち直しの動きが見られたものの、感染再拡大による影響が懸念され、先行き不透明な状況が続いております。
この間、日本中央競馬会においては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、令和2年2月29日より令和2年10月4日まで無観客競馬が開催されたことに伴い、インターネット投票のみの発売となったにもかかわらず、インターネット投票会員数が大幅に増えたことなどから、令和2年の発売金額は対前年比103.4%と9年連続して前年を上回りました。しかしながら、開催競馬場全体の入場人員につきましては、無観客競馬が約7箇月に渡って開催されたことが大きく影響し、対前年比15.9%と前年を大きく下回る結果となりました。
中京競馬場におきましては、開催日の対前年比は発売金額3.9%、入場人員2.5%、場外発売日の対前年比は発売金額23.2%、入場人員25.7%といずれも前年を大幅に下回っております。
なお、地方競馬である愛知県競馬組合においては、令和2年度の発売金額は対前年度比142.7%と前年度を上回る結果となりました。
このような状況下におきまして、当社といたしましては、無観客や限定的な来場者での競馬が開催され、競馬場でのイベントが実施できないなか、新型コロナウイルス感染症の影響下でのファンサービスを模索しつつ、インターネットを利用した企画を実施したほか、施設の整備、改良を行うなどにより、ファンサービスの向上に取り組んでまいりました。さらに、将来の設備投資や自然災害などをはじめとする不測の事態に的確に対応できるよう、資金の内部留保を充実させるとともに、諸経費の削減や経営の合理化なども進め、株主の皆様方に安心していただけるよう、業績の向上と安定的な経営に努めてまいりました。
当事業年度の売上高は、4,304百万円と前年同期に比べ32百万円(0.7%)の減収となりました。しかし、前年同期に比べ各種イベントやPR活動費の減少等により売上原価が減少したこと、また、受取配当金の増加等により営業外収益が増加したことなどから、経常利益は2,444百万円と前年同期に比べ243百万円(11.1%)の増益となりました。さらに、前年同期に比べ特別利益が増加したことなどから、当期純利益は1,696百万円と前年同期に比べ211百万円(14.3%)の増益となりました。
当社は競馬場施設賃貸事業及びその付随事業の単一セグメントであるため、事業の種類別の売上高を示しますと、次のとおりであります。
競馬場施設賃貸事業は、4,105百万円と前年同期に比べ27百万円(0.7%)の増収
駐車場事業は、24百万円と前年同期に比べ146百万円(85.6%)の減収
その他の事業は、174百万円と前年同期に比べ87百万円(101.0%)の増収
(2) 財政状態
当事業年度の資産額は、51,780百万円と前年同期に比べ2,164百万円(4.4%)の増加となりました。これは主に、賃貸事業収入等で増加した資金による有価証券の取得等によるものです。また、未払法人税等が増加したこと等により、負債額は736百万円と前年同期に比べ155百万円(26.7%)の増加となりました。純資産額は、51,044百万円と別途積立金の増加等により、前年同期に比べ2,009百万円(4.1%)の増加となりました。
当事業年度の財政状態は無借金経営状態が続き、自己資本比率も98.6%と、財務体質は依然強固であります。また、自己資本の運用効率を示す指標である自己資本利益率は3.39%となっております。
今後も将来に備えて、引き続き内部留保に努めて資金量を増やし、リスクを回避しながら資金運用効率を高めて、より一層の自己資本の充実強化に努めてまいりたいと考えております。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ162百万円増加し、799百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは2,741百万円(前年同期は2,555百万円)の収入となりました。これは主に、税引前当期純利益2,450百万円(前年同期は2,151百万円)、減価償却費863百万円(前年同期は940百万円)、法人税等の支払額681百万円(前年同期は620百万円)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは2,248百万円(前年同期は2,088百万円)の支出となりました。これは主に、定期預金の預入による支出1,700百万円(前年同期は1,000百万円)、定期預金の払戻による収入4,200百万円(前年同期は3,900百万円)、長期預金の預入による支出4,000百万円(前年同期は2,900百万円)、有形固定資産の取得による支出1,476百万円(前年同期は513百万円)、有価証券及び投資有価証券の取得による支出3,670百万円(前年同期は4,176百万円)、有価証券及び投資有価証券の売却及び払戻による収入838百万円(前年同期は2,610百万円)、前年同期は発生していなかった有価証券の償還による収入3,700百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは329百万円(前年同期は329百万円)の支出となりました。これは配当金の支払額329百万円(前年同期は329百万円)によるものであります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、主として営業活動により得られた資金により賄っており、主な資金需要は運転資金及び設備投資資金であります。また、当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は自己資金を基本としております。なお、設備投資の概要及び重要な設備の新設に関する計画につきましては、「第3 設備の状況」に記載のとおりであります。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、当該見積り及び仮定において、重要な不確実性はないと判断しております。なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況」に記載のとおりであります。
(5) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
該当事項はありません。
② 受注状況
該当事項はありません。
③ 販売実績
当社は競馬場施設賃貸事業及びその付随事業の単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を事業の
種類別に示すと、次のとおりであります。
事業の種類金額(百万円)前年同期比(%)
競馬場施設賃貸事業4,105100.7
駐車場事業2414.4
その他の事業174201.0
合計4,30499.3

(注) 1 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前事業年度当事業年度
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
日本中央競馬会4,07694.04,10395.3

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

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